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新型コロナワクチンを打つべきか? ~新型コロナ騒動に思うこと~

新型コロナに対する国や都道府県の対応、それにマスコミの煽り方に違和感を感じます。

先日、ワクチン接種以外の第三の選択肢についてブログを書きましたが、いろいろ調べながら強い違和感を感じていたことについて書きます。

結論から言うと、
1.重症化しない年代のワクチン接種はリスクでしかない
2.重症化リスクの高い方は、ワクチン接種リスクと勘案して接種すべし
3.日本の場合、感染者数を報道する意味はまったくなく、注目すべきは重症者数と死亡者数だけ
4.医療崩壊を防ぐためには、軽症者の隔離をやめ、新型コロナ対策として積んでいる予備費を医療に集中すべき
5.経済も医療も重症者を出さないための政策を取ること

 

1.重症化しない年代のワクチン接種はリスクでしかない
2.重症化リスクの高い方は、ワクチン接種リスクと勘案して接種すべし

1.と2.は同じことを言っています。

ワクチン接種に限らず、何らかの予防をする際は、予防によるリスクとしない場合のリスクを勘案して、要否の判断をします。
一時期、子宮頸がんのワクチン接種をやめるべき、と言われたのは記憶に新しい。
結局、子宮頸がんの接種のリスクとしないことによる発症リスクを考えると、ワクチン接種をした方がよいというのが現在の趨勢です。

では、新型コロナワクチンについてはどうなのでしょう?

上のグラフは、厚生労働省の発表です。元データはこちら

日本人に限って言えば、50歳未満の死亡者数なんて、ほぼゼロですよ。
(ゼロではありません。亡くなった方にはご冥福をお祈りいたします。)

では、重症者数でみてみましょう。

上のグラフは同じ、厚労省発表のものです。元データはこちら。 

40歳未満はゼロです。

さて、この数値を見るだけで、副作用の結果を待つまでもなく、40歳未満の方の接種が不要であることは論理的にわかります。

「他人に感染さないために接種する」というのはナンセンスです。
ワクチンというのは、リスクがある人が接種すべきものだからです。

40歳未満の重症化しない人たちにとって、ワクチンを接種するのと感染するのは、その得られる効果は変わりません。
ワクチン接種の場合でも、接種後、多くの方が発熱し、風邪症状を発症している。
しかも、その一部は、アナフィラキシーショックや、脳・心筋の血栓症で亡くなっている。

一方、厚労省のデータでは、日本人については、40歳未満の方の重症化はゼロです。
つまり、ワクチン接種では一定の死亡リスクがあるのに対して、40歳未満の方は感染しても死なないどころか重症化すらしない。
死亡リスクのあるワクチン接種でも、死亡リスクのない感染でも、結果として免疫抗体は獲得できる。

風邪症状の人が数万人増えても、まったく恐れる必要はないのです。

←トランプさんがつぶやいていた抗マラリア薬。個人輸入できます。


3.日本の場合、感染者数を報道する意味はまったくなく、注目すべきは重症者数と死亡者数だけ

PCR検査数が公式に把握されていないため、確定的なことは言えませんが、いくつか状況証拠を提示します。

まず、PCR検査数のデータは探しても少ない。
下のグラフは朝日新聞の調査のものです。(朝日新聞のデータだから捏造かもしれませんが。笑)元データはこちら

この検査数グラフに感染者グラフを載せてみると、ほぼ一致します。
なぜでしょう?
日本の感染者数の詳細を調べてみると、無症状患者の数が多いから。

つまり、これはどういうことか?

ブラジルやインドなど、海外の例とは違い、日本の場合は具合が悪い人が病院の診察で感染が判明するのではなく、組織等の要請によるPCR検査で陽性が発覚する人が多いということです。

ちなみに、私の家内は、ある国公立大学の学食でパートをしています。
彼女の所属組織には、学校からの指示でPCR検査を受けて欲しいと要請がありました。
拒否するのも難しいので、検査をしたわけですが、このようなかたちで無症状の陽性患者が生まれるのでしょう。

他国の、特に感染者の多いと言われている国のほとんどは、体調不良で病院の診察を受け、その結果で新型コロナ陽性が発覚するのがほとんどです。(インドやブラジルなど)

何を言いたいのか?
PCR検査の要請をどれだけ都道府県傘下の組織に指示するか?によって、感染者数は恣意的に操作できるということを言っています。

あなたが都道府県知事だったとします。
自分の在任中にパンデミックで失敗することは怖いので、できるだけ厳しい規制を布きたいと考えます。
まぁ、良心的な施政者であればあるほど、そう考えるでしょう。

それには、重症者や死亡者を増やすわけにはいかないので、感染者数を増やせばいいのです。
無症状の人でも、ところかまわず、PCR検査を実施する。
そうすると、無症状患者があぶりだされるので、感染者数は大きく増やせる。

危ない!大変だ!と大騒ぎをして、経済的に厳しい施策を打つことが容認される雰囲気を作ることができる。(本人は良かれと思って)

行き過ぎたかな?ちょっと、手を緩めたいな、と思ったら、PCR検査要請数を減らせば、新規感染者数は激減する。(新規感染者としてカウントされるのは、症状があり自発的に検査をする人だけになるので。)


これは善意であり、悪意を持ってやっていないことが、むしろタチが悪いと思います。無能ではありますが。

←PCR検査キット

 

4.医療崩壊を防ぐためには、軽症者の隔離をやめ、新型コロナ対策として積んでいる予備費を医療に集中すべき

医療の本当の役割は何でしょう?
患者の重症化を防ぐこと。死亡者を防ぐこと。

重症者をいかに回復させるか?に注力すべきです。
ワクチンが開発された今となっては、無症状患者の隔離などは私はどうでもよいと考えています。
1.2.の項で述べた通り、重症化リスクのある人はワクチンで対策するべき。

重症者をいかに回復させるか?
当然、医療崩壊を防ぐために、いまだ20兆円も残っていると言われている予備費を徹底的に医療に回すべきです。
経済は持病を持たない若者(と言っても50歳未満?)とワクチン接種者で回していく。

プレハブでも良いのでコロナ病棟をどんどん立てて、医療関係者に金をばらまき、休眠中の看護師(休眠中の有資格者)を掘り起こす。
国家や都道府県が徹底して、ECMO等の治療器具のハード面、ソフト面支援をするとか。

←十分な抗体があるかどうかを調べられる検査キット

5.経済も医療も重症者を出さないための政策を取ること

そして、ほとんど重症化しない年代かつ、持病を持たない人が、経済を回すべきです。

職を失うということは医療で例えると重症者です。

経済でも、医療でも重症者を出さないための政策が必要なのです。
現在の政策は、医療の軽症者を減らすために、経済の重症者を大量生産しています。

経済が困窮すると、自殺者は数万人単位で増えます。(それは、これまでの歴史が証明しています)
新型コロナの死亡者数は、日本では累計でも1,000人余り。
亡くなった方にはご冥福をお祈りしますが、1,000人余りのために数万人の自殺者を出してはいけないのです。


そういった対策をしないで、「緊急事態宣言を国に要請する!」と叫んでいる都道府県知事はきわめて無能です。

平時は無能なリーダーでもミスさえなければ乗り切れるが、緊急時の無能なリーダーの存在は”悪”です。

さて、最後まで読んでいただきありがとうございます。
では、ワクチンを打たないなら、他にどんな選択肢があるのでしょう?
ワクチン以外の対処方法をご存じない方は、こちらをどうぞ。

 

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【新型コロナ】ワクチン接種以外の対処方法

はて。賛否両論のある、新型コロナワクチン。
ワクチン以外にも方法ってないの?というのが、今回のテーマ。

第一の方法 : メッセンジャーRNA方式ワクチン接種(以下、m-RNAワクチン)
第二の方法 : ウィルスベクター方式ワクチン接種

そもそも、ワクチンって何ぞや、という話は、Twitterではかなり前からちょいちょいつぶやいていたし、ブログにも書いたのですが、今更ながらまとめてみます。

まずワクチンって何?という話から。(理解されている方は飛ばしてください。)
今まで日本で承認されてきたワクチンのほぼ全てが「生ワクチン」か「不活化ワクチン」のいずれかです。

さて、生ワクチンというものをざっくりと説明すると。。
ウィルスというのは変異しやすいという特質があるので、何種類もの変異ウィルスを研究して、その中で弱毒化したウィルスをワクチンとして投与するもの。(変異すると弱毒化しやすい。なぜなら宿主を殺してしまっては自分が繫栄できないから。)
弱毒化していても、ウィルスそのものだから体内では免疫が作られ、免疫を獲得すれば強毒株にも有効というものです。

不活化ワクチンというのは、ウィルスの一部を切り取り(主に細胞にとりつくイガイガ部分)それを投与することにより、そのウィルスに対する免疫力をつけるというもの。

今までワクチンというと、このどちらかを指していたのですが、今回の新型コロナワクチンは「m-RNAワクチン」とか「ウィルスベクターワクチン」というもの。
ワクチンと名付けられてはいますが、今までこのような薬剤をワクチンとして大々的に認可した例は日本ではありません。

独ビオンテック/米ファイザー/米モデルナ社のワクチンは、m-RNA方式で作成されたものです。
これは、いままでの生ワクチンや不活化ワクチンとは違い、新型コロナウィルスのスパイク蛋白の一部と同じm-RNAを合成したものです。

では、メッセンジャーRNA(m-RNA)って、何か?
遺伝子の中にあるDNA、これが細胞の設計図なのですが、DNAとはこの設計図の基になるいくつかの種類のアミノ酸の配列です。

このアミノ酸の配列によって特定の蛋白質が作られ、さらには特定の細胞が作られるのですが、m-RNAというのは、この配列をコピーする役割を持ちます。
ヒトの細胞が自分と同じ細胞を作る時(新陳代謝とかによる細胞分裂の時)DNAの2重螺旋をコピーするために同じ配列(厳密にはちょっと違うが)の1本の螺旋がヒトの細胞内で生成されて、これをm-RNAと呼びます。
一時的に発生したこのm-RNAは、アミノ酸の配列をコピーする役割を持っていて自分と同じ配列のDNAのコピーを作るのです。
こうして、人間の体では、同じ細胞が作られていくわけです。

放射線などの影響や突然変異でDNAの配列が一部壊れてしまっても、DNAは2重螺旋となっているので、もう一方の正しい塩基配列が維持されるという役割も持っていたりしますが、この話はまた別の機会に。。。(脱線)

←PCR検査も簡単にできるようになりました。

さて、このm-RNAを使った、新型コロナウィルスワクチン。
どういうものかというと、新型コロナウィルスが細胞に絡まる周りのイガイガ部分のDNAの一部と同じ配列のm-RNAを生成したもの。

つまり、このワクチン(と言えるのか?)を投与すると、m-RNAが全身に広がり、行きついた細胞に入り込み感染し、細胞の蛋白質を変異させて新型コロナウィルスのイガイガの一部を作り出してしまうという仕組み。
もちろん、イガイガの一部が作られるだけなので、それが勝手に繁殖することもないし、毒性を発することはない。(はず。)
つまり、ワクチンと呼ばれているm-RNAが行きついた先の細胞を破壊して、新型コロナウィルスの一部をあなたの体の中で作り出すということではあります。

皮下注射ではなく、筋肉注射をするというのも、急激に全身に行き渡らせて効果を高める目的があると思われます。
皮下注射だと、注射された溶剤が皮下に在留するわけですが、薬剤が無駄になる量も多くなる。(m-RNAは壊れやすいので)

しかし、筋肉に注射すると、筋肉というのは血液量が多いため、血流に乗って注射されたm-RNAが、一気に全身に行き渡るのです。
(僕は個人的には皮下注射でよいのでは?と思っています。一気に全身に行き渡らせることによりアナフィラキシーショックなども起きるわけで、普通に人間が感染する経路を考えたら、自然免疫が豊富な気管支などから感染して徐々に免疫系とウィルスの戦いが起こっていくわけで、全身に同時多発でウィルスが感染するというのは不自然に思うのですよね。ただ、皮下注射だと注射の回数を増やさねばならない等、コスト面でのデメリットがあるのでしょう。閑話休題。)


そもそもの話、なんで、今まで同様の比較的安全な「生ワクチン」とか「不活化ワクチン」を作らないの?という話がありますが、もちろん、それらが作れればよいのですが、これらのワクチンを作るには膨大な時間がかかる。
時間短縮のチート技が、今回のm-RNA方式とかウィルスベクター方式のワクチンです。

あぁ、米アストラゼネカ社が採用した、ウィルスベクター方式ワクチンの説明をしていませんでした。
ウィルスベクター方式とは、人間には毒ではないウィルスや毒性の低いウィルスに、新型コロナの遺伝子を組み込んだものをワクチンとして利用するものです。アストラゼネカ社では、チンパンジーのアデノウィルスを使っています。

この辺の話は、あちこちググっていただけると、最近ではわかりやすく説明しているサイトも多いです。
本稿は、ワクチンの仕組みを説明する目的ではないので。。。

これらのチート技はエボラウィルスなどでは使われてきたものの、認可例は非常に少ない。
所詮、時短のためのチート技な訳で。。。

これらの新しいチート技を駆使して作成したワクチンは、短期的に一定確率で発生すると言われている血栓症や、アナフィラキシーショックだけでなく、長期的な免疫異常が発生する可能性を主張する医師も多い

←十分な抗体があるかどうかを調べられる検査キット


さて、そんな中、第三の方法もあるんじゃない?
というのが、本稿の主題。(前置きが長かった。)

以前、トランプ前大統領が「抗マラリア薬が新型コロナに効く」とTwitterで発言したのが注目されました。
その後、世界的な動きとして、保守派とリベラルの戦いが始まり、言論封鎖などもあったため、トランプ氏の発言はことごとくデマということになり、世のマスコミからは排除されました。

それが、今になり、新型コロナは武漢研究所から流出したという話が、米上院議会で論じられるなど、これまでの言説を覆すような話が広まりつつあります。
米上院での宣誓証言の話を簡単に説明すると、もともと、米国で研究されていた「ウィルス変異による感染力強化」の研究が危険すぎるということで禁止となり、米国での研究ができなくなったため、他国にその危険な研究を委託し始めた。その一つに、中国の武漢研究所も含まれており、そこから流出した可能性が高いという話になってきています。

そして、中国共産党の幹部が新型コロナ対策として広く使用していると言われているのが「ヒドロキシクロロキン」という薬剤
これは従来、抗マラリア薬として使われてきたものです。

生化学兵器というのは、開発する際に必ず同時開発されるのが対処薬であるのは常識。
そりゃ、そうですよね。自分でばらまいて、自分達が死んでしまっては意味ないですから。

もちろん、開発元がそのあたりは一番よく知っているわけで、彼らの行動を注視するのが最も有効。

ということで、「ヒドロキシクロロキン」という薬剤。
個人輸入できないかな?と調べてみたら、あります、あります。
ポチってみました。

←一瓶、5,000円位ですね。


トランプ氏もツイートしていた抗マラリア薬、熱帯地方では広く一般的に使われてきた薬剤です。(昨日今日開発された薬ではありません。)
よくある副作用としては、下痢をするようです。
また、継続的に使用することで網膜に障害が発生する可能性がある。

個人輸入というのは自己責任ですが、僕は糖尿に関する数値も高めで、肺機能もそんなに優秀ではない。むしろ、弱い。通常時の血中酸素濃度が96~97%程度しかないので、新型コロナのリスクは高い。だから、万が一のための準備で購入しました。

やるかやらないかは別として、方法を知っておくというのは大事だと思うんですよね。ま、自己責任でどうぞ。

←簡単に血中酸素濃度が測れる。普通の人は98%以上。

 


あ、おまけで、第4の方法も書いておきます。

これはすでに僕は実施済みの方法です。
それは、ツベルクリン注射をすること。

ツベルクリン注射とは、BCGの効果を確認する試薬のような注射です。
これが、なぜ、効果があるのか?

BCGとは肺結核予防のワクチン注射です。
ちなみに、ウシ型結核菌を用いた生ワクチンがBCGです。

一部の医師が主張している「なぜ、日本人は新型コロナの重症者が少ないのか?」の理由にBCGの接種が有効である、というものがあります。
これはYoutubeやGoogleでググってもらうと、様々出てくるので、そちらをご参照ください。

ならば、BCGの接種をすれば、有効なのでは?
という話ですが、BCGワクチンは、子供たちに接種する分しか生産されていません。
そのため、大人が大挙して、新型コロナ対策として使用し始めると、あっという間に子供の分が不足してしまいます。
そこで使用するのが、ツベルクリン注射。

結核の抗体が十分に体内に生成されているかどうかを確認するために、ツベルクリン注射でその反応をみます。
このツベルクリン試薬の中身は「ヒト型結核菌の培養液から分離精製した数種類の蛋白質」なのです。

もちろん、ツベルクリンの陽性反応がなければ、再度、BCGの予防接種を受けることで失われた免疫をつけることができます。

しかし、このツベルクリン注射をすることだけで、免疫が弱っている人でも数十年前にBCGを接種した記憶免疫を呼び起こすには十分なのです。
特に自然免疫系に対するBoost効果があると言われています。

結核病棟で勤務する医療関係者(医師、看護師)はツベルクリン注射で反応を確認してから病棟に配置されるのですが、免疫力の確認という意味もありますが、自然免疫系のBoost効果を狙うという意味もあるそうです。

上記を医師に説明したら、「なるほど、わかりました」とツベルクリン注射をしてくれました。
ちなみに、僕のツベルクリン反応はこちら。皮下注射です。(2020/04/26撮影)

こんな理由でツベルクリン注射を受ける患者はいないせいか、「あなたのツベルクリン反応を診せてほしい」と、その病院では主治医以外の先生も僕の腕の反応を見に来ていました。しこりの様子とか、グリグリ触られた。笑

だから、ツベルクリン注射をした去年の春から、僕の体内の自然免疫系(マクロファージや好中球)は、Boost(活性化)しています。えっへん!笑笑

ちなみに、僕は、m-RNAワクチンやウィルスベクター方式ワクチンを接種する気は、いまのところはありません。

第5の選択肢として、「新型コロナの生ワクチン」とか「新型コロナの不活化ワクチン」が開発されたら、もちろん打ちますけどね。笑

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高速道路一部120km/h化が法改正なしっておかしくない?

  • 2021/05/18 05:27
  • カテゴリー:法律

去年の暮れから、一部の高速道路の最高速度が120km/hに変更されました。
それまでは、日本の高速道路では最高速が100km/hだったので、道路が整備されている3車線の道などは、より実情に近くなったと言えるでしょう。

私が思うのは、そのプロセスが問題だと思っています。
道路交通法には、次の通り書かれています。

第二十七条 最高速度のうち、自動車が高速自動車国道の本線車道(次条に規定する本線車道を除く。次項において同じ。)を通行する場合の最高速度は、次の各号に掲げる自動車の区分に従い、それぞれ当該各号に定めるとおりとする。
一 次に掲げる自動車 百キロメートル毎時

以下、略

道路交通法が改正されて、最高速度が120km/hになったのなら、法律に基づく話であり、法治国家として正しいと思う。
でもね、今回の120km/hへの一部引き上げは道路交通法の改正ではなく、単なる警察庁による交通規制基準の改正だけでやっちゃっているそうな。

警察庁というのは行政府の一つの省庁にすぎない。
彼らの行動規範は法律。
法律の通りに国家権力を行使し、この国を守るのが彼らの仕事。
それなのに、法律に書かれている最高速度を勝手に変更する(というと語弊があるが、詳しくは後述)権限が、この国では彼らに与えられているらしい。

実際、法改正されていない証拠に、その他の高速道路ではこれまでどおり、制限速度が100km/h区間において最高速度の表示はない。
道路交通法の最高速度が120km/hに変更されたのなら、全国の高速道路に「100km/h規制の標識」を設置せねばならないからだ。

その設置費用がどうの、とか言うつもりはない。
そんなことを言っているのではなく、行政というのは法律を適正に執行することによりこの国を維持する役割なのに、その基準を国会が制定する法律ではなく、警察庁による交通規制基準の改正という、いわば内部的な手続きで変更できるということ。

平たく言ったら、国会の審議も経ず、法改正もされず、今日までは交通違反として検挙されていたのが、明日からは交通違反ではなくなるわけだ。
警察官僚って、そんなに偉いの?

実は、今回の行政による運用変更の法解釈の基礎になっているのは、道路交通法の次の条文だ。

道路交通法第22条
1.車両は、道路標識等によりその「最高速度が指定されている」道路においてはその最高速度を、その他の道路においては政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない。

ざる法ですね。道路交通法。
つまり、行政府である、警察の気分次第で、最高速度を150km/hでも200km/hにでも変更できるのです。

欧米の契約文化ではこういうことはないでしょう。
法律で細かく規定する。
問題があれば司法が判断する。
それが三権分立の考え方。

日本は違う。
あいまいな法律を制定し、行政の裁量にゆだねる文化。
官僚支配と言われるゆえんですね。

もちろん、欧米式がなんでも正しいとは思わないし、日本文化の良いところも沢山ある。
でもさ、お上(官僚)の判断にゆだねる文化があちこちで弊害を招いているのも事実です。

政治家のレベルが低いことが原因なのでしょうね。
政治家の本当の仕事って、法律を作ること。なんせ、日本唯一の立法府の構成員なのですから。
国会でつまらない議論をするのが仕事ではない。(はず。)

実際に現職の国会議員で法律を作る能力のある人って、どれだけいるのだろう。
この国には「議員立法」という不可思議な言葉がある。
この国唯一の立法府の構成員である国会議員が提案する法律を、わざわざ議員立法という。

対する言葉として「閣法」というのがある。これは、内閣による発議の法律案。
実際に成立している法律を見ると、そのほとんどが閣法によるもの。(昔に比べたら議員立法も増えてはきたが。。。)

そもそも、内閣って行政府じゃないの?
議院内閣制だから、行政府の長である以前に立法府の一員でもある。
だから、いいでしょ、って。

でもさ、閣法の発案元って、官僚なんですよね。
行政府の各執行機関である省庁が法律を作るっておかしくないの?
自分達が守るべきルールを自分達で作る。おいおい。
手弁当ってやつか?笑

行政というのは、いわゆる「国家権力」という言葉もある通り、国民に対して強い権限を持つ。
だからこそ、彼らの行動は法律によって強く規制されなければならない。
というか、法律に基づいた権限のみが与えられている、、、はずなのだが、実際は自分達で法律作って、自分達で運用している。

政治家が法律を作れないから、しゃーないやん。
政治家のレベルは国民のレベルって言うから、僕ら国民のレベルの問題。

まだまだ、未開の国ですね。日本。

 

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ニキシー管時計って、高くないですか?

