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僕らの自由が奪われる日

時事刻々と移り変わる世界情勢。
インターネットの国際ニュースを見ていると、まるで映画の世界が現実に起きているように思えますね。
世界が巨大な映画館になっています。
 
しかしそれは現実で、史上最も、自由主義、民主主義が危機に面していると考える人も多いでしょう。
 
トランプ vs バイデン
インターネット vs オールドメディア
自由主義 vs グローバリズム
民主主義 vs 独裁国家
 
そのテーマは「グレートリセット
そして、世界は真っ二つに割れている。
 
私達は映画館の観客ではありません。
脇役ながら登場人物の一員なのです。
対岸の火事ではなく、スクリーンの中にいる、自らも利害関係者のひとりなのです。
 
ただ、この現実という名の映画はいつも勧善懲悪ドラマではないので、登場人物を白か黒かに分けることはできません。
全員がグレーなのです。
 
ただ、濃いグレーか?薄いグレーか?
たまーに白い人もいますし、真っ黒な人もいる。
 
しかも、それらが複雑に絡み合い、決して白組と黒組に分かれているわけではない。
 
今回のシドニーパウエル弁護士のトランプ陣営からの離脱を見ていると、まさにその通りだと思うのです。
マイケルフリンを陰謀から救ったパウエル弁護士は、自らの正義を実現するために民主党のみならず、共和党内の不正をも暴くと明言している。
 
米特殊部隊の指揮系統も国防総省からミラー国防長官代行に移行されました。
その理由は「スーパーパワーと闘う為」とミラー氏は演説で説明していますが、この「スーパーパワー」の意味については言及されていません。
 
文脈から考えるに、明らかに巨大な力との対決を意味しています。
世界最強の軍隊を率いる、米国防長官代行のミラー氏をもってしても、巨大な力と言わしめる存在とは?
 
ある一人のアメリカ人のコメントが話題になっている。
彼は「もう、私のおばあさんの墓参りにはいかないかもしれない。なぜなら、すでに死んでしまっているのに、今回わざわざ生き返ってバイデン氏に投票したからです。」と書いている。
 
Dominion社のバックドア付きの不正選挙システムによる不正は、ウィスコンシン州、ミシガン州、ペンシルバニア州、ジョージア州、ネバダ州、アリゾナ州で使われており、いずれの州でも不正が告発され法的手続きに入っている。
ドミニオン社の内部からも内部告発者が現れ、3800万票以上の改ざんが行われたとの証言がある。
 
元々、ドミニオン社の選挙システムはベネゼエラの独裁者、故チャベス大統領の指示で製造されたと言われている。
バックドアのあるこのシステムは、リアルタイムで遠隔から票を操作できると言われており、その証拠は裁判で明らかにされるのであろう。
(ドミニオン社はペンシルバニア州議会の公聴会を欠席し、カナダと米国本部を突如閉鎖した。2020/11/22時点の情報)
 
ここまでの状況となりながらも、オールドメディアは一切の報道をせず、現大統領であるトランプ氏のTwitterアカウントを停止し、ホワイトハウス広報官の発言も報道していない。
それどころか、トランプ大統領を攻撃し、蔑むような報道を続けている。
 
今、米国では数万人単位のトランプ氏支持のデモが平和裏に行われている。
以前のBMLの抗議デモとは、対照的に平和的なデモが行われている。
 
何故か、デモは平和主義を掲げる民主党が中心のものの方が暴力的であることは皮肉なものである。
 
今、起きているのは、単なる民主党と共和党の戦いではないのだと思う。
そんな小さなレベルではなく、世界的な大きな力が働いている。
僕は陰謀説にあまり興味がないので、ここでそれの詮索はしません。
詮索しても、僕のレベルでは結論など出せませんから。
 
しかし、日本と違って米国ではすべての政府文書はいずれ開示される。
その期限は僕の孫子の代かもしれませんが、いずれ開示される。
僕のような世界のわき役にとっては、その時に真相が判明するのでしょう。
ケネディ暗殺の真実が2039年に明かされるように。
 
 
ケネディはメディアの前で物理的に暗殺されましたが、トランプは社会的に抹殺されそうな状態です。
 
ただ、当時と圧倒的に違うのは、今はインターネットがあること。
テレビや新聞というオールドメディアが、いくら報道しない権利を主張しようとも、インターネットを通じて真実を知ることはできる。(もちろんデマも多い)
 
アメリカ大統領選の決着がつき、どちらかが勝利をしたあと、どうなるか?
法廷闘争が続き、タイムリミットを迎え、議会が決定を下す。
ようやく、大統領が決定したとしても、この戦いは続くでしょう。
 
バイデンが勝利した場合、自由主義陣営への静かな浸透が続いていくだろう。
トランプ陣営は負けたとしても、暴力的なデモなどを組織することなないだろうが、一部の米軍将兵は「どちらの陣営を支持するのか?ではなく、我々は米国憲法に忠実に行動する。」と宣言している。
これは、バイデンが勝利した場合、軍部によるクーデターの可能性までを示唆する内容だ。
 
トランプが勝利した場合、米中対立というかたちで戦いは続いていくだろう。
その時、米国内では、暴力的なデモが続き、市中では暴動が発生する。
最悪のケースでは内乱状態になりかねない。
 
対中政策では、中国共産党が存続をかけた戦いを挑むことになるだろう。
 
こうなる、と予言しているのではなく、最悪のケースを想定しているだけです。
なので、この最悪ストーリーを想定していれば、私たちはしばらくは生きていけるかもしれない。
 
 
 

新型コロナとOnlineコミュニケーション

中国武漢発の新型コロナウィルスの流行の影響で、かれこれ9ヵ月以上の在宅勤務が続いている。
季節は冬から春になり、夏を経て秋へ。そしてまた、冬になろうとしている。
週のうち何日か?ということではなく、仕事の一部だけ在宅勤務というのではなく、時間的にも仕事的にも全面的な在宅勤務をしている。

最初の頃は、Skype飲み会などもやった。
直接会えなくても、ネットがあるからいーんじゃない?
なんて思っていた。

確かに、仕事上はうまくまわっている。
しかし、何かが違う。

これって、これまで毎日顔を合わせて、気心が知れた仲間達と仕事をしているからうまくいっているのであって、新たな人間関係ができるのか?と問われるとそれはかなり難しいと思う。

大学生の息子や娘も自宅からネットで授業を受けている。
彼らは大学4年と3年だからよい。
すでに友達もおり、その友達とはLineやMessengerなどでつながれれば、日常の会話には事欠かない。

しかし、田舎から上京してきた新1年生はどうなのだろう?
彼らの多くの友達は地元にあり、上京先で新しい友人は少ないはずだ。
大学への通学もなく、自宅にこもる。

アルバイトをしようにも、アルバイト先もなかなかみつからない。
新しい土地での新しい友達ができないなら、ましてや外出もままならないなら、地元の自宅から遠隔授業を受けても同じことではないだろうか。

先ほど、最初の頃はSkype飲み会もやった、と書いた。
なぜ、最初の頃だけなのか?
つまらないんですよねー。

2~3人で集まる飲み会ならSkypeでも(Zoomでも)よいと思う。
しかし、大勢が集まる飲み会をオンラインに置き換えても、ぜんぜん面白くない。

実際の飲み会では、あちこちで小グループができて、そこで会話される。
そこでの会話に飽きたら、別の席に移ると、そこでの小グループではまた別の話がされている。
席替えしながら、あちこちの話に加わるのがおもしろい。

引き換え、オンラインだとどうなるか?
オンラインで複数の会話を同時進行するのは困難だ。
二人以上が同時にしゃべっても聞き取れないから常にしゃべっているのは、誰か一人ということになる。

結果、誰かの演説を皆が聞く、というスタイルになる。
〇〇君を囲む会、なら、それでよいかもしれない。
普通の飲み会には向かないよねー。


菅総理がジョーバイデン氏と電話会談を行った。
電話会談は大成功、とか言っている人がいるけど、まぁ、初回の電話会談としては、、、という但し書きが付く話だろう。

安倍前総理がトランプ大統領とあれほど仲良くなったのは電話会談ではない。ゴルフやったり、何日も夕食を共にしたり、別荘で語り明かしたり(?)があってこそ、人間関係ができた。
一旦、人間関係ができれば、電話やオンラインでも話がスムースに進む。

逆はない。


新型コロナ、現時点で日本の死亡者数は2000人に満たない。
毎年、インフルエンザでは2000~3000人が死んでいる。
毎年1月に、餅をのどに詰まらせて死ぬ人は1000人以上いる。たった、1ヵ月で1000人以上が死ぬ。
新型コロナの死亡者は、日常的に起きている死亡者数と人数的にはそれほど変わらないのだ。

「死ぬこと以外はかすり傷」なんていう言葉もある。
しかし、今日も相変わらず新聞やテレビでは「新規感染者ガーーー」って、やっている。

どうすれば重症化しないのか?
どんな後遺症があるのか?
効果的な治療法は?
いいかげんに、そういう話をしよう。

重症化したり後遺症なく治るのであれば、ただの風邪だ。
ただの風邪に何万人が感染しようと怖くはない。

米ファイザー社がワクチン開発に成功したというニュースで連日、世界の株価は大暴騰している。
これで、ようやく正常なコミュニケーションが取れる世の中に戻るのかもしれない、と安心するのはまだ早い。

通常の生ワクチン(弱毒化した株を使ったワクチン)や不活化ワクチン(ウィルスの一部を切り取って感染力を失くして作ったワクチン)と違う方法で作られたワクチンは、その効果も副作用も従来のそれとは全然違うのだ。

米ファイザーが開発していたワクチンは、メッセンジャーRNAを利用したワクチンであり、これまでこの方法で作らたワクチンは承認数がほとんどないため実績は未知数。(DNA操作をする他方式に比べたらメッセンジャーRNAを使った方が安全性は高いかなー?)

他社や他国のワクチン開発では、ウィルスのDNAを操作して無理やり開発しているワクチンもあり、その副作用は未知だ。
中国やロシアの開発しているワクチンはそもそもその開発方法を開示していないし、公表したとしてもそれが信用できるかどうか?というのは別問題。

英アストラゼネカのワクチンはウィルスベクター方式のワクチン開発で、こちらもこれまでの実績数はほとんどない。(先日は重篤な副作用で治験が一時中止されていた。)

単に「ワクチン開発成功」という言葉に踊らされてはならない。


閑話休題。
「Withコロナ」などという造語をマスコミは流行らせようとしている。
僕はこの言葉が嫌いだ。
今後は、ずーーーっと、全世界の人達が全員マスクをして、大勢集まることなく生きていく、みたいな話。

これまでも数々の伝染病に人間は脅かされてきた歴史がある。
それを今までも克服してきたように、中国武漢発の新型コロナを乗り越えていこう。
これからも新しい伝染病は現れ、流行するだろう。
都度、対策していくしかない。

それには、迅速な情報共有と対策が講じられるための基盤ルールが必要だ。
今のWHOのように、医学的観点より政治的観点を優先する組織が基盤ルールを決めているようではダメなのです。

被害を隠ぺいしてはならない。
隠蔽しないためには、初期の発表者を罰してはならない。

それは、「個人の利益 vs 社会の利益」という話なのだろう。
社会全体の利益よりも、特定の権力者の利益を優先させていてはダメだという話ですね。
ジョーバイデン vs ドナルドトランプ、みたいな構図かな?

さぁ、マスコミさん、そろそろ、そういう話をしましょうよ。

数年後に振り返ってみて、日本では2000名の被害をもたらした新型コロナ、経済損失とコミュニケーションレスによる自殺者は5万人を超えた、なんていうことにならないようにせねばならない。

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「専守防衛」概念は素晴らしいけど、現実的にはすごく困難なこと

25年前からハマってる「大戦略」というゲームを任天堂スイッチで数十年ぶりに再開しています。で、今日から新しいMAPに挑戦❣️
兵器や兵装がかなりリアルなので、実戦のシュミレーションに感じてしまう。
収録されているMapの中で「専守防衛」という題名のとあるユーザーが作ったものがなかなか秀逸。
 
22ターンの間、同盟国アメリカと共同して敵の攻撃に耐えられればよいという指令なのだけど、なかなか持ち堪えられません。
難易度★★★★☆
 
コンテストで優秀作に選ばれただけあって、かなーり作り込まれています❗️
ただ、マニアックに作り込まれ過ぎていて「第4高射特科連隊」と書かれても、僕にはペトリオットなのか、ホークなのか即時に判断できないよ。(それによって射程も違うし弾数も違うからね)
 
「専守防衛」というこのMap、Gameを通して現実の問題が色々見えてきます。
中国、韓国、北朝鮮の3国同盟軍からの攻撃を、日米が共同して22ターン耐えれば勝利という設定なのですが、受け身の戦争というのは消耗が激しい。
日本は圧倒的な軍備でスタートするのですが、敵からの攻撃に対応するだけでは消耗する一方で、どんどんジリ貧になっていきます。
(韓国がどちらの陣営についているか?で戦局は大きく変わります。いろいろな問題はあるにせよ、GDP世界10位の経済力で西側軍備を整えている国ですから。)
 

中国本土から飛来する弾道ミサイルの防衛はPAC3でほとんどを打ち落としても、いくつかは撃ち漏らし、被害が発生する。
通常戦力による艦艇の撃沈を受け対処するものの、戦力が分散しており、効果的な反撃ができない。
 
「対馬警備隊」は早々に殲滅されるも、対馬には効果的な対艦対空火砲があるわけではないため、いくら補充されてもすぐに殲滅され、被害を増やすばかり。
 
一方、東シナ海では沖縄からの米軍の空母打撃群が効果的な攻撃を行い、日本の戦闘機や艦船はその支援としてしか使えない。
 
一定数の戦闘機や艦船を集約しないと、効果的な作戦なんてできないのだ。
 
さて、Gameは進行していくわけですが、単に敵攻撃をひたすら耐えるだけの防戦では、被害が拡大するばかりなので、敵の攻撃拠点を叩くことにします。(Gameなので憲法改正や法改正は議論すら不要です。)
 
ただ防戦一方で、22ターンを耐えても、そこで残るのは焦土と化した国土だけ。
自国の損害を最小限にするには、敵の主要拠点への攻撃が合理的な戦略であることに間違いありません。
 
百里基地の第3飛行隊や福岡の第6飛行隊(築城基地)配備のF-2戦闘攻撃機や宮崎の第23飛行隊(新田原基地)や第306飛行隊(小松基地)のF15イーグルに1000lbs爆弾を搭載して、敵地のミサイル基地や海軍基地攻撃を試みる。(自衛隊では実際には500lbs爆弾かも?このゲームでは米軍同様1000lbs爆弾搭載可能。)
 
しかし、いかんせんイージス艦隊をはじめとした海上自衛隊艦隊群が分散していいるため、効果的な攻撃ができず各個撃破される。
 
そんなことをしているうちに攻撃機として使用できる航空機が圧倒的に足りなくなっていく。(第201,203,204飛行隊や第303,304飛行隊に配備されている多くのF15J改は1000lbs爆弾を搭載できない戦闘機仕様なのです。実際はどうなんだろう?)
 
最終的には、いまや旧型機ともいえる百里基地の第301航空隊のF-4EJ改ファントムに誘導爆弾を搭載して動員する始末。
言うまでもなく、こちらも各個撃破される。(ロシア製対空砲は射程が長いのが特徴だが、韓国配備の米国製ホーク対空ミサイルは精度が良い。)
 
日本の現実は、仮想敵国が想定されているとは思えない戦力配備なので(いまだにロシアの侵攻に備えた北海道への戦車配備?)全国にまんべんなく戦力配備されているため、いざ反撃となっても必要な戦力の集中に膨大な時間がかかります。
 
歩兵戦力が全国に散らばっているのは、陸路空路での輸送でなんとかなりますが、対空火砲や戦車兵力は一般道路を走らせて移動する想定なのでしょうか?(日本の狭い道路を、キャタピラの戦車が長距離の移動をすることは考えられない。)
 
日本の第401飛行隊(C-130H)や第402飛行隊(C-1)の輸送機では、大型車両が運べないため艦船での移送が現実的ですが、「下北」「大隅」「国東」などの揚陸艦は関西に配備されている。「由良」などの輸送艦についても同様。
関西から何をどこに運ぶための配備なのでしょう?(単に整備しやすいため?)
配備するなら北海道、100歩譲って東北にないと意味がない。
 
揚陸艦「下北」に岡山の第13戦車中隊や大分の第8戦車大隊を載せて、関西配備のごく少数の戦車部隊を揚陸艦に載せて、いざ出陣。
 
釜山の対艦ミサイル基地や対空砲基地を叩こうと揚陸戦を仕掛けるも、地上戦車部隊や地対地ロケット砲等の圧倒的な兵力差で敗退。
 
初期空中戦と同様、戦力の逐次投入という戦術の最も基礎的なミスとなってしまう。
 
結局、一からやりなおし。(Gameだからやり直せる。現実ではそうはいかないけどね。)
 
防戦一方で消耗しつつも、ひたすら我慢して全国から必要な戦力を山陽山陰、九州北部に集中して、ようやく反撃を開始。
 
釜山沖に海上自衛隊艦隊群を結集して艦砲射撃を実施し、戦闘機と駆逐艦やフリゲート艦などにより、洋上の制空権奪取。
揚陸艦4隻による強襲揚陸作戦と同時に、ヘリボーン作戦による敵基地や空港の占領。
 
その後、千歳から運んだ10式戦車や90式戦車、133特科大隊のM270MLRS(133特科大隊は現在は廃止されている)第7高射特科連隊の87式自走高射機関砲、第4普通科連隊の89式歩兵戦闘車を輸送艦ではるばる北海道各地から半島へ運び続けると、ようやく形勢逆転。
 
半島南部を制圧し、その後、敵の虚をつく特殊部隊の奇襲攻撃によって敵首都占領。
 
被害拡大を最小限に、Game終了。(勝利条件は22ターン耐えるか、敵首都を占領するか、敵部隊を全滅させるかのいずれか。)
 
あ、Gameですよ。ゲーム。実戦ではありません。
 
※ 文章に出てくる部隊名や兵器兵装名は実在のものと同じです。(笑)
 

大学4年生になる息子への手紙(就職する君への戯言)

  • 2020/03/07 18:29
  • カテゴリー:価値観

大学4年生となる息子へ

就職ということについての、僕の思うことを書いてみました。
この通りにする必要はありませんが、日本社会で数十年間、食ってきた人の一つの意見として読んでみてください。

1.仕事について思うこと
2.お金について思うこと
3.業界を考えるということ
4.職種を考えるということ
5.幸せになるために

この5項目について書いています。


1.仕事について思うこと

仕事とは、何でしょうか?

世の中には親が大金持ちで、親の遺産で一生遊んで暮らせる、という人もいます。
しかし、ご存知の通り、うちは普通の家です。
なので、あなたも、好むか好まないかを問わず、これから長い人生、自分で稼いで食べていかねばなりません。

仕事というと、お金を稼ぐこと、と考える人が多いですが、必ずしもそれだけではないと思います。
お金についての考え方は次の項にゆずるとして、ここでは仕事ということを考えてみたいです。

仕事がないと暇である。
人生において、遊んで暮らせるというのはバラ色の生き方に見えるかもしれません。しかし、人間というのは無いものを求める習性があるのか、遊んで暮らしていると仕事というのもを求めるもののようです。

お金のために働くのではなく、仕事というものを通して、社会貢献したいと思ったり、そんな高尚な考えはなくても、単に自分を高めてくれる経験をすることができたり、仕事というものを通して知的好奇心を満足させてくれたりすることは楽しいことです。
できなかったことができるようになる、というのは本能的な楽しみなのでしょう。

そして、仕事をしていると、必然的に人間は成長していくようです。

日本では、本格的な資本主義社会が始まって100年くらいでしょうか。
その間、蓄積された知見に個人が触れることができるとしたら、それは仕事というものを通して知ることができるでしょう。
蓄積された知見と言ってもわかりづらいので簡単に言うと、合理的な組織運営の方法であったり、品物やお金を扱う合理的かつ安全な仕組みであったり、物作りの膨大なノウハウであったり。

現代社会は、さまざまなプロフェッショナルの知見によって成り立っています。
満員電車に乗っている風采の上がらないおっさん一人ひとりが、なんらかのプロフェッショナルとして社会の中で役割を担っているのです。

もちろん、プロのレベルに達していない人も中にはいるでしょうし、複数の分野でプロとして活躍する人もいる。
現代社会の中で生きていくのであれば、少なくとも一つの分野でプロフェッショナル性を持たないと、生きづらい世の中となってしまうでしょう。

なぜなら、プロフェッショナルとは、他人からお金をもらうことにふさわしいレベルのサービスを提供できる人ということだからです。
つまり、社会の役に立てる人=プロということです。
(いや、俺はゼネラリストになりたいと思っているので関係ない、と考える人がいますが(←若い頃の僕がそうでした)ゼネラリストというのは複数のプロフェッショナル性を持つ人のことだと社会人10年目位に気付きました。)

他人からお金をもらうということ、とはどういうことでしょう?
最も単純化して言ってしまえば、人の役に立つ、ということです。
その人にはできないモノやサービスを提供することで、その人の問題解決をすることです。

僕は陶芸ができませんし、材料や道具も持っていません。
だから、お茶碗はお店で買ってきます。
それが問題解決です。
そんな個人レベルのことから、組織レベルの問題解決をすることが、あらゆる仕事というものの本質です。

個人レベルの問題解決は想像できる話だと思いますが、組織レベルの問題解決とはどういうことでしょう?
この組織レベルや企業レベルの問題解決ということは、社会に出る前の学生にとって想像しづらいところではないかと思います。

例えば、ビルを建てるということ。
これは人々の英知が集結したノウハウの塊です。
コンクリートに含まれる水分量から面積当たりの鉄筋の本数といった基本的なことから、設計ノウハウ、建設現場での安全運用に至るまで、これまでの膨大な失敗から学んできた方法が、仕事というものを通して脈々と受け継がれています。

モノづくりだけではなく、サービスでも膨大なノウハウが蓄積されており、それが受け継がれている。
ITサービスは、単にITサービスと一言で言われることも多いですが、その世界は細分化され、専門化されている。

僕はITサービスの中でも、ネットワークエンジニアと言われる分野で今は仕事をしています。
ネットワークエンジニアとは、主に通信インフラに関わる設計構築や保守運用業務を行っています。

具体的にはルーターやスイッチ、ファイヤウォールなどの設計構築したり、構築された通信システムを運用するとか。
そこにはルーティング技術とか、VLAN技術とか、アクセスリストとか、スパニングツリーとか、とか、とか様々な技術が使われて、安全にかつ、合理的にシステムが動いています。

流通業であっても、ノウハウ蓄積は仕事を通して濃縮されており、単にトラック1台では実現できない総合システムとしての物流だったり、そのインフラを効率よく運営するノウハウがあります。

国際間貿易を担う仕組み一つとっても、さまざまな高度化した技術が駆使されています。
モノを運ぶということだけでも、空輸なのか海運なのか?から始まって、コンテナ輸送をするのか?RORO船を使った方が経済的合理性があるのか?とか、そんな手段一つの選択にしてもプロのノウハウというのがあるわけです。

金融業でも、さまざまな技術があります。
金融システムのリスク回避にオプション取引が使われたり、商品市場のリスク回避のために先物市場があったりします。
(例えば、大規模な自然災害での商品市場の高騰(気候変動で大豆が取れないとか)のリスク回避のために、あらかじめ未来の期日での値段を決めておくというのが先物市場の考え方です。)

それらの専門技術や専門知識を提供することで、サービスを受ける側としては自分や自分の組織だけではできないことが実現され、それに対して対価が支払われる。

やはり学生の頃には、見えずらいのがB to Bビジネスでしょう。
(BはBusinessのBです。対してB to CビジネスのCとはConsumerのCです。)
B to Cビジネスのコンシューマー(=個人客)は自分個人にも置き換えられるので容易に想像できるでしょう。

仕事として本当に面白いのはB to Bのビジネスではないかと僕は思っています。(B to Cビジネスでも規模が大きくなると必要な技術レベルも上がりますし、B to Bの要素も必然的に含まれてくるので、区別が難しくなります。例えば、今のAmazonは小売ビジネスという意味ではB to Cですが、法人相手のビジネスも多数手がけているのでB to Bビジネスもやっている。)

そして、この世界は奥が深く、また、報酬も膨大です。
個人に対する問題解決とは比較にならない専門性が必要ですが、その報酬も桁がいくつも違ってくると同時に、もっとも得難い無形の利益として、高度な知見の蓄積が自らにも身につくのです。

 


2.お金について思うこと

お金によって幸せになることができるでしょうか?
お金さえあれば幸せになれるとは思っていませんが、多くの苦痛や不幸を取り払ってくれることは間違いありません。

たくさん持っていても、邪魔にはならないのがお金でもあります。
ただ、お金を得ることにあまり興味がなければ、この項目を読み飛ばしていただいてOKです。

あなたもアルバイトなどを通して、お金というもののありがたみはご存知の通りだと思いますが、お金を効率よく稼ぐにはどんな方法がよいのでしょう?

