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TPP参加が拉致被害者を救う?!

TPPに参加すべき?参加すべきではない?って、ニュースやテレビでは盛んに言われていますけど、どうなのでしょう?
あれこれ考えてみました。

まず、TPPの参加可否とそのタイミングについては、経済面からの見方と政治面からの見方と両方がありますよね。

経済面から考えてみると、そもそも今の世界経済を見た時に、はたして各国は関税で勝負しているのか?という気がします。
すでに日本の関税にしても、世界各国と比べた際、一部の農作物以外は、既に十分国際競争力を持った関税率に引き下げられていますし、全体平均で見たら決して高くない。

その関税の状況の中、日本の輸出が伸びないのは新聞でも連日掲載されている「円高」という為替の問題。(今日もまた史上最高値を更新したとか?!)

中国の為替操作を適正にできるのであればまだしも、何か経済的なメリットがあるのか?というのは疑問です。

相乗効果として、アメリカの思惑は対日輸出を増加させる為にTPPに巻き込もうとしている様にも思えます。
経済圏内の貿易障壁を撤廃し、「人・モノ・金」の流れを自由にして、安いドルを背景に立て直しを図るアメリカの思う壺かな?と。

経済的な見方で考えると、日本のTPP参加は、ほとんどメリットは見出せない。
一部の人は輸出が増えると言っているが、今の参加国だけでは輸出はたいして増えないだろう。
むしろ、米国に食われる日本の姿を連想してしまう。

なぜなら参加国のGDPを足してみると、9割が日本と米国になる。
残りの10%は、オーストラリアが5%で、その他の国が残りの5%を分け合っている。
つまり、今回のTPPは日米の話であって、数値だけで見ると、その他多数の国々は誤差でしかない。(失礼)

つまり、このわずか10%の経済規模に売り込みをかけてもたいして日本全体の輸出額はほとんど増えない。
経済規模にしても、人口規模にしても、小さすぎて影響にはならないのだ。

更に言うと、TPPに手を挙げている国で、工業製品輸出国は米国と日本だけで、その他の国はほとんどが外需依存の国。

自国の工業を伸ばそうとしている国はベトナムやマレーシア位で、ブルネイやシンガポールはもともと関税も高くないのでTPPに参加したところで日本からの輸出は増えないのだ。

さて、アメリカの事情を見てみよう。
オバマ大統領は貿易赤字削減を掲げている。
これと当然話は繋がっている訳なのに、関税撤廃ってどういうこと?とも思うんですけど、先ほど書いたとおり、もともと関税なんかで勝負していないのですよね~。

貿易と言うのは、需要と供給の不一致をなくすだけで、その行為自体が富を生み出すわけではないから、ゼロサムゲームな訳で、赤字を解消するにはどっかの国から黒字を移転せねばならない。
(農業とか工業とかの産業は、新しい富を生み出すのでゼロサムゲームではないけど、為替とか貿易はどこかの財がどこかに移動するだけでトータルの富は増えない。だから、農業や工業と違って、貿易では誰かが黒字を増やすと誰かが赤字になる仕組みだ。)

そのターゲットはどこか?

少なくとも今回のTPPの話の登場人物の中では日本しか考えられない。
TPPの対象として手を挙げている国の中で、日本だけ異質なんですよね。
他の参加国は、ほとんどの国で一次産品に競争力を持っている。(米国も含む)
また、さっきも書いたけど、外需依存度が日本より高い国が多い。

だから早めにテーブルに着かないと自国に有利な展開ができないというのもあたらない。
早めにテーブルに着こうと後から着こうと、味方がいないのだから。
皆がそれぞれ思惑は微妙に違うにせよ、日本にモノを売ろうと思っている国はあれど、日本と同じ思惑の国がない。
共同戦線がはれないのね。(台湾あたりを巻き込むといろんな意味で面白くなるが)

で、米国のシナリオは?
TPPはFTAなどの2国間調整とは違って、例外なしを前提としている。
域内の関税障壁を取り払い、金だけでなく人やサービスをも含む包括的な経済共有圏を目指そうとしているのだ。
そのTPPの枠組みを自国有利な状況の下で作って、その後はさらにドル安に誘導するのか?!