  • 2021/03/15 01:47
  • カテゴリー:グッズ
数年前にウクライナからニキシー管時計キットを買って作ったのですが、半年ほどで壊れてしまいました。(2009年の記事
←当時買ったのはこれ
レトロな輝きのニキシー管時計が忘れられず、Amazonで眺めていたのですが、値段が高い。
2~3万円は当たり前みたいな値段ばかり。 
←最近のはLED付が多い。
流石にそんなに高いものは買えないなぁと、eBayを見てみると、あります、あります。怪しい品々。笑
そんな中から、ロシアのヴォルゴグラードという街の業者から購入。(モスクワの南、ウクライナに近い辺りの街)

この業者の謳い文句がこれまた笑える。
「新品から取り外した」「100%テスト済み」「なんたってソビエト品質」だそうな。笑笑
はんだ付けされているのを無理やり引っぺがした品だし、ソビエト製というのは威張るとこなんだー、と逆に感心してしまった。爆
 ←今回買ったのはこれ
結局ポチッたのは「6 Pcs IN-12 Nixie Tubes for clock Made in USSR」がUS$20で、送料US$8でした。(以前作ったのはIN-14という背の高いタイプ。下の写真の右上のヤツ。なので、気分を変えて今回はカプセル型のものにしてみました。)

他にもジャンクっぽいものがたくさん売っていて、面白い。(数字のニキシー管だけでなく、キリル文字のニキシー管とか、なかなかのレア品。下の写真の左上のヤツとか。)
制御基盤は流石にUSSR製はどうかなー?とも思い、こちらは日本のAmazonでポチッた。(が、多分中国製)
このケース付き制御基板と旧ソビエト連邦製のニキシー菅を合わせた総額は、6,500円(税送料込)でした。なので、日本で完成品を買うよりもかなり安くはなった、と思う。思いたい。
もしかすると、よくある「安物買いの〇〇〇」になっちゃうかもしれないけど、まぁ、作るのは楽しいだろう。
出来上がると動画のような感じになるらしい。(ど派手なLEDはOffにもできる。)
ロシアからの配送、約1か月後の4月の中旬から下旬には届くらしい。

~中学生でも理解できる相対性理論~ インターステラーを観る前の予備知識として(ネタバレなし)【後編】

  • 2021/03/09 23:05
  • カテゴリー:映画

面白い映画です、クリストファー・ノーラン監督のインターステラー
Amazonプライムビデオで昨夜観ました。

←Amazonプライムのインターステラー

この映画の概略説明とか簡単なあらすじは、前編でネタバレしない程度にご説明していますので、そちらをまだ、ご覧になっていない方は、ぜひそちらからご覧ください。

ここから先は、実際に楽しく観るために必要、というか、あった方がよい知識についてご説明します。
最低限を押さえておかないと、観ていて意味がわからない、ということになってしまいまーす。

1.高速で移動すると時間は遅く進む
2.強い重力によって時間は遅く進む
3.ブラックホールとワームホールって、どんなもの?

この3つは押さえておきたいポイントです。

ふーん。そんなのはわかっているよ、という方は、ここから先は読まないでよいでーす。
すぐに映画の再生ボタンを押しましょう。

さて、さっきの3つを簡単に説明。

1と2はアインシュタイン先生の相対性理論の話ですね。
1は特殊相対性理論で、2は一般相対性理論の話。

では、まず、最初に「高速で移動すると時間は遅く進む」の話から。

a.距離=速度×時間

この式、小学校の頃、習いましたよね?
時速60km/hで、1時間走ったら、60km移動できる、という計算式。
aの式をちょっと、いじってみると、bの式に変換できます。

b.速度=距離÷時間

aの式のイコールの両側を「時間」で割っただけです。
aの式が成り立つなら、当然、bの式も正しいはずです。

突然ですが、ここで実際に光の速度を測定してみると、光というのは常に同じ速度(秒速30万km)なのでした。
これは、事実として受け入れます。(いつ、どこで、誰が測っても30万km/sなので、そうなんでしょう。)

ということは、bの式の左辺の「速度」を「光の速度」に置き換えると常に同じ30万km/sなので、増えたり減ったりできるのは「距離」と「時間」の方になります。
距離=空間なので、時間と空間は伸びたり縮んだりするという意味なのです。(おぉ!)

というか、逆に言うと、光が30万km進むのにかかる時間が1秒だ、とも言えます。

はい。わかりづらいですねー。
(よくわからん、という方も、とりあえずこのまま読み進めてみてください。)

では、ここで1番の「高速で移動すると時間は遅く進む」とはどういう話か?を実例を挙げて考えてみましょう。

A地点とB地点が、30万km離れているとします。
AとBを光ファイバーでつないで、AからBに向かって光ファイバーを通して光を発射します。
距離がちょうど30万kmなので、ちょうど1秒後に、B地点に光が到達します。(光は常に30万km/sなので。)

では、AとBがすごい勢いで、一緒に横に移動しながら光を発射すると、どうなるでしょう?
AとBのお互いの距離は常に30万kmですが、外から見たら、光が進むのは斜めに進んでいきます。
Aが光を発射した場所から、Bが光を受取る場所までは、受取るまでに移動した距離分、光は斜めに進むことになるからです。

つまり、高速で移動しているAとBの間は、外から見たら斜めなので30万kmよりも長くなります。よって、1秒間では光が届かないのです。

これが、高速で移動していると時間がゆっくり進む仕組みです。

高速で移動している人同士は1秒間だと思っている時間が、静止している人にとっては1秒以上なのです。
だから、すごいスピードで宇宙旅行をして帰ってきた人の腕時計は、地球でじっとしていた人の時計よりも遅れているのです。

はい。あなたは特殊相対性理論を理解しました。笑

次に2番の、「強い重力によって時間は遅く進む」話を説明しましょう。

重力とはなんぞや?
目に見えないのでわかりづらいです。
では、目に見えるかたちで表現してみましょう。

重力とは質量の大きいものほど強い重力を持ちます。

これをイメージするには、ピンと張った布の上にボールを置いてみるとわかりやすいです。

トランポリンのような布に、ボウリングの玉と、野球のボールを置きます。
当然、ボウリングの玉の方が深く沈みますよね。
野球のボールは質量が少なく軽いので、あんまり沈まない。

そして、野球のボールはボウリングの玉に引き寄せられていくでしょう。
近くに置いてあれば、野球のボールはまっすぐボウリングの玉にゴツンと当たってくっ付きます。
ある程度離れたところから段々勢いがついて引き寄せられた場合は、ボウリングの玉の周りを何周か回って近づきつつ勢いが弱くなり、やがてくっ付く場合もあるでしょう。

これが重力のイメージです。
(星と星の動きにも似ていますね。)

さて、先ほどのA地点とB地点を光ファイバーで結んで、これをこの布の上に置きます。
30万km離れたAとBが同じ布の上に置かれているとします。(でっけー布だ。)

そしてその真ん中に、ボウリングの玉を置く。

そうすると、そのボウリングの玉の周辺は下に沈むので、光ファイバーもその沈みに沿って引かねばならない。

そうです。
距離は30万km離れていても、途中にボウリングの玉があると、布が沈み込む分だけ、光ファイバーの距離は長くなり30万kmでは届かないのです。

先ほどの高速移動している時と同じように、長い距離を光は移動しないとならなくなる。
つまり、重力で沈み込んでいる分だけ、時間が遅く進むのです。

はーい。
これで、一般相対性理論の概略もマスターしましたね!笑

ふぅ。疲れました。
でも、あと、もう少し!

 

3番のブラックホールとワームホールについて。

皆さんご存知、ブラックホールは光をも呑み込んでしまう強力な重力を持つ天体です。
先の2番のポイントのとおり、強力な重力を持つので、近づくだけで時間はゆっくり進んでいきます。

そして、どんどんブラックホールに近づいていくと、近づくにつれ重力の力も強くなり、やがて、光の進む力よりも重力が強くなる場所があります。
その場所を事象の地平面(event horizon)と言って、ここから先は光も重力に負けて出てこられません。
よって、この先は外から覗いても何も見えないのです。(外から観測不可能)

さらに進んで行きましょう。
進めば進むほど重力がドンドン強くなっていき、その結果、時間がさらにゆっくりになっていきます。
さらに、さらに、進んで行くと、あるところで、時間の進行がゼロになる地点に到着します。
この場所を、特異点(singularity)と言います。
時間がゼロなので、それ以上先には進めません。

よって、特異点より内側がどうなっているかは、現代物理学では説明できないのです。
特異点の内側は、相対性理論ですら説明できない領域なのです。

これを解くには「超ひも理論」なんていうのがあるのですが、この理論は10次元まで存在していないといけなくって、4次元の世界でも理解するのにヒーヒー言っている僕にはよくわかりません。

この映画では、「超ひも理論」を発展させたM理論というものを使ってブラックホールの内部を映像化したらしいのですが、ま、この辺はこの映画を単に観る上では理解する必要はありません。

ふーん。
そんな理屈を使ってブラックホールの内部を表現したのかー、程度でOK。(というか、僕も理解できていない。誰か教えて!)

 

さてさて、最後にワームホール

ワームホールは時空のゆがみです。
時空っていうのは、時間と空間のことでしたね。

ところで、1次元は点。
2次元は平面です。
3次元は立体。
これに時間が加わると4次元です。

僕らは3次元の住人なので、コントロールできるのは3次元までです。

ひとつ上に隣接する4次元までは、理解することができてもいじれない。
時間の流れについては理解はできるけど、コントロールができない。
それが僕ら3次元の限界なのです。

紙に書いた(2次元の)離れた2つの場所は、線で結ぶと遠いのだけど、紙を折り曲げてくっ付けると距離がゼロになっちゃう。
僕ら3次元の住人は、2次元の世界はコントロール可能だし、理解しやすい。

これと同じことが3次元の世界で起きた場所が、ワームホール。
時空のゆがみでくっついちゃっている場所。

相対性理論の理論上、ワームホールの存在が否定できない、という話であって、まだ、実際には一つも発見されていない。
僕が子供の頃に読んだ本には、ワームホールはブラックホールの出口、なんて書いてある本もあったかな。

さて、宇宙旅行の話。

普通、500万光年とか離れた別の銀河には、光の速度で500万年もかかるわけだから、人間の移動はまず無理です。(最も近いお隣のアンドロメダ星雲まででも250万光年離れている。)

だけど、時空が歪んで、離れた場所同士が直接つながっているワームホールをくぐっちゃえば、遠く離れた場所にも即座に移動ができるという理屈。

このワームホールが太陽系の近くにあれば、そのワームホールの出口のなんとか星雲まで、何千光年の旅を一瞬でできちゃうよねー。

宇宙の「どこでもドア~♪」みたいですねー。
ただ、もし、見つけても、僕ら3次元の人ではコントロールできないので、つながっている場所にしか行けませんけどね。


はい。これで説明は終わりです。
これ以上の説明をすると、ネタバレになってしまうので、今はしません。

メイキングの本が届いたら、それを読みながら、インターステラーを観終わった人向けのブログを書いてみようかな。

さらに踏み込んだ理屈を一緒に勉強しましょう!


さてさて。
これぐらいを押さえておけば、このインターステラーという映画を楽しく観られること間違いなし!

3時間近い映画ですが、観ていてあっという間です。
今週末あたりに、ぜひどうぞ。

←早速映画を観る

インターステラーの紹介に戻る【前編へ】

 

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映画インターステラーを観る前に(まずは概略)ネタバレなし【前編】

  • 2021/03/09 21:56
  • カテゴリー:映画


昨夜、インターステラーという映画を観ました。

←Amazonプライムのインターステラー

これ、無茶苦茶、面白いです。
僕的には今年ダントツのNo1かな?(今年はまだ3月だけど多分、ダントツ。しかもこの映画は2014年公開の古いものですが。。。)
今ならAmazonプライムなら無料視聴できますし、Netflixでも配信されています。

僕は完全にクリストファー・ノーラン監督のファンになりました。メロメロです。笑
今年の4月に限定2000部だけ発売される「メイキング・オブ・インターステラー」も予約しちゃいました。

←メイキング本

製作総指揮は物理学者であり、この映画の描写の9割は理論物理学で説明ができると言われている程、作り込まれています。
迫力のある映像が撮れる IMAX の高価な機材で撮影されているだけでなく、詳細に渡りリアリティを追及してるのです。
それでいて、家族愛、人間愛、そして追い詰められた人間の醜悪な恥部をも描いている。

以下、ネタバレはしませんので安心してお読みください。

インターステラーとは、日本語では星間を移動する者。
物語は近未来の地球。
環境変化で猛烈な砂嵐や植物の疫病が蔓延し、まともに植物が育たなくなり、急激な食糧難に陥る。
食糧確保に関連しない、すべての活動は停止され、人類はすべての英知を結集して農業に明け暮れる日々。

主人公のクーパーは元NASAのやんちゃなパイロット。
抜群の技術を持つが、NASAも廃止され、農業に明け暮れる。
従順で成績優秀の息子トムと、クーパーに似て奔放な娘マーフ。

当時、地球のあちこちで重力異常が観測され、クーパーの家や周辺でも重力異常は発生していた。
マーフの部屋でもその異変は起きており、部屋の中の場所によって重力が変化していた。
夜中に本棚から本が落ち、壁一面の本棚は歯抜け状態になる。

ポルターガイストだと怖がるマーフ。
エンジニアでもあるクーパーは、幽霊話には取り合わない。
「現象には理由がある。事実を記録して分析しろ。そして結論を出せ。」というクーパーの言葉にうなづくマーフ。

その言葉に基づき、子供なりに調査をしていく。
本棚のところどころ抜け落ちた場所をノートに記録すると、それはモールス信号ではないか?と彼女は疑う。

砂嵐が発生し、窓を閉め忘れたマーフの部屋には多量の砂が入り込む。
空中に舞い上がった砂が落ちるのだが、その砂の落ち方が均一ではなく斑模様で落ちていく。
そして、床に落ちた砂は、はっきりと太い線と細い線をあらわしている。クーパーは、怖がるマーフを兄のトムの部屋で寝かせ、その夜はマーフの部屋のまだら模様を調べる。

翌朝、マーフが部屋に戻ると、クーパーは「幽霊じゃない。重力異常だ。」とつぶやく。
「これはモールス信号ではなくバイナリーだ。太い線が1で、細い線が0。」
そして、0と1の羅列は座標であることに気付く。

その座標の場所は、クーパーの家からそれほど遠くない。
車で確かめに出かけると、そこには、鉄条網に囲まれた建物がある。
不法侵入で拘束されるクーパーとマーフ。

しかし、そこは廃止されたはずのNASAだったのだ。
そして、かつての上司であるブランド教授と再会する。

NASAが隠密で再開されてから久しく、そこで働くパイロットはシュミレーターでの飛行経験しかなかった。
実戦経験豊富で、優れた操縦能力を持つクーパーが「ラザロ計画」のチーフパイロットに抜擢される。

ラザロ計画とは10年前から動き始めている計画で、決死のクルーがすでにいくつかの候補惑星に渡っていた。
地球からの移住計画だ。
そして、その計画の最終ミッションが実施されようとしていたのだ。

すでに地球を離れた12名のクルーがそれぞれ12個の惑星をそれぞれ調査している。
最終ミッションでは、その中で人類が移住するのに最も適した星を絞り込み、次の2つのプランのいずれかを実施する、というもの。

プランAは惑星調査をして地球に帰還し、その後、巨大な宇宙ステーションを打ち上げて、たくさんの人をその星に移住させるというもの。
プランBは、なんらかの理由で帰還できない場合、調査船に積み込んだ5000以上のヒトの受精卵をその星で培養するというもの。

さてさて、ストーリー紹介はこの辺にしておきましょう。

この映画は IMAX で撮影されていだけでなく、詳細に渡りリアリティを追及しています。今どきは、CGを多用して撮影するのが当たり前ですが、500エーカーのトウモロコシ畑を作り、巨大な扇風機を使って砂嵐を起こして撮影した。
膝までの水の中を必死に移動するシーンではもちろん実際の水のある場所で撮影する。
氷の上を歩くシーンは本物の氷河へ遠征ロケを敢行してして撮影。

監督のクリストファー・ノーランを助けるのは、製作総指揮のキップ・ステファン・ソーン博士。
彼は高名な車いすの学者、スティーブン・ホーキンス博士と学問上の賭けをしたりしてる仲のよい理論物理学者です。
学術的なバックボーンとして作品を全面的に支えています。

ブラックホールやワームホールの映像を忠実に実現すべく、わずか1フレームの画像の作成に100時間もかけることもあり、総トータルでは、なんと、800テラバイトのデータを処理することになったそうです。
そんな計算から作成されたブラックホールの映像は、映画公開後の2019年に史上初めて本物のブラックホールの撮影に成功した写真にそっくりでした。

キップソーン博士は、この映画を撮影後、撮影準備のための調査や計算、研究結果を、製作協力会社スタッフと連名で2通の学術論文にまとめて発表しています。
ひとつはワームホールを映像化する上での計算の論文。
https://aapt.scitation.org/doi/pdf/10.1119/1.4916949

もう一つは、回転するブラックホールでの重力レンズについての論文。
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/0264-9381/32/6/065001/pdf

論文が書けるほどのリアリティ。凄いと思いません?

また、キップソーン博士は、2017年「LIGO 検出器への決定的な貢献と重力波の観測」の功績により、なんと、ノーベル物理学賞も受賞しています。

しかし、この映画は科学論文の発表の場ではなく、エンターテイメントです。

ウィットに富んだAIロボットは、正直度やユーモア度を設定可能だったりします。(正直度90%、ユーモア度70%がよさそう。笑)
家族愛、人類全体を考える博愛、個人の醜悪なエゴにも注目するこの映画は、物理や天文学の理論理屈だけではない、人間の感情を描いています。

ハリウッド映画にありがちな、自分のエゴを優先するシーンがチョイチョイ出てきて、観ていてちょっとイラっとしますが、世の中(欧米人?)そういう人って結構多いんですかね?(僕の周りにはあまりいないので。。。ラッキーなのかな。)

さて、さて、ここまで読んでいただいた方は、ちょっとは観てみたくなったのではないでしょうか?

長くなったので、前編はここまで。

後編では、この映画を見るのに必要な物理学の下知識を簡単にご説明します。

後編へ

 

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バイデン政権最初の法案

  • 2021/03/07 15:02
  • カテゴリー:政治
米下院を通過して上院で審議される「2021HR1法案」
問題が多い、と言うかこの法案が通ったらマトモな選挙は行われなくなるでしょうね。

有権者登録はあらかじめ紙で登録したサインとの照合をしていたのを電子サインだけに省略するとか、本人照合の社会保障番号のチェックを下4桁だけの確認に簡略化するなど。
 
他にも、選挙当日の被選挙人登録を許可するそうな。
ただでさえ人でごった返す多忙な選挙当日に被選挙人登録の必要があるのだろうか?
 
州外への住所移転者の登録削除の要件を厳しくするというのもある。
これは、本人が申請しないと選挙権が永遠にその州の名簿に残ってしまうというもの。
いずれも混乱を煽るような内容が指摘されています。
 
あと、ひどいのは本人確認に写真付証明書が必要だったのを、宣誓供述書のサインだけでよくするとか。
 
他国のことながら、もはや、笑っちゃいます。

日本と違ってアメリカでは選挙人は自分で申請しないと登録されないけど、これをすべての州で自動登録にするとも書かれている。

この自動登録制度は、カリフォルニア州ではすでに実施されていて、実施初年度には10万人分の間違った登録が発見されたという過去があり、これを全州で一斉に実施したらどうなることやら。
 
今回の選挙で問題が多いと指摘されている郵便投票。
全ての州で郵便投票をせねばならない、とか。
(コロナ前は5~6州しか採用していなかった郵便投票、現在も30数州程度が採用しているだけです。)
 
そもそも、米国の憲法では選挙の仕組みは連邦ではなく州が取り決める事になっています。
ってことは憲法違反ですよ。この連邦法案は。
 
上院で否決される事を祈ってます。
 
って、僕は日本国籍だから関係ないけどねー。
 
でもさ、アメリカで起きていることは少なからず日本でも似たような動きになることが多いから、ちょっと心配。

(続々)こうすれば日本は破綻しない

  • 2021/03/05 21:02
  • カテゴリー:経済

2012年の3月に「こうすれば、日本は破綻を回避できる!」という記事を書きました。あれから9年。(さらに昔の15年前には、インフレを覚悟すれば破綻しない、なんて書いてました。。。笑)

さて、その後、世の中でも様々な議論がされてきたこの問題。
少しだけVerUpして書いてみようと思います。

日本経済の破綻という話をすると、最近よく出てくるのが「MMT理論」です。
日本語だと「現代貨幣理論」というヤツですね。
こちらの理論には賛否両論あります。

結論から言うと、私は一定の条件を付ければ、MMT理論の通り経済破綻は防げると考えています。
この一定の条件というのは、現在の米国であれば、とか、今後、日本もある政策を取ることによって、成立可能というものです。

まずは、前提条件から整理します。

MMT理論についての詳しい内容はググっていただくとして、ここでは超シンプルに簡単に一言で説明します。(私の解釈ですが)

「政府債務が自国通貨建てなのであれば、どれだけ債務を発生させても国家破綻はしない。ただし、自国通貨のインフレでその責任を負うことになる。」

「政府債務が自国通貨建て」というのは、日本国が日本円額面の国債を発行して債務を負う場合などを言っています。
ギリシャが米ドル建ての国債を発行した場合はこの例には合致しません。(なのでギリシャは破綻した。)

要は、自国建て通貨であれば、お金を刷って返済すればよいということです。

問題は、後半の文章ですね。
「自国通貨のインフレでその責任を負う」の部分。

当然、たくさん自分の国の紙幣を刷りまくれば、世の中にお金が溢れるわけで、お金が供給過多になれば、その通貨の価値は減っていきます。

バブル崩壊後、長期間のデフレ下の不況(スタグフレーション)だったこともあり、日本政府は3%のインフレ目標を掲げています。(デフレはインフレの逆)
緩やかなインフレというのは害はあまりないのですが、急激なのはよくない。

その極端な例が、みなさんご存じのハイパーインフレ。
最近だと、「ジンバブエのハイパーインフレ」が有名ですね。

ジンバブエでは、債務返済の目的ではありませんが、政府が無尽蔵に自国通貨を刷りまくり同時に国内のモノが急激に減少したため、ハイパーインフレが発生。
一時は年率で2億%のインフレというので、昨年10ジンバブエドルだったリンゴ1個の値段が今年は2000万ジンバブエドルになる、ということです。
もう、夕食の買い物に持っていかないといけないお札の量は、財布に収まらないどころか両手で抱えても持ちきれなくなったわけです。

←これ担いで買い物行きますか?笑

では、日本もそのハイパーインフレの道を歩むのか?

ここ数年、特に新型コロナ下の日本政府は日本円建ての国債を大量に発行し、それを日銀が引き受けています。
これは日銀が日本円を刷りまくっているのと、まったく同じ状況です。

んーー。今のままだとインフレは進むでしょう。
というか、すでにインフレは始まっていると思います。

さて、似たような政策をしている米国ではどうなのでしょう?