「金持ち父さん貧乏父さん」という本があります。
僕の人生を変えた数冊の本の中の1冊です。

この本の中身を要約すると、次の通り。
・モノには資産と負債がある
・職業は4つに分けられる

この二つのことが書かれています。

最初の資産と負債の話。
ロバートキヨサキ(金持ち父さんの著者)のいう負債と資産はそれぞれ以下のモノをいいます。
負債例
自宅、自家用車、腕時計、宝飾品等

資産例
賃貸アパート、業務用車両、株式、債券、ビジネス等

要は、金を生み出すか否か?という話。
金を生み出すものと手に入れ、金が出ていくものを所有しないということ。

職業は4つに分けられるとはどういうこと?
・従業員(いわゆる会社員)
・個人事業者(医者、弁護士とか)
・経営者
・投資家

これは下に行けば行くほど、稼げる職業になっています。
それぞれ、桁が違ってくるでしょう。
詳しく知りたかったら、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでみてください。


金持ち父さんとは違った面でのお金の話。

前の項目で、仕事とは問題解決をすること、と書きました。
その問題解決のレベルが高くなればなるほど、解決できる人が少なければ少ないほど稼げる仕事となります。

個人向け問題解決よりも組織や企業向け問題解決の方が、数桁多く稼げるという話も書きました。
それは、組織や企業の問題解決では、より専門性が高い問題解決能力が必要だからです。(例えば、B to Bビジネスでは、時給5,000円なんて別に珍しくありません。)

つまり、より合理的に稼ぐには、自分の専門性を高めること、この一つに絞られます。
そして、複数の専門性を持っていたらより良いでしょう。
問題解決能力を高めるということはそういうことです。


ここでは最も重要な話を一つだけ。

問題解決能力を高めるのはどうしたらよいのでしょうか?

本を読んで勉強する?
資格を取る?
学校に行く?
いやいや、間違ってはいませんが正しくはないです。

お金をもらってスキルを磨くのです。
お金を払ってスキルをつけようとしても、たいてい失敗します。よっぽど頑張らないと。

日本の新卒大学生はほとんど使い物になりません。
僕自身も同じでした。

では、どうするか?

その仕事は自分の考える方向のスキルを磨いてくれるか?
その観点で仕事を選んでください。
重要なのは、給与の額や福利厚生ではないのです。

お金をもらってスキルを磨くのが最も成長が早く、実践的技術になります。
学校や本で学ぶ理論も大事ですが、実際に役に立つ実践的技術は現場からしか学べないことも多いのです。

10年後にどんな自分になっていたら嬉しいのか?

まず、それを考えましょう。

そして、その方向に進めそうなスキルを磨ける仕事をしましょう。
それを意識するかしないかで、生涯年収は数億は違ってきます。


3.業界を考えるということ

問題解決をすることによって対価が得られる。
そして問題解決をするには専門性を持つことが大事。

そうは言っても、人間、興味のないことは続かないもの。

興味の向く方向であれば、続けることができる可能性は増します。

人によっては、俺はこれをやる、というのがはっきりしている人もいます。
ごく稀ですが。
そんな方は、この項目は読み飛ばしてください。

ほとんどの人にとって、学生を終え社会に出る20歳前後で天職なんか見つかるわけがありません。
だって、まだ、社会のごくごく一部しか見ていないのですから。

もし、あなたがそんな状態であるなら、これまで見ることができなかった世界を見ることができる業界を選んでみたらよいのではないか?と思います。


僕は大学4年の頃、将来経営者になりたい、と思っていました。
そして、その勉強ができる業界は何か?と考えて、経営コンサルティング会社に就職しました。

その会社は、税理士が社長のコンサルティング会社で、経営について学ぶことができました。
学ぶというより、その会社の顧客であるたくさんの企業の経営を目の当たりにすることができました。

最初は意図に反して、コンサル部門ではなく会計部門に配属され、法人税の決算書を書いていました。
結果として、決算書というものが自分にとって身近な文書の一つになりました。
会計の仕組みを知ることができましたし、様々な節税方法があることも知りました。

そして、その分野でその後専門性を高めていく、貴重な友人達を得ることができました。(←当時から続く友人は税理士として仕事をしている奴もいれば、病院経営のコンサルタントをしている奴もいるし、彼ら(ただの同期だが)は、かけがえのない僕の人的財産です。

経営コンサルタント以外でも沢山の業種をみることができる仕事はあります。
法人相手の金融業もそうだろうし、企業と企業をむすぶ商社だってそうです。

どの業界で仕事をしていくのか?を見極めるための業界選び、でもよいのです。

ただ、その後、どうやって生きていくのか?の基本的な部分は20代で考えるのがよいですよ。
30代未経験というのは、乗り越えるにはとてもハードルの高いものですから。
(僕はIT業界に入ったのは35歳からです。)

 


4.職種を考えるということ

業界を選んだら、次は職種を選ぶ。
職種とは、営業職とか技術職とか、要はどんな部署への配属を希望するのか?という話。

僕は経営者になりたかったという話を書きましたが、そこから考えた職種が営業職でした。
経営者として、人に任せられる仕事と任せられない仕事があると思っていて、たとえば会計業務であれば、税理士事務所とか会計担当に任せればよい。
労務人事も、基本方針を示して、それを実現するのは担当を雇えばよい。

どうしても人任せにできないのは(特に起業当初は)営業部分だと思ったのです。
他の部分は任せられても、誰も自分のために仕事を取ってきてはくれない。
仕事が取ってこれるなら、その人は、もはや経営者、もしくは個人事業主だ。

そして、僕は人と話すのが苦手だった。
引きこもりのパソコン少年だったし。
苦手克服のためにも営業職を選んだ。(←この考え方はあまり勧められない)

まぁ、この職種選びは、個人の好みかな。
また、就職した時に希望通りの職種に就けるかどうか?も、運によるところもあるからね。

 


5.幸せになるために

幸せになることを誰しもが望んでいる。
そして、誰しもが、幸せになる権利を持っている。

どうしたら自分の心が幸せを感じるのか?
皆、それを追い求めて生きている。
永遠のテーマですな。

幸せの対極に位置するもの、それは不幸。
いくつかの不幸はお金で解決できる。
お金がない状態で、これらの不幸が降りかかってくると地獄であり修羅となる。
お金で解決できない不幸もあるけど、それはそれで問題解決していくしかない。

一般の人にとって、仕事をしている時間は長い。
起きている時間の大部分は仕事をしている、という人が日本人のほとんどではないだろうか?

それだけ長い時間を費やす仕事というもの。
大学4年生となる数か月間が、大きな転機です。

大学卒業の新卒学生、という立ち位置は、一生に1度しかめぐってきません。
この世には、新卒学生しか採用しない会社というのもたくさん存在します。

大企業の歯車になるのは嫌だ?
でも、あなたは大企業の歯車って自分の目で見たことがありますか?

大企業の歯車って、悪いことばかりなのでしょうか?

大企業だからこその、合理的なシステムもそこには存在しているし、それを知ることができるのは中の人と、その周辺の人達だけです。(もちろん、大企業病とも言われるネガティブな部分もあります。それも自分で見てみなければ理解はむずかしいでしょう。)

僕はいくつもの大企業の歯車とその仕組みを見てきました。
それは、僕にとっての仕事上の貴重な財産です。

チャンスというのは、すべての人に均等に降り注いでいます。

しかし、そのチャンスをつかむことができるのは、その時に準備ができている人だけです。
準備をしていない人は、チャンスが目の前にあることすら気付かないでしょう。

今、この数日間、自分を探求してください。
自分の心を掘り下げてみてください。

君達に幸あれ。

父より。

 

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答えだけを求める世の中は人を劣化させる

テレビなどで放送している天気予報。
最近、気圧配置を示した天気図の表示をしない放送が多くなっていると思うのですが、いかがでしょう?

各地の天気や気温、風とか花粉の飛散(時期によって)は詳しく説明されるのに、その元となる天気図は表示しない。
場所ごと、時間ごとの雨の確率がわかっても、何故、その時間に雨が降るのか?その理由はわからない。

天気図を表示してくれれば、低気圧から延びている温暖前線が通過するとか、その後、寒冷前線が通過するとかの情報が想像できる。
温暖前線の雨であれば、緩やかな雨がしばらく降るのかな?
寒冷前線が通過する際の雨であれば、急激な雨がドカンと降るのかな?
そして、その後、気温が下がるのかな?とか、想像できる。

双子の低気圧が通過するのと、勢力の強い単独の低気圧が通過するのでは、雨の確率は同じかもしれないけど天気の状況は大きく変わる。

勢力の強い単独の低気圧の通過なら、荒れた天気が通過後、一気に回復するような天気がイメージできるけど、小規模の低気圧が連なっているなら、そんなに激しくない雨や風がだらだら続くことがイメージできる。

高気圧や低気圧の位置がわかれば、その位置関係で風向きも分かるし、それによって冷たい風が吹くのか?暖かい風が吹くのか?も、だいたいわかる。(もちろん、天気図だけで決まるわけではありません。地形とか上空の歓喜の張り出し方とか様々な要素が加わりますが。)

そういった元になる情報を一切放送せず、結果だけを伝える天気予報になってしまったと思うのです。

気象予報士の予想の結果だけを放送されても、裏付けのない情報であり、僕はどうしても信用できない。

同じようなことが、社会全体で起きている。

カーナビに頼る生活も、そんな風潮と同じような気がします。
出発地と到着地を設定すれば、あっち行け、こっち行けとカーナビが指示してくれる。
途中の混雑状況によって、自動的に再検索までしてくれる。

カーナビのない頃は、出発する前に目的地までの道を道路地図で入念に調べた。
どの道が一方通行だとか、混雑予想などもしながらルートを選び、それを頭に叩き込んでから車を走らせた。

その結果、よく道路をおぼえたものです。
振り返って今はどうか?

カーナビに頼ると、一切、道を覚えなくなりました。
それこそ、北朝鮮のEMP攻撃でもあったら、迷子が続出でしょうね。車に地図すら積んでいない人が多いし。

米ロはもちろん、中国も衛星攻撃兵器の開発を急いでいます。
まだ、今の技術ではGPS衛星を複数撃墜することは現実的ではないですが、そんなこともできる世の中にいずれなるでしょう。
その話はまた別の機会に。。。

ちょっと違う話かもしれませんが、パソコンの設定なども似ていると思う。
昔、MS-DOSで、パソコン(当時はマイコンと呼んでいた)を制御していたころは、例えば、「autoexec.bat」「config.sys」という名前のTxtファイルをユーザー
が自分で書いていた。
この二つのファイルは、パソコンを起動した時に読み込まれるファイルだ。

これらによって、どんなデバイス(周辺機器)を使うのか?とか、その周辺機器を制御するデバイスドライバーと呼ばれるプログラムはどれを使うか?とかを指定できた。
また、最初にどんなプログラムを動かして、その後、何を動かすのか?
順番によって、メモリの使われ方が変わったり、いろいろ工夫しながら設定を書いて動かしていました。

それが、Windowsになってから、そういった設定はWindowsが勝手に?設定してくれるようになり、一部のマニアのためのマイコンが、みんなにとっての道具としてのパソコンに変わった。

ただ、その反面、問題が起きても、何がどう設定されて何がうまくいっていないかがよくわからなくなってしまった。
もちろん、今の巨大なオペレーションシステムをユーザーが設定するなんてナンセンスであり、現実的ではないことはわかっています。
でもね、複雑かつ、巨大になったからこそ、システム全体がブラックボックス化してしまった。

もっと、簡単な話では、炊飯器が世の中に出現して久しい。
今、若い人に鍋を渡して、「ご飯炊いて」と言って炊ける人がどれだけいるだろう?
人によっては、「え?鍋で炊けるのですか?」という人すら、いそうな気がする。

着火剤なしで、マッチだけで焚火が起こせるか?

鉛筆削りなしで、ナイフ1本で鉛筆が削れるか?

パソコンや携帯を使わずに、ノートに手書きで漢字が書けますか?

太平洋のど真ん中で、太陽とアナログ時計で方向がわかるだろうか?(これは昔の人でもできない人が結構いるかも。)

世の中が進歩していくと、人間はむしろ、どんどん退化していくのではないかな?と、ふと思ったのでした。

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Congratulations. Dr.Tsai !!!

台湾選挙の結果が報道されています。
日本の報道はあいかわらずしょうもない話ばかりですが、米英の大臣からの祝福のコメントなども発表されていますね。

今回の題名は、米ポンペイオ国務大臣や英ラーブ外相が台湾の蔡英文総統に送ったメッセージの一部です。
”Congratulations. Dr.Tsai ”

なぜ、わざわざ"Dr."なのでしょうか?

ここにはとても重要なメッセージが込められており、わずかな国としか国交を保てていない台湾の蔡総統にとってもありがたいメッセージなのではないか?と思います。(もちろん、台湾に問題があるのではなく、中華人民共和国の意向により国交を閉じる国が多いのです。)

「中国主導 VS 台湾自主」といった事実上の一騎打ちとなった今回の台湾総統選挙ですが、選挙戦は激しいものでした。
台湾第2の都市である高雄の現職市長「韓国瑜」は、中国共産党をバックにつける有力候補。
この韓氏を800万票対500万票で破ったのが、現職台湾総統の文氏です。(僅差です。)

選挙戦ではありとあらゆる手段が取られ、フェイクニュースが飛び交ったり、多くのChina moneyも飛び交ったことでしょう。
そんなフェイクニュースの一つに、「蔡英文の博士号は学歴詐称である」というものがありました。

冒頭の「Dr.」というのは、そんなフェイクニュースを意識したものでした。
英国留学で博士号を取得した蔡英文氏の選挙戦を、我々は見守っていましたよ、という米英からのメッセージなのでしょう。

今回の総統選は日本にとっても、他人事ではなく、とても影響される問題であるにもかかわらず、あまり日本では話題になっていませんね。
今回の結果は、わざわざ選挙のためだけに地球の裏側に住み働いている台湾人までもが膨大なお金と時間をかけ自国に戻り投票した成果だと言えるでしょう。
選挙当日は、投票所に長い行列ができていたようです。

香港の次は台湾、台湾の次は沖縄、そして日本本土へ、と言われています。(次と言っても、すでに同時侵攻ですが。。。)
21世紀の今、一帯一路を掲げて、自国の膨張を標榜する国家が、すぐ近所にあるというのは本当に災難としか言いようがありません。
今なお、大航海時代を生き続けているような領土拡大政策をとる国家がすぐお隣に存在することを、少なくとも台湾の人達はよく理解しているということですね。

今回の香港の大規模デモは、犯罪人引き渡しについての法案が香港で審議されたことがきっかけでした。
今、日本でも「中国と犯罪人引き渡し条約を結ぼう」という意見が大きくなっています。
かたや、大規模デモになり、かたや、同意推進するような、そんな声が上がる。
どれだけこの日本という国はおめでたいのだろう?と心から心配になります。

推進派の言い分としては、日本で犯罪を犯した者が中国に逃げたら対応ができないから。
そんなことよりも、香港市民が恐怖と感じたのは、中国共産党に犯罪者と指定されたら、中国に送還されてしまうようになること。

今現在も、中国では日本人のビジネスマンや旅行者が公安当局に拘束されています。
その内の何人かは、有罪判決を受け、投獄されています。
本当に彼らは犯罪を犯したのでしょうか?

裁判を通じて、国家に反逆する行為があったという理由で、具体的に何が?は明かされないままスパイとして懲役刑を受けています。
中国では、日本のように三権分立は確立していません。
ましてや、民主主義ではなく、国民の上に司法や行政が立ち、そのさらに最上位に立つものが中国共産党です。

昨年末に中国で可決された暗号法が施行されたのが、今年の1月1日。
今年からは、ハードウェアやソフトウェアを問わず、すべてのパスワードについて、中国共産党が閲覧する権限を持ちます。
ファーウェイを始めとした中国企業のハードウェアやソフトウェアを使用することに恐怖心を覚えます。

中国と日本の間で犯罪人引き渡し条約が締結されたら、いつ通信を傍受され、スパイ容疑をでっちあげられるかもしれません。
そして、中国政府が正式に犯罪人として日本に居住する日本人や中国人を引き渡し要求してくるかもしれないのです。
そんなの日本政府は応じないよ、という声が聞こえてきそうですが、犯罪人引渡条約が締結され、その正式な手順で引き渡し要求されたら、応じないわけにはいかなくなるのです。
国際法や国際条約は国内法よりもより上位に位置します。
日韓基本条約は韓国国内法に影響されない、というのと同じ話です。

なによりも、恐ろしいと思うのは、日本のマスコミは中韓に浸透されつくしているのか、彼らのプロパガンダを流し続けていることです。
ネットを見ていない人達はテレビや新聞の情報を信じている人がいまでも多い。
テレビや新聞で「中国とも犯罪人引き渡し条約を結ばないと、カルロスゴーンのようなことが中国との間でも起きる」と叫びかねません。
そんなまやかしに引っ掛かってはいけません。

僕は今の日本の状況を憂いています。
ぜひ、このような話を一人でも多くの日本人に拡散して欲しいと思うのです。

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仮想通貨「リブラ」は、なぜ強烈に反対されるのか?

フェイスブックが中心となって推し進める仮想通貨「リブラ」

この仮想通貨に対して、アメリカ連邦準備銀行FRBやトランプ大統領が強烈に反対している。
何故なのか?

政治の世界の話では、何事でもそうなのだが、正面から大声で反対する建前の部分だけではなく、その裏に潜む真因を理解しないと見誤ることになると思う。

基軸通貨アメリカドルの既得権益の上に立つ人達には、仮想通貨「リブラ」を許すことはできないだろう。
何故なら、基軸通貨の地位を脅かす可能性があるから。

基軸通貨であることのメリットはたくさんあるが、それらメリットを失う可能性があるから。

まず、基軸通貨である米ドルは、世界中の自国通貨の弱い国で流通し、タンス預金されている。(ベネゼエラとかソマリアとかギリシャとか南アとかトルコとか。。。)

なので1国だけで保有されている他の通貨とは発行量がべらぼうに違う。
よって、米ドルはいくら発行してもハイパーインフレにはなりにくい。
言い方を変えると、米ドル建てなら国債も発行し放題なのだ。
(借金し放題の国は世界中でアメリカだけ!)

一方、世界の通貨流通では、SWIFTという銀行取引制度の中で、世界中の通貨は一旦ドルに変換されて相手国に送られる。
これこそが、基軸通貨のメリットの最大の部分であり、世界の金融の根幹を握ることにつながる。

米ドルの流れを把握するだけで、世界の金融の流れをつかむことができてしまうのだ。
もう一歩進めて言うと、SWIFTから除外されると、その国の通貨は国際的な価値を失うことになる。
SWIFTから除外されると、自国通貨の経済圏だけで生きることしか、できないことになる。
物々交換以外の方法で、貿易ができなくなるのだ。。。唖然。

つまり、米ドル以外の各国の通貨を持つ国は、SWIFTから除外するという脅迫にはあらがうことができない。
これは、絶対的とも言える力だ。

ところで、この既得権益を持つ、米ドルを握っているのは誰か?

よく勘違いされているのは、米ドルを支配しているのはアメリカ政府じゃないの?という勘違い。
米ドルの発行や流通を制御しているのはアメリカ政府ではなく、連邦準備銀行FRBだ。
FRBは、政府機関ではなく、ただの民間銀行ですからねー。

その米ドルを支配する民間銀行をさらに支配する、一般企業で言う株主に当たる人たちは誰なのか?
これがロスチャイルドとかロックフェラーという人達なわけです。

これだけ強烈な力を握っているからこそ、国際金融の話にちょいちょい顔を出し、その中には都市伝説が多く含まれるものの、世界を動かす一翼となっていることは事実です。

ちなみに、日本銀行の55%の出資者は日本政府です。
なので、日本円を発行する日本銀行は、日本政府経営の銀行と言ってよいでしょう。

さて、一方、仮想通貨「リブラ」を使えば、その国際送金にはSWIFTは不要になります。

世界中のあらゆる場所のあらゆる通貨をごく短時間で(既存のSWIFTだと1~2日)ごく低料金で(SWIFTだと数千円)送ることが可能になる。

つまり、フェイスブック社が、国際金融における大きな権益を握ることになりかねない。

もちろん、基軸通貨のすべての役割がすぐに「リブラ」に置き換わるわけでもないし、そうなることはないだろうが、基軸通貨の牙城の一角に加わることになりかねないわけで、それは世界の既得権益の上に立つ人たちにとって、ありえない話であるわけだ。

おそらく、フェイスブックの「リブラ」計画はつぶされるでしょう。

しかし、彼らの目指す方向と流れにはあらがうことができず、大きな流れとなっていくでしょう。

とりわけ、現在のSWIFTのデメリットである、数日もかかる送金時間とその送金手数料の問題は、現行の巨大権益の中で吸収できる問題であり、その部分は近い将来、解消されるでしょう。

例えば、SWIFTの仕組みのごく一部にブロックチェーンを組み込めば、簡単に実現できるわけであり(そのブロックチェーンは管理者の存在しない分散型ではなく、ロックフェラー等の既存既得権益の支配する中央集権型であろうが)エンドユーザーの目に見えるデメリットが解消されれば、世の中の人は沈黙するわけです。

こうすれば、スマホの銀行アプリから世界中の人の銀行口座に、数秒から数分程度で、しかも低価格で送金することができるようになる。
これをしていないのは、既存の既得権益の怠慢でしかない。
(SBIホールディングスの北尾さんが「リップル」を使ってやろうとしているのはこういうことだと僕は思う。)

大きな流れとして、僕はその先には世界で流通する分散型ブロックチェーンの通貨に集約されることを世界平和とともに望んでいます。

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世界侵略のススメ

  • 2018/11/24 18:49
  • カテゴリー:価値観

日本語には「欧米」という言葉がある。
しかし、欧州と米国は似ているところもあるが、違いの方がはるかに多いと思う。

イタリア人の素晴らしいところは人生をエンジョイすることに長けていること。
平均的なイタリア企業では、有給休暇が年間8週間もあるらしい。
そして、それら福利厚生を捻出している企業経営者達は、それでも余りあるリプライを会社は得ていると言う。

毎日、2時間かけてゆっくり家族と昼食を取り、年間30日はバカンスに出かける。
結婚記念日で1週間休み、年末にも1週間休暇を取る。

それを聞いたアメリカ人は、更に働けばより豊かな収入を得られると言うが、それに対してイタリア人は、なぜ1度しかない人生を仕事だけに捧げるのか?と言う。
すでに飢えずに生活ができるのに、それほど働いて収入を増やすことに何の意味があるのか?と。

フランスの給食はプラスチックプレートを持って並ぶことはない。
小学校の給食でも、フルコースを給しからサーブされ、マナーや料理について学び、豊かな時を過ごす。
片田舎の小学校の食堂でも陶器の皿にステンレスのフォークとナイフを使って食べる。さすがに銀の食器ではないが。。。
もちろん、田舎の小学校の厨房でさえ、数種類のチーズはいつもストックしてあるそうだ。

フランスはアメリカや日本に比べて税金が高いが、国のサービスは充実している。
基本的な「警察」「消防」「道路等のインフラ建設」「水道」「国防」「銀行の救済」などの基本サービスに加えて「医療費」や「保育料」は無料だし、「高度な教育」も無料で受けることができる。

アメリカや日本は税金が多少安くても、これらの国の基本サービス以外は自己負担なので、トータルの負担額は大きくなる。
子供一人育てるのに数千万円かかるのであれば、誰も子供を産みたがらないのは当たり前だ。

給与明細には差し引かれている税額が記載されているのは万国共通だが、さらにフランスではその税金の使い道が記載されているらしい。
「所得税」とか「社会保障税」等と記載されているのではない。
国のサービスとして何に使われているのかが具体的に書かれている。

これをアメリカや日本でやったらどうなるだろう。
アメリカの給与明細でこれを実現すると、所得税の60%が軍事費に使われていることを書かねばならなくなる。
そんなに彼の国は他国から侵略されているのだろうか?あるいは、他国を侵略して領土を拡大しているのだろうか?いずれもNoだろう。
恐らく、フランスのように税金の使い道をすべての労働者の給与明細に記載したら、アメリカでは暴動が起きるだろう。

日本でそれを実現したら、医療、年金、生活保護、そして国債の支払利息などと書かれるのだろうか。
最近問題になっている生活保護や保険医療の不正など、不正の温床になっているものが上位にくるのだね。
そして、国債の支払利息なんて、金融機関へのバラマキでしかない。

閑話休題。
これらの話はすべて、「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」というドキュメンタリーの受け売りだ。

世界でもトップクラスの学力を誇るフィンランドでは、宿題もなく、授業日数も非常に少ない。(小学校低学年ではわずかに週20時間程度だそうな。昼休みも合わせてね。)
そして、統一試験もなければ、マークシート試験はない。
学校教育では、選択問題の回答が導き出せる教育は行わない。

「学校とは幸せを学ぶ場所じゃない?」と真顔でフィンランドの教師が語る。
「詩の授業では就職ができない。だからアメリカでは美術や音楽の授業も、ポエムの授業も、みな削減されている」と語るマイケル・ムーアの顔を、議論にならないと、唖然と見つめるフィンランド教師の表情が印象的だ。

フィンランドでは学校の序列はなく、国内のどこに住んでも同じレベルの教育が受けられる。
それどころか、フィンランドでは学校を設立し授業料を取ることは違法だそうな。
さすがに、これには驚いた。

さぁ、ネタバレはこの程度にしましょうか。
というか、僕自身、まだここまでしか観ていない。
今夜、この文章を書き終えたら、また、続きを観ようと思う。

マイケルムーアは、ネタバレをブログを書くことも多分許してくれるはずだ。
なんせ、彼のこの映画のアイデアは、すべて欧州からの受け売りなのだから。(笑)

アメリカ人の素晴らしいところは、相手の良いところを素直に学ぶところだろう。

今の日本は多分にアメリカ人的な価値観が強くなっているが、そろそろこの国も幸せについて考える時間を増やしてみてもよいのではないだろうか。

僕達にとって、明日食うことを心配する時代は遠く過去の歴史となりつつある。
僕達は先人の努力の成果の上に生きており、幸いにも、必死にならなくても生きられる現代の日本に生まれ育った。たまたま、運良く、だ。

明日は日曜日。
一度しかない人生、幸せって何なのか?を、暖かい日差しの下に座って、ゆっくりと考えてみてはいかがだろうか?