そしたら、安くて十分美味しいカリフォルニア米とか牛肉とかが日本に押し寄せるわけです。
更にドル安が続くわけですから、日本の輸出産業は壊滅的となり、ほとんどの会社は現地生産をせざるを得なくなる。

人やサービスも動かしやすくなるわけだから、日本の輸出産業は今よりも更に現地生産しやすくなり、国内は空洞化していく。(日本は法人税も高いしね)
100円で牛丼が食べられるかもしれないけど、高齢者の多い失業率の高い社会が出現することになる可能性が高い。

反面TPPで、日本と言う格好の売り先を見つけたアメリカの赤字は緩和されていく、、、というのがシナリオかもしれませんね。
少なくともアメリカのデフレの一部を、日本は輸入することになるでしょう。(円安にするだけで解消できる問題が多数混在しているが)

なんだ、TPPに参加しても良いことなんてないじゃん?って?
今のがTPPに反対する人達の意見というか、経済的な面から考えたTPPの話。

さて、今度は、政治的な見方をしてみましょう。
すると全然違った見え方になっていきます。

これって、言っていることは、ブロック経済の再来ですよね?
ユーロがあって、TPPがあって、ロシアのプーチンはユーラシア連合をまとめたいと言っている。(報道機関によって連合だったり連盟だったりと訳が違うが。。。)
なんだか、第二次世界大戦前夜のような話です。

ただ、当時と違うのは、共通の敵がいるんですね。
(もう一つ違うのは軍事同盟ではないこと。これは重大な違いだ)

共通の敵、それは、中国。

アメリカの思惑としては対中封じ込め策としてのTPPなんですよ。
プーチンもそれがわかっているから「ユーラシア連合とTPPで仲良くしようよ!」と言っている。

世界のデフレの元凶が中国であることはご存じのとおり。
巨大な労働市場を武器に、為替を安いまま固定することで世界にモノをばらまいている。
人民元の切り上げをしない中国に対して手をこまねいているのではなく、経済ブロック化で対抗するという考え方。

これらの一連の動きに最も反応したのはどこの国か?

元外務省の主任分析官、佐藤優氏が言うには、野田総理がTPP参加を表明したことで即座に反応したのは北朝鮮だという。
佐藤氏は日本有数のロシア専門家であり、かつてはモスクワ政界の奥深くに食い込んだ数少ない日本人だ。

ロシア国営のタス通信を通じて19日、北朝鮮の金正日は声明を出す。
日本の新聞やニュースではあまり報道されていないので知らなかったのだが「前提条件なしで6ヵ国協議に応じる」というものと「日本との関係改善の準備がある」とのメッセージが送られてきたのだ。

日本との関係改善のメッセージには前提条件が付けられているわけだが、その前提条件はタス通信では「日本が過去を清算することに着手すれば」と報じたのに対して、朝鮮語の報道では「日本が過去を清算したならば」になっているのだ。

これって、全然意味が違う。
この言葉のニュアンスを微妙に変えたところが日本へのメッセージになっているわけだ。
「したならば」であれば、極端な話、終わるまで何もしなくて良い。
「着手すれば」というのは、即実行できる話であり前提条件が全く違う。
つまり、北朝鮮は大きく譲歩してきているのだ。
この外交チャンスを逃す手はない!もう一歩踏み込め!野田政権!

ところで、なぜ北朝鮮が反応するのかというと、中国に引っ付いているからだろう。
少なくともロシアも北朝鮮も、今回のTPPは中国封じ込め策だと認識している。
だからこそ、中国とつるんでいる北朝鮮がビビるわけだ。

そしてロシアから日本とアメリカに向かって声明を発表した。

これまで北朝鮮は、中国とロシアとの間を行ったり来たりしながらパワーバランスを保ってきた。
周りの空気を読むのは敏な国だ。でなけりゃ、とっくに滅んでいる。

と、まぁ、世界政治はここ数日間で大きな動きを見せている。
そのトリガーを引いたのは野田総理のTPP参加発言からだというのだが、野田総理はそこまで計算して動いているのだろうか?

今、拉致問題をはじめとした、数々の問題解決のきっかけ作りにも使えるカードが野田政権の手元にある。上手く使って欲しいと思う。

ただし、TPPの席に着くには日本の農業改革を行うことが必須だ。
農地法制改革を行い、近代的な農業経営ができる環境を作り、国際競争力を増した上でのTPPが必要だろう。(繰り返しになるのでこれ以上言わない)

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カダフィが殺されて変わるもの変わらないもの

シリアのカダフィ大佐が殺害された。
容疑は何?なんて、野暮なことは聞かない。
挙げようと思えばきりが無いだろうし。

また一つ、世界の警察官の勝手気ままで一つの政権が消えた。
属人的な独裁国家であっても国は国だ。

ところで、彼らシリア人の未来は本当にバラ色なのだろうか?
そんなこたーない。
周辺の国々の状態を見ても一目瞭然だ。
古くはコンゴ然り、ソマリア然り、最近ではチュニジアにしてもエジプトにしても、欧米的な民主主義政治になってない。
暴君が消えた後、次の君主が現れなければ、部族間闘争、言い換えれば内戦に繋がるだけだ。
昔も今もその有り様は変わらない。

モブツがいなくなったコンゴは幸せになったのか?
独裁者バーレをソマリアから追放したアイディードは、その後、国連平和維持軍に宣戦布告することになる。
サダムフセイン無き後のイラク国民は、抑圧は無いかもしれないが、貧困と混沌とした国家に翻弄されている。