米国の発行する(厳密にはFRB連邦準備銀行は民間です)アメリカドルは、基軸通貨として世界中で使われています。
(FRBが民間銀行とか、基軸通貨って何?とか、そのあたりは過去ブログでも何度か説明しましたのでそちらをご参照ください。)

基軸通貨。
これはアメリカの誇る、世界に唯一の絶大な権力です。

各国の通貨は、毎日リアルタイムで、1US$=〇円などと交換レートが決まっています。
ここで、例えばオーストラリアドルと日本円のレートを見てみます。
今日のレートだと、1AU$=¥83.22となっています。
でも、これって、本当は直接交換できないんですよね。

実際には裏で、日本円→米ドル→AUドルへと変換されています。
各国通貨のレートは常に米ドルとのレートがリアルタイムで表示されるだけで、その米ドル換算で各国間の通貨を計算しているわけです。

各国の銀行は、SWIFT制度によって海外送金していますが、この制度も米ドルによって成立している制度であり、このシステム自体も米国が牛耳っています。

北の総統様のマカオ銀行口座が凍結されたのも、SWIFT制度により、その口座が特定されたと言われています。

←お金をばらまく銃。欲しいなぁ。笑

そんな基軸通貨である米ドルは世界中で使われていますし、各国の銀行の金庫に保管されています。
そのため、ハイパーインフレにはなりづらい。(事実上ならない)
世界中の国や人々が保有しているのだから、その分母がけた違いに巨大なため、通貨発行の影響を受けづらいのです。

自国通貨の信用の薄い発展途上国は、政府が一定の米ドルを持つことでそれを自国通貨の裏付けとしている部分が大きい。
いわゆる、外貨準備高というものです。
(世界中の国々が保有する外貨準備の半分以上が米ドルです。)

先の例のジンバブエの人達は自国通貨ではなく米ドルでの支払いなら歓迎するでしょう。

いまだに、カンボジア人はちょっとまとまったお金が手に入ると米ドル預金をします。
20年前は街中でも流通している主通貨は米ドルで、1ドル未満の補助通貨がカンボジアリエルでした。

去年の春に訪れた時には、流石にリエルが流通していましたね。
でも、街中で米ドル紙幣で支払いをして断られることはほとんどありません。
あ、ちなみに、100ドル札は偽札が多いので断られることがあります。
おつりがない、とか。
20ドル札を多めに持っていくと便利です。(笑)

閑話休題

米ドルは、日本やその他の国の発行しているマネーサプライ(自国通貨発行量)とは桁が違うのです。

はい。
ここから先は9年前のブログの話にもつながります。

日本円をアジアの基軸通貨にしよう、という話。

この政策に実際に着手し、推し進めているのは中華人民共和国。
暗号通貨としての中国元を世界中に(まずは一帯一路諸国から)実現しようとしている。

だからこそ、米国では共和党も民主党も挙げての中国潰しの政策になっている。
世界で唯一の経済的優位性である基軸通貨の地位を脅かすものは、絶対に許さない、と。

さて、日本円。

基軸通貨ではないですが、日本円は主要通貨と言われています。
主要通貨と言われているのは、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、日本円の5通貨です。(中国元は入りません。)

この5ヵ国は、米国FRB連邦準備銀行と金額無制限、期限無期限の通貨スワップ協定を結んでいる国です。
この5ヵ国の中央銀行については、自国通貨暴落の危機が訪れた際、金額無制限で米ドルと自国通貨との交換が可能です。それも、返済期日未定で。

この安全弁は非常に大きい。

いわゆるローカルカレンシーとの違いというのは、この無制限スワップの有無でしょうね。
米国を入れた主要通貨6ヵ国は、それぞれの通貨の信用を相互に与えあってその価値を高め維持しているということです。

ただのローカルカレンシーである韓国が、米国や日本と同じように金融緩和をして民間にジャブジャブお金をばらまくと危険な理由はここにあるのです。


さて、冒頭の話に戻ります。

これらの理由から、基軸通貨の米ドルではMMT理論が通用し、国家破綻になる可能性も最も低い。
そして、主要通貨5ヵ国は、自国通貨を刷りまくっても国家破綻になる可能性は米国に次いで低い。

もちろん、これは限度によります。
限度を超えて刷りまくったら、米国は無制限スワップを解除するでしょう。
その意味は、主要通貨国からの脱落です。
だから、その範囲で、という話です。

さらにインフレを抑えるには、日本円経済圏を大きくしていくという政策が必要です。

それこそ9年前に書いたブログと目的は同じなのですが、うまくやらないとアメリカは牙をむくでしょう。

だからこそ、そこは日本ならではの方法で、巧妙に手段を考えないといけない。
(あの、Facebookがやろうとした仮想通貨リブラが米国政府に叩き潰された二の舞にならないように。)

例えば、米国不参加のTPP諸国に日本円を流通させるというのもよいでしょう。
TPPは単なる関税条約ではなく、一つの経済圏を目指したものなので、その経済圏で流通する通貨を日本円にする。(今の日本円なら、受け取りを拒否する国は少ないでしょう。)

100歩譲って、あるいは日本円を主とした通貨バスケットでもよいです。
その方が、すんなりと世界に認められるなら。(あるいは落し処として?)

また、TPPとは全然別の案としては、毎年膨大な予算を組んでいるODAを可能な限り円建てにするとか。。。

他にも手段はいろいろあるでしょう。



さて、今日の頭の体操はここまで。

 

 

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あまり観ることのなくなったテレビの有効活用(RaspberryPi 3B)

  • 2021/02/28 17:31
  • カテゴリー:グッズ
最近、インターネットばかりで、めっきり観なくなったテレビ。
たまーにNintendoスイッチをするくらいしか使っていない。
HDDレコーダーには、毎週金曜ロードショーが自動録画されているが、ここ数年観てない。
 
資源の有効活用を考えていました。
 
NetflixとかAmazonプライムビデオ、TVerが大きな画面で観られればいいかなー、と思ってました。
 
Amazonのセールが始まったらFare TVでも買おうかなーと妄想してたのですが、机の引き出しの奥からRaspberry Pi 3B が出てきました❣️(3B+ではなくただの3B)
 
 
これ繋げば、NetflixもAmazonプライムも観れるんじゃん⁉️
 
やり始めたのが昨夜21時。
なんとか実用に耐えるようになったのが午前4時。
 
←セットで1万円ちょい。後継のRaspberry Pi 4B 
 
以下、自分メモとして記録に残します。
皆さまの環境で同様に動作するかの保証はございませんが、ご参考にしていただければ幸いです。
 
■環境
・液晶テレビ
Raspberry Pi 3B(後継機種の4B だと、さらに快適です。)
・Net環境(Wifiでも有線でもOK)
 
■注意事項
・Raspberry Pi 3B は、5V 2.5A 以上で動作します。
 よく売っている 5V 2.4A のUSB変換器ではエラーが出ることがあります。
 専用電源を買っても、1000円ちょっとかなー?


■各種設定
・ディスプレー解像度の設定
  「設定」 >> 「Raspberryの設定」 >> 「ディスプレータブ」
   解像度を設定 : 1280×720 に変更
 
・GPUメモリの設定
  「設定」 >> 「Raspberryの設定」 >> 「パフォーマンスタブ」
    GPUメモリ : 256以上に設定
   (この設定はあまり大きくするとCPUメモリが足りなくなるため注意)
 
・SWAPファイルの設定
  デフォルトは100MBしかないのだ。
  「LXTerminal」を開いて
   sudoedit /etc/dphys-swapfile
    下記を変更
   CONF_SWAPFILE=4096(←この値をお好きな数値に変更)
   CONF_MAXSWAP=4096(←2GB以上を設定する場合は必要)
 
  ただし、この設定はSDカードの寿命が縮まります。
 
■ID制御によるストリーミングを閲覧するには?
  AmazonプライムやNetflix動画を閲覧するなら、デフォルトChromiumではなく、Media Edision が必要です。
  「LXTerminal」を開いて下記の2行のコマンドを入力。
   curl -fsSL https://pi.vpetkov.net -o ventz-media-pi
   sh ventz-media-pi
  「LXTerminal」を閉じてRaspberryPiを再起動する。
  メニューから 「インターネット」 >> 「Chromium(Media Edition)」
   上記がインストールされているので起動。
 
こちらについては下記のサイトを参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
 
 
 
 
 
← 別売りでこんな小さなモニターもあるのだ!

 

 

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幸せというのは残酷な感情である

  • 2021/02/28 11:28
  • カテゴリー:価値観

「みんなで仲良く」とか「ともに幸せになろう」などと言うのは一部の人間のきれいごとであり、本来、生き物というのは残酷なものである。

もともと全ての生き物は他の生物を捕食して成り立っているものである。
つまり、他者の犠牲の上で成り立っている。

ベジタリアンとかビーガンとか言ったって、何も食べないわけにはいかない。
動物はだめだけど、植物はOK?
まー、それは人間の勝手な理屈ですよね。
植物だって、生き物には違いはない。

感情の有無?
はて?それも勝手な人間の理屈なのでは?
牛や馬、犬や猫と感情を分かち合える。はい。それはそうかもしれません。

植物には感情はない?
さぁ?それはどうなのでしょう?

細胞のひとつ一つが痛いとか不快とか感じるのかもしれません。
それを知る手段が、今の人類にはないだけで。
細胞の中のミトコンドリアだって、元は別の生物だったわけですからねー。

ここで言えるのは、生き物とは他の生き物の生命を奪って生きている、ということ。
これは、残酷だ。。。


ところで、幸せとはどういう感情なのか?
まず、幸せというのは絶対値で感じるものではなく、相対値で感じるものである。

一日3回ごはんが食べられて、スイッチ一つで暖かくも涼しくもなり、手を伸ばせば近くに娯楽もある。
そんな状況が幸せなのだとしたら、日本人は皆、幸せであろう。
しかし、日本人の幸せ度は世界で比べると低いらしい。

世界中の人の置かれている環境を数値化して、1から10までに並べる。
生活水準と一言に言ってしまえばそれまでだが、住環境、食の環境、道路や生活インフラなどの環境、学ぶ環境、仕事の環境、それらをみんな数値化して、その人の置かれている状況を数値化する。

餓死しそうな人は、食の環境は1。(餓死しちゃった人は0か)
学校が歩いて行ける範囲に物理的に存在して、子供が教育を受ける権利を大人に対して義務化している環境は5、とか。

自宅に水道が引いてある環境は4、とか。
それがそのまま飲めるなら8とか。
(アラブの砂漠の民に「湯水のように使う」という表現は理解できないだろう。)

自宅に水洗トイレがあれば5で、トイレットペーパーをそのまま流せるなら6とか。
掃除をされたトイレに、暖かくて清潔な便座があれば9かな。
(日本の女子高生がトイレで便座に座ってパンを食べている映像が衝撃的だ、なんて言われたことがあるよね。)

誰でも決まった手順さえ踏めばパスポートが取得できるなら5。
年収の10%未満で海外旅行ができる国は8とか。
世界中のほとんどの国に短期間ならビザなしで渡航できるなら9とか。
(日本のパスポートはミラクルパスポート

まぁ、数値の決め方には反論もあるかもしれないけど、てきとーに数値化していく。
いずれにせよ、同じ尺度で世界中の人を測ることが大事。

そんなこんなでカウントした数字を平均化したのを環境トータルスコアと呼ぶことにする。

普通、真ん中の5より上なら、幸せな環境といえるのではないか?
客観的に見たらね。
おそらく日本人もそのあたりの数値に沢山分布しているのではないだろうか。

真ん中より上。
トッピンの上クラスではないけど、中の上って、いいポジションだなーと、僕は思う。
ほとんどの人にとって、飢えもない代わりに一生使い切れない金があるわけでもない。
そんな社会を目指してきたのが日本なのかな。

一部の特権階級が数百億円の資産を持ち、かたや年間所得が数百ドル程度の人が沢山いるような国より、よっぽどいいだろう。
発明や社会貢献で得た金ではなく、ただの権威や政治的地位であるならば、なおさらだ。

日本は、数百億円、数千億円、ともすると数兆円の特権階級が得られる可能性があったであろう金を、国民全員で享受してきたからこそ、一億総中産階級ともいわれる社会ができた。
それは、一つの理想国家だと思う。

広く世界を見てみると、今日明日中にまともな食糧が手に入らなければ、確実に餓死してしまうという人も沢山いる。
暖かい暖炉の横の窓から外を眺めると、庭にプライベートジェットの滑走路が見えるような家に住む人もいる。
日本には、いずれも、いない。(超特殊な人を除く)

しかし、その僕らが自分を幸せに思うかどうかは、まったくの別の話だ。

あいだみつをは言う。
「しあわせは、いつも自分のこころがきめる」
おっしゃる通り。自分が決めるのだ。

誰かに「お前は幸せだ!」と言われて、その人が幸せを感じるわけではない。
むしろ、他人からそんなことを言われたら「お前に俺の何がわかる?」「こんなことやあんなこともあって、本当は不幸なんだ!」と思うかもしれない。

つまり人間の感情とは絶対値によって決まるのではない。
感情は非論理の世界。
理系の人がいくら論理的に説明しても、人の感情は相対的な感覚で決まる。

客観的に、いかに幸せかを説明されても、その人が幸せになれるわけではないのだ。

極論します。
窓の外に、凍えているマッチ売りの少女がいるからこそ、暖かい暖炉の前にいることが幸せなのだ。
飢餓の危機を救う活動をしている団体に、ただならぬ寄付をする大金持ちは、目の前の不幸な人を救うことに幸せを感じるからに他ならない。

世界中の多くの不幸が身近に感じられないことこそが、日本人の不幸の原因なのではないか?と僕は思う。

公園の水道をガブガブ飲んでも、衛生的な理由でおなかを壊すことはない。(飲みすぎは駄目よ)
日本のホームレスは太っている人すらいる。
生活保護でパチンコしている人もいる。

さて、さっきの環境トータルスコア。
5~7くらいの人を抜き出してみよう。

真ん中より下の人を除いて、あと、上位2割の極端な人達をはずす。
すると、どうなるのか?

その5~7の人が、その中で改めて1から10に分布してしまうのだ。

つまり、5~7だけの人たちの世界では、5.0は一番底辺。
5.1、5.2と上がっていき、7.9が頂点の分布図が改めて出来上がるのだ。

そうするとどうなるか?

5.1とか、5.2の人は不幸におちいる。
たとえその人が世界の中で平均以上だとしても。
5~7だけを抜き出した世界では、最底辺なのだから、そりゃ不幸だ。

それが日本。

窓の外に凍えたマッチ売りの少女がいなくなった世界では、暖炉の前が幸せで、暖炉から遠い壁のそばに座る人が不幸なのだ。


他人の不幸があってこそ、自分が幸せを感じる?

たとえそうであったとしても、人間は誰しもそんな自分を卑下する必要はない。
生物学的にそれは正しいのだから。
生物学的に、というと、範囲が広くなってしまうけど、進化論的に、と言い換えてもよい。

生物は生き延びるために様々な工夫をして進化を遂げてきた。
今は、そのピラミッドの最上位に霊長類ヒトが存在するのかもしれない。

かつてはその席に恐竜達がいた時代もあった。
同様に、永遠に霊長類ヒトがこの席に座り続けるとは限らない。
(300年とか500年後には、このピラミッド最上位の席にバクテリアとか特殊な細菌が座っているかもしれない。)

しかし、必死に生き延びてきた歴史の上に胡坐をかいた人類は、生き延びるという過酷な競争を忘れかけている。

いじめを撲滅?
小さな金魚鉢の中でも、弱い金魚は強い金魚から突っつかれて、尻びれをズタズタにされて死んでいく。
強い種が生き残る。
それが、生物にとって、自分の種が生き残るための最適解だから。
(いじめをなくすのではなく、陰湿ないじめ方をなくすのがよいのでは?ジャイアンがのび太をポカスカ殴ることよりも、スネ夫が誰にも気づかれずにのび太を陥れたり辱めたりするようなことをやめさせるべき、かと。)

男女平等?
男は他の動物や他の種族からの襲撃に備え、命を張って村を守ってきた。
そして女は命を懸けて出産し、守られた安全な村の中で懸命に子育てをして暮らしてきた。
男は常に外敵を気にして生きてきたから、立っておしっこをするのだし、SEXの後、射精するとすぐに賢者タイムといわれる現実に意識が戻る。
(男女を同じにするのではなく、適材適所がいいんじゃない?)

地球温暖化対策?
恐竜のいた頃、地球の大気中の二酸化炭素は今の20倍もあった。
さらに遡って、突然変異によって酸素を作り出すバクテリアが生まれる前の酸素濃度は1%未満だった。
この酸素を生み出すシアノバクテリアは、それまでの生き物をほとんど焼き尽くし、壊滅させた。

二酸化炭素によって平均気温が上がって人類が絶滅するなら、絶滅したらよい。
そのあと、その温度に適した生物が、この世界に君臨すればよいだけだ。
(そもそも、本当に二酸化炭素によって温暖化しているのか?のエビデンスも、はっきりしていない。あと、北極の氷が溶けて海抜が上がるというのも嘘だ。コップ一杯に入った水に氷が浮かんでいる。その氷が溶けてもコップから水が溢れないのと同じ理由。氷の体積は水になったら小さくなるため。)


人間は、生きるための努力をする必要がなくなってから、おかしくなってきたのかな。


閑話休題

人は皆、幸せになる権利がある、なんて言うけど、幸せとは残酷なものである。

その感覚が相対評価である以上、すべての人類が幸せになるということは、論理的にあり得ない。
幸せというのは、常に不幸の対角線上にある状態を指す言葉なのだから。

だから、きれいごとを並べるのではなく、その残酷さを理解した上で自分の幸せを追求し享受していこう。

 

 
 

僕らの自由が奪われる日

時事刻々と移り変わる世界情勢。
インターネットの国際ニュースを見ていると、まるで映画の世界が現実に起きているように思えますね。
世界が巨大な映画館になっています。

 
しかしそれは現実で、史上最も、自由主義、民主主義が危機に面していると考える人も多いでしょう。
 
トランプ vs バイデン
インターネット vs オールドメディア
自由主義 vs グローバリズム
民主主義 vs 独裁国家
 
そのテーマは「グレートリセット
そして、世界は真っ二つに割れている。
 
私達は映画館の観客ではありません。
脇役ながら登場人物の一員なのです。
対岸の火事ではなく、スクリーンの中にいる、自らも利害関係者のひとりなのです。
 
ただ、この現実という名の映画はいつも勧善懲悪ドラマではないので、登場人物を白か黒かに分けることはできません。
全員がグレーなのです。
 
ただ、濃いグレーか?薄いグレーか?
たまーに白い人もいますし、真っ黒な人もいる。
 
しかも、それらが複雑に絡み合い、決して白組と黒組に分かれているわけではない。
 
今回のシドニーパウエル弁護士のトランプ陣営からの離脱を見ていると、まさにその通りだと思うのです。
マイケルフリンを陰謀から救ったパウエル弁護士は、自らの正義を実現するために民主党のみならず、共和党内の不正をも暴くと明言している。
 
米特殊部隊の指揮系統も国防総省からミラー国防長官代行に移行されました。
その理由は「スーパーパワーと闘う為」とミラー氏は演説で説明していますが、この「スーパーパワー」の意味については言及されていません。
 
文脈から考えるに、明らかに巨大な力との対決を意味しています。
世界最強の軍隊を率いる、米国防長官代行のミラー氏をもってしても、巨大な力と言わしめる存在とは?
 
ある一人のアメリカ人のコメントが話題になっている。
彼は「もう、私のおばあさんの墓参りにはいかないかもしれない。なぜなら、すでに死んでしまっているのに、今回わざわざ生き返ってバイデン氏に投票したからです。」と書いている。
 
Dominion社のバックドア付きの不正選挙システムによる不正は、ウィスコンシン州、ミシガン州、ペンシルバニア州、ジョージア州、ネバダ州、アリゾナ州で使われており、いずれの州でも不正が告発され法的手続きに入っている。
ドミニオン社の内部からも内部告発者が現れ、3800万票以上の改ざんが行われたとの証言がある。
 
元々、ドミニオン社の選挙システムはベネゼエラの独裁者、故チャベス大統領の指示で製造されたと言われている。
バックドアのあるこのシステムは、リアルタイムで遠隔から票を操作できると言われており、その証拠は裁判で明らかにされるのであろう。
(ドミニオン社はペンシルバニア州議会の公聴会を欠席し、カナダと米国本部を突如閉鎖した。2020/11/22時点の情報)
 
ここまでの状況となりながらも、オールドメディアは一切の報道をせず、現大統領であるトランプ氏のTwitterアカウントを停止し、ホワイトハウス広報官の発言も報道していない。
それどころか、トランプ大統領を攻撃し、蔑むような報道を続けている。
 
今、米国では数万人単位のトランプ氏支持のデモが平和裏に行われている。
以前のBMLの抗議デモとは、対照的に平和的なデモが行われている。
 
何故か、デモは平和主義を掲げる民主党が中心のものの方が暴力的であることは皮肉なものである。
 
今、起きているのは、単なる民主党と共和党の戦いではないのだと思う。
そんな小さなレベルではなく、世界的な大きな力が働いている。
僕は陰謀説にあまり興味がないので、ここでそれの詮索はしません。
詮索しても、僕のレベルでは結論など出せませんから。
 
しかし、日本と違って米国ではすべての政府文書はいずれ開示される。
その期限は僕の孫子の代かもしれませんが、いずれ開示される。
僕のような世界のわき役にとっては、その時に真相が判明するのでしょう。
ケネディ暗殺の真実が2039年に明かされるように。
 
 
ケネディはメディアの前で物理的に暗殺されましたが、トランプは社会的に抹殺されそうな状態です。
 
ただ、当時と圧倒的に違うのは、今はインターネットがあること。
テレビや新聞というオールドメディアが、いくら報道しない権利を主張しようとも、インターネットを通じて真実を知ることはできる。(もちろんデマも多い)
 
アメリカ大統領選の決着がつき、どちらかが勝利をしたあと、どうなるか?
法廷闘争が続き、タイムリミットを迎え、議会が決定を下す。
ようやく、大統領が決定したとしても、この戦いは続くでしょう。
 
バイデンが勝利した場合、自由主義陣営への静かな浸透が続いていくだろう。
トランプ陣営は負けたとしても、暴力的なデモなどを組織することなないだろうが、一部の米軍将兵は「どちらの陣営を支持するのか?ではなく、我々は米国憲法に忠実に行動する。」と宣言している。
これは、バイデンが勝利した場合、軍部によるクーデターの可能性までを示唆する内容だ。
 
トランプが勝利した場合、米中対立というかたちで戦いは続いていくだろう。
その時、米国内では、暴力的なデモが続き、市中では暴動が発生する。
最悪のケースでは内乱状態になりかねない。
 
対中政策では、中国共産党が存続をかけた戦いを挑むことになるだろう。
 
こうなる、と予言しているのではなく、最悪のケースを想定しているだけです。
なので、この最悪ストーリーを想定していれば、私たちはしばらくは生きていけるかもしれない。
 
 
 

新型コロナとOnlineコミュニケーション

中国武漢発の新型コロナウィルスの流行の影響で、かれこれ9ヵ月以上の在宅勤務が続いている。
季節は冬から春になり、夏を経て秋へ。そしてまた、冬になろうとしている。
週のうち何日か?ということではなく、仕事の一部だけ在宅勤務というのではなく、時間的にも仕事的にも全面的な在宅勤務をしている。

最初の頃は、Skype飲み会などもやった。
直接会えなくても、ネットがあるからいーんじゃない?
なんて思っていた。

確かに、仕事上はうまくまわっている。
しかし、何かが違う。

これって、これまで毎日顔を合わせて、気心が知れた仲間達と仕事をしているからうまくいっているのであって、新たな人間関係ができるのか?と問われるとそれはかなり難しいと思う。

大学生の息子や娘も自宅からネットで授業を受けている。
彼らは大学4年と3年だからよい。
すでに友達もおり、その友達とはLineやMessengerなどでつながれれば、日常の会話には事欠かない。

しかし、田舎から上京してきた新1年生はどうなのだろう?
彼らの多くの友達は地元にあり、上京先で新しい友人は少ないはずだ。
大学への通学もなく、自宅にこもる。

アルバイトをしようにも、アルバイト先もなかなかみつからない。
新しい土地での新しい友達ができないなら、ましてや外出もままならないなら、地元の自宅から遠隔授業を受けても同じことではないだろうか。

先ほど、最初の頃はSkype飲み会もやった、と書いた。
なぜ、最初の頃だけなのか?
つまらないんですよねー。

2~3人で集まる飲み会ならSkypeでも(Zoomでも)よいと思う。
しかし、大勢が集まる飲み会をオンラインに置き換えても、ぜんぜん面白くない。

実際の飲み会では、あちこちで小グループができて、そこで会話される。
そこでの会話に飽きたら、別の席に移ると、そこでの小グループではまた別の話がされている。
席替えしながら、あちこちの話に加わるのがおもしろい。

引き換え、オンラインだとどうなるか?
オンラインで複数の会話を同時進行するのは困難だ。
二人以上が同時にしゃべっても聞き取れないから常にしゃべっているのは、誰か一人ということになる。

結果、誰かの演説を皆が聞く、というスタイルになる。
〇〇君を囲む会、なら、それでよいかもしれない。
普通の飲み会には向かないよねー。


菅総理がジョーバイデン氏と電話会談を行った。
電話会談は大成功、とか言っている人がいるけど、まぁ、初回の電話会談としては、、、という但し書きが付く話だろう。

安倍前総理がトランプ大統領とあれほど仲良くなったのは電話会談ではない。ゴルフやったり、何日も夕食を共にしたり、別荘で語り明かしたり(?)があってこそ、人間関係ができた。
一旦、人間関係ができれば、電話やオンラインでも話がスムースに進む。

逆はない。


新型コロナ、現時点で日本の死亡者数は2000人に満たない。
毎年、インフルエンザでは2000~3000人が死んでいる。
毎年1月に、餅をのどに詰まらせて死ぬ人は1000人以上いる。たった、1ヵ月で1000人以上が死ぬ。
新型コロナの死亡者は、日常的に起きている死亡者数と人数的にはそれほど変わらないのだ。

「死ぬこと以外はかすり傷」なんていう言葉もある。
しかし、今日も相変わらず新聞やテレビでは「新規感染者ガーーー」って、やっている。

どうすれば重症化しないのか?
どんな後遺症があるのか?
効果的な治療法は?
いいかげんに、そういう話をしよう。

重症化したり後遺症なく治るのであれば、ただの風邪だ。
ただの風邪に何万人が感染しようと怖くはない。

米ファイザー社がワクチン開発に成功したというニュースで連日、世界の株価は大暴騰している。
これで、ようやく正常なコミュニケーションが取れる世の中に戻るのかもしれない、と安心するのはまだ早い。

通常の生ワクチン(弱毒化した株を使ったワクチン)や不活化ワクチン(ウィルスの一部を切り取って感染力を失くして作ったワクチン)と違う方法で作られたワクチンは、その効果も副作用も従来のそれとは全然違うのだ。

米ファイザーが開発していたワクチンは、メッセンジャーRNAを利用したワクチンであり、これまでこの方法で作らたワクチンは承認数がほとんどないため実績は未知数。(DNA操作をする他方式に比べたらメッセンジャーRNAを使った方が安全性は高いかなー?)