「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」は、そんなきっかけになるドキュメンタリーです。<木村君、大絶賛!!>

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他人を幸せにするということ

  • 2017/04/30 18:50
  • カテゴリー:価値観

どんな風に生きたいか?と、あなたが聞かれたらどう答えますか?

若いうちから「他人のためになりたい。ひとを幸せにできる人間になりたい」とかって、言う人がいるけど、僕はそんな考えは、今すぐにやめたほうがいいと思う。

まずは、自分が幸せになることに向かって、一生懸命になるべきだ。

必死に自分の幸せと向き合うべきだ。

自分が少しずつ幸せになると、だんだん自分だけの満足では幸せになれなくなってくる。
そうすると、自然に、他人の笑顔がなければ幸せが味わえなくなってくるものだ。

自分の幸せを追求する過程で、他人を顧みないで生きている人もいる。
でも、それは過程であって、そんな人も、本当の幸せの尻尾を掴むと、自分だけでは幸せにはなれないことに気付く。

自分が幸せになるって、簡単ではない。
ましてや、他人を幸せにするなんていうことは、そんなに甘いことではない。

自分自身が幸せになる技術を身につけていなければ、他人など、幸せにはできっこない。

まずは、一生懸命、自分のために生きることだ。
10年、20年、自分のために一生懸命、生きてみる。

すべては、そこから始まると思う。

ポタポタと水道から落ちる水の下にコップを置く。
落ちてくる水が幸せだ。

一生懸命生きていると、ポタポタ落ちていた水がだんだん沢山落ちるようになってくる。
だんだん、飲む量よりも多くの水が、落ちてくるようになってくる。
※注 ここで言う「水」はお金ではありません。

やがてコップが一杯になり、あふれ始める。
あふれた水が、周りの人を幸せにするということなのではないだろうか?

他人を幸せにするということは、そんなことじゃないかと、僕は思う。

僕は、自分に幸せに生きるための技術も能力もないのに、そんなことを目指して、10年以上の歳月を無駄にしたような気がする。

もちろん、人生に無駄な時間などない。
無駄だと思っている時も、後から考えるとよい経験だったりする。

人生遠回りをするのもよい。

でも、たまには、ぢぢいの独り言に耳を傾けるのも、よいと思うよ。(笑)

そして、僕はそんな人間になりたい。

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史上最悪のジェノサイドを行なった国はどこでしょう?

  • 2017/01/15 09:09
  • カテゴリー:価値観

さて問題です。
史上最悪のジェノサイドを行なった国はどこでしょう?

ルワンダ?
ナチスドイツ?
クメールルージュ?

彼らの虐殺が子供のように見えます。

そして、そのジェノサイドの舞台になった国は、虐殺者達を今、愛している。
教育とは怖ろしいものだと痛感します。

※戦争とは、兵士と兵士が戦うものであり、一般市民を殺すことは禁止されています。

以下は、産経ニュースからの引用です。

引用元:
http://www.sankei.com/premium/news/170115/prm1701150012-n1.html

 太平洋の戦場では米兵による残虐行為が行われました。初の大西洋単独無着陸飛行に成功した米国人チャールズ・リンドバーグは開戦後、民間人技術顧問として南太平洋の前線に派遣され、そのときの米兵の振る舞いを著書『リンドバーグ第二次大戦日記』に書きました。

 「わが軍の将兵は日本軍の捕虜や投降者を射殺することしか念頭にない。日本人を動物以下に取り扱い、それらの行為が大方から大目に見られているのである。われわれは文明のために戦っているのだと主張されている。ところが南太平洋における戦争をこの目で見れば見るほど、われわれには文明人を主張せねばならぬ理由がいよいよ無くなるように思う」とした上で、米兵が日本兵の遺体から金歯を盗んだり、耳や鼻、さらには頭蓋骨を「お土産」として持ち帰った事実を紹介しています。

 日本兵の遺体の一部を持ち帰る行為は広く行われていて、米国の雑誌「ライフ」の1944年5月22日号には、若い米国人女性が前線のボーイフレンドから送られてきた日本兵の頭蓋骨をうっとり見つめながら礼状を書いている写真が掲載されています。

 ジョン・ダワーという米国の反日的な歴史学者でさえ、こうした実態を紹介した上で「もしも歯や耳や頭皮がドイツやイタリアの兵士から収集され、それが英米国内に報道されたならば、騒然たる状況を引き起こしたに違いない」と指摘しています。

 ドイツ人やイタリア人は同じ白人であり、人種的蔑視の対象ではありませんでした。ナチスの政治体制とドイツ人は分けて考えられていました。しかし日本人については国全体を人間ではない野蛮な存在とみなしていたのです。

 ルーズベルトが「日本人は頭蓋骨の発達が白人より2000年遅れているから邪悪なのだ」と大真面目に信じていたという話を連載の5回目で紹介しましたが、海軍提督ウィリアム・ハルゼーは「日本人は雌猿どもと、慈悲深い皇帝によって中国から追放された極悪の罪人たちとの交尾による産物であった」という「ことわざ」を信じていました。部下に対して「下等な猿ども」をもっと殺して「猿肉」をたくさん作れと督励しました。

 「良いジャップは死んだジャップ」とも公言しました。これは米国がインディアンを虐殺していたころの軍人フィリップ・シェリダンの有名な暴言「良いインディアンとは、死んだインディアンのことだ」をもじっています。米国人は対日開戦の半世紀前の1890年までインディアンの虐殺を行っていましたから、太平洋戦線の兵士たちは父や祖父から虐殺の武勇伝を聞かされていたのです。彼らにとって太平洋の島々は「開拓」すべき「フロンティア」であり、日本人はインディアンと同様、絶滅の対象だったのです。

 米国による残虐行為の最たるものが東京大空襲や広島、長崎への原爆投下など非戦闘員の大量虐殺です。

 米国は戦争が始まるとユタ州の砂漠に東京・下町の街並みを再現する日本家屋群を作り、ちゃぶ台の上にはしと茶碗まで置いて、焼夷弾の効果を確かめる実験を行いました。そうして完成したのがM69という、わが国を焼き尽くすための新型焼夷弾でした。江戸時代の大火が春に集中していたことを調べ上げ、1945(昭和20)年3月10日を東京大空襲決行の日に選びました。

 東京大空襲の約1カ月後の4月12日、わが国を戦争に追い込んだ米大統領ルーズベルトが死去し、後任に副大統領のハリー・トルーマンが就任しました。このトルーマンが8月6日に広島に、9日に長崎に原爆を投下した大統領になります。

 わが国の一部には「日本が侵略戦争を行い、ポツダム宣言を黙殺したから原爆を落とされた」という原爆容認論があります。広島の原爆死没者慰霊碑には「過ちは繰返しませぬから」と刻まれ、修学旅行でやってきた児童・生徒が「自分たちの祖先が悪かったから原爆を落とされたんだ」と反省しています。

 米国民の多くは「原爆投下によって終戦を早め、本土決戦で犠牲になるはずの100万人の米兵の命が救われた」という根拠のない「原爆神話」「早期終戦・人命救済説」を信じています。2007年には核不拡散問題担当特使のロバート・ジョゼフが「文字通り何百万もの日本人の命がさらに犠牲になるかもしれなかった戦争を終わらせたということに、ほとんどの歴史家は同意すると思う」と、米兵だけではなく日本人のためだったと恩着せがましく語りました。

 わが国の原爆容認論、米国の原爆正当化論は、どちらもとんでもない話です。ルーズベルトは真珠湾攻撃2カ月前の1941年10月に原爆の開発を承認していました。ポツダム宣言が発表されたのは1945年7月26日ですが、トルーマンはその前日の25日に「広島、小倉、新潟、長崎のいずれかの都市に8月3日ごろ以降の目視爆撃可能な天候の日に特殊爆弾を投下する。追加分も準備が整い次第、前記目標に投下せよ」と命令していたのです。

 トルーマンはこの日の日記に「ジャップに対し、降伏し、命を無駄にしないよう警告の宣言を発するつもりだ。彼らが降伏しないことは分かっている」と書きました。ポツダム宣言とは関係なく原爆を落とすつもりだったのです。

 日記には「われわれは世界の歴史で最も恐ろしい爆弾を発見した」とした上で「ノアの箱船の後のユーフラテス渓谷時代に予言された火による破壊とは、このことかもしれない」との記述があります。これは、旧約聖書の「創世記」に登場する都市「ソドムとゴモラ」を指しているとみられます。

 ソドムとゴモラは同性愛などの退廃が神の怒りをかい、天からの激しい火によって滅ぼされたとされています。トルーマンは原爆投下を天罰と考えていたのでしょう。

 トルーマンは8月の2発に続いて、9、10、11月に3発ずつ、必要なら12月にも7発と、最大18発の原爆を投下するという軍部の計画を承認していました(1995年7月16日付ワシントン・ポストの報道)。

 現代史研究家の鳥居民氏は、ポツダム宣言はわが国が「黙殺」するように作られていたと論じました。ポツダム宣言の草案には、共同署名国としてソ連が書かれていましたが、トルーマンと原爆投下を強硬に主張する国務長官ジェームズ・バーンズはそれを削り、中国国民政府に差し替えました。わが国がソ連に和平の仲介を依頼していることを知っていたため、ソ連への期待を持ち続けさせようとたくらんだのです。

 草案には天皇の地位保全(国体護持)を認める条項もありましたが、それも削除しました。国体護持こそがわが国がこだわっていた降伏条件だったからです。

 そして、最後通告の公式文書だと思わせない形式にし、ホワイトハウスや国務省からではなく宣伝機関の戦時情報局から発表しました。

 広島と長崎に原爆を落とすまでわが国を降伏させないように、ポツダム宣言はできていたのです。米国は開戦前にわが国の戦争回避の努力を知りながら時間稼ぎをして追い込みましたが、戦争が終わるときも和平意図を知りながら引き延ばして原爆を落としたのです。

 もしドイツの降伏が遅くても、原爆はドイツに対して使われることはなかったでしょう。日本人に対する人種偏見があったからこそ恐るべき人体実験が行われたのです。

 トルーマンは広島に原爆が投下されたとき、ポツダム会談を終えて巡洋艦オーガスタで帰国する途中でした。将校から「原爆投下成功」のメモを見せられると飛び上がって喜び、「歴史上、最も大きな出来事だ」と言いました。

 トルーマンはルーズベルトに負けず劣らずの人種差別主義者でした。27歳だった1911年、後に妻になるベスに宛てた手紙にこう書きました。

 「叔父のウィルが言うには、神は砂で白人を作り、泥でニガー(黒人の蔑称)を作り、残ったものを投げたら、それが落ちて中国人になったそうです。叔父は中国人とジャップが嫌いです。私も嫌いです。たぶん人種的偏見でしょう。しかし私は、ニガーはアフリカに、黄色人種はアジアに、白人はヨーロッパと米国にいるべきだと強く信じています」

 原爆投下を受けて、全米キリスト教会連邦協議会のサミュエル・カバート事務総長はトルーマンに「多くのキリスト教徒が動揺している。それが無差別破壊だからだ」と電報を送りましたが、トルーマンはこう返信しました。「獣を相手にするとき、あなたはそれを獣として扱わなければならない。大変残念だが、それでも真実だ」

 戦後も「後悔していない」「全く心が痛まない」と繰り返し語りました。1958年のCBSの番組で、道義上の問題があるので決定は難しかったのではないかと問われると、「とんでもない。こんな調子で決めたよ」と、ボーイを呼ぶように指をパチンと鳴らしました。

=つづく
(地方部編集委員 渡辺浩)

*****引用ここまで*****

だそうです。
つづきが楽しみです。



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なぜ、中国は日本に嫌がらせをしてくるのだろうか?

先日の(2017年01月01日)読売新聞の記事によると「中国政府が日本の排他的経済水域(以下EEZ)の周辺などで海底地形の調査を行い、国際水路機関(本部・モナコ)の下部組織に対し、中国語による命名申請を2016年に活発化させていたことが明らかになった」らしい。

元記事:http://sp.yomiuri.co.jp/world/20161231-OYT1T50144.html




つまり、他国の領域に自分の国の名前をつけているわけだ。
これを嫌がらせと言わず、何と言うべきか?



これ以外にも、以前から中国は日本の沖ノ鳥島について「沖ノ鳥島は島ではなくEEZを認められない地形だ」と主張している。

沖ノ鳥島なんて、太平洋上にあって、日本海の向こう側の中国にはぜんぜん関係ないじゃん?
と、僕は思っていた。

なんで、言いがかりをつけてくるのだろう?と。


地図の向きを変えることで、見えてくること。

世界地図の東アジア部分を、中国を下にして見てみる。
日本人には見慣れない、地図がそこには現れる。

地図引用:http://www.aquanotes.com/asia/index.html
地図素材フリー(一部分を引用し、向きを変え国名を追記)



こうやって見てみると、確かに中国の海洋への出口は各国にふさがれている。

地図の左側を日本にふさがれ、台湾をはさんで、右側はフィリピンにふさがれている。
さらにフィリピンの隣には、マレーシアとベトナムにふさがれている。

日本や台湾、フィリピンが、重く、中国にのし掛かっている様に見えるのは錯覚だろうか?



物理的に船が通れる海域を考えてみると、台湾と沖縄周辺を通るか、フィリピンとベトナムの間を通るか、いずれかしかない。
ただ、フィリピンとベトナムの間を通っても、その先はマレーシアとインドネシアにふさがれている。



では、排他的経済水域(EEZ)を地図に重ねてみると、どんな地図になるのだろうか?

※ 排他的経済水域(EEZ)とは?



地図引用:http://redd.it/27fibu
「排他的経済水域を含めると、また違った視点で世界が見れる」より。



この地図には陸地が描かれていないので、普段見る地図とは、かなり違って見えるが、中国の周りを見てみると、完全に他国のEEZにふさがれてしまっているのがわかる。



上の地図とあらためて見比べてみる。
当然、陸地は船が通れないわけで、海洋部分に注目すると、さらに台湾と沖縄周辺の重要度が増すことがわかるだろう。



ところで、中国とはどんな国なのだろう?

ここで、中華人民共和国という国が、どうやってできたのかをみていきたい
(中国史に詳しい方は読み飛ばしてください。)



考古学的に確認されている、中国の最も古い王朝は、紀元前17世紀の「殷(いん)」だそうな。

その後、秦の始皇帝が現れ大陸を統一するも、わずか15年で滅びる。

のち、光武帝の後漢が現れるも、世は乱れ、三国志時代に突入していく。
この漢の時代は(前漢、後漢)今と同じように漢民族が大陸を支配していた時代だ。

今回のブログは中国史がテーマではないので詳しくは省略するが、中学の教科書で習った遣隋使とか遣唐使の時代を経て、元の時代にはモンゴル人に中国大陸が支配されたりしていた。



次に現れた王朝、清の時代に大陸を支配していたのは満州あたりを拠点としていた女真族だ。
(女真族とは、12世紀には金という国を作って宋に攻め込み、一時は中国の北半分を支配するものの、その後、モンゴル人に滅ぼされる。17世紀には後金が再結成され、明より独立した。)

ごく少数の女真族が圧倒的多数の漢民族を支配していた時代である。

女真族は漢民族を政治はもちろん、言論でも押さえつける。
女真族独特の辮髪(べんぱつ)と呼ばれる髪型などを漢民族にも強要する。
頭の後ろだけを長髪にして編みこんだ、いわゆる「ラーメンマンカット」です。(笑)

その後、イギリスとの2度の戦争に敗れ(アヘン戦争とアロー戦争)フランスとの清仏戦争に敗れ、日本との日清戦争に敗れて、清は衰退していく。

そこで出てきたのが、孫文という人。
漢民族である孫文が、中華民国をおこし、初代大統領に就任する。

袁世凱が裏切ったり、清朝では皇帝溥儀(ふぎ)が退位することなったりしているうちに、中華民国は分裂状態となる。
モンゴルやチベットが独立したのは、ちょうどこの時期です。



そしてヨーロッパでは、第一次世界大戦が勃発する。

この当時、日本はイギリスとの同盟関係にあった。
そのため、日本はこの同盟を口実に中華民国にあったドイツの基地を攻撃する。(ドイツは同盟国イギリスの敵国だ)

日本は第一次世界大戦の主戦場であるヨーロッパから遠く離れた地で、中国の利権を狙い無理やり参戦したのだった。

そして、第一次世界大戦の戦勝国となった日本は、中国大陸におけるドイツの権益を引き継ぎ、中華民国政府にも日本人顧問を採用させたりすることに成功する。
さらには、清朝最後の皇帝溥儀を担いで、満州国という傀儡政権を中国大陸に建国する。



日中戦争、太平洋戦争を経て、日本の敗戦。
中華民国は、棚ぼた式に日本の支配からは逃れることができたのだが、またまた、この国は内戦状態に陥る。



毛沢東の率いる共産党と蒋介石が率いる国民党は、日中戦争以前から戦っていたが、日中戦争が発生したため、一時休戦していた。
その休戦状態が、第二次世界大戦の終結後、内戦再開となったのだった。

結果、ソビエト連邦に後押しされていた共産党が勝利をおさめ、中華人民共和国が設立されたのは皆様のご存知の通りです。(国民党政権は台湾へ。)


長々と何が言いたいのか?(中国史の話はここまで)

大陸は何千年もの長い期間、群雄割拠が続き、様々な民族が支配し支配され、民族間で弾圧し弾圧されてきたということが言いたいのでした。

乱世に次ぐ乱世。
いわば、民族対民族の、戦いの歴史なんですね。
中国大陸の歴史は。



日本にも戦国時代はあったけど、長く徳川の江戸時代が続き、群雄割拠の戦乱状態とは、かなり違った歴史を歩んできました。

ましてや、日本の場合、民族間での滅ぼしあいとか、弾圧ということではなく、日本列島という閉鎖された土地の中で、大和民族内での覇権争いでしかなかった。

言い方を変えると、ひとつの王朝(天皇家)の元での派閥争いの歴史でしかなかったと言えるのではないだろうか?
そこには民族間の血で血を洗うような争いではなく、中国大陸に比べるといわば「内輪もめ」というレベルとも言えるかもしれない、と僕は思うのだ。

領民にとっては年貢の納め先が変わるだけで、敵対民族による弾圧があったわけではなかったのだから。



なので、国家としての考え方が、根本的に違うのも当たり前なのだと思うのです。



そして現代。
そんな長い戦乱の歴史の後にできた、中国大陸の統一国家が、漢民族による現在の中華人民共和国です。
これまでの歴史の通り、支配民族は他民族を弾圧していく。

漢民族の中華人民共和国は、中華民国時代に独立したチベットを侵略し併合する。(ダライラマはインドに亡命。)



さて、チベットの次はどこを狙うか?

北へ向かって、軍事大国であるロシアを苦労して攻略しても、そこにあるのは永久凍土のシベリアだ。
夏でも溶ける事のない分厚い凍土の下に資源はあるけれど、その開発には膨大な知恵と資金が必要になる。



では、西に向かうか?

そこにあるのは、砂漠の地。
古くから、シルクロードとして知られたルートですが、この地には果てしなく続く砂と土漠の通路があるだけ。(モンゴルさん失礼!)



そして手にしたチベットの先には、どんな土地があるのか?

そこには、ヒマラヤの壁がそびえ立つ。
遥かなる天然の要塞。(←つまり、行き止まり。)


つまり、主だった内陸の支配は、完了した。

四方に敵がいなくなった余力を、今後はどこに向けるのか?

それは、すなわち、海洋進出。


↑レゴの「海洋調査船」(笑)



冒頭で紹介した、二つの地図。

海洋を見てみると、サハリンから日本列島、南西諸島、琉球諸島の隣はすぐに台湾、そしてフィリピンまで、断続的に列島や島々が続いている。

海洋上のEEZは、びっしりとつながってる。



邪魔で邪魔で仕方がない。
この周辺の海には中国だけで独占できる海路がないのだから。
さらに言えば、他国の庭先(EEZ)を通らねば、どこにも行けないのだ!



これらの地図を見ていくと、尖閣諸島はただの無人島としての価値ではないことがはっきりとわかる。
さらには、この地域には海洋資源も豊富なのだが、長くなったので、今回はこの話は置いておく。 ^_^;

ある野党の党首が「無人島の尖閣諸島などは中国にくれてやればよい」と発言したことがあるが、彼はその重要性を認識していないのだろう。

そして、琉球独立運動に中国が積極的に力を注ぐ理由もわかる。



チベットの次は。。。



現実主義者の漢民族は、盗れるところから獲っていくだろう。

彼らは単なる嫌がらせをしている訳ではないのである。



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■参考資料
わかりやすい中国の歴史
http://www12.plala.or.jp/rekisi/tyuugokurekisi.html

キングダムから三国志まで】3分でわかる中国の歴史
http://rekijin.com/?p=9832

■参考動画
「逆さ地図から日本を見てある事に気付いた・・・」
https://www.youtube.com/watch?v=2suyzuy7T3w&feature=share








「ディアインディア」発売記念と僕の旅の始まり

  • 2016/10/27 23:10
  • カテゴリー:

友人の写真集が発売されました!