昔と違うのはTwitterやFacebookなどの市民同士の横の連携があること。
しかし、それだけでは近代国家建設には結びつかない。

近代的な民主主義が成立するには「公共の福祉のために自分の権利が抑制されることを理解する」ことが必要だ。
自分の一族郎党が満ち足りた後、他の部族にまわすという考え方とは、根本的に違うのだ。

目の前に山と唸る食糧や財宝があったとしても、自分の取り分以外は取ってはいけないという簡単なルールが守れないと民主主義社会は成立しない。
おらが村の利益代表を国会議員に担ぎ上げるのが近代民主主義政治ではないのだ。
その意味ではアラブアフリカ諸国だけでなく、この日本という国も民主主義政治を標榜したお芝居に過ぎない。

なぜ、お芝居なのか?

民主主義という考え方は中世の封建時代の抑圧政治との対峙によって生まれた。
彼らは圧制の元凶である国王を城から引きずり出し、綺麗なドレスをまとった王女の首を刎ねた。
自ら命を懸けて獲得した自由。

翻って日本を見てみる。
この国にも封建時代はあったし、自ら帝政を打倒し民主主義国家を設立している。
でも、それって、少し特殊だ。
日本の場合は、他国と違い、一部の侍によるクーデターに過ぎない。
国民による帝政打倒の革命というよりも、一部の知識層による政権奪取だ。

元々恵まれていたのかもしれない。
自国の農民に対して「百姓と胡麻は搾れば搾るほど出る」と言った君主がいたらしいが、世界に悪名を残す程の暴君は生まれなかった。
一揆や打ちこわしがあった事はあったが、それが長い内戦に繋がる程ではなかった。
殺し合いをして勝ち取る程は、追い詰められていなかった。
黒船を見て、このままでは欧米列強にやられてしまう!という危機感から近代国家を築くことになったのがこの国だ。

幸か不幸かそんな歴史を持つこの国。
有史以来、初めて征服されたのが、ついこないだの昭和時代。

広島、長崎、沖縄では非戦闘員が数万人規模で焼き殺された。
その内の数%の人は、爆発の瞬間に痛みすらなく蒸発したが、またある者は、数十年間被爆した体に苦しめられた挙句に亡くなった。
東京大空襲でも10万人以上が死傷した。

焦土と化したこの国に近代民主主義を植えつけるという大義名分に巨大な実験計画が実施される。
「親米であること」をルールとして国家復興実験がGHQによって行われた。

国家を作り上げるのは、まずは教育。
これをGHQは一手に担い、戦後の日本を作っていく。
国家の柱である憲法も作り直させる。

その成果は素晴らしい♪

元々素直な国民性があるのかもしれないが、親兄弟を焼き殺された国民は、そのほんの半世紀後には「アメリカ大好きー♪」「コーラもマックも大好き~!」「ポテトなんて腰振りながらムーンウォークしながら食べちゃうよ~♪」と踊っている。

わずか数十年前にアメリカという国と殺しあったことを知らない若者までいるというのは驚愕だ。
彼から2世代遡ったら、生々しい戦争の記憶が蘇るに違いないのだが。

獰猛さは影を潜め、従順な真面目な国が出来上がる。
(設定のやや違うもう一つの実験国家「韓国」とはまた違った国が出来上がった。)

かつての日本人を知る近隣諸国は少しでも軍備増強等を図ると、日本人の野望を恐れる。
しかし、かつての日本人は、既にこの国にはいない。
当の日本人が、何故、近隣諸国はそれ程までにナーバスになるのか判らない、という程までに変わってしまった。

やがて、経済力では戦勝国をも凌ぐようになった。

精神構造はGHQから教わったそのままに、だ。
人に例えると巨大な幼児のようなものだろう。
(精神構造=「戦争は悪」「人類はみな兄弟」「赤は敵」???)

自国の領土をミサイルが横切っても驚くだけ。
領土が盗られそうになって「国連に訴えてやる」とか叫んでも、国際社会はどっちらけ。

国連なんて、いまや常任理事国に私物化されていて、誰も世界世論を反映しているなんて考えていない。
国連軍の空爆とNATO軍の空爆など、今やいくばくの違いも無い。

その割には「海兵隊はグアムに移設して欲しい」って本当なの?
本気でそう思っているの?
「あんたたち、米国に守ってもらうんでしょ?違うの?」って、声が聞こえる。
陸海軍と海兵隊の違いもわかって言っているのだろうか?