他社や他国のワクチン開発では、ウィルスのDNAを操作して無理やり開発しているワクチンもあり、その副作用は未知だ。
中国やロシアの開発しているワクチンはそもそもその開発方法を開示していないし、公表したとしてもそれが信用できるかどうか?というのは別問題。

英アストラゼネカのワクチンはウィルスベクター方式のワクチン開発で、こちらもこれまでの実績数はほとんどない。(先日は重篤な副作用で治験が一時中止されていた。)

単に「ワクチン開発成功」という言葉に踊らされてはならない。


閑話休題。
「Withコロナ」などという造語をマスコミは流行らせようとしている。
僕はこの言葉が嫌いだ。
今後は、ずーーーっと、全世界の人達が全員マスクをして、大勢集まることなく生きていく、みたいな話。

これまでも数々の伝染病に人間は脅かされてきた歴史がある。
それを今までも克服してきたように、中国武漢発の新型コロナを乗り越えていこう。
これからも新しい伝染病は現れ、流行するだろう。
都度、対策していくしかない。

それには、迅速な情報共有と対策が講じられるための基盤ルールが必要だ。
今のWHOのように、医学的観点より政治的観点を優先する組織が基盤ルールを決めているようではダメなのです。

被害を隠ぺいしてはならない。
隠蔽しないためには、初期の発表者を罰してはならない。

それは、「個人の利益 vs 社会の利益」という話なのだろう。
社会全体の利益よりも、特定の権力者の利益を優先させていてはダメだという話ですね。
ジョーバイデン vs ドナルドトランプ、みたいな構図かな?

さぁ、マスコミさん、そろそろ、そういう話をしましょうよ。

数年後に振り返ってみて、日本では2000名の被害をもたらした新型コロナ、経済損失とコミュニケーションレスによる自殺者は5万人を超えた、なんていうことにならないようにせねばならない。

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「専守防衛」概念は素晴らしいけど、現実的にはすごく困難なこと

25年前からハマってる「大戦略」というゲームを任天堂スイッチで数十年ぶりに再開しています。で、今日から新しいMAPに挑戦❣️
 
 
兵器や兵装がかなりリアルなので、実戦のシュミレーションに感じてしまう。
収録されているMapの中で「専守防衛」という題名のとあるユーザーが作ったものがなかなか秀逸。
 
22ターンの間、同盟国アメリカと共同して敵の攻撃に耐えられればよいという指令なのだけど、なかなか持ち堪えられません。
難易度★★★★☆
 
コンテストで優秀作に選ばれただけあって、かなーり作り込まれています❗️
ただ、マニアックに作り込まれ過ぎていて「第4高射特科連隊」と書かれても、僕にはペトリオットなのか、ホークなのか即時に判断できないよ。(それによって射程も違うし弾数も違うからね)
 
「専守防衛」というこのMap、Gameを通して現実の問題が色々見えてきます。
中国、韓国、北朝鮮の3国同盟軍からの攻撃を、日米が共同して22ターン耐えれば勝利という設定なのですが、受け身の戦争というのは消耗が激しい。
日本は圧倒的な軍備でスタートするのですが、敵からの攻撃に対応するだけでは消耗する一方で、どんどんジリ貧になっていきます。
(韓国がどちらの陣営についているか?で戦局は大きく変わります。いろいろな問題はあるにせよ、GDP世界10位の経済力で西側軍備を整えている国ですから。)
 

中国本土から飛来する弾道ミサイルの防衛はPAC3でほとんどを打ち落としても、いくつかは撃ち漏らし、被害が発生する。
通常戦力による艦艇の撃沈を受け対処するものの、戦力が分散しており、効果的な反撃ができない。
 
「対馬警備隊」は早々に殲滅されるも、対馬には効果的な対艦対空火砲があるわけではないため、いくら補充されてもすぐに殲滅され、被害を増やすばかり。
 
一方、東シナ海では沖縄からの米軍の空母打撃群が効果的な攻撃を行い、日本の戦闘機や艦船はその支援としてしか使えない。
 
一定数の戦闘機や艦船を集約しないと、効果的な作戦なんてできないのだ。
 
さて、Gameは進行していくわけですが、単に敵攻撃をひたすら耐えるだけの防戦では、被害が拡大するばかりなので、敵の攻撃拠点を叩くことにします。(Gameなので憲法改正や法改正は議論すら不要です。)
 
ただ防戦一方で、22ターンを耐えても、そこで残るのは焦土と化した国土だけ。
自国の損害を最小限にするには、敵の主要拠点への攻撃が合理的な戦略であることに間違いありません。
 
百里基地の第3飛行隊や福岡の第6飛行隊(築城基地)配備のF-2戦闘攻撃機や宮崎の第23飛行隊(新田原基地)や第306飛行隊(小松基地)のF15イーグルに1000lbs爆弾を搭載して、敵地のミサイル基地や海軍基地攻撃を試みる。(自衛隊では実際には500lbs爆弾かも?このゲームでは米軍同様1000lbs爆弾搭載可能。)
 
しかし、いかんせんイージス艦隊をはじめとした海上自衛隊艦隊群が分散していいるため、効果的な攻撃ができず各個撃破される。
 
そんなことをしているうちに攻撃機として使用できる航空機が圧倒的に足りなくなっていく。(第201,203,204飛行隊や第303,304飛行隊に配備されている多くのF15J改は1000lbs爆弾を搭載できない戦闘機仕様なのです。実際はどうなんだろう?)
 
最終的には、いまや旧型機ともいえる百里基地の第301航空隊のF-4EJ改ファントムに誘導爆弾を搭載して動員する始末。
言うまでもなく、こちらも各個撃破される。(ロシア製対空砲は射程が長いのが特徴だが、韓国配備の米国製ホーク対空ミサイルは精度が良い。)
 
日本の現実は、仮想敵国が想定されているとは思えない戦力配備なので(いまだにロシアの侵攻に備えた北海道への戦車配備?)全国にまんべんなく戦力配備されているため、いざ反撃となっても必要な戦力の集中に膨大な時間がかかります。
 
歩兵戦力が全国に散らばっているのは、陸路空路での輸送でなんとかなりますが、対空火砲や戦車兵力は一般道路を走らせて移動する想定なのでしょうか?(日本の狭い道路を、キャタピラの戦車が長距離の移動をすることは考えられない。)
 
日本の第401飛行隊(C-130H)や第402飛行隊(C-1)の輸送機では、大型車両が運べないため艦船での移送が現実的ですが、「下北」「大隅」「国東」などの揚陸艦は関西に配備されている。「由良」などの輸送艦についても同様。
関西から何をどこに運ぶための配備なのでしょう?(単に整備しやすいため?)
配備するなら北海道、100歩譲って東北にないと意味がない。
 
揚陸艦「下北」に岡山の第13戦車中隊や大分の第8戦車大隊を載せて、関西配備のごく少数の戦車部隊を揚陸艦に載せて、いざ出陣。
 
釜山の対艦ミサイル基地や対空砲基地を叩こうと揚陸戦を仕掛けるも、地上戦車部隊や地対地ロケット砲等の圧倒的な兵力差で敗退。
 
初期空中戦と同様、戦力の逐次投入という戦術の最も基礎的なミスとなってしまう。
 
結局、一からやりなおし。(Gameだからやり直せる。現実ではそうはいかないけどね。)
 
防戦一方で消耗しつつも、ひたすら我慢して全国から必要な戦力を山陽山陰、九州北部に集中して、ようやく反撃を開始。
 
釜山沖に海上自衛隊艦隊群を結集して艦砲射撃を実施し、戦闘機と駆逐艦やフリゲート艦などにより、洋上の制空権奪取。
揚陸艦4隻による強襲揚陸作戦と同時に、ヘリボーン作戦による敵基地や空港の占領。
 
その後、千歳から運んだ10式戦車や90式戦車、133特科大隊のM270MLRS(133特科大隊は現在は廃止されている)第7高射特科連隊の87式自走高射機関砲、第4普通科連隊の89式歩兵戦闘車を輸送艦ではるばる北海道各地から半島へ運び続けると、ようやく形勢逆転。
 
半島南部を制圧し、その後、敵の虚をつく特殊部隊の奇襲攻撃によって敵首都占領。
 
被害拡大を最小限に、Game終了。(勝利条件は22ターン耐えるか、敵首都を占領するか、敵部隊を全滅させるかのいずれか。)
 
あ、Gameですよ。ゲーム。実戦ではありません。
 
※ 文章に出てくる部隊名や兵器兵装名は実在のものと同じです。(笑)
 
 
←題名こそ勇ましいけど、よい映画です
 
 

大学4年生になる娘への手紙(社会人になるあなたへの戯言)

  • 2020/03/07 18:29
  • カテゴリー:価値観

大学4年生となる娘へ

就職ということについての、僕の思うことを書いてみました。
この通りにする必要はありませんが、日本社会で数十年間、食ってきた人の一つの意見として読んでみてください。

1.仕事について思うこと
2.お金について思うこと
3.業界を考えるということ
4.職種を考えるということ
5.幸せになるために

この5項目について書いています。


1.仕事について思うこと

仕事とは、何でしょうか?

世の中には親が大金持ちで、親の遺産で一生遊んで暮らせる、という人もいます。
しかし、ご存知の通り、うちは普通の家です。
なので、あなたも、好むか好まないかを問わず、これから長い人生、自分で稼いで食べていかねばなりません。

仕事というと、お金を稼ぐこと、と考える人が多いですが、必ずしもそれだけではないと思います。
お金についての考え方は次の項にゆずるとして、ここでは仕事ということを考えてみたいです。

仕事がないと暇である。
人生において、遊んで暮らせるというのはバラ色の生き方に見えるかもしれません。しかし、人間というのは無いものを求める習性があるのか、遊んで暮らしていると仕事というのもを求めるもののようです。

お金のために働くのではなく、仕事というものを通して、社会貢献したいと思ったり、そんな高尚な考えはなくても、単に自分を高めてくれる経験をすることができたり、仕事というものを通して知的好奇心を満足させてくれたりすることは楽しいことです。
できなかったことができるようになる、というのは本能的な楽しみなのでしょう。

そして、仕事をしていると、必然的に人間は成長していくようです。

日本では、本格的な資本主義社会が始まって100年くらいでしょうか。
その間、蓄積された知見に個人が触れることができるとしたら、それは仕事というものを通して知ることができるでしょう。
蓄積された知見と言ってもわかりづらいので簡単に言うと、合理的な組織運営の方法であったり、品物やお金を扱う合理的かつ安全な仕組みであったり、物作りの膨大なノウハウであったり。

現代社会は、さまざまなプロフェッショナルの知見によって成り立っています。
満員電車に乗っている風采の上がらないおっさん一人ひとりが、なんらかのプロフェッショナルとして社会の中で役割を担っているのです。

もちろん、プロのレベルに達していない人も中にはいるでしょうし、複数の分野でプロとして活躍する人もいる。
現代社会の中で生きていくのであれば、少なくとも一つの分野でプロフェッショナル性を持たないと、生きづらい世の中となってしまうでしょう。

なぜなら、プロフェッショナルとは、他人からお金をもらうことにふさわしいレベルのサービスを提供できる人ということだからです。
つまり、社会の役に立てる人=プロということです。
(いや、俺はゼネラリストになりたいと思っているので関係ない、と考える人がいますが(←若い頃の僕がそうでした)ゼネラリストというのは複数のプロフェッショナル性を持つ人のことだと社会人10年目位に気付きました。)

他人からお金をもらうということ、とはどういうことでしょう?
最も単純化して言ってしまえば、人の役に立つ、ということです。
その人にはできないモノやサービスを提供することで、その人の問題解決をすることです。

僕は陶芸ができませんし、材料や道具も持っていません。
だから、お茶碗はお店で買ってきます。
それが問題解決です。
そんな個人レベルのことから、組織レベルの問題解決をすることが、あらゆる仕事というものの本質です。

個人レベルの問題解決は想像できる話だと思いますが、組織レベルの問題解決とはどういうことでしょう?
この組織レベルや企業レベルの問題解決ということは、社会に出る前の学生にとって想像しづらいところではないかと思います。

例えば、ビルを建てるということ。
これは人々の英知が集結したノウハウの塊です。
コンクリートに含まれる水分量から面積当たりの鉄筋の本数といった基本的なことから、設計ノウハウ、建設現場での安全管理に至るまで、これまでの膨大な失敗から学んできた方法が、仕事というものを通して脈々と受け継がれています。

モノづくりだけではなく、サービスでも膨大なノウハウが蓄積されており、それが受け継がれている。
ITサービスは、単にITサービスと一言で言われることも多いですが、その世界は細分化され、専門化されている。

僕はITサービスの中でも、ネットワークエンジニアと言われる分野で今は仕事をしています。
ネットワークエンジニアとは、主に通信インフラに関わる設計構築や保守運用業務を行っています。

具体的にはルーターやスイッチ、ファイヤウォールなどの設計構築したり、構築された通信システムを運用するとか。
そこにはルーティング技術とか、VLAN技術とか、アクセスリストとか、スパニングツリーとか、とか、とか様々な技術が使われて、安全にかつ、合理的にシステムが動いています。

流通業であっても、ノウハウ蓄積は仕事を通して濃縮されており、単にトラック1台では実現できない総合システムとしての物流だったり、そのインフラを効率よく運営するノウハウがあります。

国際間貿易を担う仕組み一つとっても、さまざまな高度化した技術が駆使されています。
モノを運ぶということだけでも、空輸なのか海運なのか?から始まって、コンテナ輸送をするのか?RORO船を使った方が経済的合理性があるのか?とか、そんな手段一つの選択にしてもプロのノウハウというのがあるわけです。

金融業でも、さまざまな技術があります。
金融システムのリスク回避にオプション取引が使われたり、商品市場のリスク回避のために先物市場があったりします。
(例えば、大規模な自然災害での商品市場の高騰(気候変動で大豆が取れないとか)のリスク回避のために、あらかじめ未来の期日での値段を決めておくというのが先物市場の考え方です。)

それらの専門技術や専門知識を提供することで、サービスを受ける側としては自分や自分の組織だけではできないことが実現され、それに対して対価が支払われる。

やはり学生の頃には、見えずらいのがB to Bビジネスでしょう。
(BはBusinessのBです。対してB to CビジネスのCとはConsumerのCです。)
B to Cビジネスのコンシューマー(=個人客)は自分個人にも置き換えられるので容易に想像できるでしょう。

仕事として本当に面白いのはB to Bのビジネスではないかと僕は思っています。(B to Cビジネスでも規模が大きくなると必要な技術レベルも上がりますし、B to Bの要素も必然的に含まれてくるので、区別が難しくなります。例えば、今のAmazonは小売ビジネスという意味ではB to Cですが、法人相手のビジネスも多数手がけているのでB to Bビジネスもやっている。)

そして、この世界は奥が深く、また、報酬も膨大です。
個人に対する問題解決とは比較にならない専門性が必要ですが、その報酬も桁がいくつも違ってくると同時に、もっとも得難い無形の利益として、高度な知見の蓄積が自らにも身につくのです。

2.お金について思うこと

お金によって幸せになることができるでしょうか?
お金さえあれば幸せになれるとは思っていませんが、多くの苦痛や不幸を取り払ってくれることは間違いありません。

たくさん持っていても、邪魔にはならないのがお金でもあります。
ただ、お金を得ることにあまり興味がなければ、この項目を読み飛ばしていただいてOKです。

あなたもアルバイトなどを通して、お金というもののありがたみはご存知の通りだと思いますが、お金を効率よく稼ぐにはどんな方法がよいのでしょう?

「金持ち父さん貧乏父さん」という本があります。
僕の人生を変えた数冊の本の中の1冊です。

この本の中身を要約すると、次の通り。
・モノには資産と負債がある
・職業は4つに分けられる

この二つのことが書かれています。

最初の資産と負債の話。
ロバートキヨサキ(金持ち父さんの著者)のいう負債と資産はそれぞれ以下のモノをいいます。
負債例
自宅、自家用車、腕時計、宝飾品等

資産例
賃貸アパート、業務用車両、株式、債券、ビジネス等

要は、金を生み出すか否か?という話。
金を生み出すものを手に入れ、金が出ていくものを所有しないということ。

職業は4つに分けられるとはどういうこと?
・従業員(いわゆる会社員)
・個人事業者(医者、弁護士とか)
・経営者
・投資家

これは下に行けば行くほど、稼げる職業になっています。
それぞれ、桁が違ってくるでしょう。
詳しく知りたかったら、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでみてください。


金持ち父さんとは違った面でのお金の話。

前の項目で、仕事とは問題解決をすること、と書きました。
その問題解決のレベルが高くなればなるほど、解決できる人が少なければ少ないほど稼げる仕事となります。

個人向け問題解決よりも組織や企業向け問題解決の方が、数桁多く稼げるという話も書きました。
それは、組織や企業の問題解決では、より専門性が高い問題解決能力が必要だからです。(例えば、B to Bビジネスでは、時給5,000円なんて別に珍しくありません。)

つまり、より合理的に稼ぐには、自分の専門性を高めること、この一つに絞られます。
そして、複数の専門性を持っていたらより良いでしょう。
問題解決能力を高めるということはそういうことです。


ここでは最も重要な話を一つだけ。

問題解決能力を高めるのはどうしたらよいのでしょうか?

本を読んで勉強する?
資格を取る?
学校に行く?
いやいや、間違ってはいませんが正しくはないです。

お金をもらってスキルを磨くのです。
お金を払ってスキルをつけようとしても、たいてい失敗します。よっぽど頑張らないと。

日本の新卒大学生はほとんど使い物になりません。
僕自身も同じでした。

では、どうするか?

その仕事は自分の考える方向のスキルを磨いてくれるか?
その観点で仕事を選んでください。
重要なのは、給与の額や福利厚生ではないのです。

お金をもらってスキルを磨くのが最も成長が早く、実践的技術になります。
学校や本で学ぶ理論も大事ですが、実際に役に立つ実践的技術は現場からしか学べないことも多いのです。

10年後にどんな自分になっていたら嬉しいのか?

まず、それを考えましょう。

そして、その方向に進めそうなスキルを磨ける仕事をしましょう。
それを意識するかしないかで、生涯年収は数億は違ってきます。


3.業界を考えるということ

問題解決をすることによって対価が得られる。
そして問題解決をするには専門性を持つことが大事。

そうは言っても、人間、興味のないことは続かないもの。

興味の向く方向であれば、続けることができる可能性は増します。

人によっては、私はこれをやる、というのがはっきりしている人もいます。
ごく稀ですが。
そんな方は、この項目は読み飛ばしてください。

ほとんどの人にとって、学生を終え社会に出る20歳前後で天職なんか見つかるわけがありません。
だって、まだ、社会全体のごくごく一部しか見ていないのですから。

もし、あなたがそんな状態であるなら、これまで見ることができなかった世界を見ることができる業界を選んでみたらよいのではないか?と思います。


僕は大学4年の頃、将来経営者になりたい、と思っていました。
そして、その勉強ができる業界は何か?と考えて、経営コンサルティング会社に就職しました。

その会社は、税理士が社長のコンサルティング会社で、経営について学ぶことができました。
学ぶというより、その会社の顧客であるたくさんの企業の経営を目の当たりにすることができました。

最初は意図に反して、コンサル部門ではなく会計部門に配属され、法人税の決算書の別表を書いていました。
結果として、決算書というものが自分にとって身近な文書の一つになりました。
会計の仕組みを知ることができましたし、様々な節税方法があることも知りました。

そして、その分野でその後専門性を高めていく、貴重な友人達を得ることができました。(←当時から続く友人は税理士として仕事をしている奴もいれば、病院経営のコンサルタントをしている奴もいるし、彼ら(ただの同期だが)は、かけがえのない僕の人的財産です。

経営コンサルタント以外でも沢山の業種をみることができる仕事はあります。
法人相手の金融業もそうだろうし、企業と企業をむすぶ商社だってそうです。

どの業界で仕事をしていくのか?を見極めるための業界選び、でもよいのです。

ただ、その後、どうやって生きていくのか?の基本的な部分は20代で考えるのがよいですよ。
30代未経験というのは、乗り越えるにはとてもハードルの高いものですから。
(僕はIT業界に入ったのは35歳からです。)

 


4.職種を考えるということ

業界を選んだら、次は職種を選ぶ。
職種とは、営業職とか技術職とか、要はどんな部署への配属を希望するのか?という話。

僕は経営者になりたかったという話を書きましたが、そこから考えた職種が営業職でした。
経営者として、人に任せられる仕事と任せられない仕事があると思っていて、たとえば会計業務であれば、税理士事務所とか会計担当に任せればよい。
労務人事も、基本方針を示して、それを実現するのは担当を雇えばよい。

どうしても人任せにできないのは(特に起業当初は)営業部分だと思ったのです。
他の部分は任せられても、誰も自分のために仕事を取ってきてはくれない。
仕事が取ってこれるなら、その人は、もはや経営者、もしくは個人事業主だ。

そして、僕は人と話すのが苦手だった。
引きこもりのパソコン少年だったし。
苦手克服のためにも営業職を選んだ。(←この考え方はあまり勧められない)

まぁ、この職種選びは、個人の好みかな。
また、就職した時に希望通りの職種に就けるかどうか?も、運によるところもあるからね。

5.幸せになるために

幸せになることを誰しもが望んでいる。
そして、誰しもが、幸せになる権利を持っている。

どうしたら自分の心が幸せを感じるのか?
皆、それを追い求めて生きている。
永遠のテーマですな。

幸せの対極に位置するもの、それは不幸。
いくつかの不幸はお金で解決できる。
お金がない状態で、これらの不幸が降りかかってくると地獄であり修羅となる。
お金で解決できない不幸もあるけど、それはそれで問題解決していくしかない。

一般の人にとって、仕事をしている時間は長い。
起きている時間の大部分は仕事をしている、という人が日本人のほとんどではないだろうか?