1990年夏
僕は生まれて初めての海外旅行で、ひとりインドにいた。

バラナシの安宿の雑居房で出会った、一人の日本人写真家。
歳は僕の二つか三つ上だったと思う。

旅の途中で出会った彼とは、その後、カルカッタもあわせて、約2週間位、一緒のドミトリーで生活していた。

彼は毎日、白黒のフィルムの入った一眼レフを持ち、雨の街を徘徊していた。

一方、僕はその旅にはカメラを持っていっていなかった。
あの時の旅について、今でも残っている記録は記憶のみだ。

なので、この写真集は僕の初めての海外旅行の記録でもある。(←勝手に)

僕の古き想い出につながる写真集~♪

堀井太朗氏
彼は今、石垣島で陶芸家として暮らしています。

さて、当時のインド。

僕の初めての海外旅行は、衝撃の連続だった。

トランジットで滞在したバンコク。
ジュライホテルで出会った、古参のバックパッカー。
日本ではたぶん、出会うことのない人々。

デリー空港の銀行窓口で、日本円をインドルピーに両替をした時。
まさかとは思ったけど、行員が500ルピー札をちょろまかそうとした。
「500ルピー足りない」と告げると「わかっているよ、今渡そうと思ったんだよ」とポケットから出す。
おいおい。

安い航空券にありがちな、深夜到着。
ぼられながらも、なんとか深夜の街にたどり着き、宿を探す。
外国人が地図を広げていると、好奇心旺盛なインドの人々が寄ってくる。

私に群がるインド人達が口々に叫ぶ。
「どうした?」「どこから来た?」「どこに行くのか?」
「俺のタクシーに乗れ」「俺が両替してやる」「女はいらんか?」
初めての海外旅行で到着したインド、夜中で疲れており、宿で休みたい。

僕は叫んだ。「私はオールドデリーが欲しい!」
人々は、ぽかんとして散っていく。

僕は英語が不得意だ。
英語の偏差値は45でずっと過ごしてしまった。
I'd like to go to old Delhi.
と、言うつもりが、
I'd like to old Delhi.
と、叫んでいた。こりゃ、意味わからん。。。(笑)

翌朝、起きると、外は洪水だった。
この国にある、ありとあらゆるものが、道に流れていた。
この洪水も、3日で慣れた。
それが、雨季のインドの日常風景だったから。

街でビールを飲んでいると、誰も相手にしてくれなかった。
でも、皆から尊敬されている僧侶が、道端で車座になってマリファナを回し飲みし、紫の煙をたなびかせていた。
「旅の人、一服どうかね?」と笑顔で手招きする。

世界遺産のタージマハルの入り口で、なぜかインディージョーンズのようにムチを振っている男がいる。
話しかけると「このムチを買わないか?」と言う。
インディージョーンズに憧れていた僕は欲しくなる。

交渉すると、100円ライターと交換してくれると言う。
今渡してしまうと、宿に帰るまでタバコが吸えないので、夕方、帰りに交換しようと約束する。
そして、夕方。
いくら待っても彼は来なかった。。。

当時、インドの大都市では、100円ライターの改造屋がたくさんあった。
空になった100円ライターを持っていくと、お尻に細いドリルで穴を開け、バルブをねじ込んでくれる。
このバルブをつけてもらうと、ガスが充填できるようになる。
もちろん、ガスの充填屋さんも繁盛していた。

ガンジス川の日の出を見るため、早朝、舟に乗った。
美しい日の出。
ふと、川岸に目をやると、野犬が何かを食べている。
それは、下半身だけになった男の死体だった。

地下迷宮のような街を、散々迷い、彷徨う。
そして、突然、明るいガートに出る。
ガートの横で焚き火をする人々。
よく見ると、その焚き火からは、人の足が突き出ている。

その広場は、青空の下、とうとうと流れるガンガーのほとりにある、壁もない(もちろん屋根すらない)火葬場だった。
沸騰し、破裂するはらわた。
涙ぐむ家族。

ガバメントショップ(政府直営店)と書いてあるラッシー屋(ヨーグルトドリンク屋)。
大麻のたっぷり入ったバングラッシーをジョッキで一気飲みしている警官がいた。
彼は目を真っ赤にして、何事もなかったように交通整理のため交差点に戻っていった。

日本人宿には、膨大な量の若者の顔写真が貼ってあった。
「この人物を見かけたら連絡を欲しい。父より」
そんなメッセージが添えられていた。
行方不明者はとても多い。

事件や事故に巻き込まれたケースもあると思うが、その大半は、自ら沈没し、行方を絶ってしまっている人も結構いると思う。
僕自身も、自暴自棄になり自らのパスポートを破る人を見ている。

旅のベテラン、sottbabaさんに出会ったのもこの頃だ。
sottbabaさんは身長180cmと、大柄なのだが、体重は50kgない。
なので、トランプのような人だった。
前から見ると存在感があるのだが、横から見ると薄い。(笑)

旅のベテランらしく、荷物が少ない。
次の街に移動するという日、見送りに出ると、スーパーのビニール袋をひとつ手に持っているだけだった。
「荷物は?」と、聞くと、それだけだと言う。

数ヶ月間、旅を続けている彼は、最初はもっと荷物があったらしい。
「旅と言うのは失うことなんだよ」と、言っていた。
スーパーのビニール袋からは、体を洗うナイロンタオルがはみ出していた。
sottbabaさんは、今、日本で、聖「ひじり」として暮らしている。

ガンジス川で出会った老人は、3ヶ月かけて、歩いて聖地バラナシに来たと言う。
ここには死ぬために来たと、言っていた。
だから、もう、いつ死んでもよいと。
その力強い笑顔は、とても元気で健康そうだった。

それほどの聖地であるならと、僕も沐浴をする。
隣では、にごったガンジス川の水で歯を磨く黄色い目のおばさんが微笑みかけてくる。
その時、僕の腰に何かが当たる。
よく見ると、布でグルグル巻きになった赤ん坊の死体が流れてきていた。

翌日から1週間ほど37度の微熱が続く。
激しい下痢と血便。
日本に帰国するなり、隔離病棟に収容される。
もちろん、自宅には保健所の職員が来て、消毒が施される。
その後、10年間以上、僕の体から「硬いう○こ」が出てきたことはない。

ビジネスマンが行き交うカルカッタの雑踏。
足元に、薄汚れた、元はオレンジ色だったと思わせる袈裟を着た、ひとりの僧侶が倒れていた。
よく見ると、その僧侶はアスファルトの割れ目に頭を突っ込んでいる。
それが彼の修行なのだ、という話を、後に聞いた。

カルカッタのある喫茶店。
インドは紅茶文化の国だ。
チャイと呼ばれる甘いミルクティーが美味しい。

チャイを飲んで、帰ろうとすると、店主が、僕を呼び止める。
「洗っていけ」

へ?
なんで?

店主は、客である僕に「洗っていけ」と言う。
よく見ていると、他の客も、各自洗って帰っていく。
「俺はカーストが高い。お前らの飲んだものが洗えるか?」だそうだ。

この店はお客が自分の飲んだ器を洗うので、皆、いいかげんな洗い方。
だから、この店の器は汚いのか。
その店には、もう翌日からは、行かなかった。

インドにいると、時間の流れがゆっくりになる。
ふと気付くと1週間など、あっという間に過ぎていく。
移動せねば、と思う。

翌日の移動を決心し、駅に切符を買いに行く。
大きなターミナル駅は外国人用の窓口があるので問題はないが、小さな駅は地元の人と同じ窓口で買わねばならない。
これが、一苦労。
なので、丸1日、切符を買う日、というのを設定した。

駅に着くと人だかり。
切符売り場は、その人ごみの先の方にある。
人を掻き分け、少しずつ前に進む。

30分も経っただろうか?
ようやく人ごみの先頭にたどり着く。
そこには透明なアクリル板に20cm四方の穴が開いており、その中には、切符を売る人がいる。

その小さな穴には、常に紙幣を握り締めた浅黒い腕が何本も、差し込まれている。
意を決して、紙幣を握った手を、穴にねじ込む。

しばらくすると、中の切符売りの人と目が合う。

「どこにいく?」という目で見るので、大声で「ボンベイ!」「明日!」と叫ぶ。
数十分後、厚紙に何か印刷してあり、その上に手書きで何か数字らしきものが書いてある小さな紙片を手に、宿に帰る僕の姿があった。

翌日、移動の日。

電車は時間通りに来ないので、早めに駅に到着。
駅員に、プラットフォームNoを尋ねると、3番ホームだと言う。
列車にはヒンディー語だけで、英語表示なんてないので、列車が入るたびに、「ボンベイに行く?」と、乗客に聞く。

「No!」
この列車も違うらしい。

いい加減、発車時刻も過ぎ、疑心暗鬼になってきたので、駅員にもう一度尋ねる。
すると、プラットフォームNo1だと、言う。

まじ?
以下、同じことを何度か繰り返す。
 ********** 中略 **********
3時間後、ようやく列車に乗り込むと、指定席のはずの自分の席には、インド人が寝ている。
そして、彼をどかして、横になると、外はもう夜になっていた。

長距離列車には、もちろんトイレもついている。
しかし、汚い。

なぜなんだろう。
あと、便器まで1歩のところに、人糞が落ちている。
あと、1歩、我慢ができなかったのだろうか?
不思議である。

などなど。
いろいろあるのが、旅の楽しみ。

「トラベルの語源はトラブルだ」と誰かが言っていた。
実際の語源は知らないが、その通りだと思う。

そんな国を、なぜ、初めての海外旅行の国に選んだのか?

当時、まだインターネットも普及しておらず、情報は少なかった。

単純に
・インド人って皆、ターバンを巻いているのだろうか?
・インドの人って毎日カレーを食べているのだろうか?
・インドには、ビーフカレーは本当に食べられないのか?

それを見に行きたかった。
そして、それをしっかり見てきた。(^_^)V

当時の僕は、急にまとまった時間が取れて、旅に出ることを決めた。
そしてその3日後には、当時できたばかりで1店舗しかなかった格安チケット屋の走りでもあるHISで航空券を買っていた。

これが、考える時間が1週間あったとしたら、ビビッて他の国にしていたかもしれない。
インドに行っていなかったら、これほど旅には、はまらなかっただろう。

そして、僕の一人旅人生が始まったのだった。。。(おしまい)





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何のために生きるのか?「スティーブジョブズの最後の言葉」を観て

  • 2016/07/13 06:48
  • カテゴリー:価値観

脳細胞は、一度壊れると二度と再生はしない。

僕はこの数年間、病んでいた。

その期間の中には、本当に色々なことがあったし、色々なことを想い、そして、死と直面する毎日を送り、家族をはじめ、たくさんの方に迷惑もかけた。

でも、脳というのは、細胞は復活しなくても、脳全体の機能としては少しずつ戻るらしい。

ようやく最近、少し長い文章も書けるようになってきたので、4年ぶりにこのブログを更新しました。

昨夜、「スティーブジョブズの最後の言葉」というYoutube動画を観た。
https://www.youtube.com/watch?v=-lq4tnggpEw

短い動画だし、むずかしいことを言っている動画ではないので、あらためてここで内容の解説はしない。

要点としては、「富では本当の幸せは得られない」ということを言っている。

ジョブズが亡くなってから時間も経ち、今頃なんでこんな動画が出てきたのか?とか、そもそもの出典があやしい、とか、いろんな意見があります。

たぶん、本人の身近な人が作ったのではなく、故人を悼む方が彼の生き様をみて、想像の中で作ったものなのかもしれない。(日本語字幕だし。)

そもそも、ジョブズが「富を目指して仕事をしていたのではないのでは?」というところでもあるが、それもここでは置いておく。

少なくとも、100万回近く再生され、1000人近くの人がシェアしている動画なのだから、それなりに人々の心を動かしていることには間違いがないだろう。

さて、今回はこの動画のテーマでもある、「幸せ」についてを考えてみたい。

この動画の言う通り、お金では幸せになれないのであれば、なぜ、人は、お金が幸せを生み出すと誤認するのだろうか?

お金が幸せを生み出すのではないという人が多いけど、本当にそうなのか?

その言葉には、若干の違和感を感じる人が多いのではないだろうか。

少なくとも、僕は違和感を感じた。
その違和感が何なのか?ということを考えてみた。

まず、ここで、この動画では言っていない一つの事実を言っておきたい。

不幸に貧乏が重なると地獄である。

これは事実だと思う。

僕自身、18歳の時に新聞奨学生に申し込み、実家を飛び出し4畳半一間の部屋からスタートした。

途中、バブル経済の楽な時代を過ごし、その頃、自らの甘さで背負った借金の返済に、その後の10年以上を費やした。

貧乏は結構味わったので、「不幸に貧乏が重なると地獄」であることは身にしみてわかる。

世の中にはいろんな不幸がある。

自分の心が招く不幸もあるし、戦争や犯罪などに巻き込まれて起きる、ある意味、不可抗力に満ちた不幸もある。

そんな不幸に陥った時に、貧乏が重なると地獄だ。

誰しもが、いくつもの不幸を経験しながら大人になる。

そんな不幸を経験する中で、お金が不幸を少しだけやわらげてくれることを知るのではないだろうか。

不幸をやわらげてくれるお金。

例えその不幸が、不可抗力である戦争に巻き込まれた時であったとしても、お金が不幸をやわらげてくれるのは事実だ。

お金によって海外に逃げ出すことができるかもしれないし、自宅に核シェルターを作ることができるかもしれない。

少しだけ幸せ度をあげてくれるお金。

そんなところから、お金が幸せを生んでくれると人は誤認するのだろう。

でも、お金は不幸をやわらげてくれるけど、本当の幸せはもたらさない。

幸せをもたらさない、とまで言うと言い過ぎかも知れないが、少なくとも、お金はただの道具に過ぎない。

道具は使って何ぼである。

なので、お金を増やすことが目的になってしまっては本末転倒である。

何のためにお金がいるのか?

自分の幸せを増やすには、いつ何をしたいのか?

それをするために、時間とお金がどれ位必要なのか?

一般的に、時間とお金は反比例する。

お金がある人は時間がないことが多いし、時間のある人はお金のない人が多い。

その両方を手に入れるために働いている?

それはそうかもしれない。

でも、どれだけの金額とどれだけの時間があれば、幸せになれるのだろうか?という、具体的な指標を持っている人は少ないのではないだろうか。

いつか、時間とお金を手に入れたい。
と、思っているだけでは、現実に両方を手に入れられる人は少ないだろう。

いつまでにいくら手に入れるのか?

そして、そのお金を何にどう使うのが、自分の幸せに結びつくのか?

漠然とした夢は実現できない。

夢を現実にするには、具体的な目に浮かぶ目標が必要である。

いつまでにどうなる。(どうする、でもよい。)

この「どうなる」が具体的であればあるほど、実現の可能性は高い。

別に最終目標ではなくてもよい。

近未来の小さな目標でも、良いと思う。

その小さな目標の実現を積み重ねることによって、豊かな人生が送れるのではないだろうか?

僕の直近の目標は「15万バーツ」のお金と「1ヶ月」の時間を作ることだ。
小さいなぁ。でも、僕はこれで幸せなのである。

さて、本当の幸せはどこにある?

人は死ぬ時、それまでの人生が走馬灯の様に蘇る、と言われている。

走馬灯の様に蘇るかどうかは別として、自らが望まない死に直面した時に、これまでの人生を振り返るのは当たり前かもしれない。

そして想う。

自分にとって、自分の人生は何だったのだろうか?

さて、
あなたは、自分の人生を何のために、使うのだろうか?



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こうすれば、日本は破綻を回避できる!

  • 2012/03/01 14:32
  • カテゴリー:経済

何度かこちらのブログにも「日本は破綻するのでそれに備えよう」という話を書いていますが、破綻を回避する方法は無いのでしょうか?

これまで、破綻を回避する方法として書いてきたのは次の通り。

・増税による返済
  一番の正攻法ですね。ただ、いくら試算を重ねても現実的な税率での返済は困難。
  高税率、低福祉社会を受け入れる準備が国民にあるか?という話。
・インフレ政策
  お金をジャンジャン刷って返済してしまうという、ずるい方法。
  これを実際に行うとハイパーインフレを招く可能性が高く、経済は混乱に陥ることは必至。

さて、他に方法は無いのでしょうか?
日本の場合は、右手(国)が、左手(国民)から借金をしている状態なので、他国のデフォルトと事情が違い、打てる可能性のある手はいくつかある。
他国が債権者だったら許されない方法だけど、かーちゃんから借りた借金だから許される?というような方法がいくつかありそう。

例えば、新円切り替え
上記のインフレ政策との組み合わせて使うのだが、インフレ目標を定め、一定のインフレに陥ったところで、円通貨を切り替える。
切り替えるって具体的にどうするか?というと、例えばゼロを2個無くした紙幣を発行し、一気にその紙幣に切り替える。
そうすると、何が起きるのか?

少なくとも今の100倍以上のインフレになっている状態であれば、1000兆円の借金は実質価値が10兆円になっているわけで、ほぼ、借金は踏み倒し成功したことになっている。(実際には国債の購入者である国民の財産が踏み倒された分だけ消滅している。)
一時的に旧円を凍結し、期日を定めて新円に切り替える。
新円についてはマネーサプライ(通貨流通量)をきちんとコントロールし、インフレを止める。

あとは、新円で実質価値10兆円分の国債を償還して終わり。

結果として、増税することなく、国民の懐から破綻規模の借金を抜き出すことができた。

悪ですねー。
極悪ですねー。
強盗とほぼ同じことを国家が行うわけで。

と、実際に経済誌の記事では、平成に入ってからも現実に「新円切り替え」は検討されたことがあるという記事を読んだことがあります。
ただ、実際に実施するには経済大混乱は必至ですから、最後の手段として考えるかどうか、というレベルの話。

そもそも、そんなズルイことをしては、いつか罰が当たるでしょ。
国民は、おとなしく増税案を受け入れるしかないのだろうか?
(って、この議論になると話があっちこっちに行ってしまう。あっちの無駄遣いをなくすのが先とか、あれやこれや。)

批判するなら代替案を出せ、と言われそうなのであれやこれや考えた。

こんなのはどうだろうか?

「日本円基軸通貨政策~♪」(ドラえもん風に読んで下さい)

WikiPediaのマネーサプライのページを見てみると、アメリカのマネーサプライは急激に増加している。
でも、現実にハイパーインフレには、なっていない。

かといって、今すぐに日本が同じ事を真似ると大変なことになる。

何故、アメリカドルはあれほど乱発してもインフレにならないのか?
(マネーサプライのグラフを見ると、乱発と言ってもおかしくないレベルだと思う。)

さて、ここで問題です!
世界の辺境を旅する時に必ず持って行くモノって何でしょう?

パスポート?
いやいや、それは辺境でなくても必要ですよね。

ピンポーン!
答えは、米ドルキャッシュです。

世界の辺境では、クレジットカードなんて使えないし、日本円なんて見た事無い人ばかり。
そんな土地でも使えるのは現地通貨以外では、米ドルキャッシュしかない。
逆に、政権基盤や経済基盤の弱い国では、現地通貨よりも歓迎されるのが米ドルキャッシュ。
(他には、金貨とかは使えるだろうけど、持ち運びに不便ですよねー。)

僕の言いたいのは、アジアの基軸通貨を目指そうというものです。

世界三大通貨は米ドル、ユーロと日本円。
でも、ドルだけは別格になっており、基軸通貨として世界中で流通している。
このうちの、アジア地域だけでも、日本円を基軸通貨として流通させようというものです。

当然、アメリカは猛反対するでしょう。
自国の通貨が基軸として使われているところに日本円が割り込んでくるなんてトンデモナイと言うでしょう。
そんなんで諦めていたのでは、この国は破綻するか、ハイパーインフレに見舞われるかの二者択一になりかねない。

当然、防衛はどうする?
憲法は?とか、いろんな問題を解決しないと、実現はできないだろう。

でも、まずは戦後はもうこの辺で終わりにして、日本も一つの国として独立しましょうよ。

そして、強い日本円を海外にジャンジャン輸出する。
例えば、タイやラオス、カンボジアやミャンマーに日本円を流通させる。
現実にラオスやカンボジアの一部ではタイバーツが使えるし、インドシナでの信用通貨としてタイバーツは使いやすい。

タイバーツにできて、日本円にできない訳がない!

ところで、基軸通貨になると何故、借金地獄から抜け出せるの?って?

インフレは自国の富の増加以上に通貨が発行されると起きる現象。
富が増えるのと同じだけ通貨が発行されても、通貨の価値は変わらないけど、富が増えないのに通貨をジャンジャン印刷すると1枚当たりの単価が下がるのは当り前。

でも、その通貨自体に需要を作ることでインフレは回避される訳ですよ。

アメリカがあれ程、ジャンジャン米ドル通貨を刷りまくってもインフレにならないのは、刷った分がどこかに消費されているから。
それはどこか?

お気づきの方も多いと思いますが、世界の辺境のタンス預金に吸収されている訳ですね。
だから、インフレになっていない。

これを日本でもやらない手は無い。

というか、世界中でこの政策が取れる可能性があるのは、ユーロと日本円しかない。
ユーロは巨大な経済圏であり、更に範囲を広げるよりも、ユーロ経済圏内の整理整頓がなされないと通貨の信用不安に陥りかねない状況であることは言うまでも無い。(ギリシャとかスペインとか。)

ということは、世界中で日本だけですよ。
この政策が取れるのはっ!

世界的な円高基調は続いており、日本円は強い価値を持つと世界が信じている今こそ、有効に作用する絶好の機会です。

円高になればなるほど、この政策はやり易くなる。
誰だって信頼性の高い通貨を持ちたいですから。

車の輸出もいいけども、日本円を輸出しましょうよ!
日本政府さん!



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公立小中学校でも留年?

  • 2012/02/22 18:59
  • カテゴリー:教育

京都市長の橋下さんが、小中学生でも学力が基準に満たない場合は留年させることを検討する様に、市教育委員会に指示を出したとのニュースがありました。

これ。僕、賛成です。

今の公立の先生って、何も武器を持っていないんですよね。
躾レベルができていない、理屈にも合わない一方的な言い分を言ってくる児童や生徒に対して、彼らを従わせる武器を持たない。

僕が子供の頃だと、鉄拳が飛んでそれでお終いだったけど、今そんなことをしたら、それこそ大事になる。
PTAとか教育委員会で問題にされ、その教諭が処分されたりする。

一部の公立学校では、学校崩壊などと言われていますが、何の武器も持っていない教諭にどうせよと言っているのか?と僕は思っています。

私立の学校は崩壊なんて起こり得ない。
退学にさせるという武器を教諭というか、学校が持っているから。
もちろん、いきなり退学ではなくても、停学とか留年なんていうことも普通にある訳で。

教諭に対して「こっち見るな、さわるな。うざい。」みたいなことを授業中に平気で言う生徒がいても、今の公立学校の教諭は言葉で諭す程度のことしかできない。
もちろん、三者面談などで親を交えて話をすることはあるとは思うけど、想像を超えるアホな親というのも存在する。

中1の息子の同級生の女の子は、親から「てっぺん取れ!」と言われているそうな。
「てっぺん」というのは「ワルの世界で1番になりなさい」ということだそうな。
自分の娘に言うか?そんなこと。
アホと言うよりも、親が子供なんでしょうねぇ。

そんな親と3者面談したって話にならない。(当り前)
傍若無人に振舞う彼女を誰も止められない。(周りが迷惑)

でもさ、公立学校も留年をさせるなら、それはそれで武器となりえる。
言うことを聞かせるのに、理屈が通じない動物レベルの相手には痛い思いをさせないと意思が通じない場合もある。
痛いというのは何も肉体的に痛くなくてもよい訳で。。。

ま、今回の指示は「学力が満たない・・・」という話なので、躾レベルの子達には使えないのかもしれないけど、学力を分けるだけでも少しは公立学校もマシになると思う。

今はほとんどの公立学校では、学力なんかもゴッチャでクラス編成をしているので、そのばらつきは大きい。
わからない子は2学年下の問題もわからないけど、塾などに行っている子は授業なんかは復習状態。
それらの子供を一緒に教えるのって、相当困難だろうなーって思うし、普通に考えて非効率的だ。

できない子に授業のレベルを合わせたら、できる子は退屈だし、それ以前の話、その学年のレベルの授業は成り立たない。
だって、本来、進級すべきでない、例えば、掛け算九九ができない4年生とかが居るわけだから。(芸能人にもいるけど。。。)

博愛精神だけでは、組織運営はできないのよね。

これ、橋下さんが言っていることはまともだと思うし、まともな学校組織に戻すための最初の1歩だと思うな。



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更なる社会主義化?

  • 2012/02/18 13:18
  • カテゴリー:政治

日本の現在の社会主義体制を作ってきたのは自民党だと思っていました。

護送船団方式の金融業界をはじめ、零細や耕作意欲も低い農家も含めてまとめて面倒を見る仕組みだとか、およそ社会主義とも思われる政策を実行してきたのが自民党だからです。(自民党にはぶっ壊す人もいたが)

ところが、上には上がいたんですね。
中国やベトナム、旧共産圏の国々がこぞって資本主義を取り入れる中、逆方向に向かっているのではなかろうか?と今の日本の政府与党を見ていると思います。

いくら自由が良いとは言っても、ある程度の社会保障による再分配がないと暮らしづらいのはごもっともです。
もちろん社会というのは、助け合いがあるからこそ安心して生きていける。

明日、僕も交通事故で半身不随になって働けなくなるかもしれない。
誰にでも起こりえることだし、それを恐怖に感じていたのでは社会生活はできない。

そんな時でも支え合うのが社会であり、国家だろう。
それは間違いない。

でもさ、一括りに「低所得者」っていう人を一緒くたに救済していくのっておかしくないか?って思うのよ。
起きている時間のほとんどを仕事に捧げ、必死に働いて受け取った給与からは税金や社会保険がガッポリ引かれ、住宅ローンや教育費を引いたら、何も残らない高額所得者って、この国にはかなりの数がいると思う。

そして、わずかに残ったお金を使おうと思うと、消費税も上がるらしい。
銀行に預けておいても、たまーに時間外にお金を下ろした1回分の手数料を利息で稼ぐには数十年かかる。
そんな利息にももちろん税金はかかるし、そうして残ったお金を子供相続しようとしたらそこでも税金だ。

そうして集めたお金が何に使われているのか?

