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火の車に乗って何処に行く?

  • 2006/12/21 09:18
  • カテゴリー:経済

Thu, 21 Dec 2006 09:18:13 +0900

TVニュースでは来年度の予算についての話をやっていました。
そのニュースでは、安倍総理は国債発行額が大幅に減った!と、大威張りで会見していました。

でもねーー。

いくら国債発行額が減ったといっても、残高が減少に転じた訳ではありません。
増加が鈍った、というだけ話であって、借金地獄へまっしぐらの道のりは続いています。

今いくら借金があるかって?
1100兆円ですよ!あーた。
(1100兆円っていくらぐらいよ?桁が大きすぎてよくわからん。)
http://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html

わかりやすくするには、桁を削って考えればよい。

国の18年度の歳入が80兆円弱。
ゼロを削って、年収800万円の共働き世帯にあてはめてみましょう。
歳出も80兆円弱だから年間800万円の収入のある世帯が800万円で生活しているのと同じ。(なんかいい感じですねー。)
でも、中身を見てみると。。。
http://www.nta.go.jp/week/h18/about/syakaitozei.htm

800万円の収入の内、300万円(30兆円)は実は収入ではなく、新たな借金(国債)です。
つまり、実際には年収500万円なわけです。
(どこの誰が年収を言うとき、借金の金額もそれに加算して言うのかって???国の統計の歳入にはそれが含まれているのだから訳判らん。)

そんでもって、支出のうちの200万円は利払い。
だって、借金総額は1億1千万もあるんだもんっ。

あーた、これって、年収500万円の家庭が、毎年300万円の新たな借金を繰り返し、利息の支払いだけで200万あり、すでに総額では1億以上の借金がある、ということ。

そーゆー状態です、この国は。
どこの誰が新たに貸します?こんな家庭(国)に。
(ご利用は計画的に、って、ポケットバンクだって貸さないよ。)

「秋の個人向け国債発売!」とかと言って、笑っている場合じゃないのはよくわかる。

でも、この国は以前の南米諸国のような財政破綻には、結びつかない。
なぜなら、借金の相手が問題。

南米諸国の借金の相手は外国だった。
しかし、この国は自国の国民からの借金なのだ。
対外的には、むしろ黒字でお金をばら撒いている。
右手が左手から借金している状態なので、究極のところは踏み倒してしまえば破綻はしない。

ま、この国は昔からその手は使ってきた訳で、昔はそれを「徳政令」なんて言っていた時代もある。
今だと、借金帳消しというのは言いづらいけど、国民の矛先を直接受けずにやるならインフレ政策でしょう。
今も既にやっているけど、じゃんじゃんお金を刷りまくる。

今の貨幣流通量が1だとして、10倍の10のお金を市場に出す。
すると理論的には貨幣の価値が1/10になるわけです。
(世の中の富の量は変らないのだから)
めでたく借金残高の実質価値は1/10になるわけですね。
それを10倍なんて小さなことを言わずに1000倍にすれば借金は1/1000になる。
わはは!借金はたった1兆円になるのだ!(これなら返せる)
話が横道にそれました。。。

いずれにしても、破綻はしない。
外国から借りたのであれば、それがたとえ政府からでも民間からでも、きちっと返さなければならないけど、借りている相手が自国民だったら?
株式会社が株主から借金しているようなものです。
(ちなみに、この株式会社はお客様も自国民だし)

国の収入源は税金であり、それを支払っているのは国民であり、自国の企業。
収入源から借金しているのだから国は焦るこたーない。
いずれは国民が何とかしてくれるのだ。

あーあ、つまらん。つーか、悲しい。(涙)

民間企業がこれだけ海外から黒字を上げていても、それがこの国の国民には富として感じられない理由がここにもありますね。

しっかし、つくづく想うのは安倍さんは偉いなぁと。
だって、こんな状態の国のトップになろうなんて思うのだから。
どうするつもりだろ?

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モチベーションアップと顧客満足

  • 2006/12/19 20:55
  • カテゴリー:価値観

Date: Tue, 19 Dec 2006 20:55:51 +0900

近くの美容院の話です。
今どきの美容院は、スタッフの力量に合わせて料金が違っていたりするらしい。

普通の技術者は「カット¥3,500」だそうな。
その上のランクになると「カット¥4,500」で、その上だと「同¥6,000」となる。
最高ランクになると「¥8,000」とのことだから、その開きは倍以上。

それぞれのランクの中でも「指名」ができる。(指名の数によってもランクが上下するらしい。)これがミソ。

指名を得ようと思ったら、各自その場限りではないサービスを目指すことになる。
各技術者は、一度会ったお客様の名前とその髪型、趣味やらはてまた家族構成まで、会話の中で得た情報を自分のノートにびっしり書き込んでいる。

次にそのお客様に指名をもらったら、髪型の好みは一から聞かなくても判っているわけで、お互いに便利。(お客も一から十まで説明しなくて良いから楽チン)