それだけ長い時間を費やす仕事というもの。
大学4年生となる数か月間が、大きな転機です。

大学卒業の新卒学生、という立ち位置は、一生に1度しかめぐってきません。
この世には、新卒学生しか採用しない会社というのもたくさん存在します。

大企業の歯車になるのは嫌だ?
でも、あなたは大企業の歯車って自分の目で見たことがありますか?

大企業の歯車って、悪いことばかりなのでしょうか?

大企業だからこその、合理的なシステムもそこには存在しているし、それを知ることができるのは中の人と、その周辺の人達だけです。(もちろん、大企業病とも言われるネガティブな部分もあります。それも自分で見てみなければ理解はむずかしいでしょう。)

僕はいくつもの大企業の歯車とその仕組みを見てきました。
それは、僕にとっての仕事上の貴重な財産です。
今現在は、それらを見てきた上で、それらの経験を使って、自由に仕事をさせてもらっている。

チャンスというのは、すべての人に均等に降り注いでいます。

しかし、そのチャンスをつかむことができるのは、その時に準備ができている人だけです。
準備をしていない人は、チャンスが目の前にあることすら気付かないでしょう。

今、この数日間、自分を探求してください。
自分の心を掘り下げてみてください。

君に幸あれ。

父より。

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答えだけを求める世の中は人を劣化させる

テレビなどで放送している天気予報。
最近、気圧配置を示した天気図の表示をしない放送が多くなっていると思うのですが、いかがでしょう?

各地の天気や気温、風とか花粉の飛散(時期によって)は詳しく説明されるのに、その元となる天気図は表示しない。
場所ごと、時間ごとの雨の確率がわかっても、何故、その時間に雨が降るのか?その理由はわからない。

天気図を表示してくれれば、低気圧から延びている温暖前線が通過するとか、その後、寒冷前線が通過するとかの情報が想像できる。
温暖前線の雨であれば、緩やかな雨がしばらく降るのかな?
寒冷前線が通過する際の雨であれば、急激な雨がドカンと降るのかな?
そして、その後、気温が下がるのかな?とか、想像できる。

双子の低気圧が通過するのと、勢力の強い単独の低気圧が通過するのでは、雨の確率は同じかもしれないけど天気の状況は大きく変わる。

勢力の強い単独の低気圧の通過なら、荒れた天気が通過後、一気に回復するような天気がイメージできるけど、小規模の低気圧が連なっているなら、そんなに激しくない雨や風がだらだら続くことがイメージできる。

高気圧や低気圧の位置がわかれば、その位置関係で風向きも分かるし、それによって冷たい風が吹くのか?暖かい風が吹くのか?も、だいたいわかる。(もちろん、天気図だけで決まるわけではありません。地形とか上空の寒気の張り出し方とか様々な要素が加わりますが。)

そういった元になる情報を一切放送せず、結果だけを伝える天気予報になってしまったと思うのです。

気象予報士の予想の結果だけを放送されても、裏付けのない情報であり、僕はどうしても信用できない。

同じようなことが、社会全体で起きている。

カーナビに頼る生活も、そんな風潮と同じような気がします。
出発地と到着地を設定すれば、あっち行け、こっち行けとカーナビが指示してくれる。
途中の混雑状況によって、自動的に再検索までしてくれる。

カーナビのない頃は、出発する前に目的地までの道を道路地図で入念に調べた。
どの道が一方通行だとか、混雑予想などもしながらルートを選び、それを頭に叩き込んでから車を走らせた。

その結果、よく道路をおぼえたものです。
振り返って今はどうか?

カーナビに頼ると、一切、道を覚えなくなりました。
それこそ、北朝鮮のEMP攻撃でもあったら、迷子が続出でしょうね。車に地図すら積んでいない人が多いし。

米ロはもちろん、中国も衛星攻撃兵器の開発を急いでいます。
まだ、今の技術ではGPS衛星を複数撃墜することは現実的ではないですが、そんなこともできる世の中にいずれなるでしょう。
その話はまた別の機会に。。。

ちょっと違う話かもしれませんが、パソコンの設定なども似ていると思う。
昔、MS-DOSで、パソコン(当時はマイコンと呼んでいた)を制御していたころは、例えば、「autoexec.bat」「config.sys」という名前のTxtファイルをユーザー
が自分で書いていた。
この二つのファイルは、パソコンを起動した時に読み込まれるファイルだ。

これらによって、どんなデバイス(周辺機器)を使うのか?とか、その周辺機器を制御するデバイスドライバーと呼ばれるプログラムはどれを使うか?とかを指定できた。
また、最初にどんなプログラムを動かして、その後、何を動かすのか?
順番によって、メモリの使われ方が変わったり、いろいろ工夫しながら設定を書いて動かしていました。

それが、Windowsになってから、そういった設定はWindowsが勝手に?設定してくれるようになり、一部のマニアのためのマイコンが、みんなにとっての道具としてのパソコンに変わった。

ただ、その反面、問題が起きても、何がどう設定されて何がうまくいっていないかがよくわからなくなってしまった。
もちろん、今の巨大なオペレーションシステムをユーザーが設定するなんてナンセンスであり、現実的ではないことはわかっています。
でもね、複雑かつ、巨大になったからこそ、システム全体がブラックボックス化してしまった。

もっと、簡単な話では、炊飯器が世の中に出現して久しい。
今、若い人に鍋を渡して、「ご飯炊いて」と言って炊ける人がどれだけいるだろう?
人によっては、「え?鍋で炊けるのですか?」という人すら、いそうな気がする。

着火剤なしで、マッチだけで焚火が起こせるか?

鉛筆削りなしで、ナイフ1本で鉛筆が削れるか?

パソコンや携帯を使わずに、ノートに手書きで漢字が書けますか?

太平洋のど真ん中で、太陽とアナログ時計で方向がわかるだろうか?(これは昔の人でもできない人が結構いるかも。)

世の中が進歩していくと、人間はむしろ、どんどん退化していくのではないかな?と、ふと思ったのでした。

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Congratulations. Dr.Tsai !!!

台湾選挙の結果が報道されています。
日本の報道はあいかわらずしょうもない話ばかりですが、米英の大臣からの祝福のコメントなども発表されていますね。

今回の題名は、米ポンペイオ国務大臣や英ラーブ外相が台湾の蔡英文総統に送ったメッセージの一部です。
”Congratulations. Dr.Tsai ”

なぜ、わざわざ"Dr."なのでしょうか?

ここにはとても重要なメッセージが込められており、わずかな国としか国交を保てていない台湾の蔡総統にとってもありがたいメッセージなのではないか?と思います。(もちろん、台湾に問題があるのではなく、中華人民共和国の意向により国交を閉じる国が多いのです。)




「中国主導 VS 台湾自主」といった事実上の一騎打ちとなった今回の台湾総統選挙ですが、選挙戦は激しいものでした。
台湾第2の都市である高雄の現職市長「韓国瑜」は、中国共産党をバックにつける有力候補。
この韓氏を800万票対500万票で破ったのが、現職台湾総統の文氏です。(僅差です。)

選挙戦ではありとあらゆる手段が取られ、フェイクニュースが飛び交ったり、多くのChina moneyも飛び交ったことでしょう。
そんなフェイクニュースの一つに、「蔡英文の博士号は学歴詐称である」というものがありました。

冒頭の「Dr.」というのは、そんなフェイクニュースを意識したものでした。
英国留学で博士号を取得した蔡英文氏の選挙戦を、我々は見守っていましたよ、という米英からのメッセージなのでしょう。

今回の総統選は日本にとっても、他人事ではなく、とても影響される問題であるにもかかわらず、あまり日本では話題になっていませんね。
今回の結果は、わざわざ選挙のためだけに地球の裏側に住み働いている台湾人までもが膨大なお金と時間をかけ自国に戻り投票した成果だと言えるでしょう。
選挙当日は、投票所に長い行列ができていたようです。

香港の次は台湾、台湾の次は沖縄、そして日本本土へ、と言われています。(次と言っても、すでに同時侵攻ですが。。。)
21世紀の今、一帯一路を掲げて、自国の膨張を標榜する国家が、すぐ近所にあるというのは本当に災難としか言いようがありません。
今なお、大航海時代を生き続けているような領土拡大政策をとる国家がすぐお隣に存在することを、少なくとも台湾の人達はよく理解しているということですね。

今回の香港の大規模デモは、犯罪人引き渡しについての法案が香港で審議されたことがきっかけでした。
今、日本でも「中国と犯罪人引き渡し条約を結ぼう」という意見が大きくなっています。
かたや、大規模デモになり、かたや、同意推進するような、そんな声が上がる。
どれだけこの日本という国はおめでたいのだろう?と心から心配になります。

推進派の言い分としては、日本で犯罪を犯した者が中国に逃げたら対応ができないから。
そんなことよりも、香港市民が恐怖と感じたのは、中国共産党に犯罪者と指定されたら、中国に送還されてしまうようになること。

今現在も、中国では日本人のビジネスマンや旅行者が公安当局に拘束されています。
その内の何人かは、有罪判決を受け、投獄されています。
本当に彼らは犯罪を犯したのでしょうか?

裁判を通じて、国家に反逆する行為があったという理由で、具体的に何が?は明かされないままスパイとして懲役刑を受けています。
中国では、日本のように三権分立は確立していません。
ましてや、民主主義ではなく、国民の上に司法や行政が立ち、そのさらに最上位に立つものが中国共産党です。

昨年末に中国で可決された暗号法が施行されたのが、今年の1月1日。
今年からは、ハードウェアやソフトウェアを問わず、すべてのパスワードについて、中国共産党が閲覧する権限を持ちます。
ファーウェイを始めとした中国企業のハードウェアやソフトウェアを使用することに恐怖心を覚えます。

中国と日本の間で犯罪人引き渡し条約が締結されたら、いつ通信を傍受され、スパイ容疑をでっちあげられるかもしれません。
そして、中国政府が正式に犯罪人として日本に居住する日本人や中国人を引き渡し要求してくるかもしれないのです。
そんなの日本政府は応じないよ、という声が聞こえてきそうですが、犯罪人引渡条約が締結され、その正式な手順で引き渡し要求されたら、応じないわけにはいかなくなるのです。
国際法や国際条約は国内法よりもより上位に位置します。
日韓基本条約は韓国国内法に影響されない、というのと同じ話です。

なによりも、恐ろしいと思うのは、日本のマスコミは中韓に浸透されつくしているのか、彼らのプロパガンダを流し続けていることです。
ネットを見ていない人達はテレビや新聞の情報を信じている人がいまでも多い。
テレビや新聞で「中国とも犯罪人引き渡し条約を結ばないと、カルロスゴーンのようなことが中国との間でも起きる」と叫びかねません。
そんなまやかしに引っ掛かってはいけません。

僕は今の日本の状況を憂いています。
ぜひ、このような話を一人でも多くの日本人に拡散して欲しいと思うのです。

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仮想通貨「リブラ」は、なぜ強烈に反対されるのか?

フェイスブックが中心となって推し進める仮想通貨「リブラ」

この仮想通貨に対して、アメリカ連邦準備銀行FRBやトランプ大統領が強烈に反対している。
何故なのか?

政治の世界の話では、何事でもそうなのだが、正面から大声で反対する建前の部分だけではなく、その裏に潜む真因を理解しないと見誤ることになると思う。

基軸通貨アメリカドルの既得権益の上に立つ人達には、仮想通貨「リブラ」を許すことはできないだろう。
何故なら、基軸通貨の地位を脅かす可能性があるから。

基軸通貨であることのメリットはたくさんあるが、それらメリットを失う可能性があるから。

まず、基軸通貨である米ドルは、世界中の自国通貨の弱い国で流通し、タンス預金されている。(ベネゼエラとかソマリアとかギリシャとか南アとかトルコとか。。。)

なので1国だけで保有されている他の通貨とは発行量がべらぼうに違う。
よって、米ドルはいくら発行してもハイパーインフレにはなりにくい。
言い方を変えると、米ドル建てなら国債も発行し放題なのだ。
(借金し放題の国は世界中でアメリカだけ!)

一方、世界の通貨流通では、SWIFTという銀行取引制度の中で、世界中の通貨は一旦ドルに変換されて相手国に送られる。
これこそが、基軸通貨のメリットの最大の部分であり、世界の金融の根幹を握ることにつながる。

米ドルの流れを把握するだけで、世界の金融の流れをつかむことができてしまうのだ。
もう一歩進めて言うと、SWIFTから除外されると、その国の通貨は国際的な価値を失うことになる。
SWIFTから除外されると、自国通貨の経済圏だけで生きることしか、できないことになる。
物々交換以外の方法で、貿易ができなくなるのだ。。。唖然。

つまり、米ドル以外の各国の通貨を持つ国は、SWIFTから除外するという脅迫にはあらがうことができない。
これは、絶対的とも言える力だ。



ところで、この既得権益を持つ、米ドルを握っているのは誰か?

よく勘違いされているのは、米ドルを支配しているのはアメリカ政府じゃないの?という勘違い。
米ドルの発行や流通を制御しているのはアメリカ政府ではなく、連邦準備銀行FRBだ。
FRBは、政府機関ではなく、ただの民間銀行ですからねー。

その米ドルを支配する民間銀行をさらに支配する、一般企業で言う株主に当たる人たちは誰なのか?
これがロスチャイルドとかロックフェラーという人達なわけです。

これだけ強烈な力を握っているからこそ、国際金融の話にちょいちょい顔を出し、その中には都市伝説が多く含まれるものの、世界を動かす一翼となっていることは事実です。

ちなみに、日本銀行の55%の出資者は日本政府です。
なので、日本円を発行する日本銀行は、日本政府経営の銀行と言ってよいでしょう。

さて、一方、仮想通貨「リブラ」を使えば、その国際送金にはSWIFTは不要になります。

世界中のあらゆる場所のあらゆる通貨をごく短時間で(既存のSWIFTだと1~2日)ごく低料金で(SWIFTだと数千円)送ることが可能になる。

つまり、フェイスブック社が、国際金融における大きな権益を握ることになりかねない。

もちろん、基軸通貨のすべての役割がすぐに「リブラ」に置き換わるわけでもないし、そうなることはないだろうが、基軸通貨の牙城の一角に加わることになりかねないわけで、それは世界の既得権益の上に立つ人たちにとって、ありえない話であるわけだ。

おそらく、フェイスブックの「リブラ」計画はつぶされるでしょう。



しかし、彼らの目指す方向と流れにはあらがうことができず、大きな流れとなっていくでしょう。

とりわけ、現在のSWIFTのデメリットである、数日もかかる送金時間とその送金手数料の問題は、現行の巨大権益の中で吸収できる問題であり、その部分は近い将来、解消されるでしょう。

例えば、SWIFTの仕組みのごく一部にブロックチェーンを組み込めば、簡単に実現できるわけであり(そのブロックチェーンは管理者の存在しない分散型ではなく、ロックフェラー等の既存既得権益の支配する中央集権型であろうが)エンドユーザーの目に見えるデメリットが解消されれば、世の中の人は沈黙するわけです。

こうすれば、スマホの銀行アプリから世界中の人の銀行口座に、数秒から数分程度で、しかも低価格で送金することができるようになる。
これをしていないのは、既存の既得権益の怠慢でしかない。
(SBIホールディングスの北尾さんが「リップル」を使ってやろうとしているのはこういうことだと僕は思う。)

大きな流れとして、僕はその先には世界で流通する分散型ブロックチェーンの通貨に集約されることを世界平和とともに望んでいます。

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世界侵略のススメ

  • 2018/11/24 18:49
  • カテゴリー:価値観

日本語には「欧米」という言葉がある。
しかし、欧州と米国は似ているところもあるが、違いの方がはるかに多いと思う。

イタリア人の素晴らしいところは人生をエンジョイすることに長けていること。
平均的なイタリア企業では、有給休暇が年間8週間もあるらしい。
そして、それら福利厚生を捻出している企業経営者達は、それでも余りあるリプライを会社は得ていると言う。

毎日、2時間かけてゆっくり家族と昼食を取り、年間30日はバカンスに出かける。
結婚記念日で1週間休み、年末にも1週間休暇を取る。

それを聞いたアメリカ人は、更に働けばより豊かな収入を得られると言うが、それに対してイタリア人は、なぜ1度しかない人生を仕事だけに捧げるのか?と言う。
すでに飢えずに生活ができるのに、それほど働いて収入を増やすことに何の意味があるのか?と。

フランスの給食はプラスチックプレートを持って並ぶことはない。
小学校の給食でも、フルコースを給しからサーブされ、マナーや料理について学び、豊かな時を過ごす。
片田舎の小学校の食堂でも陶器の皿にステンレスのフォークとナイフを使って食べる。さすがに銀の食器ではないが。。。
もちろん、田舎の小学校の厨房でさえ、数種類のチーズはいつもストックしてあるそうだ。

フランスはアメリカや日本に比べて税金が高いが、国のサービスは充実している。
基本的な「警察」「消防」「道路等のインフラ建設」「水道」「国防」「銀行の救済」などの基本サービスに加えて「医療費」や「保育料」は無料だし、「高度な教育」も無料で受けることができる。

アメリカや日本は税金が多少安くても、これらの国の基本サービス以外は自己負担なので、トータルの負担額は大きくなる。
子供一人育てるのに数千万円かかるのであれば、誰も子供を産みたがらないのは当たり前だ。

給与明細には差し引かれている税額が記載されているのは万国共通だが、さらにフランスではその税金の使い道が記載されているらしい。
「所得税」とか「社会保障税」等と記載されているのではない。
国のサービスとして何に使われているのかが具体的に書かれている。

これをアメリカや日本でやったらどうなるだろう。
アメリカの給与明細でこれを実現すると、所得税の60%が軍事費に使われていることを書かねばならなくなる。
そんなに彼の国は他国から侵略されているのだろうか?あるいは、他国を侵略して領土を拡大しているのだろうか?いずれもNoだろう。
恐らく、フランスのように税金の使い道をすべての労働者の給与明細に記載したら、アメリカでは暴動が起きるだろう。

日本でそれを実現したら、医療、年金、生活保護、そして国債の支払利息などと書かれるのだろうか。
最近問題になっている生活保護や保険医療の不正など、不正の温床になっているものが上位にくるのだね。
そして、国債の支払利息なんて、金融機関へのバラマキでしかない。

閑話休題。
これらの話はすべて、「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」というドキュメンタリーの受け売りだ。

世界でもトップクラスの学力を誇るフィンランドでは、宿題もなく、授業日数も非常に少ない。(小学校低学年ではわずかに週20時間程度だそうな。昼休みも合わせてね。)
そして、統一試験もなければ、マークシート試験はない。
学校教育では、選択問題の回答が導き出せる教育は行わない。

「学校とは幸せを学ぶ場所じゃない?」と真顔でフィンランドの教師が語る。
「詩の授業では就職ができない。だからアメリカでは美術や音楽の授業も、ポエムの授業も、みな削減されている」と語るマイケル・ムーアの顔を、議論にならないと、唖然と見つめるフィンランド教師の表情が印象的だ。

フィンランドでは学校の序列はなく、国内のどこに住んでも同じレベルの教育が受けられる。
それどころか、フィンランドでは学校を設立し授業料を取ることは違法だそうな。
さすがに、これには驚いた。

さぁ、ネタバレはこの程度にしましょうか。
というか、僕自身、まだここまでしか観ていない。
今夜、この文章を書き終えたら、また、続きを観ようと思う。

マイケルムーアは、ネタバレをブログを書くことも多分許してくれるはずだ。
なんせ、彼のこの映画のアイデアは、すべて欧州からの受け売りなのだから。(笑)

アメリカ人の素晴らしいところは、相手の良いところを素直に学ぶところだろう。

今の日本は多分にアメリカ人的な価値観が強くなっているが、そろそろこの国も幸せについて考える時間を増やしてみてもよいのではないだろうか。

僕達にとって、明日食うことを心配する時代は遠く過去の歴史となりつつある。
僕達は先人の努力の成果の上に生きており、幸いにも、必死にならなくても生きられる現代の日本に生まれ育った。たまたま、運良く、だ。

明日は日曜日。
一度しかない人生、幸せって何なのか?を、暖かい日差しの下に座って、ゆっくりと考えてみてはいかがだろうか?

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」は、そんなきっかけになるドキュメンタリーです。<木村君、大絶賛!!>

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他人を幸せにするということ

  • 2017/04/30 18:50
  • カテゴリー:価値観

どんな風に生きたいか?と、あなたが聞かれたらどう答えますか?

若いうちから「他人のためになりたい。ひとを幸せにできる人間になりたい」とかって、言う人がいるけど、僕はそんな考えは、今すぐにやめたほうがいいと思う。

まずは、自分が幸せになることに向かって、一生懸命になるべきだ。

必死に自分の幸せと向き合うべきだ。

自分が少しずつ幸せになると、だんだん自分だけの満足では幸せになれなくなってくる。
そうすると、自然に、他人の笑顔がなければ幸せが味わえなくなってくるものだ。

自分の幸せを追求する過程で、他人を顧みないで生きている人もいる。
でも、それは過程であって、そんな人も、本当の幸せの尻尾を掴むと、自分だけでは幸せにはなれないことに気付く。




自分が幸せになるって、簡単ではない。
ましてや、他人を幸せにするなんていうことは、そんなに甘いことではない。

自分自身が幸せになる技術を身につけていなければ、他人など、幸せにはできっこない。

まずは、一生懸命、自分のために生きることだ。
10年、20年、自分のために一生懸命、生きてみる。

すべては、そこから始まると思う。

ポタポタと水道から落ちる水の下にコップを置く。
落ちてくる水が幸せだ。

一生懸命生きていると、ポタポタ落ちていた水がだんだん沢山落ちるようになってくる。
だんだん、飲む量よりも多くの水が、落ちてくるようになってくる。
※注 ここで言う「水」はお金ではありません。

やがてコップが一杯になり、あふれ始める。
あふれた水が、周りの人を幸せにするということなのではないだろうか?

他人を幸せにするということは、そんなことじゃないかと、僕は思う。

僕は、自分に幸せに生きるための技術も能力もないのに、そんなことを目指して、10年以上の歳月を無駄にしたような気がする。

もちろん、人生に無駄な時間などない。
無駄だと思っている時も、後から考えるとよい経験だったりする。

人生遠回りをするのもよい。

でも、たまには、ぢぢいの独り言に耳を傾けるのも、よいと思うよ。(笑)

そして、僕はそんな人間になりたい。

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史上最悪のジェノサイドを行なった国はどこでしょう?

  • 2017/01/15 09:09
  • カテゴリー:価値観

さて問題です。
史上最悪のジェノサイドを行なった国はどこでしょう?

ルワンダ?
ナチスドイツ?
クメールルージュ?