「障害者」や「失業者」に保障するのはよいと思う。
でもね、「低所得者」全員の生活を何故保障せねばならないの?

マイナンバー制を導入すると、世帯としての低所得者に現金給付もできるという。
取らないだけでなく、もらえちゃうのね。ありがたし。だね。
(マイナンバー制の話は個人情報保護の話とも大きく関係してくるので、これはまた別途。)

でもさ、毎朝、必死こいて満員電車に乗って、額に汗して、我慢して、頑張っちゃうと、そんな"給付"はもらえなくなるらしいので、これからの若い人は、なるたけ働かない方が得ですよ。
人一倍知恵を絞って、人一倍頭を使って、なおかつ人一倍働いて、必死に稼ぐと、懲罰的な税金も喰らうし、年金も減額したり、召し上げられたりすることも検討中らしい。
だから、頑張っちゃ駄目だよ。

必死に1番を目指す奴って馬鹿だよねー。
自分から苦しんで懲罰受けに行くんだからさ。

もっとさ2番や3番すら目指さないで、中の下あたりを目指すのがよいよー。
喰えなきゃ、沢山稼いだ奴から巻き上げて、再分配するからさー。

という未来を、民主党は国民に示している様に見えてならない。

子供手当や減税を訴えて、政権を取ったんだよね?
たしかあの時の選挙では。

もう、これ以上、この国を壊さないでください。民主党様。

あ、ちなみに僕は「金を稼ぐ」ということは「社会からの感謝の対価」であると思っているのですが、その考え方は間違っていますか?民主党様。

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仕事を生み出す人と仕事を失う人

  • 2012/01/30 01:31
  • カテゴリー:価値観

さて、世の中あまり景気が良くないですね。。。
って、景気が良くない会社(人?)はずっと良くないし、良い会社(人)にとっては別に景気は悪くもない。
そんな世の中は、今後もずっと続くことになると思います。

よく「産業構造が変化した」なんて言われますが、これってどういうことなんでしょう?

先日のブログにも、なぜ?を考えることが大事だという話を書きましたが、根っ子ではこの話と繋がっていると思っています。

会社でも人でも同じですが、なぜ?を考えて、より合理的で便利なルールやサービス、製品を考えだせる会社(人)と、他社のそれを使う会社(人)に分かれていっていると思うのです。

僕って、IT業界って丸っと一括りにされる業界にいますが、中でもネットワーク技術者を多く有する会社にいます。
その中の身近な例で考えると。。。

先日、「オープンフローって知ってます?」とある取引先の方に質問されました。
恥ずかしながら答えることができなかったのですが、その後、調べました。

オープンフローというのはネットワークの仕組みの新技術で、昨年5月には世界に先駆けてNECから、このオープンフローの技術にのっとった製品が発売されていました。

これまで、ルーターとかスイッチとかって、個別に設定をしないと使えないことが多い、というか、これを設計構築、運用しているのがネットワーク技術者だったりしますが、これがかなり便利になる仕組みがこのオープン
フローなんですよ。

今の技術ではサーバの前にロードバランサーを置いてサーバの負荷を分散したり、インターネットの境界にはファイヤウォールを置いて外からの侵入に備えたりしています。
通信機器の間にはスイッチをはさんで、場所によってはルータを置いて、それらの各機器にベンダー毎のルールに則った個別の設定を入れないと、ネットワーク全体が思った様に動いてはくれません。

これが、2種類の機器で代用できるというのがこの仕組み。
「オープンフロースイッチ」と「オープンフローコントローラー」という2つの機器がそれです。

さっき書いた「ロードバランサー」とか「ルータ」といった機器に成り変われるのが「オープンフロースイッチ」で、このオープンフロースイッチをコントロールするのが、文字通りオープンフローコントローラーです。

これまで、個別の専用機器を設計設定していたのが、コントローラーにプログラミングしてやると、その通りにネットワークが動作するという仕組みです。

何が便利なのか?

コントローラーの設計設定は必要ですが、構築してからが圧倒的にラク。
物理的には二重三重に網の目の様に繋げておいても、どの様な経路を通すかはコントローラーへのプログラミングで決まる。
今のネットワークでは、繋げてしまった瞬間にループが発生したりして通信ができなくなったりするけど、そんなことも起きない。
お~便利じゃん。

網の目につないだオープンフロースイッチの一つが壊れたらどうなるか?
コントローラーが自動的に迂回路を見つけて通信は継続される。
お~便利じゃん。

ん?今もそうなってる?

今現在の技術での冗長構成というのは、例えば2本通信線を引いておいて片方が切れても大丈夫、とか、2台機
器を並べておいて、メインが壊れるとスタンバイに切り替わるとか、そういう仕組みが多い。
だから、個別に回線や機器を2重に設置せねばならず、コストも手間も倍かかるわけです。

このオープンフローの仕組みだと、例えばルーター機能として動作しているオープンフロースイッチが壊れたら、迂回路のオープンフロースイッチにルーター機能を持たせてやれば通信は継続できるという考え方。
同様にファイヤウォール機能として使っているオープンフロースイッチが壊れたら、迂回路のオープンフロースイッチにその役割を任せることができる。
あらかじめコントローラーに設定しておけば、自動で障害発生時に通信は自動復旧されるようにプログラミングが可能というものだ。(お~。やっぱ便利ぃ!)

さらに、これらの仕組みは現在のネットワークでは各社個別に保有して構成しているケースが多いのですが、論理的に分けられるので、各社でシェアして使えるのだ。
これは大幅なコストダウンに結び付く可能性がありますね。

今はまだ、オープンフローの製品ってほとんどないし、使っているところも限られているので馬鹿っ高いですが、普及すれば、、、ですね。
まずはデータセンター内部に導入され、段々コストが下がってくると一般にも広く使われることでしょう。

と、何でこんな話をしたのか?

これって、技術の進歩の一例ですよね?
他の業界でも同じような技術の進歩ってある訳で、日々、世の中は進歩していきます。

さっき書いたオープンフローの仕組みが社会に普及すると何が変わるのか?

便利になるってことは、裏では仕事を奪われる人とか会社っていうのが出てくるわけですよ。

例えば、ネットワークを監視している会社ってありますよね?
専用の監視装置を設計構築して、その企業のネットワーク機器を個別の重要度に分けて監視して異常を検知したらあらかじめ決めておいたルールに基づき報告連絡しつつ、修理するという仕組み。

オープンフローではコントローラーに設定されていれば、自動でネットワーク機器を監視してくれます。
そして、故障を検知したらあらかじめ設定したポリシーに基づき、自動で通信を迂回してくれる。

通信が迂回したら、あせらず急がず、修理手配すればよい。
監視する人もいらないし、異常を検知したらそこで何が起きているのかを即座に調べる技術者も要らなくなる。
365日即時駆け付け対応の高額な契約なんかもいらなくなるかもしれません。
(サービスが止まらなければ、そんなに急ぐ必要はないので。)

年度末の部署異動の時期、席替えに伴ってネットワーク機器の設定変更が多発。(Vlan設定とか)
なんていう時も、個別の機器を設定するのではなく、コントローラーのプログラミングを変えるだけで、個別機器の設定はいじる必要が無かったりする。
そこでは相当な手間が減るわけで、手間が減るっつーことは、それによって仕事を失う人もいるかもしれない。

さてさて、ここで仕事を失う会社とか人ってどんなでしょう?

コントローラーをプログラミングしたり、そのプログラミングのもとになるポリシーを設計する人は、多分、仕事も一杯あるし、従って景気も悪くはならない。というか、超忙しいかもね。(儲かる儲からないとは別だが)
反面、監視センターでアラームが鳴ったら決められたフローで、電話とかメールとか書いていた人は仕事を失うかもしれない。

かつて、自動改札が導入され、切符切りの人の仕事がなくなったのと同じ。

あなたの仕事は、どちらの種類の仕事ですか?
イノベーションで機械やシステムにとって代わられてしまう仕事なのか?
あるいはそれらの仕組みを考え作り出す仕事なのか?

「世の中全体が景気が良くなることは無い」というのはそういうことだと思います。

第一次欲求(睡眠欲とか食欲とか)が満たされるまでは、一律で社会が成長していくので右肩上がりの社会を維持することはそれ程難しくない。
例えば、2軒に1軒しか冷蔵庫が無い時代は、人よりも沢山、それこそ寝ないで冷蔵庫を作れば儲かった。

でも今は、どこの家でもきちんと冷える冷蔵庫を持っている。
壊れたって、それこそリサイクルショップにでも行けば、二束三文でそれなりの性能のモノが買えるし、ビックカメラで特売品を探した方が安いかもしれない。

第一次欲求とか第二次欲求(安全)とかが満たされない世の中って、みんなの欲求の方向は同じだからわかりやすいんですけど、第三次欲求以上の高次の欲求というのは個人の嗜好によって大きく方向が変わるので、何をすれば儲かるっていうのが簡単ではない。

そんな中、技術のイノベーションや国際化も進んでいくので、単純労働の価値がどんどん下がっていく。
誰でもできることは、機械に置きかえられたり、物価の安い国の人に置きかえられたりする。

それらに置き換えられない仕事をしている会社や人は景気が良く、置き換えられちゃった人や会社は不景気になる。
将来的にはプログラミングのできないネットワーク技術者って使い道がなくなるのだろうし、おんなじことがいろんな業界で起きるし起きている訳で。

もちろん、それ以外の理由で景気の悪い業界や会社や人も沢山いるけど、ビジネスとか仕事を考える上では、結構大事な考え方ではないだろうか?って、思うんですよねー。

僕自身も置き換えのできない仕事を生み出す人にならねばならないと強く思っております。

でわでわ。



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核施設廃絶反対!

  • 2012/01/20 06:45
  • カテゴリー:原発

日本は原子力発電を、今、やめるべきではないと僕は思っています。

ただ、福島で明らかになった通り、リスクの高い発電方法ではあるので、縮小すべきであるとは思っています。
でも今すぐにゼロにすべきではない。
少なくとも数基、ないし十数基は、当面保持し続けるべきであると考えます。

マスコミの報道などを見ていても、kwあたりの発電効率がどうのとか、そんな議論がされていますが、そんな議論は見当はずれも良いところだと思います。

諸外国から見たら、特に中国や北朝鮮から見ると、日本の原子力政策では平和利用と言いながらも、兵器転用可能な核技術を保持し、物理的なプルトニウムも2010年末時点で45トンも保持している事実が(海外保有分を含む)外交上のカードの一枚になっているわけです。

日本人がどう考えようとそんなことは関係なく、各国の情報部や政府は「もし、日本が本気で核兵器を持とうと思ったら、かなり短時間でそれを実現できる」というその現実を知っているし、それを踏まえた上で、日本外交を展開しているわけです。(実際にこの国がそんな決断をすることは今のところ考えられないが。それはそれ。現実は現実。)

核は外交上では有効なカードであり、実際にそのカードを切ることはできないが、その有効なカードであることを少なくとも認識し、そのカードを捨てる覚悟を固めた上で、廃止するなら廃止しないと駄目だよ、という話なんですよねー。

世界平和って、祈るだけでは実現しないし、実際には戦争にならないためにも外交が重要。
核兵器を持つべきだと言っているのではなく、戦争回避のための唯一の手段は外交であり、その外交交渉のカードは一枚でも多く持っておくべきだと思うのです。

そこにはkwあたりの発電単価なんてどーでもよい。
そういう話ではない、というのはそういう意味です。

世界の中の「のび太」は現実世界では生き続けられない。
何十人ものスネ夫やジャイアンに喰い殺されてしまうでしょう。
そして、現実世界ではドラえもんはいない。(米国はドラえもんではありません。)

現実世界では「狂人」と言われる指導者も何人もいます。
彼らにとって、平和を祈るだけでボサッと突っ立っているのび太は、カモにしか見えないでしょうね。

そんなこんなの議論がマスコミなどで、ほとんど行われないのは悲劇ですね。
また、これらのことを意識すらしないで、すべての核施設を閉鎖するという結論を下すのは問題外で、その決断を下した際のリスクを十分認識した上で、下すべき決断だと思うのです。

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何故?を考える力を鍛えよう!

  • 2012/01/14 05:42
  • カテゴリー:価値観

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
今年もどうかよろしくお願いいたします。

さて、昨日の通勤路で思ったこと。
自宅から駅に向かう途中の道は、車はめったに通らない道。(センターラインがある細い道)
車が少ないせいか、朝はこの道で駅に向かう自転車が多い。
並行しているバス通りは交通量が多く、自転車では走りづらいからなのでしょう。

駅までの道のりでは、小学校の通学路を横切ります。
この通学路には、押しボタン信号が付いているのですが、小学生は律儀に100%ルールを守る
反面、信号を無視する自転車の多い事、多い事。
彼らの脳裏には「大人はルールを守らない!」という事実が完全に刻みこまれているでしょう。

自分が片側1車線の道を自転車で走っていて、一方通行の細い通学路との交差点には押しボタン信号がある。
この一方通行の道はスクールゾーンに設定されているので、朝の通勤時間帯は車は通らない。
左右を見て小学生の横断がなければ、信号は無視するのが大人の常識?

これって、どう思います?

大人も100%確実に信号を守るべきだ、と思う人って多いのかな?
言うのは簡単だけど、守ることは合理性に欠ける、とも思います。

僕は、自分の子供には「自分が人を傷つける可能性があるなら絶対守るべき。
自分の身を守るためであるなら、自分の責任において守らないでもよい。」と
教えています。(これについては賛否両論あると思います。この話は後程。)

彼ら小学生は、やがて中学生になり、いずれ、皆、大人になっていく。
その過程で、彼らはどの様に自分の中でこの事実を消化していくのだろうか?

親のしつけでも、学校のルールでも「きまりを守る」というのは、筆頭に挙げられる事項でしょう。
もちろん、決まりを守らないでもよい、なんていうことを言おうとは思いません。
守らないと、社会という共同組織は成り立ちませんから。

ただ、決まりを守ることにとらわれて、もっと大事なことを忘れていないか?という話です。

ホリエモンが塀の向こう側に落ちた時にもメールやブログに書きましたが、彼の様な倫理観を作り上げているのは「ルールを守れ」ということを徹底して言われ、守ってきた反動ではないか?とも思うのです。

彼は日本では最難関と言われる東京大学に入学しているくらいですから、勉強はできるのでしょう。普通に考えると優等生ですよね。
その彼が塀の向こう側に落ちることになった。

彼は荒稼ぎをするにあたっても、社会のルールである法律遵守には注意を払っていた。
むしろ、法律の網をすり抜けた裏技的な技法で荒稼ぎをした。

話の本筋でもありませんので今さら詳しくは説明はしませんが、彼は自社の株式を分割をすることで、市場に流通する株券を減らし、意図的に市場に「ゆがみ」を作って株価を吊り上げた。
それによって自社の時価総額を増やしていったわけです。(一般投機家から金を巻き上げた)

株式分割によって株価を吊り上げるこの方法を取り締まる法律はありません。(当り前ですが)

本当は検察当局も、タックスヘイブンの投資事業組合を使った金の還流システム全体を摘発したかったのでしょうけども、そこまでは手が及ばなかった。
結局、有価証券報告書への虚偽記載などの罪で実刑判決を受けたわけです。

法律に違反した部分については微罪とまでは言わないですが、そんな罪でいきなり実刑なの?という感覚を、僕は持ちました。
虚偽記載で有罪となった事例では、会社が倒産して沢山の人に迷惑を掛けた事案では遡って虚偽記載の捜査が行われた例は沢山ありますが、普通に運営されている会社に対して強制捜査が行われた例はあまり聞いた事がありません。
なので、捜査当局の意図、を感じてしまうのです。

ただ、彼は倫理的には「黒」だと思います。僕も。だから、結果オーライ?
法治国家でしょ?日本は。という声も聞こえてきそう。
大岡裁きや必殺仕事人みたいのが大好きな日本人にとっては、ライブドア事件は胸のすく話なのかもしれない。(あ、僕も好きですけどね。必殺シリーズは。)

ホリエモンって、子供の頃は真面目に信号を守って道路を渡っていた小学生だったのかな?って思います。
「ルールを守れ」ということを学生時代に徹底して仕込まれたのかな?って。

ルールを守ることにばかりにとらわれ過ぎて、盲目的にルールを守ることがよいことだと思ってしまう人って多い。
しかし、彼はそんなに「うぶ」でもなく、そんな社会の裏を掻いた。

何を言いたいのか?

ルールを守ることよりも大事なことがあるでしょ?という話。

僕は、倫理的に考えて、それって良いことなの?悪いことなの?という観点で価値観の尺度を持つべきだと思っています。

盲目的に「ルールは守らねばならない」と考えるのは、ある意味良いことなのか?悪いことなのか?の判断を他人にゆだねてしまうことになると思うのですよ。
そのルールを作った人に判断を委ねてしまっている。

人を殺しては駄目とか、盗んでは駄目、というわかりやすい話はどうでもよい。
そういう話ではなく、校則だとか法律でさえ、おかしなものはある訳で、それを盲目的に守ることが決して良いことだとは思えません。

例えば、煙草。
これって、生物学的に言ったら100%体に悪いものでしょう。
これを国家として販売していく、という法律が、今も存在しているのはご存知の通り。

税収が・・・?
いやいや、タバコ税の収入なんて、国民が健康を損なう損失に比べたら、比ではありませんよ。
トータルで考えたら税収などは微々たるものですし、少し考えれば、代替財源が作れない訳はありません。
最近話題のハンガリーのポテチ税の方が、数倍「まし」ですよね(笑)

そのルールは何故できたのか?を考える能力が、最近、著しく低くなっていないだろうか?
なぜ?をまったく考えずに「守らねばならない」で思考停止。

赤信号の話。

まだこの国に今ほど外国人が住んでいなかった30年位前のテレビ番組で、ある外国人がインタビューに答えていました。
リポーターの「日本に来て一番びっくりしたことは何ですか?」という問いに、「深夜の田んぼの中の交差点で、歩行者が信号が青になるのを黙って待っているのを見て、気持ち悪いと思いました。」と、答えていました。

僕も気持ち悪いと思います。

だって、見通しが良い交差点で車なんか来ないのが百も承知なのに、歩行者が信号を守ることに何の意味があるのでしょうか?
そのルールは何故できたのか?っていうことを、少し考えればわかる話ですよね?

これが、歩行者ではなく、車であれば、信号は守らねばなりません。
暗闇から人が飛び出してくるかもしれませんし。

息子や娘に「歩行者なら場合によっては信号は守らなくても良いよ」と教える父親の話。(僕のことですが)
むしろ、子供達は「父さん、何言ってんの?守らなきゃ駄目だよ。」と言います。

でも、何故?そのルールができたのか?を考えて、その理由を理解しなければならないことを説明します。

歩行者の場合は、他人を傷つけるということよりも、自分の身を守るためにそのルールが存在する。
で、あれば、守らなくても自分が困るだけ。
その場合、オウンリスクで守らないことは僕の倫理観では○です。
(ご理解いただけていると思いますが、車がバンバン走っている道をかまわずに渡ってよいと言っているのでは、ありませんよー。)

しかし、他人を傷つける可能性のある乗り物に乗っているならルールは守らねばならない。
それが赤信号の本当の意味だと思っています。

日常的に当たり前と思っていることでも、何故?って改めて考えると、おかしなことは沢山ありますよね?
それが、ブログネタになったりしているわけですけど。。。(苦笑)

では、今年もそれなりにルールを守りつつ、頑張っていきましょ~♪
(この言葉、相容れない人って、いるだろうな)

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TPP参加が拉致被害者を救う?!

TPPに参加すべき?参加すべきではない?って、ニュースやテレビでは盛んに言われていますけど、どうなのでしょう?
あれこれ考えてみました。

まず、TPPの参加可否とそのタイミングについては、経済面からの見方と政治面からの見方と両方がありますよね。

経済面から考えてみると、そもそも今の世界経済を見た時に、はたして各国は関税で勝負しているのか?という気がします。
すでに日本の関税にしても、世界各国と比べた際、一部の農作物以外は、既に十分国際競争力を持った関税率に引き下げられていますし、全体平均で見たら決して高くない。

その関税の状況の中、日本の輸出が伸びないのは新聞でも連日掲載されている「円高」という為替の問題。(今日もまた史上最高値を更新したとか?!)

中国の為替操作を適正にできるのであればまだしも、何か経済的なメリットがあるのか?というのは疑問です。

相乗効果として、アメリカの思惑は対日輸出を増加させる為にTPPに巻き込もうとしている様にも思えます。
経済圏内の貿易障壁を撤廃し、「人・モノ・金」の流れを自由にして、安いドルを背景に立て直しを図るアメリカの思う壺かな?と。

経済的な見方で考えると、日本のTPP参加は、ほとんどメリットは見出せない。
一部の人は輸出が増えると言っているが、今の参加国だけでは輸出はたいして増えないだろう。
むしろ、米国に食われる日本の姿を連想してしまう。

なぜなら参加国のGDPを足してみると、9割が日本と米国になる。
残りの10%は、オーストラリアが5%で、その他の国が残りの5%を分け合っている。
つまり、今回のTPPは日米の話であって、数値だけで見ると、その他多数の国々は誤差でしかない。(失礼)

つまり、このわずか10%の経済規模に売り込みをかけてもたいして日本全体の輸出額はほとんど増えない。
経済規模にしても、人口規模にしても、小さすぎて影響にはならないのだ。

更に言うと、TPPに手を挙げている国で、工業製品輸出国は米国と日本だけで、その他の国はほとんどが外需依存の国。

自国の工業を伸ばそうとしている国はベトナムやマレーシア位で、ブルネイやシンガポールはもともと関税も高くないのでTPPに参加したところで日本からの輸出は増えないのだ。

さて、アメリカの事情を見てみよう。
オバマ大統領は貿易赤字削減を掲げている。
これと当然話は繋がっている訳なのに、関税撤廃ってどういうこと?とも思うんですけど、先ほど書いたとおり、もともと関税なんかで勝負していないのですよね~。

貿易と言うのは、需要と供給の不一致をなくすだけで、その行為自体が富を生み出すわけではないから、ゼロサムゲームな訳で、赤字を解消するにはどっかの国から黒字を移転せねばならない。
(農業とか工業とかの産業は、新しい富を生み出すのでゼロサムゲームではないけど、為替とか貿易はどこかの財がどこかに移動するだけでトータルの富は増えない。だから、農業や工業と違って、貿易では誰かが黒字を増やすと誰かが赤字になる仕組みだ。)

そのターゲットはどこか?

少なくとも今回のTPPの話の登場人物の中では日本しか考えられない。
TPPの対象として手を挙げている国の中で、日本だけ異質なんですよね。
他の参加国は、ほとんどの国で一次産品に競争力を持っている。(米国も含む)
また、さっきも書いたけど、外需依存度が日本より高い国が多い。

だから早めにテーブルに着かないと自国に有利な展開ができないというのもあたらない。
早めにテーブルに着こうと後から着こうと、味方がいないのだから。
皆がそれぞれ思惑は微妙に違うにせよ、日本にモノを売ろうと思っている国はあれど、日本と同じ思惑の国がない。
共同戦線がはれないのね。(台湾あたりを巻き込むといろんな意味で面白くなるが)

で、米国のシナリオは?
TPPはFTAなどの2国間調整とは違って、例外なしを前提としている。
域内の関税障壁を取り払い、金だけでなく人やサービスをも含む包括的な経済共有圏を目指そうとしているのだ。
そのTPPの枠組みを自国有利な状況の下で作って、その後はさらにドル安に誘導するのか?!