それこそ、カットしている間に読んでいてもらう雑誌の種類もお客様の好みのものを渡してくれる。(ファッション雑誌なのか?料理雑誌なのか?とか。)

¥3,500_のランクの技術者になるにもその道のりは簡単ではなく、最初は店の「掃き掃除」から始まり、その他の補助業務を経て、シャンプーなどを任される。
その後、実績を積んで「¥3,500_技術者」(失礼)になるわけです。

どんな分野の技術の道であっても、自分が今どのランクにいて、あと何ができると次のランクにあがるのかが明確な仕組みというのはモチベーションに良い影響を与える。

いきなりトッピンクラスには成れなくても、あといくつの指名をもらう常連客を増やせば次のランクにあがる、というのがわかるとがんばれる。
あと少し!という、がんばり甲斐があるわけです。(あと5人でランクアップ、と思ったらがんばるでしょ?)

で、これはお客様満足にも直結するわけで。(満足してもらわないと指名は取れないのだから。)

それに引き換え、私がこないだ行った床屋では。。。
カット中によそ見をしており、耳をカットされ大出血。
傷はたいしたことがなかったのですが、耳たぶっていうのは血がなかなか止まらないものですねー。

散々痛い思いをさせられて、料金は通常通りしっかりと取られ、「またどうぞ!」って、2度と行くもんかーーーー!
もう、こりごり。。。(とほほ)

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生き残る為にいじめる

Date: Fri, 15 Dec 2006 00:31:20 +0900

最近、盛んにテレビなどでは「いじめ問題」なるものを取り上げています。
誰かをいじめたこと、あるいは、誰かにいじめられたことって、あります?

私はどちらもあります。(どちらも無いという人は稀ではないかと思うが)小学校3年生の頃に、東京の杉並区から埼玉の大井町(現ふじみの市)に引っ越してきたのですが、転校生なんて格好のいじめのターゲットです。
おまけに私は極端に歯並びが悪かった(出っ歯だった)のでなおさら。
毎日学校に行くのが嫌だったのを覚えています。(いまだにあだ名はビーバーです。)

いつの頃からか、いじめられないようになり、逆に皆と一緒になって他の子をいじめるようなこともありました。
ま、特定の誰か、というよりも、あの子いじめて明日はこっちの子、というような按配ですが。

そもそも論として、文部科学省や教育委員会が言うように、「いじめ」って、無くすことが可能なのでしょうか?

さかな君がこないだテレビで言っていましたが(さかな君って、TVチャンピオンの魚通選手権3連覇の人です)魚の世界でもいじめは存在するとか。
グレ(メジナ)かなんかを水槽に入れておくと、いじめられる奴が出てくる。
いじめられているグレを他の水槽に移してしばらくすると、その水槽でも、いじめが発生するらしい。(2:8の原理の話に似ていますが。)
結局、いじめられっ子の集団の中でも「いじめ」は発生するらしい。

思うに、いじめって、生き物の本能なのかな?と。
本来、強い者が生き残り、弱い者が淘汰されていくというのが生き物の世界のルールであり、だからこそ、強い者が生き残り、種が保存されていく。
種の間でも同じことがあって、弱い種が淘汰されていく。

そう考えると、いじめってなくならないのでは?と、思うのです。
(人間だけ、特別な生き物であれば別ですが。。。)

問題なのは「いじめが存在する」ことではなく、「いじめかた」の問題だと私は思うのです。
昔は学年を超えて遊ぶ子供も多く、その中にはジャイアンのような子もいて、スネオみたいな子もいた。
もちろん、のび太のような子もいて、そんな子はいじめられていた。(でも、現実世界にはドラえもんはいないし、浦見魔太郎のような魔術?も使えないのだった。エコエコアザラク。。。)

ドラえもんはいなくても、誰かがかばうこともあったし、陰湿ないじめ方は皆から嫌がられた。
それが今では、よってたかって陰湿な方法でいじめたりする。

私は中学、高校とぐれていた?のですが、高校を卒業して何年かして母校に遊びに行った時の会話を思い出します。
その時に当時の担任が言っていたのは「お前らの頃は良かったよ。悪そうな奴があからさまに悪いことをしていた。今では普通に見える秀才が影で何をしているかわからない。」と。

「いじめを根絶」なんて、しようとするから、水面下に潜ってしまうのです。
ばれないように、より、陰湿になっていくわけで。(「暴力反対」なんてやるから、子供同士殴り合いの喧嘩なんてなくなった。でも、その代わりに人を殴った経験がないから死ぬまで殴ってしまう大人が増えた。それとはちょっと違う話か。。。)

もっと、明るくいじめましょうよ。
「やーい、お前なんか嫌いだー、あっかんべー」でいいと思うのです。
「そんなこと言っちゃいけない」なんて言うから見えない所でやり始める。
見えない所でやるから、陰湿にもなるし、いじめられている方もたまらない。
だって、人知れずいじめられているのですから逃げ場もない。

「いじめはなくならない」という立場に立って考えないと本質は解決しないと思うのです。

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