彼らの虐殺が子供のように見えます。

そして、そのジェノサイドの舞台になった国は、虐殺者達を今、愛している。
教育とは怖ろしいものだと痛感します。

※戦争とは、兵士と兵士が戦うものであり、一般市民を殺すことは禁止されています。

以下は、産経ニュースからの引用です。

引用元:
http://www.sankei.com/premium/news/170115/prm1701150012-n1.html

 太平洋の戦場では米兵による残虐行為が行われました。初の大西洋単独無着陸飛行に成功した米国人チャールズ・リンドバーグは開戦後、民間人技術顧問として南太平洋の前線に派遣され、そのときの米兵の振る舞いを著書『リンドバーグ第二次大戦日記』に書きました。

 「わが軍の将兵は日本軍の捕虜や投降者を射殺することしか念頭にない。日本人を動物以下に取り扱い、それらの行為が大方から大目に見られているのである。われわれは文明のために戦っているのだと主張されている。ところが南太平洋における戦争をこの目で見れば見るほど、われわれには文明人を主張せねばならぬ理由がいよいよ無くなるように思う」とした上で、米兵が日本兵の遺体から金歯を盗んだり、耳や鼻、さらには頭蓋骨を「お土産」として持ち帰った事実を紹介しています。

 日本兵の遺体の一部を持ち帰る行為は広く行われていて、米国の雑誌「ライフ」の1944年5月22日号には、若い米国人女性が前線のボーイフレンドから送られてきた日本兵の頭蓋骨をうっとり見つめながら礼状を書いている写真が掲載されています。

 ジョン・ダワーという米国の反日的な歴史学者でさえ、こうした実態を紹介した上で「もしも歯や耳や頭皮がドイツやイタリアの兵士から収集され、それが英米国内に報道されたならば、騒然たる状況を引き起こしたに違いない」と指摘しています。

 ドイツ人やイタリア人は同じ白人であり、人種的蔑視の対象ではありませんでした。ナチスの政治体制とドイツ人は分けて考えられていました。しかし日本人については国全体を人間ではない野蛮な存在とみなしていたのです。

 ルーズベルトが「日本人は頭蓋骨の発達が白人より2000年遅れているから邪悪なのだ」と大真面目に信じていたという話を連載の5回目で紹介しましたが、海軍提督ウィリアム・ハルゼーは「日本人は雌猿どもと、慈悲深い皇帝によって中国から追放された極悪の罪人たちとの交尾による産物であった」という「ことわざ」を信じていました。部下に対して「下等な猿ども」をもっと殺して「猿肉」をたくさん作れと督励しました。

 「良いジャップは死んだジャップ」とも公言しました。これは米国がインディアンを虐殺していたころの軍人フィリップ・シェリダンの有名な暴言「良いインディアンとは、死んだインディアンのことだ」をもじっています。米国人は対日開戦の半世紀前の1890年までインディアンの虐殺を行っていましたから、太平洋戦線の兵士たちは父や祖父から虐殺の武勇伝を聞かされていたのです。彼らにとって太平洋の島々は「開拓」すべき「フロンティア」であり、日本人はインディアンと同様、絶滅の対象だったのです。

 米国による残虐行為の最たるものが東京大空襲や広島、長崎への原爆投下など非戦闘員の大量虐殺です。

 米国は戦争が始まるとユタ州の砂漠に東京・下町の街並みを再現する日本家屋群を作り、ちゃぶ台の上にはしと茶碗まで置いて、焼夷弾の効果を確かめる実験を行いました。そうして完成したのがM69という、わが国を焼き尽くすための新型焼夷弾でした。江戸時代の大火が春に集中していたことを調べ上げ、1945(昭和20)年3月10日を東京大空襲決行の日に選びました。

 東京大空襲の約1カ月後の4月12日、わが国を戦争に追い込んだ米大統領ルーズベルトが死去し、後任に副大統領のハリー・トルーマンが就任しました。このトルーマンが8月6日に広島に、9日に長崎に原爆を投下した大統領になります。

 わが国の一部には「日本が侵略戦争を行い、ポツダム宣言を黙殺したから原爆を落とされた」という原爆容認論があります。広島の原爆死没者慰霊碑には「過ちは繰返しませぬから」と刻まれ、修学旅行でやってきた児童・生徒が「自分たちの祖先が悪かったから原爆を落とされたんだ」と反省しています。

 米国民の多くは「原爆投下によって終戦を早め、本土決戦で犠牲になるはずの100万人の米兵の命が救われた」という根拠のない「原爆神話」「早期終戦・人命救済説」を信じています。2007年には核不拡散問題担当特使のロバート・ジョゼフが「文字通り何百万もの日本人の命がさらに犠牲になるかもしれなかった戦争を終わらせたということに、ほとんどの歴史家は同意すると思う」と、米兵だけではなく日本人のためだったと恩着せがましく語りました。

 わが国の原爆容認論、米国の原爆正当化論は、どちらもとんでもない話です。ルーズベルトは真珠湾攻撃2カ月前の1941年10月に原爆の開発を承認していました。ポツダム宣言が発表されたのは1945年7月26日ですが、トルーマンはその前日の25日に「広島、小倉、新潟、長崎のいずれかの都市に8月3日ごろ以降の目視爆撃可能な天候の日に特殊爆弾を投下する。追加分も準備が整い次第、前記目標に投下せよ」と命令していたのです。

 トルーマンはこの日の日記に「ジャップに対し、降伏し、命を無駄にしないよう警告の宣言を発するつもりだ。彼らが降伏しないことは分かっている」と書きました。ポツダム宣言とは関係なく原爆を落とすつもりだったのです。

 日記には「われわれは世界の歴史で最も恐ろしい爆弾を発見した」とした上で「ノアの箱船の後のユーフラテス渓谷時代に予言された火による破壊とは、このことかもしれない」との記述があります。これは、旧約聖書の「創世記」に登場する都市「ソドムとゴモラ」を指しているとみられます。

 ソドムとゴモラは同性愛などの退廃が神の怒りをかい、天からの激しい火によって滅ぼされたとされています。トルーマンは原爆投下を天罰と考えていたのでしょう。

 トルーマンは8月の2発に続いて、9、10、11月に3発ずつ、必要なら12月にも7発と、最大18発の原爆を投下するという軍部の計画を承認していました(1995年7月16日付ワシントン・ポストの報道)。

 現代史研究家の鳥居民氏は、ポツダム宣言はわが国が「黙殺」するように作られていたと論じました。ポツダム宣言の草案には、共同署名国としてソ連が書かれていましたが、トルーマンと原爆投下を強硬に主張する国務長官ジェームズ・バーンズはそれを削り、中国国民政府に差し替えました。わが国がソ連に和平の仲介を依頼していることを知っていたため、ソ連への期待を持ち続けさせようとたくらんだのです。

 草案には天皇の地位保全(国体護持)を認める条項もありましたが、それも削除しました。国体護持こそがわが国がこだわっていた降伏条件だったからです。

 そして、最後通告の公式文書だと思わせない形式にし、ホワイトハウスや国務省からではなく宣伝機関の戦時情報局から発表しました。

 広島と長崎に原爆を落とすまでわが国を降伏させないように、ポツダム宣言はできていたのです。米国は開戦前にわが国の戦争回避の努力を知りながら時間稼ぎをして追い込みましたが、戦争が終わるときも和平意図を知りながら引き延ばして原爆を落としたのです。

 もしドイツの降伏が遅くても、原爆はドイツに対して使われることはなかったでしょう。日本人に対する人種偏見があったからこそ恐るべき人体実験が行われたのです。

 トルーマンは広島に原爆が投下されたとき、ポツダム会談を終えて巡洋艦オーガスタで帰国する途中でした。将校から「原爆投下成功」のメモを見せられると飛び上がって喜び、「歴史上、最も大きな出来事だ」と言いました。

 トルーマンはルーズベルトに負けず劣らずの人種差別主義者でした。27歳だった1911年、後に妻になるベスに宛てた手紙にこう書きました。

 「叔父のウィルが言うには、神は砂で白人を作り、泥でニガー(黒人の蔑称)を作り、残ったものを投げたら、それが落ちて中国人になったそうです。叔父は中国人とジャップが嫌いです。私も嫌いです。たぶん人種的偏見でしょう。しかし私は、ニガーはアフリカに、黄色人種はアジアに、白人はヨーロッパと米国にいるべきだと強く信じています」

 原爆投下を受けて、全米キリスト教会連邦協議会のサミュエル・カバート事務総長はトルーマンに「多くのキリスト教徒が動揺している。それが無差別破壊だからだ」と電報を送りましたが、トルーマンはこう返信しました。「獣を相手にするとき、あなたはそれを獣として扱わなければならない。大変残念だが、それでも真実だ」

 戦後も「後悔していない」「全く心が痛まない」と繰り返し語りました。1958年のCBSの番組で、道義上の問題があるので決定は難しかったのではないかと問われると、「とんでもない。こんな調子で決めたよ」と、ボーイを呼ぶように指をパチンと鳴らしました。

=つづく
(地方部編集委員 渡辺浩)

*****引用ここまで*****

だそうです。
つづきが楽しみです。

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なぜ、中国は日本に嫌がらせをしてくるのだろうか?

先日の(2017年01月01日)読売新聞の記事によると「中国政府が日本の排他的経済水域(以下EEZ)の周辺などで海底地形の調査を行い、国際水路機関(本部・モナコ)の下部組織に対し、中国語による命名申請を2016年に活発化させていたことが明らかになった」らしい。

元記事:http://sp.yomiuri.co.jp/world/20161231-OYT1T50144.html




つまり、他国の領域に自分の国の名前をつけているわけだ。
これを嫌がらせと言わず、何と言うべきか?



これ以外にも、以前から中国は日本の沖ノ鳥島について「沖ノ鳥島は島ではなくEEZを認められない地形だ」と主張している。

沖ノ鳥島なんて、太平洋上にあって、日本海の向こう側の中国にはぜんぜん関係ないじゃん?
と、僕は思っていた。

なんで、言いがかりをつけてくるのだろう?と。


地図の向きを変えることで、見えてくること。

世界地図の東アジア部分を、中国を下にして見てみる。
日本人には見慣れない、地図がそこには現れる。

地図引用:http://www.aquanotes.com/asia/index.html
地図素材フリー(一部分を引用し、向きを変え国名を追記)



こうやって見てみると、確かに中国の海洋への出口は各国にふさがれている。

地図の左側を日本にふさがれ、台湾をはさんで、右側はフィリピンにふさがれている。
さらにフィリピンの隣には、マレーシアとベトナムにふさがれている。

日本や台湾、フィリピンが、重く、中国にのし掛かっている様に見えるのは錯覚だろうか?



物理的に船が通れる海域を考えてみると、台湾と沖縄周辺を通るか、フィリピンとベトナムの間を通るか、いずれかしかない。
ただ、フィリピンとベトナムの間を通っても、その先はマレーシアとインドネシアにふさがれている。



では、排他的経済水域(EEZ)を地図に重ねてみると、どんな地図になるのだろうか?

※ 排他的経済水域(EEZ)とは?



地図引用:http://redd.it/27fibu
「排他的経済水域を含めると、また違った視点で世界が見れる」より。



この地図には陸地が描かれていないので、普段見る地図とは、かなり違って見えるが、中国の周りを見てみると、完全に他国のEEZにふさがれてしまっているのがわかる。



上の地図とあらためて見比べてみる。
当然、陸地は船が通れないわけで、海洋部分に注目すると、さらに台湾と沖縄周辺の重要度が増すことがわかるだろう。



ところで、中国とはどんな国なのだろう?

ここで、中華人民共和国という国が、どうやってできたのかをみていきたい
(中国史に詳しい方は読み飛ばしてください。)


考古学的に確認されている、中国の最も古い王朝は、紀元前17世紀の「殷(いん)」だそうな。

その後、秦の始皇帝が現れ大陸を統一するも、わずか15年で滅びる。

のち、光武帝の後漢が現れるも、世は乱れ、三国志時代に突入していく。
この漢の時代は(前漢、後漢)今と同じように漢民族が大陸を支配していた時代だ。

今回のブログは中国史がテーマではないので詳しくは省略するが、中学の教科書で習った遣隋使とか遣唐使の時代を経て、元の時代にはモンゴル人に中国大陸が支配されたりしていた。



次に現れた王朝、清の時代に大陸を支配していたのは満州あたりを拠点としていた女真族だ。
(女真族とは、12世紀には金という国を作って宋に攻め込み、一時は中国の北半分を支配するものの、その後、モンゴル人に滅ぼされる。17世紀には後金が再結成され、明より独立した。)

ごく少数の女真族が圧倒的多数の漢民族を支配していた時代である。

女真族は漢民族を政治はもちろん、言論でも押さえつける。
女真族独特の辮髪(べんぱつ)と呼ばれる髪型などを漢民族にも強要する。
頭の後ろだけを長髪にして編みこんだ、いわゆる「ラーメンマンカット」です。(笑)

その後、イギリスとの2度の戦争に敗れ(アヘン戦争とアロー戦争)フランスとの清仏戦争に敗れ、日本との日清戦争に敗れて、清は衰退していく。

そこで出てきたのが、孫文という人。
漢民族である孫文が、中華民国をおこし、初代大統領に就任する。

袁世凱が裏切ったり、清朝では皇帝溥儀(ふぎ)が退位することなったりしているうちに、中華民国は分裂状態となる。
モンゴルやチベットが独立したのは、ちょうどこの時期です。



そしてヨーロッパでは、第一次世界大戦が勃発する。

この当時、日本はイギリスとの同盟関係にあった。
そのため、日本はこの同盟を口実に中華民国にあったドイツの基地を攻撃する。(ドイツは同盟国イギリスの敵国だ)

日本は第一次世界大戦の主戦場であるヨーロッパから遠く離れた地で、中国の利権を狙い無理やり参戦したのだった。

そして、第一次世界大戦の戦勝国となった日本は、中国大陸におけるドイツの権益を引き継ぎ、中華民国政府にも日本人顧問を採用させたりすることに成功する。
さらには、清朝最後の皇帝溥儀を担いで、満州国という傀儡政権を中国大陸に建国する。



日中戦争、太平洋戦争を経て、日本の敗戦。
中華民国は、棚ぼた式に日本の支配からは逃れることができたのだが、またまた、この国は内戦状態に陥る。



毛沢東の率いる共産党と蒋介石が率いる国民党は、日中戦争以前から戦っていたが、日中戦争が発生したため、一時休戦していた。
その休戦状態が、第二次世界大戦の終結後、内戦再開となったのだった。

結果、ソビエト連邦に後押しされていた共産党が勝利をおさめ、中華人民共和国が設立されたのは皆様のご存知の通りです。(国民党政権は台湾へ。)


長々と何が言いたいのか?(中国史の話はここまで)

大陸は何千年もの長い期間、群雄割拠が続き、様々な民族が支配し支配され、民族間で弾圧し弾圧されてきたということが言いたいのでした。

乱世に次ぐ乱世。
いわば、民族対民族の、戦いの歴史なんですね。
中国大陸の歴史は。



日本にも戦国時代はあったけど、長く徳川の江戸時代が続き、群雄割拠の戦乱状態とは、かなり違った歴史を歩んできました。

ましてや、日本の場合、民族間での滅ぼしあいとか、弾圧ということではなく、日本列島という閉鎖された土地の中で、大和民族内での覇権争いでしかなかった。

言い方を変えると、ひとつの王朝(天皇家)の元での派閥争いの歴史でしかなかったと言えるのではないだろうか?
そこには民族間の血で血を洗うような争いではなく、中国大陸に比べるといわば「内輪もめ」というレベルとも言えるかもしれない、と僕は思うのだ。

領民にとっては年貢の納め先が変わるだけで、敵対民族による弾圧があったわけではなかったのだから。



なので、国家としての考え方が、根本的に違うのも当たり前なのだと思うのです。



そして現代。
そんな長い戦乱の歴史の後にできた、中国大陸の統一国家が、漢民族による現在の中華人民共和国です。
これまでの歴史の通り、支配民族は他民族を弾圧していく。

漢民族の中華人民共和国は、中華民国時代に独立したチベットを侵略し併合する。(ダライラマはインドに亡命。)



さて、チベットの次はどこを狙うか?

北へ向かって、軍事大国であるロシアを苦労して攻略しても、そこにあるのは永久凍土のシベリアだ。
夏でも溶ける事のない分厚い凍土の下に資源はあるけれど、その開発には膨大な知恵と資金が必要になる。



では、西に向かうか?

そこにあるのは、砂漠の地。
古くから、シルクロードとして知られたルートですが、この地には果てしなく続く砂と土漠の通路があるだけ。(モンゴルさん失礼!)



そして手にしたチベットの先には、どんな土地があるのか?

そこには、ヒマラヤの壁がそびえ立つ。
遥かなる天然の要塞。(←つまり、行き止まり。)


つまり、主だった内陸の支配は、完了した。

四方に敵がいなくなった余力を、今後はどこに向けるのか?

それは、すなわち、海洋進出。

←レゴの「海洋調査船」(笑)


冒頭で紹介した、二つの地図。

海洋を見てみると、サハリンから日本列島、南西諸島、琉球諸島の隣はすぐに台湾、そしてフィリピンまで、断続的に列島や島々が続いている。

海洋上のEEZは、びっしりとつながってる。



邪魔で邪魔で仕方がない。
この周辺の海には中国だけで独占できる海路がないのだから。
さらに言えば、他国の庭先(EEZ)を通らねば、どこにも行けないのだ!



これらの地図を見ていくと、尖閣諸島はただの無人島としての価値ではないことがはっきりとわかる。
さらには、この地域には海洋資源も豊富なのだが、長くなったので、今回はこの話は置いておく。 ^_^;

ある野党の党首が「無人島の尖閣諸島などは中国にくれてやればよい」と発言したことがあるが、彼はその重要性を認識していないのだろう。

そして、琉球独立運動に中国が積極的に力を注ぐ理由もわかる。



チベットの次は。。。



現実主義者の漢民族は、盗れるところから獲っていくだろう。

彼らは単なる嫌がらせをしている訳ではないのである。


■参考資料
わかりやすい中国の歴史
http://www12.plala.or.jp/rekisi/tyuugokurekisi.html

キングダムから三国志まで】3分でわかる中国の歴史
http://rekijin.com/?p=9832

■参考動画
「逆さ地図から日本を見てある事に気付いた・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=2suyzuy7T3w&feature=share



 

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「ディアインディア」発売記念と僕の旅の始まり

  • 2016/10/27 23:10
  • カテゴリー:

友人の写真集が発売されました!

1990年夏
僕は生まれて初めての海外旅行で、ひとりインドにいた。

バラナシの安宿の雑居房で出会った、一人の日本人写真家。
歳は僕の二つか三つ上だったと思う。

旅の途中で出会った彼とは、その後、カルカッタもあわせて、約2週間位、一緒のドミトリーで生活していた。

彼は毎日、白黒のフィルムの入った一眼レフを持ち、雨の街を徘徊していた。

一方、僕はその旅にはカメラを持っていっていなかった。
あの時の旅について、今でも残っている記録は記憶のみだ。

なので、この写真集は僕の初めての海外旅行の記録でもある。(←勝手に)

僕の古き想い出につながる写真集~♪

堀井太朗氏
彼は今、石垣島で陶芸家として暮らしています。

さて、当時のインド。

僕の初めての海外旅行は、衝撃の連続だった。

トランジットで滞在したバンコク。
ジュライホテルで出会った、古参のバックパッカー。
日本ではたぶん、出会うことのない人々。

デリー空港の銀行窓口で、日本円をインドルピーに両替をした時。
まさかとは思ったけど、行員が500ルピー札をちょろまかそうとした。
「500ルピー足りない」と告げると「わかっているよ、今渡そうと思ったんだよ」とポケットから出す。
おいおい。

安い航空券にありがちな、深夜到着。
ぼられながらも、なんとか深夜の街にたどり着き、宿を探す。
外国人が地図を広げていると、好奇心旺盛なインドの人々が寄ってくる。

私に群がるインド人達が口々に叫ぶ。
「どうした?」「どこから来た?」「どこに行くのか?」
「俺のタクシーに乗れ」「俺が両替してやる」「女はいらんか?」
初めての海外旅行で到着したインド、夜中で疲れており、宿で休みたい。

僕は叫んだ。「私はオールドデリーが欲しい!」
人々は、ぽかんとして散っていく。

僕は英語が不得意だ。
英語の偏差値は45でずっと過ごしてしまった。
I'd like to go to old Delhi.
と、言うつもりが、
I'd like to old Delhi.
と、叫んでいた。こりゃ、意味わからん。。。(笑)

翌朝、起きると、外は洪水だった。
この国にある、ありとあらゆるものが、道に流れていた。
この洪水も、3日で慣れた。
それが、雨季のインドの日常風景だったから。

街でビールを飲んでいると、誰も相手にしてくれなかった。
でも、皆から尊敬されている僧侶が、道端で車座になってマリファナを回し飲みし、紫の煙をたなびかせていた。
「旅の人、一服どうかね?」と笑顔で手招きする。


世界遺産のタージマハルの入り口で、なぜかインディージョーンズのようにムチを振っている男がいる。
話しかけると「このムチを買わないか?」と言う。
インディージョーンズに憧れていた僕は欲しくなる。

交渉すると、100円ライターと交換してくれると言う。
今渡してしまうと、宿に帰るまでタバコが吸えないので、夕方、帰りに交換しようと約束する。
そして、夕方。
いくら待っても彼は来なかった。。。

当時、インドの大都市では、100円ライターの改造屋がたくさんあった。
空になった100円ライターを持っていくと、お尻に細いドリルで穴を開け、バルブをねじ込んでくれる。
このバルブをつけてもらうと、ガスが充填できるようになる。
もちろん、ガスの充填屋さんも繁盛していた。

ガンジス川の日の出を見るため、早朝、舟に乗った。
美しい日の出。
ふと、川岸に目をやると、野犬が何かを食べている。
それは、下半身だけになった男の死体だった。

地下迷宮のような街を、散々迷い、彷徨う。
そして、突然、明るいガートに出る。
ガートの横で焚き火をする人々。
よく見ると、その焚き火からは、人の足が突き出ている。

その広場は、青空の下、とうとうと流れるガンガーのほとりにある、壁もない(もちろん屋根すらない)火葬場だった。
沸騰し、破裂するはらわた。
涙ぐむ家族。

ガバメントショップ(政府直営店)と書いてあるラッシー屋(ヨーグルトドリンク屋)。
大麻のたっぷり入ったバングラッシーをジョッキで一気飲みしている警官がいた。
彼は目を真っ赤にして、何事もなかったように交通整理のため交差点に戻っていった。

日本人宿には、膨大な量の若者の顔写真が貼ってあった。
「この人物を見かけたら連絡を欲しい。父より」
そんなメッセージが添えられていた。
行方不明者はとても多い。

事件や事故に巻き込まれたケースもあると思うが、その大半は、自ら沈没し、行方を絶ってしまっている人も結構いると思う。
僕自身も、自暴自棄になり自らのパスポートを破る人を見ている。

旅のベテラン、sottbabaさんに出会ったのもこの頃だ。
sottbabaさんは身長180cmと、大柄なのだが、体重は50kgない。
なので、トランプのような人だった。
前から見ると存在感があるのだが、横から見ると薄い。(笑)

旅のベテランらしく、荷物が少ない。
次の街に移動するという日、見送りに出ると、スーパーのビニール袋をひとつ手に持っているだけだった。
「荷物は?」と、聞くと、それだけだと言う。

数ヶ月間、旅を続けている彼は、最初はもっと荷物があったらしい。
「旅と言うのは失うことなんだよ」と、言っていた。
スーパーのビニール袋からは、体を洗うナイロンタオルがはみ出していた。
sottbabaさんは、今、日本で、聖「ひじり」として暮らしている。

ガンジス川で出会った老人は、3ヶ月かけて、歩いて聖地バラナシに来たと言う。
ここには死ぬために来たと、言っていた。
だから、もう、いつ死んでもよいと。
その力強い笑顔は、とても元気で健康そうだった。

それほどの聖地であるならと、僕も沐浴をする。
隣では、にごったガンジス川の水で歯を磨く黄色い目のおばさんが微笑みかけてくる。
その時、僕の腰に何かが当たる。
よく見ると、布でグルグル巻きになった赤ん坊の死体が流れてきていた。

翌日から1週間ほど37度の微熱が続く。
激しい下痢と血便。
日本に帰国するなり、隔離病棟に収容される。
もちろん、自宅には保健所の職員が来て、消毒が施される。
その後、10年間以上、僕の体から「硬いう○こ」が出てきたことはない。

ビジネスマンが行き交うカルカッタの雑踏。
足元に、薄汚れた、元はオレンジ色だったと思わせる袈裟を着た、ひとりの僧侶が倒れていた。
よく見ると、その僧侶はアスファルトの割れ目に頭を突っ込んでいる。
それが彼の修行なのだ、という話を、後に聞いた。

カルカッタのある喫茶店。
インドは紅茶文化の国だ。
チャイと呼ばれる甘いミルクティーが美味しい。

チャイを飲んで、帰ろうとすると、店主が、僕を呼び止める。
「洗っていけ」

へ?
なんで?