そしたら、安くて十分美味しいカリフォルニア米とか牛肉とかが日本に押し寄せるわけです。
更にドル安が続くわけですから、日本の輸出産業は壊滅的となり、ほとんどの会社は現地生産をせざるを得なくなる。

人やサービスも動かしやすくなるわけだから、日本の輸出産業は今よりも更に現地生産しやすくなり、国内は空洞化していく。(日本は法人税も高いしね)
100円で牛丼が食べられるかもしれないけど、高齢者の多い失業率の高い社会が出現することになる可能性が高い。

反面TPPで、日本と言う格好の売り先を見つけたアメリカの赤字は緩和されていく、、、というのがシナリオかもしれませんね。
少なくともアメリカのデフレの一部を、日本は輸入することになるでしょう。(円安にするだけで解消できる問題が多数混在しているが)

なんだ、TPPに参加しても良いことなんてないじゃん?って?
今のがTPPに反対する人達の意見というか、経済的な面から考えたTPPの話。

さて、今度は、政治的な見方をしてみましょう。
すると全然違った見え方になっていきます。

これって、言っていることは、ブロック経済の再来ですよね?
ユーロがあって、TPPがあって、ロシアのプーチンはユーラシア連合をまとめたいと言っている。(報道機関によって連合だったり連盟だったりと訳が違うが。。。)
なんだか、第二次世界大戦前夜のような話です。

ただ、当時と違うのは、共通の敵がいるんですね。
(もう一つ違うのは軍事同盟ではないこと。これは重大な違いだ)

共通の敵、それは、中国。

アメリカの思惑としては対中封じ込め策としてのTPPなんですよ。
プーチンもそれがわかっているから「ユーラシア連合とTPPで仲良くしようよ!」と言っている。

世界のデフレの元凶が中国であることはご存じのとおり。
巨大な労働市場を武器に、為替を安いまま固定することで世界にモノをばらまいている。
人民元の切り上げをしない中国に対して手をこまねいているのではなく、経済ブロック化で対抗するという考え方。

これらの一連の動きに最も反応したのはどこの国か?

元外務省の主任分析官、佐藤優氏が言うには、野田総理がTPP参加を表明したことで即座に反応したのは北朝鮮だという。
佐藤氏は日本有数のロシア専門家であり、かつてはモスクワ政界の奥深くに食い込んだ数少ない日本人だ。

ロシア国営のタス通信を通じて19日、北朝鮮の金正日は声明を出す。
日本の新聞やニュースではあまり報道されていないので知らなかったのだが「前提条件なしで6ヵ国協議に応じる」というものと「日本との関係改善の準備がある」とのメッセージが送られてきたのだ。

日本との関係改善のメッセージには前提条件が付けられているわけだが、その前提条件はタス通信では「日本が過去を清算することに着手すれば」と報じたのに対して、朝鮮語の報道では「日本が過去を清算したならば」になっているのだ。

これって、全然意味が違う。
この言葉のニュアンスを微妙に変えたところが日本へのメッセージになっているわけだ。
「したならば」であれば、極端な話、終わるまで何もしなくて良い。
「着手すれば」というのは、即実行できる話であり前提条件が全く違う。
つまり、北朝鮮は大きく譲歩してきているのだ。
この外交チャンスを逃す手はない!もう一歩踏み込め!野田政権!

ところで、なぜ北朝鮮が反応するのかというと、中国に引っ付いているからだろう。
少なくともロシアも北朝鮮も、今回のTPPは中国封じ込め策だと認識している。
だからこそ、中国とつるんでいる北朝鮮がビビるわけだ。

そしてロシアから日本とアメリカに向かって声明を発表した。

これまで北朝鮮は、中国とロシアとの間を行ったり来たりしながらパワーバランスを保ってきた。
周りの空気を読むのは敏な国だ。でなけりゃ、とっくに滅んでいる。

と、まぁ、世界政治はここ数日間で大きな動きを見せている。
そのトリガーを引いたのは野田総理のTPP参加発言からだというのだが、野田総理はそこまで計算して動いているのだろうか?

今、拉致問題をはじめとした、数々の問題解決のきっかけ作りにも使えるカードが野田政権の手元にある。上手く使って欲しいと思う。

ただし、TPPの席に着くには日本の農業改革を行うことが必須だ。
農地法制改革を行い、近代的な農業経営ができる環境を作り、国際競争力を増した上でのTPPが必要だろう。(繰り返しになるのでこれ以上言わない)

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カダフィが殺されて変わるもの変わらないもの

シリアのカダフィ大佐が殺害された。
容疑は何?なんて、野暮なことは聞かない。
挙げようと思えばきりが無いだろうし。

また一つ、世界の警察官の勝手気ままで一つの政権が消えた。
属人的な独裁国家であっても国は国だ。

ところで、彼らシリア人の未来は本当にバラ色なのだろうか?
そんなこたーない。
周辺の国々の状態を見ても一目瞭然だ。
古くはコンゴ然り、ソマリア然り、最近ではチュニジアにしてもエジプトにしても、欧米的な民主主義政治になってない。
暴君が消えた後、次の君主が現れなければ、部族間闘争、言い換えれば内戦に繋がるだけだ。
昔も今もその有り様は変わらない。

モブツがいなくなったコンゴは幸せになったのか?
独裁者バーレをソマリアから追放したアイディードは、その後、国連平和維持軍に宣戦布告することになる。
サダムフセイン無き後のイラク国民は、抑圧は無いかもしれないが、貧困と混沌とした国家に翻弄されている。

昔と違うのはTwitterやFacebookなどの市民同士の横の連携があること。
しかし、それだけでは近代国家建設には結びつかない。

近代的な民主主義が成立するには「公共の福祉のために自分の権利が抑制されることを理解する」ことが必要だ。
自分の一族郎党が満ち足りた後、他の部族にまわすという考え方とは、根本的に違うのだ。

目の前に山と唸る食糧や財宝があったとしても、自分の取り分以外は取ってはいけないという簡単なルールが守れないと民主主義社会は成立しない。
おらが村の利益代表を国会議員に担ぎ上げるのが近代民主主義政治ではないのだ。
その意味ではアラブアフリカ諸国だけでなく、この日本という国も民主主義政治を標榜したお芝居に過ぎない。

なぜ、お芝居なのか?

民主主義という考え方は中世の封建時代の抑圧政治との対峙によって生まれた。
彼らは圧制の元凶である国王を城から引きずり出し、綺麗なドレスをまとった王女の首を刎ねた。
自ら命を懸けて獲得した自由。

翻って日本を見てみる。
この国にも封建時代はあったし、自ら帝政を打倒し民主主義国家を設立している。
でも、それって、少し特殊だ。
日本の場合は、他国と違い、一部の侍によるクーデターに過ぎない。
国民による帝政打倒の革命というよりも、一部の知識層による政権奪取だ。

元々恵まれていたのかもしれない。
自国の農民に対して「百姓と胡麻は搾れば搾るほど出る」と言った君主がいたらしいが、世界に悪名を残す程の暴君は生まれなかった。
一揆や打ちこわしがあった事はあったが、それが長い内戦に繋がる程ではなかった。
殺し合いをして勝ち取る程は、追い詰められていなかった。
黒船を見て、このままでは欧米列強にやられてしまう!という危機感から近代国家を築くことになったのがこの国だ。

幸か不幸かそんな歴史を持つこの国。
有史以来、初めて征服されたのが、ついこないだの昭和時代。

広島、長崎、沖縄では非戦闘員が数万人規模で焼き殺された。
その内の数%の人は、爆発の瞬間に痛みすらなく蒸発したが、またある者は、数十年間被爆した体に苦しめられた挙句に亡くなった。
東京大空襲でも10万人以上が死傷した。

焦土と化したこの国に近代民主主義を植えつけるという大義名分に巨大な実験計画が実施される。
「親米であること」をルールとして国家復興実験がGHQによって行われた。

国家を作り上げるのは、まずは教育。
これをGHQは一手に担い、戦後の日本を作っていく。
国家の柱である憲法も作り直させる。

その成果は素晴らしい♪

元々素直な国民性があるのかもしれないが、親兄弟を焼き殺された国民は、そのほんの半世紀後には「アメリカ大好きー♪」「コーラもマックも大好き~!」「ポテトなんて腰振りながらムーンウォークしながら食べちゃうよ~♪」と踊っている。

わずか数十年前にアメリカという国と殺しあったことを知らない若者までいるというのは驚愕だ。
彼から2世代遡ったら、生々しい戦争の記憶が蘇るに違いないのだが。

獰猛さは影を潜め、従順な真面目な国が出来上がる。
(設定のやや違うもう一つの実験国家「韓国」とはまた違った国が出来上がった。)

かつての日本人を知る近隣諸国は少しでも軍備増強等を図ると、日本人の野望を恐れる。
しかし、かつての日本人は、既にこの国にはいない。
当の日本人が、何故、近隣諸国はそれ程までにナーバスになるのか判らない、という程までに変わってしまった。

やがて、経済力では戦勝国をも凌ぐようになった。

精神構造はGHQから教わったそのままに、だ。
人に例えると巨大な幼児のようなものだろう。
(精神構造=「戦争は悪」「人類はみな兄弟」「赤は敵」???)

自国の領土をミサイルが横切っても驚くだけ。
領土が盗られそうになって「国連に訴えてやる」とか叫んでも、国際社会はどっちらけ。

国連なんて、いまや常任理事国に私物化されていて、誰も世界世論を反映しているなんて考えていない。
国連軍の空爆とNATO軍の空爆など、今やいくばくの違いも無い。

その割には「海兵隊はグアムに移設して欲しい」って本当なの?
本気でそう思っているの?
「あんたたち、米国に守ってもらうんでしょ?違うの?」って、声が聞こえる。
陸海軍と海兵隊の違いもわかって言っているのだろうか?

ここ最近はすでに、国としての体を成していない。

TPPは是か非か?なんて、答えられる人はいない。
TPP自体が良いものでも悪いものでもないから。

TPPに参加するなら、きちんと日本の農業政策についての展望をまとめて、それに則って参加しないと膨大な損失を被ることになることは確かだ。
膨大な損失を超えて、国家存亡にかかわる可能性も十分にある。

参加するなら、農協を解体して、農業用地政策を整備して、近代組織農業をこの国に根付かせて、それからTPPに参加しないと、この国は大変なことになるだろう。
(根本的な解決策を置いたまま「早めに参加しないと主導権が・・・」とか「一度、席に着いたら抜けられない・・・」などと阿呆なことを言わないで欲しい。)

国土の狭いこの国は、1世帯あたりの耕作面積は狭い。
その中で商品価値を高めてきたものの、既存利益を守るばかりで国際競争力をなくしてきた。
どうするか?

農業に先端の人達が集まるようにしないと国際競争力は得られない。
最先端のバイオ技術を研究する研究者達がこぞって参加する「株式会社 農家」を作らないと駄目。
週休二日でもなく、夏休みもない業種には、人なんて集まらない。

なぜ、それができないのか?

農地の売買がほとんど活性化されていないから。
耕作面積の少ない日本で、後生大事に先祖伝来の土地を抱え込んでいるから、日本の農家は駄目になる。
有効活用する知恵のある人に活用してもらわないと、社会にとっての害になる。

あなたの先祖が開拓した土地なのかもしれないが、あなたが有効活用する術を持たないなら、その土地は手放さなければならない。
それが国全体の利益だから。(もちろん土地を手放すことで、適正な対価を得られるべきだが。)

農地を一般企業に活用させて、農業人口を適正化する。
一大バイオ産業を育てて、農業を工業化するというのも良いかもしれない。
キノコのホクトの工場みたいな建物からレタスが大量に出荷されたら楽しくないだろうか?
そうなれば、新卒の就職ランキングで農業関連の会社が1社もベスト10に出てこないなんていうおかしな状況を改善できるだろう。
(最近は、JR九州が農業に力を入れている。)

それができると日本の農業にも国際競争力が生まれてくるので、その後、考えましょうね。TPPは。

尖閣諸島の問題は、尖閣諸島内に国境警備隊を常駐させることが必要。
無人島にしておくのが、事態をややこしくする原因。
住んでいれば、誰も勝手に盗る事はできないし、何かが起きてもすぐに気付く。
日米同盟のあるアメリカだって、無人島が占拠されても知らん振りだろうけど、国民の血が流れれば捨てて置く訳には行かなくなる。
すぐにできそうに思うのは素人考えだろうか?
埼玉県の個人の所有なんかにしていないで、コーストガードの基地を作るべし。って。
(国が借り上げているなら、なおさら簡単にできないのかな?)

これまで日本は膨大な資金を、産油国であるシリアにつぎ込んできた。
シリアの次の政権へのパイプ獲得競争は、遠の昔に始まっている。
日本はレースに参加しているのだろうか?

ここ数年、ギシギシと音が聞こえる。
この国が壊れていく音でなければよいのだが。

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スティーブジョブズって、何をした人なの?

アップルコンピュータのスティーブジョブズが亡くなった。
これだけ、各界から惜しまれる経営者も少ないだろう。

彼の功績って、何なんだろう?と考えてみた。

パソコン創世期に「アップル2」というパソコンを作った。
当時、パソコンという言葉はまだなく、マイコンと呼ばれていた時代だ。

アップル社の株式公開により、ジョブズは20代で2億ドルもの財産を手にする。
アップル社はその後も「Macintosh」という商標名でパソコンを作り続けていた。

一時期、お家騒動のような格好でアップル社を離れていたが、その時にジョブズはピクサーアニメーションスタジオを設立する。
業績が低迷していたアップル社に(97年)CEOとして復帰する。

その後はiPod・iPhone・iPadといった一連の製品群を軸に、アップル社の業務範囲を従来のパソコンからデジタル家電とメディア配信事業へと拡大させた立役者である。

後半、アップル社からの給与は年1ドルしか受取っておらず、その後ピクサーを買収したディズニーからの報酬も辞退していたそうな。

何が凄いの?って。
文字にすると伝わりづらいですね。

彼と彼の会社が生み出したテクノロジーで、最も特徴的で、かつ、革新的だったのが「ユーザーインターフェイス」だと僕は思う。
アーキテクチャがどうの、とか、テクノロジー的な部分をあれこれ言う人がいるけど、圧倒的な成果を挙げたのは「ユーザインターフェイス」の部分だろう。

要は「入出力」の部分ですね。

実際問題、ユーザーにとっては中のアーキテクチャだのテクノロジーなんてどうでもよい。
そんなもんにこだわるのは一部のオタクだけ。
エンドユーザが興味を持つのは、「どう出力されるのか?」と、「どうやって入力するのか?」だけだ。

内部の処理スピードがどうのとか、解像度がどうのとかというのは、その次の段階での話なのだ。
まず、使うためには入力して、出力される、という一連の流れが必要。

今でこそ、GUIは当たり前のものになったが、元々、マウスで画面上の一部分をクリックするという入力方式を考えたのはマイクロソフトではなくアップル社だ。
今のウィンドウズの原型はアップル社のテクノロジーを真似ている。

それまでは真っ黒の画面に向かってキーボードをカチャカチャ、コマンドを打ち込んで操作していた。
キーボードが打てるのはもちろん、コマンドという特殊な言語(みたいなもの)を知っている人のみが操作できた。
それが、画面のファイルをダブルクリックすることで実行できるようになった。

その後のi-Padやi-Phoneもユーザーインターフェースが圧倒的に革新的だった。
マウスのダブルクリックなんてできない、おばあちゃんでもi-Padで本を読んでページをめくることはできる。

ユーザインターフェイスって一言で言うと、単に入出力の方法みたいなレベルでとらわれることが多いけど、これは物凄く重要な部分。
これを変えるだけで、何千億円という市場が、突然発生したりするわけだから。
無から何千億という市場を作り出す、この魔法の杖が「ユーザインターフェイス」だ。

今なお進化途中であるパソコンの入出力、これを革新的にわかりやすく、簡単にすることで、一部のオタクのものだったマイコンを、一般家庭にも普及させた立役者がステーブジョブズなのですよ。

そんな人が亡くなった。
享年56歳。若すぎる死ですね。

話は変わるが、僕にとっては、ほんの一回りしか違わない人が亡くなったという事実で、色々考えてしまう。
これからは、自分の歳に近い人が亡くなるケースもますます増えていくのだろう。

誰だって、自分物語の主人公を演じている。
これまでの軌跡と今後の希望。

強い希望を抱くことで逆境に耐え、前のめりに生きてきたつもりだ。
でも、もう折り返し地点はとおに過ぎ、後半戦に差し掛かっている自分を再認識した出来事でした。

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日経新聞Web版に取り上げられましたー♪

最近、ダイビングネタばかりですが。。。

先週末に行ってきた、山中湖、河口湖の湖底清掃が日経新聞Web版に取り上げられました。
http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=8150885002
途中の古タイヤとラジカセを引き上げたのが僕です(笑)(黒赤のウェットに白のヘルメットでーす。)

財団法人日本釣振興会がスポンサーとなり、レジャー・スポーツダイビング産業協会が主催して行っている活動です。

年間30回程行われているこの活動は、湖だけでなく海や川でも行われており、その中でも今回の河口湖の湖底清掃は規模が最も大きいものでした。

芸能人ではウルトラマンコスモスの杉浦太陽さん(たとえが古い)と「釣りロマンを求めて」とかに出演しているらしい元グラビアアイドルの二人が来ていました。

特にオーラとかを感じることはなかったのですが、さすが、と思ったのはテンションの上げ方。
それまで、ボソボソとスタッフらと話をしていたのが、紹介されてマイクを持った途端に「おはよーございまーすッ!杉浦たいよーでーす!」って、いきなり凄いテンション。
「今日は一日、頑張りましょー!!」って盛り上げていました。

総勢160名はほとんどが大学生。
10校位の大学のダイビング部などが参加してくれている。
普段の湖底清掃作業ダイビングは我々だけだが、今回はイベントなのでにぎやかだ。

ファイル 127-1.jpg

一応、各大学対抗で一人当たり何kgを引き上げるか?みたいな競争だったりするのですが、結果は。。。

160名全体で560kgのごみを引き上げ、ソフトルアーは6000個。

僕らの作業ダイバーチームは平均年齢40歳以上(45歳の僕は若手)というこのチーム、12名で460kgのごみを引き上げた!
ははは。断トツだ!

ファイル 127-2.jpg

そりゃそーです。
映像ではわからないけど、実際の湖底は透明度20cm程度。

場所によっては自分のダイブコンピュータや腕時計が読めない位に濁っている。
(そんなに濁った場所では撮影にならないので透明度の高いところで撮影されている。)

大学生のダイビング部やダイビングサークルでは今年の新入部員はライセンス取立てだろうし、そんな彼彼女をサポートしつつ、先輩は潜る訳で。。。当然、淡水ダイビングなんて初めて!という子も多い。
そんな組み合わせで満足に視界ゼロの中で作業ができるわけもなく、148名で100kgを引き上げるのが精一杯。

でも、それでよいのです。
安全第一!無事故が絶対条件ですから。

ファイル 127-3.jpg

我々作業ダイバーは、いまさら視界ゼロにおののくこともなく、各自オウンリスクで安全に作業を進めるのみ。

それにね。
この湖底清掃作業って、病み付きになるんですよ。

こないだアイルランド沖に180億円の銀塊を積んだまま沈んだ船が発見されましたが、お宝発見みたいな感じなのね。
お宝と言ってもゴミなのですが、いかに大物を見つけるか?みたいな。

今回の大物はドラム缶とガードレールでした。
スワンが沈んでいる、という話があったので探したのですが、広い河口湖、視界ゼロでは偶然がないと見つかりません。

山中湖などでも同様ですが、湖底は泥です。
一度フィンキックで泥を巻き上げてしまうと、容易には回復しません。
海なら流れがあるので、しばらくじっとしていれば澄んできますが、湖は数時間以上回復しない。

ま、今回の河口湖は巻き上げる以前に濁っていましたが。

泥の中に手を入れても、抵抗がほとんどない。
だから、どこから水で、どこから泥なのか、明確な境目が無い場所も多い。
そんなところを、境界線に手を伸ばしつつ、上の方に上げたフィンであおり足でゆっくりと進む。
手にあたったソフトルアーをゴミとして回収する。
その繰り返し。

時折、大きなゴミにあたる訳です。

ただ、視界が全然見えないと、コンパスを頼りに進まないと、いつの間にか同じ場所をグルグル回っていたりする。
普通はコンパスで目標物を定めて、そこまで進んでまたコンパスを見るわけですが、目標物なんて見えないのだから、ずーっとコンパスを見ながら進まないとすぐに方向がずれてしまうのですね。

前日の山中湖では「ウナギの仕掛け」が台風で流されたという話を聞いていたので「よっしゃ!探すぞ!」と意気込んで、15名程で3セット発見して引き上げました。
漁師さんよろこんでましたー♪

人は本来、誰かの役に立つことを快感と感じるのでしょう。

それに加えて、狩猟本能も満足させてくれる、湖底海底清掃ダイビング!おもしろいぞ!

参加希望は下記へ!
http://www.blue-eco.jp/index.html

こちらが今回の清掃活動の主要スポンサーです。(日本釣振興会のさらに先のスポンサー)
ファイル 127-4.jpg
ソフトルアーの販売代金の一部で運営されているそうな。

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減圧症のメカニズムと安全停止の有効性

先日、ダイビング関係のセミナーなるものを受講してきました。
テーマは「安全停止のなぜを覗く」というもの。
http://seminar.jaus.jp/

安全停止ってなに?
ダイバーの方なら誰でもご存知の安全停止。
これは、ダイビングの終了間際に水深5m程度の浅いところで、3分間停止して、水圧で体の中に溶け込んだ窒素などのガスを対外に少しでも排出し、その後、水面上に浮上するというものです。

なぜ、こんなにまどろっこしいことをするのか?
一言で言ってしまえば「減圧症の予防」のためです。
ダイバーにとって最も怖いのは、急浮上です。
なぜ、急浮上が怖いかというと減圧症になってしまうから。

水の中で圧力を受けている状態で呼吸していると、水圧と同じ圧力のかかった空気を吸っているわけです。そうすると体内のあらゆる組織に空気の成分である窒素などのガスが溶け込んでいきます。
その後、浮上すると圧力が下がるわけで、体中の組織に圧力で溶け込んだガスは気化しようとするわけですね。
炭酸飲料のペットボトルの蓋を開けるのと同じことが体の中で起きます。

するってーと、体中に溶け込んだガスが気化して泡になる。
これが、小さい泡で静脈血が肺に運んで自然に排出されればよいのですが、大きな泡になったり多量の泡になったりすると、体中のあちこちで不具合が発生するわけです。

そらそーですよね。
体中のあちこちに泡ができたらその回りの組織は破壊されたりするわけで。

血管の中で大きな泡ができたら、血管は詰まってしまう。
皮膚の内側で泡ができると発疹になったり、かゆくなったりする。
脳の中で気泡ができたら、脳の組織は大きなダメージを受ける。
影響を受ける組織によって、症状はいろいろです。
関節とか筋肉の組織の中で泡が悪さをしたり、脊髄や神経に影響するのとでは当然違った症状になるわけです。

では、それを防ぐ為にどうするか?
基本的にはゆっくり圧力を下げていけばよい。
よく振った缶ビールでも、プルトップを一気に開けないで、ちょこっとずつ空気を入れて休み休み開けると噴出さないのと同じ。

人の体は缶ビールよりもうまいこと出来ていて、体中の毒素とか不要なものは血液が洗い流してくれる。
静脈血に混じって洗い流されるわけですね。
毒素なら肝臓とかで分解され、腎臓で尿が作られ体から排出される。
小さな泡となった窒素は、肺の毛細血管から対外に放出される。

だから、大きな泡が体内に発生しないようにゆっくり上がれば(圧力を下げれば)よい。
肺から排出する以上の速さで、体中に泡ができてしまうと、体内にドンドン泡が溜まってしまうので、排出する方が多いスピードで、ゆっくりゆっくり浮上していく。
その一環として考え出されたのが安全停止。
究極の「ゆっくり」は「止まる」ですからねー。

目の前に海面が見えるところで、サクッと浮上せず、圧力のかかった状態で体の中の泡をより放出しようという試みが「安全停止」です。
ダイビングの最後には「5mで3分間の安全停止をする」というのは、レジャーダイバーの中では常識になっているのですが、この医学的、科学的根拠ってどうなの?というのが今回のセミナーのテーマでした。

ルールとして守っているという人が多いと思いますが、どんな時に有効でどんな効果があるの?というところを、明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか?