店主は、客である僕に「洗っていけ」と言う。
よく見ていると、他の客も、各自洗って帰っていく。
「俺はカーストが高い。お前らの飲んだものが洗えるか?」だそうだ。

この店はお客が自分の飲んだ器を洗うので、皆、いいかげんな洗い方。
だから、この店の器は汚いのか。
その店には、もう翌日からは、行かなかった。

インドにいると、時間の流れがゆっくりになる。
ふと気付くと1週間など、あっという間に過ぎていく。
移動せねば、と思う。

翌日の移動を決心し、駅に切符を買いに行く。
大きなターミナル駅は外国人用の窓口があるので問題はないが、小さな駅は地元の人と同じ窓口で買わねばならない。
これが、一苦労。
なので、丸1日、切符を買う日、というのを設定した。

駅に着くと人だかり。
切符売り場は、その人ごみの先の方にある。
人を掻き分け、少しずつ前に進む。

30分も経っただろうか?
ようやく人ごみの先頭にたどり着く。
そこには透明なアクリル板に20cm四方の穴が開いており、その中には、切符を売る人がいる。

その小さな穴には、常に紙幣を握り締めた浅黒い腕が何本も、差し込まれている。
意を決して、紙幣を握った手を、穴にねじ込む。

しばらくすると、中の切符売りの人と目が合う。

「どこにいく?」という目で見るので、大声で「ボンベイ!」「明日!」と叫ぶ。
数十分後、厚紙に何か印刷してあり、その上に手書きで何か数字らしきものが書いてある小さな紙片を手に、宿に帰る僕の姿があった。


翌日、移動の日。

電車は時間通りに来ないので、早めに駅に到着。
駅員に、プラットフォームNoを尋ねると、3番ホームだと言う。
列車にはヒンディー語だけで、英語表示なんてないので、列車が入るたびに、「ボンベイに行く?」と、乗客に聞く。

「No!」
この列車も違うらしい。

いい加減、発車時刻も過ぎ、疑心暗鬼になってきたので、駅員にもう一度尋ねる。
すると、プラットフォームNo1だと、言う。

まじ?
以下、同じことを何度か繰り返す。
 ********** 中略 **********
3時間後、ようやく列車に乗り込むと、指定席のはずの自分の席には、インド人が寝ている。
そして、彼をどかして、横になると、外はもう夜になっていた。

長距離列車には、もちろんトイレもついている。
しかし、汚い。

なぜなんだろう。
あと、便器まで1歩のところに、人糞が落ちている。
あと、1歩、我慢ができなかったのだろうか?
不思議である。

などなど。
いろいろあるのが、旅の楽しみ。

「トラベルの語源はトラブルだ」と誰かが言っていた。
実際の語源は知らないが、その通りだと思う。

そんな国を、なぜ、初めての海外旅行の国に選んだのか?

当時、まだインターネットも普及しておらず、情報は少なかった。

単純に
・インド人って皆、ターバンを巻いているのだろうか?
・インドの人って毎日カレーを食べているのだろうか?
・インドには、ビーフカレーは本当に食べられないのか?

それを見に行きたかった。
そして、それをしっかり見てきた。(^_^)V

当時の僕は、急にまとまった時間が取れて、旅に出ることを決めた。
そしてその3日後には、当時できたばかりで1店舗しかなかった格安チケット屋の走りでもあるHISで航空券を買っていた。

これが、考える時間が1週間あったとしたら、ビビッて他の国にしていたかもしれない。
インドに行っていなかったら、これほど旅には、はまらなかっただろう。

そして、僕の一人旅人生が始まったのだった。。。(おしまい)

←その後3か月位アジアをウロウロした時はこの本を持って行った

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何のために生きるのか?「スティーブジョブズの最後の言葉」を観て

  • 2016/07/13 06:48
  • カテゴリー:価値観

脳細胞は、一度壊れると二度と再生はしない。

僕はこの数年間、病んでいた。

その期間の中には、本当に色々なことがあったし、色々なことを想い、そして、死と直面する毎日を送り、家族をはじめ、たくさんの方に迷惑もかけた。

でも、脳というのは、細胞は復活しなくても、脳全体の機能としては少しずつ戻るらしい。

ようやく最近、少し長い文章も書けるようになってきたので、4年ぶりにこのブログを更新しました。

昨夜、「スティーブジョブズの最後の言葉」というYoutube動画を観た。
https://www.youtube.com/watch?v=-lq4tnggpEw

短い動画だし、むずかしいことを言っている動画ではないので、あらためてここで内容の解説はしない。

要点としては、「富では本当の幸せは得られない」ということを言っている。

ジョブズが亡くなってから時間も経ち、今頃なんでこんな動画が出てきたのか?とか、そもそもの出典があやしい、とか、いろんな意見があります。

たぶん、本人の身近な人が作ったのではなく、故人を悼む方が彼の生き様をみて、想像の中で作ったものなのかもしれない。(日本語字幕だし。)

そもそも、ジョブズが「富を目指して仕事をしていたのではないのでは?」というところでもあるが、それもここでは置いておく。

少なくとも、100万回近く再生され、1000人近くの人がシェアしている動画なのだから、それなりに人々の心を動かしていることには間違いがないだろう。

さて、今回はこの動画のテーマでもある、「幸せ」についてを考えてみたい。

この動画の言う通り、お金では幸せになれないのであれば、なぜ、人は、お金が幸せを生み出すと誤認するのだろうか?

お金が幸せを生み出すのではないという人が多いけど、本当にそうなのか?

その言葉には、若干の違和感を感じる人が多いのではないだろうか。

少なくとも、僕は違和感を感じた。
その違和感が何なのか?ということを考えてみた。

まず、ここで、この動画では言っていない一つの事実を言っておきたい。

不幸に貧乏が重なると地獄である。

これは事実だと思う。

僕自身、18歳の時に新聞奨学生に申し込み、実家を飛び出し4畳半一間の部屋からスタートした。

途中、バブル経済の楽な時代を過ごし、その頃、自らの甘さで背負った借金の返済に、その後の10年以上を費やした。

貧乏は結構味わったので、「不幸に貧乏が重なると地獄」であることは身にしみてわかる。

世の中にはいろんな不幸がある。

自分の心が招く不幸もあるし、戦争や犯罪などに巻き込まれて起きる、ある意味、不可抗力に満ちた不幸もある。

そんな不幸に陥った時に、貧乏が重なると地獄だ。

誰しもが、いくつもの不幸を経験しながら大人になる。

そんな不幸を経験する中で、お金が不幸を少しだけやわらげてくれることを知るのではないだろうか。

不幸をやわらげてくれるお金。

例えその不幸が、不可抗力である戦争に巻き込まれた時であったとしても、お金が不幸をやわらげてくれるのは事実だ。

お金によって海外に逃げ出すことができるかもしれないし、自宅に核シェルターを作ることができるかもしれない。

少しだけ幸せ度をあげてくれるお金。

そんなところから、お金が幸せを生んでくれると人は誤認するのだろう。

でも、お金は不幸をやわらげてくれるけど、本当の幸せはもたらさない。

幸せをもたらさない、とまで言うと言い過ぎかも知れないが、少なくとも、お金はただの道具に過ぎない。

道具は使って何ぼである。

なので、お金を増やすことが目的になってしまっては本末転倒である。

何のためにお金がいるのか?

自分の幸せを増やすには、いつ何をしたいのか?

それをするために、時間とお金がどれ位必要なのか?

一般的に、時間とお金は反比例する。

お金がある人は時間がないことが多いし、時間のある人はお金のない人が多い。

その両方を手に入れるために働いている?

それはそうかもしれない。

でも、どれだけの金額とどれだけの時間があれば、幸せになれるのだろうか?という、具体的な指標を持っている人は少ないのではないだろうか。

いつか、時間とお金を手に入れたい。
と、思っているだけでは、現実に両方を手に入れられる人は少ないだろう。

いつまでにいくら手に入れるのか?

そして、そのお金を何にどう使うのが、自分の幸せに結びつくのか?

漠然とした夢は実現できない。

夢を現実にするには、具体的な目に浮かぶ目標が必要である。

いつまでにどうなる。(どうする、でもよい。)

この「どうなる」が具体的であればあるほど、実現の可能性は高い。

別に最終目標ではなくてもよい。

近未来の小さな目標でも、良いと思う。

その小さな目標の実現を積み重ねることによって、豊かな人生が送れるのではないだろうか?

僕の直近の目標は「15万バーツ」のお金と「1ヶ月」の時間を作ることだ。
小さいなぁ。でも、僕はこれで幸せなのである。

さて、本当の幸せはどこにある?

人は死ぬ時、それまでの人生が走馬灯の様に蘇る、と言われている。

走馬灯の様に蘇るかどうかは別として、自らが望まない死に直面した時に、これまでの人生を振り返るのは当たり前かもしれない。

そして想う。

自分にとって、自分の人生は何だったのだろうか?

さて、
あなたは、自分の人生を何のために、使うのだろうか?


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こうすれば、日本は破綻を回避できる!

  • 2012/03/01 14:32
  • カテゴリー:経済

何度かこちらのブログにも「日本は破綻するのでそれに備えよう」という話を書いていますが、破綻を回避する方法は無いのでしょうか?

これまで、破綻を回避する方法として書いてきたのは次の通り。

・増税による返済
  一番の正攻法ですね。ただ、いくら試算を重ねても現実的な税率での返済は困難。
  高税率、低福祉社会を受け入れる準備が国民にあるか?という話。
・インフレ政策
  お金をジャンジャン刷って返済してしまうという、ずるい方法。
  これを実際に行うとハイパーインフレを招く可能性が高く、経済は混乱に陥ることは必至。

さて、他に方法は無いのでしょうか?
日本の場合は、右手(国)が、左手(国民)から借金をしている状態なので、他国のデフォルトと事情が違い、打てる可能性のある手はいくつかある。
他国が債権者だったら許されない方法だけど、かーちゃんから借りた借金だから許される?というような方法がいくつかありそう。

例えば、新円切り替え
上記のインフレ政策との組み合わせて使うのだが、インフレ目標を定め、一定のインフレに陥ったところで、円通貨を切り替える。
切り替えるって具体的にどうするか?というと、例えばゼロを2個無くした紙幣を発行し、一気にその紙幣に切り替える。
そうすると、何が起きるのか?

少なくとも今の100倍以上のインフレになっている状態であれば、1000兆円の借金は実質価値が10兆円になっているわけで、ほぼ、借金は踏み倒し成功したことになっている。(実際には国債の購入者である国民の財産が踏み倒された分だけ消滅している。)
一時的に旧円を凍結し、期日を定めて新円に切り替える。
新円についてはマネーサプライ(通貨流通量)をきちんとコントロールし、インフレを止める。

あとは、新円で実質価値10兆円分の国債を償還して終わり。

結果として、増税することなく、国民の懐から破綻規模の借金を抜き出すことができた。

悪ですねー。
極悪ですねー。
強盗とほぼ同じことを国家が行うわけで。

と、実際に経済誌の記事では、平成に入ってからも現実に「新円切り替え」は検討されたことがあるという記事を読んだことがあります。
ただ、実際に実施するには経済大混乱は必至ですから、最後の手段として考えるかどうか、というレベルの話。

そもそも、そんなズルイことをしては、いつか罰が当たるでしょ。
国民は、おとなしく増税案を受け入れるしかないのだろうか?
(って、この議論になると話があっちこっちに行ってしまう。あっちの無駄遣いをなくすのが先とか、あれやこれや。)

批判するなら代替案を出せ、と言われそうなのであれやこれや考えた。

こんなのはどうだろうか?

「日本円基軸通貨政策~♪」(ドラえもん風に読んで下さい)

WikiPediaのマネーサプライのページを見てみると、アメリカのマネーサプライは急激に増加している。
でも、現実にハイパーインフレには、なっていない。

かといって、今すぐに日本が同じ事を真似ると大変なことになる。

何故、アメリカドルはあれほど乱発してもインフレにならないのか?
(マネーサプライのグラフを見ると、乱発と言ってもおかしくないレベルだと思う。)

さて、ここで問題です!
世界の辺境を旅する時に必ず持って行くモノって何でしょう?

パスポート?
いやいや、それは辺境でなくても必要ですよね。

ピンポーン!
答えは、米ドルキャッシュです。

世界の辺境では、クレジットカードなんて使えないし、日本円なんて見た事無い人ばかり。
そんな土地でも使えるのは現地通貨以外では、米ドルキャッシュしかない。
逆に、政権基盤や経済基盤の弱い国では、現地通貨よりも歓迎されるのが米ドルキャッシュ。
(他には、金貨とかは使えるだろうけど、持ち運びに不便ですよねー。)

僕の言いたいのは、アジアの基軸通貨を目指そうというものです。

世界三大通貨は米ドル、ユーロと日本円。
でも、ドルだけは別格になっており、基軸通貨として世界中で流通している。
このうちの、アジア地域だけでも、日本円を基軸通貨として流通させようというものです。

当然、アメリカは猛反対するでしょう。
自国の通貨が基軸として使われているところに日本円が割り込んでくるなんてトンデモナイと言うでしょう。
そんなんで諦めていたのでは、この国は破綻するか、ハイパーインフレに見舞われるかの二者択一になりかねない。

当然、防衛はどうする?
憲法は?とか、いろんな問題を解決しないと、実現はできないだろう。

でも、まずは戦後はもうこの辺で終わりにして、日本も一つの国として独立しましょうよ。

そして、強い日本円を海外にジャンジャン輸出する。
例えば、タイやラオス、カンボジアやミャンマーに日本円を流通させる。
現実にラオスやカンボジアの一部ではタイバーツが使えるし、インドシナでの信用通貨としてタイバーツは使いやすい。

タイバーツにできて、日本円にできない訳がない!

ところで、基軸通貨になると何故、借金地獄から抜け出せるの?って?

インフレは自国の富の増加以上に通貨が発行されると起きる現象。
富が増えるのと同じだけ通貨が発行されても、通貨の価値は変わらないけど、富が増えないのに通貨をジャンジャン印刷すると1枚当たりの単価が下がるのは当り前。

でも、その通貨自体に需要を作ることでインフレは回避される訳ですよ。

アメリカがあれ程、ジャンジャン米ドル通貨を刷りまくってもインフレにならないのは、刷った分がどこかに消費されているから。
それはどこか?

お気づきの方も多いと思いますが、世界の辺境のタンス預金に吸収されている訳ですね。
だから、インフレになっていない。

これを日本でもやらない手は無い。

というか、世界中でこの政策が取れる可能性があるのは、ユーロと日本円しかない。
ユーロは巨大な経済圏であり、更に範囲を広げるよりも、ユーロ経済圏内の整理整頓がなされないと通貨の信用不安に陥りかねない状況であることは言うまでも無い。(ギリシャとかスペインとか。)

ということは、世界中で日本だけですよ。
この政策が取れるのはっ!

世界的な円高基調は続いており、日本円は強い価値を持つと世界が信じている今こそ、有効に作用する絶好の機会です。

円高になればなるほど、この政策はやり易くなる。
誰だって信頼性の高い通貨を持ちたいですから。

車の輸出もいいけども、日本円を輸出しましょうよ!
日本政府さん!

 

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公立小中学校でも留年?

  • 2012/02/22 18:59
  • カテゴリー:教育

京都市長の橋下さんが、小中学生でも学力が基準に満たない場合は留年させることを検討する様に、市教育委員会に指示を出したとのニュースがありました。

これ。僕、賛成です。

今の公立の先生って、何も武器を持っていないんですよね。
躾レベルができていない、理屈にも合わない一方的な言い分を言ってくる児童や生徒に対して、彼らを従わせる武器を持たない。

僕が子供の頃だと、鉄拳が飛んでそれでお終いだったけど、今そんなことをしたら、それこそ大事になる。
PTAとか教育委員会で問題にされ、その教諭が処分されたりする。

.

一部の公立学校では、学校崩壊などと言われていますが、何の武器も持っていない教諭にどうせよと言っているのか?と僕は思っています。

私立の学校は崩壊なんて起こり得ない。
退学にさせるという武器を教諭というか、学校が持っているから。
もちろん、いきなり退学ではなくても、停学とか留年なんていうことも普通にある訳で。

教諭に対して「こっち見るな、さわるな。うざい。」みたいなことを授業中に平気で言う生徒がいても、今の公立学校の教諭は言葉で諭す程度のことしかできない。
もちろん、三者面談などで親を交えて話をすることはあるとは思うけど、想像を超えるアホな親というのも存在する。

中1の息子の同級生の女の子は、親から「てっぺん取れ!」と言われているそうな。
「てっぺん」というのは「ワルの世界で1番になりなさい」ということだそうな。
自分の娘に言うか?そんなこと。
アホと言うよりも、親が子供なんでしょうねぇ。

そんな親と3者面談したって話にならない。(当り前)
傍若無人に振舞う彼女を誰も止められない。(周りが迷惑)

でもさ、公立学校も留年をさせるなら、それはそれで武器となりえる。
言うことを聞かせるのに、理屈が通じない動物レベルの相手には痛い思いをさせないと意思が通じない場合もある。
痛いというのは何も肉体的に痛くなくてもよい訳で。。。

ま、今回の指示は「学力が満たない・・・」という話なので、躾レベルの子達には使えないのかもしれないけど、学力を分けるだけでも少しは公立学校もマシになると思う。

今はほとんどの公立学校では、学力なんかもゴッチャでクラス編成をしているので、そのばらつきは大きい。
わからない子は2学年下の問題もわからないけど、塾などに行っている子は授業なんかは復習状態。
それらの子供を一緒に教えるのって、相当困難だろうなーって思うし、普通に考えて非効率的だ。

できない子に授業のレベルを合わせたら、できる子は退屈だし、それ以前の話、その学年のレベルの授業は成り立たない。
だって、本来、進級すべきでない、例えば、掛け算九九ができない4年生とかが居るわけだから。(芸能人にもいるけど。。。)

博愛精神だけでは、組織運営はできないのよね。

これ、橋下さんが言っていることはまともだと思うし、まともな学校組織に戻すための最初の1歩だと思うな。

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更なる社会主義化?

  • 2012/02/18 13:18
  • カテゴリー:政治

日本の現在の社会主義体制を作ってきたのは自民党だと思っていました。

護送船団方式の金融業界をはじめ、零細や耕作意欲も低い農家も含めてまとめて面倒を見る仕組みだとか、およそ社会主義とも思われる政策を実行してきたのが自民党だからです。(自民党にはぶっ壊す人もいたが)


ところが、上には上がいたんですね。
中国やベトナム、旧共産圏の国々がこぞって資本主義を取り入れる中、逆方向に向かっているのではなかろうか?と今の日本の政府与党を見ていると思います。

いくら自由が良いとは言っても、ある程度の社会保障による再分配がないと暮らしづらいのはごもっともです。
もちろん社会というのは、助け合いがあるからこそ安心して生きていける。

明日、僕も交通事故で半身不随になって働けなくなるかもしれない。
誰にでも起こりえることだし、それを恐怖に感じていたのでは社会生活はできない。

そんな時でも支え合うのが社会であり、国家だろう。
それは間違いない。

でもさ、一括りに「低所得者」っていう人を一緒くたに救済していくのっておかしくないか?って思うのよ。
起きている時間のほとんどを仕事に捧げ、必死に働いて受け取った給与からは税金や社会保険がガッポリ引かれ、住宅ローンや教育費を引いたら、何も残らない高額所得者って、この国にはかなりの数がいると思う。

そして、わずかに残ったお金を使おうと思うと、消費税も上がるらしい。
銀行に預けておいても、たまーに時間外にお金を下ろした1回分の手数料を利息で稼ぐには数十年かかる。
そんな利息にももちろん税金はかかるし、そうして残ったお金を子供相続しようとしたらそこでも税金だ。

そうして集めたお金が何に使われているのか?

「障害者」や「失業者」に保障するのはよいと思う。
でもね、「低所得者」全員の生活を何故保障せねばならないの?

マイナンバー制を導入すると、世帯としての低所得者に現金給付もできるという。
取らないだけでなく、もらえちゃうのね。ありがたし。だね。
(マイナンバー制の話は個人情報保護の話とも大きく関係してくるので、これはまた別途。)

でもさ、毎朝、必死こいて満員電車に乗って、額に汗して、我慢して、頑張っちゃうと、そんな"給付"はもらえなくなるらしいので、これからの若い人は、なるたけ働かない方が得ですよ。
人一倍知恵を絞って、人一倍頭を使って、なおかつ人一倍働いて、必死に稼ぐと、懲罰的な税金も喰らうし、年金も減額したり、召し上げられたりすることも検討中らしい。
だから、頑張っちゃ駄目だよ。

必死に1番を目指す奴って馬鹿だよねー。
自分から苦しんで懲罰受けに行くんだからさ。

もっとさ2番や3番すら目指さないで、中の下あたりを目指すのがよいよー。
喰えなきゃ、沢山稼いだ奴から巻き上げて、再分配するからさー。

という未来を、民主党は国民に示している様に見えてならない。

子供手当や減税を訴えて、政権を取ったんだよね?
たしかあの時の選挙では。

もう、これ以上、この国を壊さないでください。民主党様。

あ、ちなみに僕は「金を稼ぐ」ということは「社会からの感謝の対価」であると思っているのですが、その考え方は間違っていますか?民主党様。

 

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仕事を生み出す人と仕事を失う人

  • 2012/01/30 01:31
  • カテゴリー:価値観

さて、世の中あまり景気が良くないですね。。。
って、景気が良くない会社(人?)はずっと良くないし、良い会社(人)にとっては別に景気は悪くもない。
そんな世の中は、今後もずっと続くことになると思います。

よく「産業構造が変化した」なんて言われますが、これってどういうことなんでしょう?

先日のブログにも、なぜ?を考えることが大事だという話を書きましたが、根っ子ではこの話と繋がっていると思っています。

会社でも人でも同じですが、なぜ?を考えて、より合理的で便利なルールやサービス、製品を考えだせる会社(人)と、他社のそれを使う会社(人)に分かれていっていると思うのです。

僕って、IT業界って丸っと一括りにされる業界にいますが、中でもネットワーク技術者を多く有する会社にいます。
その中の身近な例で考えると。。。

先日、「オープンフローって知ってます?」とある取引先の方に質問されました。
恥ずかしながら答えることができなかったのですが、その後、調べました。

オープンフローというのはネットワークの仕組みの新技術で、昨年5月には世界に先駆けてNECから、このオープンフローの技術にのっとった製品が発売されていました。

これまで、ルーターとかスイッチとかって、個別に設定をしないと使えないことが多い、というか、これを設計構築、運用しているのがネットワーク技術者だったりしますが、これがかなり便利になる仕組みがこのオープンフローなんですよ。

今の技術ではサーバの前にロードバランサーを置いてサーバの負荷を分散したり、インターネットの境界にはファイヤウォールを置いて外からの侵入に備えたりしています。
通信機器の間にはスイッチをはさんで、場所によってはルータを置いて、それらの各機器にベンダー毎のルールに則った個別の設定を入れないと、ネットワーク全体が思った様に動いてはくれません。

これが、2種類の機器で代用できるというのがこの仕組み。
「オープンフロースイッチ」と「オープンフローコントローラー」という2つの機器がそれです。

さっき書いた「ロードバランサー」とか「ルータ」といった機器に成り変われるのが「オープンフロースイッチ」で、このオープンフロースイッチをコントロールするのが、文字通りオープンフローコントローラーです。

これまで、個別の専用機器を設計設定していたのが、コントローラーにプログラミングしてやると、その通りにネットワークが動作するという仕組みです。

何が便利なのか?

コントローラーの設計設定は必要ですが、構築してからが圧倒的にラク。
物理的には二重三重に網の目の様に繋げておいても、どの様な経路を通すかはコントローラーへのプログラミングで決まる。
今のネットワークでは、繋げてしまった瞬間にループが発生したりして通信ができなくなったりするけど、そんなことも起きない。
お~便利じゃん。

網の目につないだオープンフロースイッチの一つが壊れたらどうなるか?
コントローラーが自動的に迂回路を見つけて通信は継続される。
お~便利じゃん。

ん?今もそうなってる?

今現在の技術での冗長構成というのは、例えば2本通信線を引いておいて片方が切れても大丈夫、とか、2台機
器を並べておいて、メインが壊れるとスタンバイに切り替わるとか、そういう仕組みが多い。
だから、個別に回線や機器を2重に設置せねばならず、コストも手間も倍かかるわけです。

このオープンフローの仕組みだと、例えばルーター機能として動作しているオープンフロースイッチが壊れたら、迂回路のオープンフロースイッチにルーター機能を持たせてやれば通信は継続できるという考え方。
同様にファイヤウォール機能として使っているオープンフロースイッチが壊れたら、迂回路のオープンフロースイッチにその役割を任せることができる。
あらかじめコントローラーに設定しておけば、自動で障害発生時に通信は自動復旧されるようにプログラミングが可能というものだ。(お~。やっぱ便利ぃ!)

さらに、これらの仕組みは現在のネットワークでは各社個別に保有して構成しているケースが多いのですが、論理的に分けられるので、各社でシェアして使えるのだ。
これは大幅なコストダウンに結び付く可能性がありますね。

今はまだ、オープンフローの製品ってほとんどないし、使っているところも限られているので馬鹿っ高いですが、普及すれば、、、ですね。
まずはデータセンター内部に導入され、段々コストが下がってくると一般にも広く使われることでしょう。

と、何でこんな話をしたのか?

これって、技術の進歩の一例ですよね?
他の業界でも同じような技術の進歩ってある訳で、日々、世の中は進歩していきます。

さっき書いたオープンフローの仕組みが社会に普及すると何が変わるのか?

便利になるってことは、裏では仕事を奪われる人とか会社っていうのが出てくるわけですよ。

例えば、ネットワークを監視している会社ってありますよね?
専用の監視装置を設計構築して、その企業のネットワーク機器を個別の重要度に分けて監視して異常を検知したらあらかじめ決めておいたルールに基づき報告連絡しつつ、修理するという仕組み。

オープンフローではコントローラーに設定されていれば、自動でネットワーク機器を監視してくれます。
そして、故障を検知したらあらかじめ設定したポリシーに基づき、自動で通信を迂回してくれる。

通信が迂回したら、あせらず急がず、修理手配すればよい。
監視する人もいらないし、異常を検知したらそこで何が起きているのかを即座に調べる技術者も要らなくなる。
365日即時駆け付け対応の高額な契約なんかもいらなくなるかもしれません。
(サービスが止まらなければ、そんなに急ぐ必要はないので。)

年度末の部署異動の時期、席替えに伴ってネットワーク機器の設定変更が多発。(Vlan設定とか)
なんていう時も、個別の機器を設定するのではなく、コントローラーのプログラミングを変えるだけで、個別機器の設定はいじる必要が無かったりする。
そこでは相当な手間が減るわけで、手間が減るっつーことは、それによって仕事を失う人もいるかもしれない。

さてさて、ここで仕事を失う会社とか人ってどんなでしょう?

コントローラーをプログラミングしたり、そのプログラミングのもとになるポリシーを設計する人は、多分、仕事も一杯あるし、従って景気も悪くはならない。というか、超忙しいかもね。(儲かる儲からないとは別だが)
反面、監視センターでアラームが鳴ったら決められたフローで、電話とかメールとか書いていた人は仕事を失うかもしれない。

かつて、自動改札が導入され、切符切りの人の仕事がなくなったのと同じ。

あなたの仕事は、どちらの種類の仕事ですか?
イノベーションで機械やシステムにとって代わられてしまう仕事なのか?
あるいはそれらの仕組みを考え作り出す仕事なのか?

「世の中全体が景気が良くなることは無い」というのはそういうことだと思います。

第一次欲求(睡眠欲とか食欲とか)が満たされるまでは、一律で社会が成長していくので右肩上がりの社会を維持することはそれ程難しくない。
例えば、2軒に1軒しか冷蔵庫が無い時代は、人よりも沢山、それこそ寝ないで冷蔵庫を作れば儲かった。

でも今は、どこの家でもきちんと冷える冷蔵庫を持っている。
壊れたって、それこそリサイクルショップにでも行けば、二束三文でそれなりの性能のモノが買えるし、ビックカメラで特売品を探した方が安いかもしれない。

第一次欲求とか第二次欲求(安全)とかが満たされない世の中って、みんなの欲求の方向は同じだからわかりやすいんですけど、第三次欲求以上の高次の欲求というのは個人の嗜好によって大きく方向が変わるので、何をすれば儲かるっていうのが簡単ではない。

そんな中、技術のイノベーションや国際化も進んでいくので、単純労働の価値がどんどん下がっていく。
誰でもできることは、機械に置きかえられたり、物価の安い国の人に置きかえられたりする。

それらに置き換えられない仕事をしている会社や人は景気が良く、置き換えられちゃった人や会社は不景気になる。
将来的にはプログラミングのできないネットワーク技術者って使い道がなくなるのだろうし、おんなじことがいろんな業界で起きるし起きている訳で。

もちろん、それ以外の理由で景気の悪い業界や会社や人も沢山いるけど、ビジネスとか仕事を考える上では、結構大事な考え方ではないだろうか?って、思うんですよねー。

僕自身も置き換えのできない仕事を生み出す人にならねばならないと強く思っております。

でわでわ。

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核施設廃絶反対!

  • 2012/01/20 06:45
  • カテゴリー:原発

日本は原子力発電を、今、やめるべきではないと僕は思っています。

ただ、福島で明らかになった通り、リスクの高い発電方法ではあるので、縮小すべきであるとは思っています。
でも今すぐにゼロにすべきではない。
少なくとも数基、ないし十数基は、当面保持し続けるべきであると考えます。

マスコミの報道などを見ていても、kwあたりの発電効率がどうのとか、そんな議論がされていますが、そんな議論は見当はずれも良いところだと思います。

諸外国から見たら、特に中国や北朝鮮から見ると、日本の原子力政策では平和利用と言いながらも、兵器転用可能な核技術を保持し、物理的なプルトニウムも2010年末時点で45トンも保持している事実が(海外保有分を含む)外交上のカードの一枚になっているわけです。

日本人がどう考えようとそんなことは関係なく、各国の情報部や政府は「もし、日本が本気で核兵器を持とうと思ったら、かなり短時間でそれを実現できる」というその現実を知っているし、それを踏まえた上で、日本外交を展開しているわけです。(実際にこの国がそんな決断をすることは今のところ考えられないが。それはそれ。現実は現実。)

核は外交上では有効なカードであり、実際にそのカードを切ることはできないが、その有効なカードであることを少なくとも認識し、そのカードを捨てる覚悟を固めた上で、廃止するなら廃止しないと駄目だよ、という話なんですよねー。

世界平和って、祈るだけでは実現しないし、実際には戦争にならないためにも外交が重要。
核兵器を持つべきだと言っているのではなく、戦争回避のための唯一の手段は外交であり、その外交交渉のカードは一枚でも多く持っておくべきだと思うのです。

そこにはkwあたりの発電単価なんてどーでもよい。
そういう話ではない、というのはそういう意味です。

世界の中の「のび太」は現実世界では生き続けられない。
何十人ものスネ夫やジャイアンに喰い殺されてしまうでしょう。
そして、現実世界ではドラえもんはいない。(米国はドラえもんではありません。)

現実世界では「狂人」と言われる指導者も何人もいます。
彼らにとって、平和を祈るだけでボサッと突っ立っているのび太は、カモにしか見えないでしょうね。

そんなこんなの議論がマスコミなどで、ほとんど行われないのは悲劇ですね。
また、これらのことを意識すらしないで、すべての核施設を閉鎖するという結論を下すのは問題外で、その決断を下した際のリスクを十分認識した上で、下すべき決断だと思うのです。

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何故?を考える力を鍛えよう!

  • 2012/01/14 05:42
  • カテゴリー:価値観

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします。

さて、昨日の通勤路で思ったこと。
自宅から駅に向かう途中の道は、車はめったに通らない道。(センターラインがある細い道)
車が少ないせいか、朝はこの道で駅に向かう自転車が多い。
並行しているバス通りは交通量が多く、自転車では走りづらいからなのでしょう。

駅までの道のりでは、小学校の通学路を横切ります。
この通学路には、押しボタン信号が付いているのですが、小学生は律儀に100%ルールを守る
反面、信号を無視する自転車の多い事、多い事。
彼らの脳裏には「大人はルールを守らない!」という事実が完全に刻みこまれているでしょう。

自分が片側1車線の道を自転車で走っていて、一方通行の細い通学路との交差点には押しボタン信号がある。
この一方通行の道はスクールゾーンに設定されているので、朝の通勤時間帯は車は通らない。
左右を見て小学生の横断がなければ、信号は無視するのが大人の常識?

これって、どう思います?

大人も100%確実に信号を守るべきだ、と思う人って多いのかな?
言うのは簡単だけど、守ることは合理性に欠ける、とも思います。

僕は、自分の子供には「自分が人を傷つける可能性があるなら絶対守るべき。
自分の身を守るためであるなら、自分の責任において守らないでもよい。」と
教えています。(これについては賛否両論あると思います。この話は後程。)

彼ら小学生は、やがて中学生になり、いずれ、皆、大人になっていく。
その過程で、彼らはどの様に自分の中でこの事実を消化していくのだろうか?

親のしつけでも、学校のルールでも「きまりを守る」というのは、筆頭に挙げられる事項でしょう。
もちろん、決まりを守らないでもよい、なんていうことを言おうとは思いません。
守らないと、社会という共同組織は成り立ちませんから。

ただ、決まりを守ることにとらわれて、もっと大事なことを忘れていないか?という話です。

ホリエモンが塀の向こう側に落ちた時にもメールやブログに書きましたが、彼の様な倫理観を作り上げているのは「ルールを守れ」ということを徹底して言われ、守ってきた反動ではないか?とも思うのです。

彼は日本では最難関と言われる東京大学に入学しているくらいですから、勉強はできるのでしょう。普通に考えると優等生ですよね。
その彼が塀の向こう側に落ちることになった。

彼は荒稼ぎをするにあたっても、社会のルールである法律遵守には注意を払っていた。
むしろ、法律の網をすり抜けた裏技的な技法で荒稼ぎをした。

話の本筋でもありませんので今さら詳しくは説明はしませんが、彼は自社の株式を分割をすることで、市場に流通する株券を減らし、意図的に市場に「ゆがみ」を作って株価を吊り上げた。
それによって自社の時価総額を増やしていったわけです。(一般投機家から金を巻き上げた)

株式分割によって株価を吊り上げるこの方法を取り締まる法律はありません。(当り前ですが)

本当は検察当局も、タックスヘイブンの投資事業組合を使った金の還流システム全体を摘発したかったのでしょうけども、そこまでは手が及ばなかった。
結局、有価証券報告書への虚偽記載などの罪で実刑判決を受けたわけです。

法律に違反した部分については微罪とまでは言わないですが、そんな罪でいきなり実刑なの?という感覚を、僕は持ちました。
虚偽記載で有罪となった事例では、会社が倒産して沢山の人に迷惑を掛けた事案では遡って虚偽記載の捜査が行われた例は沢山ありますが、普通に運営されている会社に対して強制捜査が行われた例はあまり聞いた事がありません。
なので、捜査当局の意図、を感じてしまうのです。

ただ、彼は倫理的には「黒」だと思います。僕も。だから、結果オーライ?
法治国家でしょ?日本は。という声も聞こえてきそう。
大岡裁きや必殺仕事人みたいのが大好きな日本人にとっては、ライブドア事件は胸のすく話なのかもしれない。(あ、僕も好きですけどね。必殺シリーズは。)

ホリエモンって、子供の頃は真面目に信号を守って道路を渡っていた小学生だったのかな?って思います。
「ルールを守れ」ということを学生時代に徹底して仕込まれたのかな?って。

ルールを守ることにばかりにとらわれ過ぎて、盲目的にルールを守ることがよいことだと思ってしまう人って多い。
しかし、彼はそんなに「うぶ」でもなく、そんな社会の裏を掻いた。

何を言いたいのか?


ルールを守ることよりも大事なことがあるでしょ?という話。

僕は、倫理的に考えて、それって良いことなの?悪いことなの?という観点で価値観の尺度を持つべきだと思っています。

盲目的に「ルールは守らねばならない」と考えるのは、ある意味良いことなのか?悪いことなのか?の判断を他人にゆだねてしまうことになると思うのですよ。
そのルールを作った人に判断を委ねてしまっている。

人を殺しては駄目とか、盗んでは駄目、というわかりやすい話はどうでもよい。
そういう話ではなく、校則だとか法律でさえ、おかしなものはある訳で、それを盲目的に守ることが決して良いことだとは思えません。

例えば、煙草。
これって、生物学的に言ったら100%体に悪いものでしょう。
これを国家として販売していく、という法律が、今も存在しているのはご存知の通り。

税収が・・・?
いやいや、タバコ税の収入なんて、国民が健康を損なう損失に比べたら、比ではありませんよ。
トータルで考えたら税収などは微々たるものですし、少し考えれば、代替財源が作れない訳はありません。
最近話題のハンガリーのポテチ税の方が、数倍「まし」ですよね(笑)

そのルールは何故できたのか?を考える能力が、最近、著しく低くなっていないだろうか?
なぜ?をまったく考えずに「守らねばならない」で思考停止。

赤信号の話。

まだこの国に今ほど外国人が住んでいなかった30年位前のテレビ番組で、ある外国人がインタビューに答えていました。
リポーターの「日本に来て一番びっくりしたことは何ですか?」という問いに、「深夜の田んぼの中の交差点で、歩行者が信号が青になるのを黙って待っているのを見て、気持ち悪いと思いました。」と、答えていました。

僕も気持ち悪いと思います。

だって、見通しが良い交差点で車なんか来ないのが百も承知なのに、歩行者が信号を守ることに何の意味があるのでしょうか?
そのルールは何故できたのか?っていうことを、少し考えればわかる話ですよね?

これが、歩行者ではなく、車であれば、信号は守らねばなりません。
暗闇から人が飛び出してくるかもしれませんし。

息子や娘に「歩行者なら場合によっては信号は守らなくても良いよ」と教える父親の話。(僕のことですが)
むしろ、子供達は「父さん、何言ってんの?守らなきゃ駄目だよ。」と言います。

でも、何故?そのルールができたのか?を考えて、その理由を理解しなければならないことを説明します。

歩行者の場合は、他人を傷つけるということよりも、自分の身を守るためにそのルールが存在する。
で、あれば、守らなくても自分が困るだけ。
その場合、オウンリスクで守らないことは僕の倫理観では○です。
(ご理解いただけていると思いますが、車がバンバン走っている道をかまわずに渡ってよいと言っているのでは、ありませんよー。)

しかし、他人を傷つける可能性のある乗り物に乗っているならルールは守らねばならない。
それが赤信号の本当の意味だと思っています。

日常的に当たり前と思っていることでも、何故?って改めて考えると、おかしなことは沢山ありますよね?
それが、ブログネタになったりしているわけですけど。。。(苦笑)

では、今年もそれなりにルールを守りつつ、頑張っていきましょ~♪
(この言葉、相容れない人って、いるだろうな)

 

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TPP参加が拉致被害者を救う?!

TPPに参加すべき?参加すべきではない?って、ニュースやテレビでは盛んに言われていますけど、どうなのでしょう?
あれこれ考えてみました。

まず、TPPの参加可否とそのタイミングについては、経済面からの見方と政治面からの見方と両方がありますよね。

経済面から考えてみると、そもそも今の世界経済を見た時に、はたして各国は関税で勝負しているのか?という気がします。
すでに日本の関税にしても、世界各国と比べた際、一部の農作物以外は、既に十分国際競争力を持った関税率に引き下げられていますし、全体平均で見たら決して高くない。

その関税の状況の中、日本の輸出が伸びないのは新聞でも連日掲載されている「円高」という為替の問題。(今日もまた史上最高値を更新したとか?!)

中国の為替操作を適正にできるのであればまだしも、何か経済的なメリットがあるのか?というのは疑問です。

相乗効果として、アメリカの思惑は対日輸出を増加させる為にTPPに巻き込もうとしている様にも思えます。
経済圏内の貿易障壁を撤廃し、「人・モノ・金」の流れを自由にして、安いドルを背景に立て直しを図るアメリカの思う壺かな?と。

経済的な見方で考えると、日本のTPP参加は、ほとんどメリットは見出せない。
一部の人は輸出が増えると言っているが、今の参加国だけでは輸出はたいして増えないだろう。
むしろ、米国に食われる日本の姿を連想してしまう。

なぜなら参加国のGDPを足してみると、9割が日本と米国になる。
残りの10%は、オーストラリアが5%で、その他の国が残りの5%を分け合っている。
つまり、今回のTPPは日米の話であって、数値だけで見ると、その他多数の国々は誤差でしかない。(失礼)

つまり、このわずか10%の経済規模に売り込みをかけてもたいして日本全体の輸出額はほとんど増えない。
経済規模にしても、人口規模にしても、小さすぎて影響にはならないのだ。

更に言うと、TPPに手を挙げている国で、工業製品輸出国は米国と日本だけで、その他の国はほとんどが外需依存の国。

自国の工業を伸ばそうとしている国はベトナムやマレーシア位で、ブルネイやシンガポールはもともと関税も高くないのでTPPに参加したところで日本からの輸出は増えないのだ。

さて、アメリカの事情を見てみよう。
オバマ大統領は貿易赤字削減を掲げている。
これと当然話は繋がっている訳なのに、関税撤廃ってどういうこと?とも思うんですけど、先ほど書いたとおり、もともと関税なんかで勝負していないのですよね~。

貿易と言うのは、需要と供給の不一致をなくすだけで、その行為自体が富を生み出すわけではないから、ゼロサムゲームな訳で、赤字を解消するにはどっかの国から黒字を移転せねばならない。
(農業とか工業とかの産業は、新しい富を生み出すのでゼロサムゲームではないけど、為替とか貿易はどこかの財がどこかに移動するだけでトータルの富は増えない。だから、農業や工業と違って、貿易では誰かが黒字を増やすと誰かが赤字になる仕組みだ。)

そのターゲットはどこか?

少なくとも今回のTPPの話の登場人物の中では日本しか考えられない。
TPPの対象として手を挙げている国の中で、日本だけ異質なんですよね。
他の参加国は、ほとんどの国で一次産品に競争力を持っている。(米国も含む)
また、さっきも書いたけど、外需依存度が日本より高い国が多い。

だから早めにテーブルに着かないと自国に有利な展開ができないというのもあたらない。
早めにテーブルに着こうと後から着こうと、味方がいないのだから。
皆がそれぞれ思惑は微妙に違うにせよ、日本にモノを売ろうと思っている国はあれど、日本と同じ思惑の国がない。
共同戦線がはれないのね。(台湾あたりを巻き込むといろんな意味で面白くなるが)

で、米国のシナリオは?
TPPはFTAなどの2国間調整とは違って、例外なしを前提としている。
域内の関税障壁を取り払い、金だけでなく人やサービスをも含む包括的な経済共有圏を目指そうとしているのだ。
そのTPPの枠組みを自国有利な状況の下で作って、その後はさらにドル安に誘導するのか?!

そしたら、安くて十分美味しいカリフォルニア米とか牛肉とかが日本に押し寄せるわけです。
更にドル安が続くわけですから、日本の輸出産業は壊滅的となり、ほとんどの会社は現地生産をせざるを得なくなる。

人やサービスも動かしやすくなるわけだから、日本の輸出産業は今よりも更に現地生産しやすくなり、国内は空洞化していく。(日本は法人税も高いしね)
100円で牛丼が食べられるかもしれないけど、高齢者の多い失業率の高い社会が出現することになる可能性が高い。

反面TPPで、日本と言う格好の売り先を見つけたアメリカの赤字は緩和されていく、、、というのがシナリオかもしれませんね。
少なくともアメリカのデフレの一部を、日本は輸入することになるでしょう。(円安にするだけで解消できる問題が多数混在しているが)

なんだ、TPPに参加しても良いことなんてないじゃん?って?
今のがTPPに反対する人達の意見というか、経済的な面から考えたTPPの話。

さて、今度は、政治的な見方をしてみましょう。
すると全然違った見え方になっていきます。

これって、言っていることは、ブロック経済の再来ですよね?
ユーロがあって、TPPがあって、ロシアのプーチンはユーラシア連合をまとめたいと言っている。(報道機関によって連合だったり連盟だったりと訳が違うが。。。)
なんだか、第二次世界大戦前夜のような話です。

ただ、当時と違うのは、共通の敵がいるんですね。
(もう一つ違うのは軍事同盟ではないこと。これは重大な違いだ)

共通の敵、それは、中国。

アメリカの思惑としては対中封じ込め策としてのTPPなんですよ。
プーチンもそれがわかっているから「ユーラシア連合とTPPで仲良くしようよ!」と言っている。

世界のデフレの元凶が中国であることはご存じのとおり。
巨大な労働市場を武器に、為替を安いまま固定することで世界にモノをばらまいている。
人民元の切り上げをしない中国に対して手をこまねいているのではなく、経済ブロック化で対抗するという考え方。

これらの一連の動きに最も反応したのはどこの国か?

元外務省の主任分析官、佐藤優氏が言うには、野田総理がTPP参加を表明したことで即座に反応したのは北朝鮮だという。
佐藤氏は日本有数のロシア専門家であり、かつてはモスクワ政界の奥深くに食い込んだ数少ない日本人だ。

ロシア国営のタス通信を通じて19日、北朝鮮の金正日は声明を出す。
日本の新聞やニュースではあまり報道されていないので知らなかったのだが「前提条件なしで6ヵ国協議に応じる」というものと「日本との関係改善の準備がある」とのメッセージが送られてきたのだ。

日本との関係改善のメッセージには前提条件が付けられているわけだが、その前提条件はタス通信では「日本が過去を清算することに着手すれば」と報じたのに対して、朝鮮語の報道では「日本が過去を清算したならば」になっているのだ。

これって、全然意味が違う。
この言葉のニュアンスを微妙に変えたところが日本へのメッセージになっているわけだ。
「したならば」であれば、極端な話、終わるまで何もしなくて良い。
「着手すれば」というのは、即実行できる話であり前提条件が全く違う。
つまり、北朝鮮は大きく譲歩してきているのだ。
この外交チャンスを逃す手はない!もう一歩踏み込め!野田政権!

ところで、なぜ北朝鮮が反応するのかというと、中国に引っ付いているからだろう。
少なくともロシアも北朝鮮も、今回のTPPは中国封じ込め策だと認識している。
だからこそ、中国とつるんでいる北朝鮮がビビるわけだ。

そしてロシアから日本とアメリカに向かって声明を発表した。

これまで北朝鮮は、中国とロシアとの間を行ったり来たりしながらパワーバランスを保ってきた。
周りの空気を読むのは敏な国だ。でなけりゃ、とっくに滅んでいる。

と、まぁ、世界政治はここ数日間で大きな動きを見せている。
そのトリガーを引いたのは野田総理のTPP参加発言からだというのだが、野田総理はそこまで計算して動いているのだろうか?

今、拉致問題をはじめとした、数々の問題解決のきっかけ作りにも使えるカードが野田政権の手元にある。上手く使って欲しいと思う。

ただし、TPPの席に着くには日本の農業改革を行うことが必須だ。
農地法制改革を行い、近代的な農業経営ができる環境を作り、国際競争力を増した上でのTPPが必要だろう。(繰り返しになるのでこれ以上言わない)

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