世界の科学者の減圧理論とか、アメリカ海軍の調査データとかはここでは説明しませんが、基本的な考え方は下記のとおり。

減圧症を防ぐ為のアプローチは二つ。
・体に溶け込むガスの総量を減らす。
・体に溶け込んだガスを多量の泡や大きな泡にしない。

どっちかしかないわけですね。
溶け込ませないか?無理なく排出させるか?のどちらか。

溶け込ませない方法も色々あります。
・なるべく浅いダイビングをする
・なるべく短いダイビングをする
(ヘリウムが体に溶けにくい特性を活かして、空気に含まれる窒素をヘリウムに置き換えてた特殊なボンベで潜水するとか、様々な方法がありますが、一般的ではないのでここでは割愛します。)
※注

上の二つの考え方を元にダイビング計画を立てます。

例えば、Aというスポットは25mのところに面白い地形がある。
最初に25mまで一気に潜って、そこで10分間過ごし、その後、北側の15mのB地点を経由して、最後はC地点で5~10mのところにあるサンゴ礁を観察して、安全停止後、浮上する、とか。
「25mでは10分間だけ」と制限するのが「体に窒素を必要以上取り込まない為の計画」になるわけです。
(ダイビングテーブルとか、ダイブコンピュータというのは、○mに○分いるとどれだけ体内にガスが蓄積するか?を計算してくれるものです。)

最初に深いところに行けば、その後、浅いところで少しずつ排出されるので、深いところを最初の方に計画するのがセオリーです。
ダイビングの後半で深いところに行く計画を立てると、浮上はどうしても一気に浮上する計画になりがちですので、そうすると危険度の高いダイビングになってしまいます。
だから、1本のダイビングなら最初に、1日のダイビングなら最初の1本に、深いところを計画するわけですね。

ただ、どんなに計画したって、ガスを少なくすることはできても、ゼロにはできない。
であれば、今度はそれをどうやって効率よく安全に排出するのか?という話です。
体内で、排出できない程の大きさの泡ができない様するにはどうしたらよいのか?という話になります。

これも二つの方法がある。
・ゆっくり浮上する
・途中で浮上を停止してガスの排出を待つ
(浮上途中で高濃度酸素を使用することで窒素の排出を早めるという方法もありますが、テクニカルダイビングの世界の話であり、一般的ではないのでここでは割愛します。酸素中毒の危険がありますので良い子は真似しないでくださいねー♪)

二つと言っても言っていることは一緒ですね。
「ゆっくり」をより強くしていくと「停止」するわけで。

最近ではディープストップという言葉がありまして、先ほどから説明している「安全停止」の深さに辿りつく前に、何段階かの深さで停止して段々と上がっていこうという考え方です。

難しいもので、人間の体って均一ではないんですよね。
組織によって、ガスが早く溶け込みやすい組織もあれば、ゆっくり溶け込み、ゆっくり排出する組織もある。
早く解ける組織に対しては「安全停止」が有効で、遅く解ける組織には「ディープストップ」が有効です。

そんなことを考慮に入れ始めると話はややっこしくなります。
その日や前日のダイビングのプランによっても有効な方法は変わってくるわけで。。。

話が複雑になるので、ここでは基本の話だけにとどめます。
その辺の話をより詳しく知りたい方は、ダイバー向けに日記を書いていますので↓こちら↓にどうぞ。
http://www.moemonya.com/owner/owner.html
(2011/09/29の日記)

ま、減圧症予防の基本的な考え方は、体内に取り込むガスを最小にする、ということと、急激に大きな泡を作らないで、体がダメージを受けない細かい泡で排出すること、が大事です。

今回のセミナーテーマの「安全停止」について、結局、ある潜水パターンに対して有効ではあるが、細かい数値設定については科学的な裏付けは不十分、という話でした。
でも、現実の世界では一定の効果を発揮しているよねー、というのが、講師の方を含めた業界の方々の見解でしたが。

だって、安全停止というもの自体がなければ、シュポーンと海面に浮上しちゃう人もいるかもしれないけど、一旦、海面の目の前で止まることで、少なくとも急浮上はそれなりに抑制されているだろうし、深く短い潜水パターンが多い昨今では、科学的にも効果があるであろう、という話でした。

知れば知るほど、疑問が増えていく。
どんな世界もそうかも知れませんが、知識欲は広がっていきます。

※注
ヘリウムは浅い潜水や短い潜水では空気よりも減圧時間が長くなることがあります。大深度潜水では窒素酔いの対策としてヘリウムが利用されることがありますが、必ずしも体内に溶け込みづらいものではありませんでした。失礼しました。
須賀さんご指摘ありがとうございました! 2011/09/29修正

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野尻湖クリーンダイブ紀行

先日の土日で長野県の野尻湖のクリーンダイビングに参加してきました。
文字通り、湖底を清掃するダイビングです。

主催は社団法人 レジャー・スポーツダイビング産業協会(以下JRDA)という団体で、ここ数年の過去実績では年15回から20回余りのクリーンダイブを実施しているようです。
先日、この団体を知り、サポーターとして入会。(よく一緒に潜るバディの紹介です)
今回の野尻湖クリーンダイブに初めて参加してきましたのでリポートします。
(ナウマン像の化石が発見された野尻湖ですが、今回は発掘ツアーではありませんでした。残念!)

通常は現地集合、現地解散らしいのですが、東京から野尻湖は遠い!ということで、品川からの送迎バスが用意されていました。
参加者は朝7時半に品川駅に集合して、あとは観光バスでくつろいでいる間に野尻湖に到着!

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ちょうど台風が来ているということもあって、道はガラガラ。
今回の台風は大型で強い勢力ということもあり、関西方面では大きな被害が出ていました。
そんな大きな台風が来ていても湖は割りと静か。時折、さざなみが立つ程度です。
(海はうねりがひどく、かなり離れた海域でもクローズになっていた様ですが、海況不良の際は湖でのダイビングというのも良いかもしれませんね。ただ、漁業権の関係で潜れるスポットは少ないですが。)

野尻湖にはお昼ごろ到着。
着いたら、まずは腹ごしらえ。お宿で昼食を取りました。
その後、タンクとウェイト、ヘルメットが貸し出されて、小雨の降る中、器材準備を行う。

淡水ダイビングはご存知のとおり、浮力が海水より小さいため、ウェイトは少なくて済む。
私の場合、体脂肪率は高いのだが、ウェットスーツが古くペシャンコ(涙)なので、淡水の場合はウェイトなしで潜れる(笑)身軽で楽チンなのだ。

ブリーフィング後、船へ乗り込む。
地元漁協の全面協力の下、地元のテレビ局の取材なども来ていました。

ファイル 112-5.jpg

漁協の船で清掃ポイントまで移動。
水深は5~10m程度。潜水時間は40分程度を目安として最大でも1時間。透明度は5m程度と割と良いので、リラックスして潜れそうです。

開催場所によっては10~50cm程度の透明度ということもあるそうで、その場合は、バディとの連携は困難になる。
10cmというと、私も以前経験がありますが、自分のダイコンの表示を見るのも困難です。
ゲージなんか、マスクにくっつけてライトを当てないと見えないし。
上下左右もわからないので、泡の行方を追って上下を知ることになる。(ま、ナイトダイビングもおんなじですが。)
そんなダイビングでは、各自「自分の身を自分で守れる人」というダイビングスキルレベルが参加条件となってくる。

潜ってみると、湖底にはソフトルアーが多い。(野尻湖はバス釣りのポイントです。)
そこかしこに白いウネウネとした巨大な幼虫みたいのが落ちている。
頭にジグヘッドが付いているものはその重さで湖底から白い幼虫が生えている様に見える。
異様な風景だ。

拾う、拾う、ゴミを拾う。
空き缶、空き瓶、ソフトルアー、ソフトルアー、空き缶、ソフトルアー、拾う、拾う。
ペットボトルは思いのほか少ない。水に浮くからかもしれない。

大きなものでは古タイヤが多い。
湖底と言っても、浅場の岸や船着場周辺にあるわ、あるわ。
2日間で全体で40本以上引き上げたのではなかろうか。

ファイル 112-1.jpg

どこの湖でも似ているところが多いと思うが、湖底は泥である。
フィンキックで巻き上げちゃうと視界はあっという間にゼロになる。
ましてや着底してしまうと泥が大きく巻き上がる。

海であれば流れがあるので、しばらく待っていると視界は晴れてくるが、湖は流れがないため、一度、泥が巻き上がってしまうと、ちょっとやそっとでは視界は晴れない。
なので、巻き上げないことが大事。
自分も困るし、周りの仲間を危険に陥れることにもなってしまう。

ということでどうするか?というと、フィンキックは基本は「あおり足」。
湖底周辺でバタ足をしてしまうとどうしても巻き上がってしまうので、ひざを曲げて足を上に突き出すかたちであおり足をする。
前後、左右への移動はこれでOK!

前後左右よりも、上下の移動が泥を巻き上げやすい。
なので、上下移動は浮力を使って調整するのが一番良い。
中性浮力(無重力みたいな感じ)を取っていて、息を吸えば上に上がっていくし、息を吐くと沈んでいく。
その加減で上下の調整をするのが巻き上げ防止には一番良い。ゴミ拾いと一言に言っても、奥が深いのだ(笑)

面白いと思ったのは、常連さんとの話をしていると、皆、目がハンターなんですね。
どれだけ大物のゴミを見つけて引き上げたか?というのが一種のステータスなのだ。
こりゃ、面白い!はまります。

僕は今回、ドラム缶は見つけられなかったけど、古タイヤ数本と大型のキャンプ用折りたたみ椅子、大鍋、大型のタモ、3m位の巨大なプラスチック製ネットなどを引き上げました。
プラスチックのネットは重くて引き上げられず、陸上サポートの方からロープを受取り、湖底で巻きつけ、引き上げていただきました。

ファイル 112-2.jpg

他にも両手で持てるように取っ手の付いた大型のバッテリーも発見したのですが、結局、自分ひとりでは引き上げられず。。。
ロープを使うには桟橋から遠すぎて、BCの浮力の限界を超えており、フロートでも持っていれば持ち上がったかもしれないのだが、ナイフとライト位しか持っておらず、断念。

後で、回収したゴミを背景に記念撮影をした際、そのバッテリーが引き上げられており、悔しい気持ちになりました(涙)
次回はフロート必携です。
そのうちエアリフトなども持ち込んでやろうと密かに企んでおります。

2日間、のべ40名で引き上げたゴミは1トン弱。
ゴミを背景に記念撮影です。

ファイル 112-3.jpg

今回の交通費とか宿泊代、タンク代などをスポンサーとして負担してくださっているそうな。
日本釣振興会自体は、主に釣り関係のメーカーさんからの寄付によって成り立っているということで、ソフトルアーや釣り糸を販売した利益で、ソフトルアーや釣り糸のゴミを回収しているのでした。

JRDAの資金は、昔は水産庁からの予算があったようですが、昨今の事業仕分け?(もっと前から?)の削減要求などもあり、現在は上記のような寄付に頼っているとのことでした。

JRDAでは、あちこちの湖や海、川の清掃や、沖縄周辺では珊瑚の植苗も行っています。
興味のある方は下記Webサイトをご参照くださいませ。
http://www.diving.or.jp/

私も(俺も)サポーターになりたい、という方はこちらから申し込みができます。
http://www.blue-eco.jp/

ただし、水中でも自分のことは自分できるダイバーが条件だと思います。
ガイドのお尻ばっかり追いかけるファンダイブに飽きた方、普通のダイビングポイントに飽きた方、真っ暗で上下左右が分からない状態でもパニックにならない方が、対象になると思います。

単なるゴミ拾いと言っても、あなどれない。
いかに大物を見つけて、引き上げるのか?
面白いです!是非、ご一緒に!

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今、日本のリーダーに必要なこと

  • 2011/08/31 21:20
  • カテゴリー:教育

先日の朝日新聞に「板橋区で無料の塾」を開講している方についての記事がありました。
板橋区は給食費の補助等がもらえる「就学援助」の制度を利用する人が4割近くもいるそうです。
そんな中、公立の小中学校に通う子供達を対象に「無料の塾」をボランティアで経営していると。

この男性自身、有り余る財産や時間を持っているわけではなく、事業失敗の経験があり、現在も昼と夜のダブルワークをしながら、当時の借金を返済しているとか。
この話自体、本当に素晴らしいことです。
それは一切否定する余地もない。

でも、何かがおかしいと思うのです。
根本的な何かが。。。

こないだ、夜遅くタクシーで帰宅する途中、タクシーの運ちゃんと大激論を交わしたのを思い出しました。
大激論は走行ルートの話でもタクシー料金についての話でもありません。日本の未来の話です(笑)

夜中の2時頃、おっちゃん二人で(運転手と私)狭い車内の中、日本の未来を語り合う(苦笑)

「まずは未来に希望を持てる国にならないと・・・」
「人口減少は国力低下の根本的な原因の一つ・・・」
「移民政策を取らないなら、人口増加するには子供を増やさねば・・・」
「子供一人育てるのに数千万円もかかる馬鹿な状態を改善しないと・・・」
「そうだ、そうだ」と盛り上がっていたのでした。

運ちゃんいわく「高校無償化策を進めるべきだ!」と。
ここで意見が食い違う。

実際に中学生の子供を持つ親としては、違うと思うんですねー。
高校を無償化しても人口は増えない!(きっぱり)

公立高校の入学金と授業料がいくらなのか?というのが本質的な問題ではない。
冒頭の無料の塾の話を思い出して欲しい。
なぜ、学校に行っているのに、さらに別途、塾に行かねばならないのか?
そこがおかしいと思うのですよ。

なぜ、お金に余裕のある家は子供を私立の学校に行かせたがるのか?
問題の本質はそこにある。

いくら無償化されたって、今のほとんどの公立高校は、別途、塾に通わねばならない。
僕の通っていた高校は進学校と言われていたけど、皆、4年目は駿河台とか代々木に通っていた。(予備校ね♪)
8割以上が進学ったって、その半分が予備校では進学校って言えるのだろうか?

加えて、教師の質の問題。
近所の小学校には、親の目から見ても(ごく偶にしかその先生に会わなくても)おかしいと思う教諭というのが複数いる。
そんな先生が教科別担任だったりすると、てきめんにその科目の成績が軒並み下がる。うちの子だけでなく、近所中、その学校に通っている児童、みんな下がるのだ。

私立ならそんな先生は淘汰される。
具体的にはクビになったり、法的にそれができなくても第一線からは外され、事務処理などの仕事に回される。(事務職がどうこう、というのではなく、直接子供に接しない仕事という意味です。)

本人の希望と適材適所が必ずしも一致しないのだから仕方がない。

しかしその仕組みが公立学校にはない。
校長に訴えたところで、できるとしても次の異動の対象になる程度の話だ。
異動して別の学校で同じことをしている。これでは何の意味もない。目の前の臭い者にフタをしただけだ。

そのため、組織として崩壊しているところがいくつも見受けられる。

今春、ある少年が公立中学に入った。
中学校は小学校より学区が広いので、いくつかの小学校から集まってクラス編成される。
特定の小学校からきた児童達(中学なら生徒か)が徹底的に出来が悪い。というか、授業が成り立たない。
座っていられないというか、喋りっぱなしだったり。。。
聞けば、彼らが卒業した小学校はいわゆる学校崩壊しており、小学校の授業自体が成り立っていなかったとか。

水は低いところに流れる。
簡単に流れていく。
その中で、自らの"普通"を維持していくにはどうするのか?

塾だとかの習い事に頼るわけだ。
危機的状況というのはそこにある。

昔は他人より上を目指すために塾に通った。
より難しい学校に入るために塾に通ったが、今は違う。
落ちこぼれにならないために塾に通うのだ。

これって、仕組みとして成り立っていませんよ。すでに。

私立の学校は厳しい。躾も授業も厳しい。
でも、学校だけに行っていれば、その年代に必要な学力や人間関係など必要な経験がそこだけでできる。
部活に宿題と子供達本人も大変ではあるが、塾や習い事に行く必要もないし、行く時間もない。
教師もひとり一人の進路を真剣に考える。直接自分の業績にもつながるので必死だ。公立高校の先生とは背景が違う。

どちらが合理的なのか?
同じ条件でどちらでも選べるのであれば、どの親も間違いなく私立を選ぶだろう。

戻って、タクシーの運ちゃんとの話。
いくら学費が無料になっても、結局それで事足りないのであれば、決して安いものではないと思うわけです。
だから、その方向にパワーをかけるのではなく、質の向上を目指さねばならない。

私立と違って公立の先生って、よっぽどのマイナスがなければ、問題なく翌年も教師という職務に就ける。
そんな会社って、ないと思うんですよね。いまどき。
私立の高校教師のように成果が上がらないと生き残れないような仕組みが必要。
公立の先生ほど、のほほんと生きていても大丈夫な世界は、郵便局が民営化された今、他にはない。(きっぱり)

この国の未来を作るのは子供達な訳ですよ。
そこに投資しないでどうするんでしょう?

今日明日の生活費に、集めた年金ばら撒いて、未来の子供達が返済する赤字国債を刷りまくって、明るい未来なんか有り得ない。

話を元に戻すと、理想を言えば、日本全国すべての塾が廃業せざるを得ないような公立学校にする。
そこまでいかなくても、ましな教育をしていかないと、いくら無料化したところで、まったく意味がない。

ボランティアで塾を経営することはもの凄く立派ではあるけれど、むしろそれを見ている、その地元の先生達はどう考えているのが知りたいですね。
頑張っている先生がいるなら、その先生がボランティアを引き受けて学校の指導要綱に縛られないで塾で教えているとか、そんなことって、実際ないんだろうなぁ。

もちろん、先生達だけでどうにかなる問題ではなく、教育委員会とか文科省の問題もある。
そもそも、民間は出来が悪いと左遷されるけど公務員は別、というところから直さないといけない。
中小企業なんて普通にクビになっているわけですよ。事実上。

クビにまですることはないかもしれないけど、「受益者の満足を計測する仕組み」は絶対に必要なんです!

計測してますか?

公立学校ははじめとする公共サービスは、顧客満足の計測をして自己のサービスのレベルを適正に把握していますか?

満足を与えられない人を同じ職務に就けておくこと自体が悪です。
お互い不幸ですよ。サービスを受ける側も提供する側も。

そこを直さないと、いくら国家予算を組んだって駄目。
まず、そこで働く人(主に教師)のレベルを上げる。
向いていない人は他の職務に異動させる。(他の学校に異動、ではなく、教職から異動していただく。)

以前も書いたが、学校社会だけしか知らない教師は不要です。

だって、ほとんどの学生は卒業したら社会に出て行くわけです。
しかし、教える教師が社会のことを知らないで何が教えられるのだろうか?
学校社会でしか通用しないことを教えているから、日本の新卒社員は膨大な社員教育を受けないとビジネスマン初級レベルにすらなれない。(この話は詳しくはこちらを

さらには教師の側にも武器を持たせなければならない。
体罰は駄目、ちょっと強く叱っただけで親が出てくるようであれば、おっかなくって真剣に教育なんてできない。

その点、私立の学校は武器を持っている。
私立小学校で学校崩壊しているところがないのは、単にこの武器があるからですね。

もちろん、体罰とか強烈な叱責が許されているなんて言うことはないのだが、駄目な奴は退学させる。
ただそれだけ。
「ルールが守れないならお引き取りください」というただ一言。
その意味では公立高校はこの強い強制力を持っているわけだが、全体の組織としてうまく機能しているところは少ない。

板橋区のダブルワークをしながら、友人達を教師として集めてボランティアで塾を行っている方は凄い。
でも、そんな頑張りをしなくても良い、世の中に、少しでもこの国が進み始めると、僕ら庶民にとっても未来が明るく見えてくるのではないだろうか。

このままこの国が進んで行ったらえらいことになるぞ、と皆思っている。
だから、未来に希望が持てない。
同じ、駄目な環境の中でも、少しずつでも良い方向に行っているなら、あるいはどちらに行けば良くなるのかが見えていれば、未来に希望が持てる。

今は調整型のリーダーは、この国には要らない。
明確なビジョンを示し、邁進していく強いリーダーが必要なのだと思う。
少しでも明るい未来が想像できるようになった瞬間、この国は本当に復興に向けて強く動き出すことができるのだと思う。

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潜水士試験、合格のコツ

昨日、潜水士免許なるものが送られてきました。
小さな運転免許証みたいなカードで「潜水士」の欄に"1"が付いていました。
労働安全衛生法による免許なのでボイラー技師とかガス溶接作業主任者とかと同列の資格ですね。

IT業界で仕事をしているので、仕事上では使い道がないのですが、趣味の資格ということで7月に受験したものです。
海底の秘密基地にデータセンターを構築する仕事、、、とか、あったら資格を活かしてやりますよ!(笑)

試験は午前と午後の2時間ずつで4科目を受験。
2科目分2時間ぶっ続けの試験は結構長いです。そんなに集中力はもちましぇん(汗)

難易度はどうでしょうねー。
問題自体はそれなりに専門的な内容なので、ダイバーの方以外にとってはちょっと難しいとは思うのですが、合格基準は全科目の合計点が6割以上、かつ、各科目4割以上ということなので、合格正解率は低いです。
全体で4割間違っても合格なんですから、それ程、難しくはないですね。

過去問題集が充実しているので、ダイバーなら問題集を一通りやっておけば大丈夫。(2回やれば大丈夫かなー)
テキストを何度も読み込むよりも、断然、過去問題集をやった方が合格への近道だと思います。
問題を解いて、解説を一通り読む。
2度目は間違ったところの解説をよく読んで理解する。これで大丈夫だと思います。

私の場合は、この方式で、朝夕の通勤時間(往復約2時間)×2週間でほぼ理解できたと思います。

暗記が必要な問題は少ないです。
一部、法律で定められた点検の周期とか、潜水方式の違いによるホースの太さとか、覚えておかないと答えられないものがありますが、いくつかしかないので、一覧にまとめておいて、試験直前に見直すだけで大丈夫かと。

機器の構造とかは、それぞれの役割を理解しておけばわかると思います。
予備空気槽の役割とか、空気の流量計と圧力計の違いとか。
予備空気槽に必要な内容積を求める計算問題とかも出ます。

あとは、理解しておく必要があるのは、圧力関係の法則でしょうね。
高気圧環境下での人体に及ぼす影響を理解するための設問が多いので、理論的なところは圧力に関する知識を問うものが多い。
僕は学生時代、物理が大っ嫌いだったけど、過去問題集をこなして、間違ったところの解説を何度か読み直せばだいたい理解はできた。
過去問題集は解説が充実しているので、ダイバーならテキストを読まなくても過去問題集だけでも合格できると思います。
(逆に過去問題集をやらないでテキストだけの勉強だと難しいかもしれません。)

圧力関係では、僕が戸惑ったのはゲージ圧力と絶対圧力。
どちらを指して言っているのかを明確に理解しないと数値がずれてしまう。
絶対圧力は水深20mで3気圧だけど、ゲージ圧力は水面でゼロとカウントするので水深20mならプラス2気圧なのね。

あと、ヘルメット式潜水とか、フーカー式潜水とか、実際に見たことがないとイメージするのが難しいかも。
ロバートデニーロの映画「ザ・ダイバー」とかに出てくるのがヘルメット式潜水。映画の時代設定は第二次世界大戦当時なので、出てくる装備はちょっと古いですけど、基本構造は今も変わらないのでイメージはできるでしょう。

実際、潜水士試験には、減圧症にならないために必要な知識が多く取り入れられていて、ダイバーには非常に有用な知識だと思います。
潜水を仕事としないレジャーダイバーにもお勧めの資格です!
むしろ、ダイビング指導団体の認定資格(Cカード等)には減圧症に関する設題が少ないので、潜水士試験の勉強をするとそのあたりが補完されますね。

減圧症関連では、医学的な問題の出題もあります。
心臓とか循環器系の構造とか、減圧症を考える上で必要となるからねー♪
右心房と右心室ってどっちがどっちだっけ?とか、自律神経ってなんだっけ?とか。

高気圧状態で、体中に窒素が溶け込んだ状態から減圧すると(浮上すると)溶け切れなくなった窒素が体の中で小さな泡になる。
これらは静脈を通って肺から呼気によって体外に放出されるわけだけど、急浮上すると、大きな泡が体内で発生して血管を詰まらせたり、泡が体内の組織を傷つけたりするわけです。
この大きな泡は体内のいろんな場所で発生するわけで、その部位や程度によって発症する症状は異なる。
骨の中の骨髄の血管が詰まると骨髄が壊死することもあるし、手足の毛細血管が詰まるのと、内臓の血管が詰まるのでは、当然、症状も異なる。

あと、肺が傷ついたり、動脈に静脈血が流れ込むような心臓疾患があったりすると、静脈内の気泡が動脈に直接流れ込む。
それが脳の毛細血管にたどり着くと、脳の血管を詰まらせてしまって、非常に危険な状況となる訳ですね。

もちろん、潜水中の危険は減圧症だけではないけれども、減圧症の理屈は理解しとかないと危ないわけですね。
水中溶接中の感電事故とか、ガス漏れによる爆発事故とかって、直感的に危険なのが判るのですが、減圧症は体内の組織の仕組みや減圧症発症のメカニズムを理解しないと実感的に危険なのがわからない。
なので、減圧症予防に関する出題が多いのでしょうね。

試験のポイントはそんな感じですかねー。

合格だけを考えれば、1科目の最低ラインは10問中4問だけ合っていれば良いのだから、不得意分野をざっくりと切り捨てても、得意分野で高得点を目指せば、合格はできるかもしれないですね。
もちろん、1科目あたり4問は正解する必要はあるわけだが、2問位は比較的やさしい問題が出るので、残りの8問の内、2問正解すればよい。

問題は5択なので、何も考えなくても正解の確率は20%。
8問の20%は1.6なので、2問正解には少し足りない。残りの0.4をなんとか実力で切り抜ければよい(笑)
そのかわり、トータルで6割の正解率が必要だから、得意分野で点を稼がないとならないけどねー。

ところで、そもそも、実技試験のない潜水士資格ってどうなんでしょうね?
通信教育で空手とか剣道の資格を取るのと同じような気がするが。。。(笑)

たしかに、問題は実際の潜水をするうえで有用なものが多いし、比較的新しい技術や内容も盛り込まれているので良いと思うのだけれども、泳げない潜水士とか、水が嫌いな潜水士とかって、どうなの?

あと、自分としてはありがたいが、更新って要らないの?とかって、ちょっと思う。
1回取得したら一生使える資格って便利ですけどね。
取得して20年経ったら、技術も変わっているだろうし、分野によっては完全に忘れているだろうなーって思う(笑)

最後に試験会場について。

試験を受けて思ったのは、会場の平均年齢が若いこと。僕のような40代のおじさんは数えるほどしかいませんでした。
キャピキャピの女の子達と、坊主頭の高校生が多い。
坊主頭の少年達は水産高校だと思うのだけど、女の子達は何者だろう?サルベージや水中土木工事をやるわけではなかろうに。みんながみんな水族館の飼育員希望?すげーいっぱいいたけど、そんなに人気の職種なのかな???

試験会場は関東地区はなぜか、千葉の五井の山の中。
駅からはバスとか乗り合いタクシーとか。(試験開催日は4~5人で1台の乗り合いタクシーが出る。一人500円だったかな。)
なーーんにもない山の中なので、弁当とか持っていった方がよいですよ。

車で行く人は、会場に駐車場があるので便利です。
なんで、あんな場所なんでしょうねー。都内にもいくらでも施設はあると思うのだが。。。
(平日に試験をしないで、土日にすれば大学とか借りられるでしょ?)

あーだ、こーだ、書きましたが、皆様の合格をお祈り申し上げます!
水産高校の生徒達よ!頑張れー♪

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年間億単位で稼ぐ人の考え方とその仕組みをわかりやすく説明してみた

最近、普通に考えたのでは有得ないほど稼ぐ人と話をする機会があって、あれこれ考えた。
僕自身、億どころか数百万しか稼いでいないので、こんな題名のブログを書くのはおこがましいと怒られてしまうかもしれない。
でも、自分も実践していきたい、という想いも込めて書いてみました。

年間、億単位を稼ぐためには、月額1000万円近くを稼ぎ出さねばならない。
「目指せ年収1000万!」なんていう話とは、一桁違う。

年収1000万円なら、普通の会社組織の中でも、成果を上げて上司や会社組織に認められることで、実現は可能かもしれない。
しかし、年間億単位の収入となると、根本の発想を変えていかないと稼ぐことはできない。
月額100万のサラリーマンはいても、月額1000万のサラリーマンはまずほとんどいないのだから。

一般的に中小企業の社長さんの年収ってどれくらいだろうか?
2000~3000万円程度の方が多いのではないだろうか?
もちろん、それ以下の社長さんもいるだろう。

多分、社長がその会社で最も報酬が多いと思われるので、その金額以上をその会社で目指しても困難だろうということは容易に予想できる。

まず、基本的な考え方と仕組みをシンプルに考えてみる。

基本的な仕組みは簡単で、まず、ゼロから富を生み出す仕組みを考える。

例えば、「塩コショウ」にスパイスを混ぜて「クレイジーソルト」という製品にして売り出すとか、A国で安く売っている商品を高く売れるB国へ持って行って売るとか。
お客様にホームページを作ってあげるとか、ソフトウェアの操作方法をわかりやすく教えてあげるとか。
モノでもサービスでもよいので、富を生み出す仕組みを考える。

(クレイジーソルト、僕も使ってます!おいしいです♪)

この仕組みを、マニュアル化して任せられるところを従業員に任せていく。

商品販売だったら販売担当の従業員に店番を任せて、仕入れの発注管理をパートのおばちゃんにお願いする。パートのおばちゃんには値札付けや伝票処理もやってもらうとか。

これらは、最初にルール付けしてマニュアル化してやれば、従業員に任せることができる。
従業員にはその仕事に応じた、決まった額の給与を支払う。

売上げから経費を引いて、残った分が経営者の取り分だ。(法人なら株主かな。)
たったこれだけの、どこでもやっていること。

「何時間働いたから」とか「いくら売り上げたから」といって所得が決まるのであれば、到底、年間億単位の所得なんかには辿りつかない。

時間換算では1日24時間以上働けるわけがないし、営業職が驚異的な売上げを上げたところで、ルールにのっとって昇給するだけなのだから、たかが知れている。
青色発光ダイオードを発明して会社の売上げに超々貢献しても、給料はルールの範囲でしか上がらないのだ。

つまり、まずは給与を受取る側から支払う側にならないと、月額1000万の収入なんて実現できない。
ビジネスの仕組みを実施する側から、仕組みを作り出す側に立たねばならない。

よく「起業する」とか「社長になる」などという言葉を聴くが、そんな言葉では抽象的過ぎて、やるべきことは、よくわからない。

具体的にシンプルに言うと「富を生み出す仕組みを作って、従業員にそれをやらせること」が起業することであり、社長になり、社長業を続けることなのだ。

さらに、そのビジネスにもポイントがある。

1.一度、仕組みを作ってしまえば、それを反復することで富の再生産がされる仕組みを作ること。
  ⇒その時だけでなく、続くこと

2.その仕組みのコピーの作成や、その運営は、マニュアルによって可能であること。
  ⇒人に任せられること

3.ライバル他社よりも優位性があること。
  ⇒これが最も重要かも知れませんねー

その三つが条件だ。

1ができないと「一発屋」で終わってしまう。
でも、これは、反復できないものを探す方が難しいかもしれない。
普通のビジネスは、ほとんど反復できるものなので。

例えば、都市開発とかは反復するのが難しいかもしれない。
その地域の条例、土地の権利関係、土地の形、作る建築物の用途目的などが、都度違うと、一発屋として仕事をせざるを得ない。
その都度、条件や要件が異なるので、その道の専門家がその都度取り組まないと実現できないわけだ。
むしろ、ビジネスとしては特異なモノでしょうね。

身近なところでは、ヤフオクで安い品物を買って高く転売するとか。
これは同じように安く仕入れられるかどうかは運次第となるわけで、目利きも必要だし再現性が低い。
そういう仕組みではなく、安定的に仕入れ商品が供給される商売を考えないと継続は難しい。

2つ目のマニュアル化と仕組みのコピー。

マニュアル化は全部をマニュアル化できなくても良いが、マニュアル化できる範囲が広ければ広い程よい。
先の店舗運営の例であれば、接客マニュアルが作れるかもしれないし、伝票処理マニュアルが適用できるかもしれない。
特別な塩コショウを作るにしても、レシピを使ってマニュアル化が可能だろう。

次に、仕組みのコピー。
店舗販売なら、同じものを2号店、3号店としてコピーしていけばよい。
塩コショウの製造ラインを1本から2本に増やすのも同様だ。第2工場を作るのも同じ。

でも、ここで陥りがちなのは、何でも自分でやらないと気がすまない社長さん。

店長に任せる部分が少なければ少ない程、自分がやらねばならないことが増えるわけで、そうするとコピーを作れる最大数が小さくなる。

1店舗の経営の半分しか任せられないなら、2店舗が限界だ。
90%任せられるなら10店舗まで増やせる。

店舗経営は100%完全に店長に任せられるなら、自分は数値管理のみで理論的には無限大まで店舗数を拡大できる。(もちろん、資金や人材などの諸問題はありますよ。)

空いた時間で、本来の社長業に専念できる。

さて、社長業って何でしたっけ?

「富を生み出す仕組みを作って、従業員にそれをやらせること」でしたよね?

一つが成功したら、似たようなもので同様の事例が作れないか?別の分野で同じことができないか?を考えるのが、本来の経営者のやるべきこと。
「クレージーソルト」で成功したら、それが「クレージー唐揚粉」に応用できないか?とか、「クレージー醤油」ができないか?とかとか。

首都圏のスーパーに並ぶようになったなら、関西圏に進出するとか東北地方で売ってみるとか。海外への輸出はできないか?とかとか。
スーパーで売れるなら通販では売れないか?レストランに置いてもらえないか?とかとか。

分野を少しずつずらして、守備範囲を増やしていく。
商品サービスを広げていくのだ。
これを考える時間が取れないと、事業は拡大できない。

さて、最後の3つ目。
「ライバル他社より優位性があること」
これが最も難しいですが、最も楽しいところでもあるかもしれませんね。

優位性、これはビジネスの加速装置です。
これがあることで、ビジネスが高速で拡大するし、安定する。
(勢いがつき過ぎて、怪我をすることもあるかもしれませんが。)

あなたのビジネスが八百屋なら、隣の八百屋の人参と、うちのニンジンは何が違うのか?
隣の八百屋には1種類の安い人参があるだけなら、うちは「シチュー用」「サラダ用」「煮物用」で品種の違うニンジンを、各レシピをつけて売り出すか?

隣の居酒屋が「生ビール半額フェア」をやっているなら、うちはどうするか?
「ギターの弾き語り」の生演奏を入れるのか?(アカペラバンドとかね。)
「1日限定10食の特別厳選素材メニュー」を出してみるとか。(他では食べられない、と思わせる奴を)

自分や従業員の特技を活かせればよいですね。

レストランなのに、アルバイトはバンドマンばっかりを雇って、夜の8時と10時にShowTimeをやるとか。
ウェイトレスがボーカルで、厨房からベースギターが出てきて、レジ係りがドラム叩いている、なんて、楽しいかも。

あとはー、通好みの曲ばかりをかけているジャズ喫茶とか。(そんなのあるか。)
別に突飛なものをやらなくても、「清水エスパルス一色の居酒屋」とか、「AKB48一色のラーメン屋」でも、何でも良いのだ。近所に似た店がなければ。

あなたの興味のある方向で、いくらでも特色は出せるでしょう。
それをビジネスの加速装置にする。

従業員の人件費とかを含めた運営にかかる費用を差し引いた残りが、平均して1店舗あたり月50万円なら、20店舗になったときに月収1000万円になる。
マニュアル化を進めて店長に店舗運営がすべて任せられれば、直接運営にかかわらずに年収億単位が実現する。
そんな風な仕組みを「有り得ないほど稼ぐ人達」は考えているようです。

さて、私達はどこから手をつけましょうか?

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ダイビング用語 その2

ダイビング用語 その2

■リップカレント
沖にぐいぐい持っていかれる潮の流れ。
地形と潮の流れによって発生する離岸流で、無理に力技で反転しようとしても体力を消耗する。

あらかじめのブリーフィングで潮の流れを把握しておくことが大事だが、万が一、予測していなかったリップカレントにつかまったら、流れに逆らわず、大回りして回り込むことを考える。

■ダウンカレント、アップカレント
リップカレントは水平方向の流れだが、ダウンカレント、アップカレントは上下垂直方向の流れ。

地形と潮の流れによって発生する。強い潮の流れの中、複雑な地形があるなどの場所では起こりやすい。

水流によって急激に水深を変えられてしまうので注意が必要。

バディと違う流れに乗って、はぐれないようにする。
少しの距離を平行移動するだけで、アップカレントやダウンカレントから外れることも多い。

上や下に引っ張られていると思ったら、落ち着いて横移動だ。
横に崖がある場合はそこから離れると、カレントから逃げられることが多い。

少し話は脱線するが、バディとはぐれた時は意識して上下も探そう。
人は地上に生きる生き物ゆえか、仲間を探す時、無意識だと水平方向にしか頭を動かさない。

意識しないと、上下は探さないのだ。(焦ったりパニクると、この簡単なことに気が付かない。)

あらかじめ決めた時間でバディが見つからず、浮上したら思いの外、近くにいた、なんていうのは、大抵このケースだ。
それ位、水深が違うとお互いを見失い易い。

あなたが、もし、初心者なら、仲間とはぐれたと思っても急に泳ぎ出してはいけない。
それによって、本当に遭難したりする。

多くの場合、上を見上げると(上斜め後ろかな?)ガイドやイントラの優しい目に会えるだろう。

下から上は逆光だし、見上げないと見えないが、上から下は見やすい。
だから、大抵、あなたのガイドはあなたの上にいるものだ。(二人以上で引率する場合だが。)

だから、ひとりぼっちになった!と思ったら、まずは深呼吸。
そして、上を見ろ!

ま、そんなこんなで、横の流れよりも垂直方向の流れの方が、要注意なのだぁ。
とくに引きづり込まれる流れは恐ろしいのだ。

■カレントフック
流れの強い場所で、岩などにしがみついて1箇所にとどまっていると結構疲れるし、グローブが痛むのよね。
そんな時に活躍するのがカレントフックだ。

ロープの片側にフックが着いており、反対側にはクリップがついている。

フックを岩に引っ掛け、クリップを自分のBCDなどにつけて、水中の一点に留まる事ができる便利な道具。

専用のものは途中にバネ等も入っており、水流の強弱があっても外れづらいと解説されているが、その効果は僕は良くわからない。(外れづらい、気もする、程度。)

ホームセンターのパーツと登山用のザイルの細いものを組み合わせて自作するとお安く作れますぜぃ!

■ドリフトダイビング
無理に潮の流れに逆らわず、潮の流れに流されながら行うダイビング。当然、エントリーポイントと、エキジットポイントは別の場所ということになる。

流れに乗って移動するので、体力をあまり使わずに大きな移動ができるはずだが、誰かとはぐれたり、想定している潮の流れと違ったりと、いろんなことが起きる。

その対処で、流れの中でフィンキックをすると、流れのない穏やかな海より数倍疲れるし、空気を消耗することは容易に想像できるだろう。

潮の流れをきちんと読んだ計画と、ドリフトダイビング用の器材準備(風船等)が必要。

■風船
正式名称は「シグナルフロート」かな?単に「フロート」と言われることが多い。

オレンジ色の空気で膨らます細長い風船。長さは1~2m程度が一般的。膨らますと魚肉ソーセージを巨大にしたようなイメージ。

ドリフトダイビングでは、浮上しても各グループが離れた場所で浮上することも多く、ボートがこの風船を目指して移動しつつダイバーを回収する。
海面に浮上しても、波やうねりがあるとダイバーの頭は見えづらいので、オレンジ色や黄色などの視認性の高い色の風船を膨らませて、ボートから発見されやすくするのだ。

海面に浮上してから膨らませても良いが、安全停止時に打ち上げておき、あらかじめ場所を示しておくとボートが移動するのを待たなくても良い。事前に段取りは船長とよーく打ち合わせておこう。

ドリフトダイビングではなくても、BCDの中に入れておくと、はぐれた時にも安心できるグッズである。

値段はちょっと高いが、風船の内側に金属膜が仕込んであり、レーダーに映りやすくなる、というシグナルフローともある。真空パックしてあり、都度、中までびしょびしょにならないのがよい。

シグナルフロートって、ダイビング後、使わなくても洗ってやらないとカビが生えるんだよね。
なので、この真空パックという発想は良いと思う。
使ったことないけど。高いんだもん。ま、命には代えられませんが。

■シグナルミラー
ミラーって、そのまんま鏡ね。

昨日から、海で一人ぼっちで漂っている時に、ヘリコプターが救助に来ました!
ヘリはまだ、自分の存在に気づいていません。

どうする?

風船を膨らませて振れば気づくかも。
が、そんなもんは昨日の夜、無くしてしまった。

では、どうするか?

昼間だったら、太陽光線を反射させて気づいてもらう、というのも一つの方法。
そのためのグッズだ!

鏡と言っても強化プラスチックでできているので割れない素材でできている。
使っていると表と裏がはがれてくる製品もあるが、接着剤で貼り付けてやれば復活する!

穴が開いているものも多いので、その穴からヘリコプターを覗きながら太陽の光をうまく当てよう。

ちっちゃいのでBCDのポッケに放り込んでおいても邪魔にならない。

普段はその穴にカラビナとかフックを通して紐とかをつけておいても良いね。
いざという時に、無くした、なんてことが起きないように、BCDに結び付けておこう!

■海面着色剤
ミラーと共に、昼間の救助で役立つのが、海面着色剤。
よくハリウッド映画で戦闘機が脱出したパイロットが海に落ちたときに自動的に撒かれる緑とかの絵の具みたいなやつ。

色はオレンジとか黄色とか見やすい色がいいね!

ミラーは地味な道具だが、繰り返し使える。
でもこの海面着色剤は流れてしまうので、使うのは1回だけだね。

長い時間、自分と一緒に漂うように作られているらしいが、流石にこれは使ったことはない。
持ってはいるのだが。。。
使う機会が訪れないことを祈っている。

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複数の収入源を持つという事 ~経営者と従業員の考え方の違い~

最近、思うこと。

震災で自宅とともに職場までもが流されたとか、色んな悲惨なニュースが流れています。
福島に震災ボランティアとして行ってきた話は、以前こちらのブログにも書かせていただきました。

「人は皆、明日をも知れぬ身」などと言うことは、頭で理解できていても、実感としてはなかなか湧かない。
でも、今回のような大震災が起きると、そこかしこで、明日をも知れぬ事態が発生しているのを目の当たりにする。
「喉元過ぎれば熱さも忘れる」の如く、3年とか5年とか経つとこの実感もだんだん薄れていってしまうのかもしれない。
それが怖いので、自分への備忘録をも兼ねて今回のブログは書いています。

最近、強く思うのは「収入源の蛇口を、細くても良いのでできるだけ沢山持つこと」が、今後、生きていく上で非常に大事なのではないか?と思っています。

自分に振り返ってみると。。。
収入は勤め先の会社1本。
これが何らかの理由で滞ると失業保険や、もしかするとサラ金のお世話にならねばならなくなるかもしれない。
無茶苦茶、脆弱な基盤ですね。

今度は東京に震災が来るとか、そういう話ではなくって、いつ何が起きるかはわからない。

例えば、従業員に誰か一人悪い奴が紛れ込んでいて、お客様先の重要情報の流出を意図的にした、なんてことが起きたら、お客様とは訴訟騒ぎになりかねない。
企業情報絡みの訴訟なんて、あっという間に億単位の賠償額の話になる。下手すると2ケタも3ケタも違ってくる。
意図的な漏えいだと、訴訟自体に勝ち目はない。
いくらで決着するか?と言う落とし所の話。

当然、会社もその犯人に対して訴訟は起こすかもしれないけど、無い袖は振れない。刑事罰はともかく、損害賠償は無いものは取れない。
資本金1000万円の会社で、数十億とか数百億とかの賠償金を請求されたら倒産れる以外に道は無い。
(あ、もちろん、現実では保険にも入っていますので、簡単には倒産れませんが。)

お客様の不慮の事態に左右されるなどと言うことも、良くある話。
「とばっちり」という奴だ。

まぁ、理由は何にせよ、リスクはそこらじゅうに転がっている。

震災ボランティアに行って思ったこと。

人が何人も入れる大きさのジュラルミンの生け簀(イケス)が田んぼに落ちていて、それを十数人で運んだ話を書いた。
あの持ち主、運び先は会社ではなかった。
もちろん見た目の話です。ただの田舎の農家の様な民家の庭先に設置されていたものでした。
登記上は株式会社だったりするのでしょうけども。

瓦礫の除去をした田んぼの横には、自動販売機が置いてありました。
田んぼになっていない空き地の一部は、駐車場になっているところもありました。

何を言いたいのか?

田舎の方は複数の収入の蛇口を持っている方が多い、ということ。
空いた土地は駐車場にして月極め家賃収入を得る。
片隅に自動販売機を置くのも収入源だ。
生け簀も何を養殖していたのかわからないが、現金収入を得る一つの手段であることは間違いない。

爺さんと婆さんが田んぼでコメを作り、畑で作物を作る。
旦那さんは近所の工務店に勤めて、奥さんは畑を手伝い、野菜を直売所に運ぶ。
空いている土地を駐車場にして、街道沿いの土地には洗車機を置いたり、自販機を置く。
そんな農家って、珍しくない。

それぞれ、一つずつはそれ程、太い蛇口ではないかもしれない。
勤め一つ取ったって、東京の給与水準と田舎の給与水準では違うだろう。
駐車場も1台あたり月額数千円しか取れないかもしれない。
米作りや野菜作りも、農協に卸してみると、手間の割には収入はわずかなものだ。
どれか一つじゃ喰えないのだけど(失礼!)全部まとまると立派な収入となる。

でも、それらの収入の蛇口が何本もまとまっている状態と言うのは、とってもリスク分散されている状態だよね。
(強いて言えば、1地域に依存していると今回の様な災害には脆弱だと言えるかもしれないが。)

前述の農家の家は、旦那の勤める工務店が倒産れても、すぐに危機的な状況にはならないだろう。
台風直撃で農作物に大きな被害が出ても、工務店は壊れないだろうし、駐車場も簡単には被害は受けない。
金利が急上昇したとして、変動金利で借りて作った洗車場が赤字になっても、それだけに頼っている訳ではない。

もちろん、誰しもが同じことはできない。
僕なんか、余った土地どころか、自分で住む場所自体が賃貸なのだから(笑&涙)

このブログに広告を貼ってみた。
一番下にGoogleアドセンスという広告。
プログラムが勝手にそのページを読んで、関連した広告を表示してくれるらしい。

そんなもん、読者の誰がクリックするのか?って。
たしかに、クリックされることは少ない。
この広告を貼り付けて、1週間。売上は約300円。

たった300円だが、僕にとっては衝撃的だった。
今までゼロだったものが300円を生み出したのだ。(ちなみに、このドメインの置いてあるレンタルサーバ代は月額300円だ。)
この300円の中には、メールで友人に宣伝した分が入っているので、同じだけのクリックは今後は続かないだろう。
でもさ、それが半分の150円であっても、1/3の100円であっても、嬉しいのよ。

僕の今年のテーマは「ゼロからお金を生み出す事」です。

今まで何十年も仕事をしてきて、自分に必要だと思ったのは「ゼロから」お金を生み出す事だと痛感した。

一応、会社の経営者の一員として仕事をしているが、実際の仕事は「1000円を生み出す仕組みで1200円を生み出せるように磨きあげること」だったりして、本当の経営者としての仕事ができていない様に思ったのだ。

本来の経営者の仕事とは、まさに「ゼロからお金を生み出す事」なのだと思う。
経営者と従業員の違いって、そういうことだと思う。

あとはその仕組みを、優秀な従業員とかスタッフが1.2倍とか2倍とか3倍とかに磨きあげる。
そして、その仕組みと同じモノを並列にいくつも作って並べていく。
1日1000円生み出す仕組みを1000個作って並べれば、週休2日だって年商2億を軽く超える。
そうやって、会社って成り立っているのだと思う。

自分のやってきたことを振り返る。
同じ仕組みのコピーを作って横に並べることであったり、仕組みの性能を強化して出力を上げることしか、できていなかったのではないか?
自問自答。

世の中にはいろんなビジネスの仕組みがある。
自分の持っているノウハウを、他人のノウハウとかモノとかにくっつけて、新しい価値を生み出すとか。
AとBをくっつけることで、それぞれ単体ではできなかったことをできる様にするとか。

これまで僕は、会社の仕事、自分の仕事、分け隔てして考えてきた。
この考え方は従業員の考え方であり、経営者の考え方ではない、ということに気付いた。

ビジネスを組み上げるにあたって、会社組織を使った方が効果的ならそうすればよい。
より大きな結果が期待できるだろう。
組織とは違ったドメインであったなら、とりあえず自分でやってみればよい。
たまたまうまくいって、更に進化したら、組織を巻き込める部分が出てくるかもしれない。

20年前からの僕のテーマ。

「経済的な独立」を目指して。
(自分や家族の生活のために、自分の時間を費やさないで良い状態を「経済的な独立」と僕は呼んでいます。)

まだまだ悪戦苦闘しながら、ラットレースをヨチヨチ進んでおります!



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