ここ最近はすでに、国としての体を成していない。

TPPは是か非か?なんて、答えられる人はいない。
TPP自体が良いものでも悪いものでもないから。

TPPに参加するなら、きちんと日本の農業政策についての展望をまとめて、それに則って参加しないと膨大な損失を被ることになることは確かだ。
膨大な損失を超えて、国家存亡にかかわる可能性も十分にある。

参加するなら、農協を解体して、農業用地政策を整備して、近代組織農業をこの国に根付かせて、それからTPPに参加しないと、この国は大変なことになるだろう。
(根本的な解決策を置いたまま「早めに参加しないと主導権が・・・」とか「一度、席に着いたら抜けられない・・・」などと阿呆なことを言わないで欲しい。)

国土の狭いこの国は、1世帯あたりの耕作面積は狭い。
その中で商品価値を高めてきたものの、既存利益を守るばかりで国際競争力をなくしてきた。
どうするか?

農業に先端の人達が集まるようにしないと国際競争力は得られない。
最先端のバイオ技術を研究する研究者達がこぞって参加する「株式会社 農家」を作らないと駄目。
週休二日でもなく、夏休みもない業種には、人なんて集まらない。

なぜ、それができないのか?

農地の売買がほとんど活性化されていないから。
耕作面積の少ない日本で、後生大事に先祖伝来の土地を抱え込んでいるから、日本の農家は駄目になる。
有効活用する知恵のある人に活用してもらわないと、社会にとっての害になる。

あなたの先祖が開拓した土地なのかもしれないが、あなたが有効活用する術を持たないなら、その土地は手放さなければならない。
それが国全体の利益だから。(もちろん土地を手放すことで、適正な対価を得られるべきだが。)

農地を一般企業に活用させて、農業人口を適正化する。
一大バイオ産業を育てて、農業を工業化するというのも良いかもしれない。
キノコのホクトの工場みたいな建物からレタスが大量に出荷されたら楽しくないだろうか?
そうなれば、新卒の就職ランキングで農業関連の会社が1社もベスト10に出てこないなんていうおかしな状況を改善できるだろう。
(最近は、JR九州が農業に力を入れている。)

それができると日本の農業にも国際競争力が生まれてくるので、その後、考えましょうね。TPPは。

尖閣諸島の問題は、尖閣諸島内に国境警備隊を常駐させることが必要。
無人島にしておくのが、事態をややこしくする原因。
住んでいれば、誰も勝手に盗る事はできないし、何かが起きてもすぐに気付く。
日米同盟のあるアメリカだって、無人島が占拠されても知らん振りだろうけど、国民の血が流れれば捨てて置く訳には行かなくなる。
すぐにできそうに思うのは素人考えだろうか?
埼玉県の個人の所有なんかにしていないで、コーストガードの基地を作るべし。って。
(国が借り上げているなら、なおさら簡単にできないのかな?)

これまで日本は膨大な資金を、産油国であるシリアにつぎ込んできた。
シリアの次の政権へのパイプ獲得競争は、遠の昔に始まっている。
日本はレースに参加しているのだろうか?

ここ数年、ギシギシと音が聞こえる。
この国が壊れていく音でなければよいのだが。

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スティーブジョブズって、何をした人なの?

アップルコンピュータのスティーブジョブズが亡くなった。
これだけ、各界から惜しまれる経営者も少ないだろう。

彼の功績って、何なんだろう?と考えてみた。

パソコン創世期に「アップル2」というパソコンを作った。
当時、パソコンという言葉はまだなく、マイコンと呼ばれていた時代だ。

アップル社の株式公開により、ジョブズは20代で2億ドルもの財産を手にする。
アップル社はその後も「Macintosh」という商標名でパソコンを作り続けていた。

一時期、お家騒動のような格好でアップル社を離れていたが、その時にジョブズはピクサーアニメーションスタジオを設立する。
業績が低迷していたアップル社に(97年)CEOとして復帰する。

その後はiPod・iPhone・iPadといった一連の製品群を軸に、アップル社の業務範囲を従来のパソコンからデジタル家電とメディア配信事業へと拡大させた立役者である。

後半、アップル社からの給与は年1ドルしか受取っておらず、その後ピクサーを買収したディズニーからの報酬も辞退していたそうな。

何が凄いの?って。
文字にすると伝わりづらいですね。

彼と彼の会社が生み出したテクノロジーで、最も特徴的で、かつ、革新的だったのが「ユーザーインターフェイス」だと僕は思う。
アーキテクチャがどうの、とか、テクノロジー的な部分をあれこれ言う人がいるけど、圧倒的な成果を挙げたのは「ユーザインターフェイス」の部分だろう。

要は「入出力」の部分ですね。

実際問題、ユーザーにとっては中のアーキテクチャだのテクノロジーなんてどうでもよい。
そんなもんにこだわるのは一部のオタクだけ。
エンドユーザが興味を持つのは、「どう出力されるのか?」と、「どうやって入力するのか?」だけだ。

内部の処理スピードがどうのとか、解像度がどうのとかというのは、その次の段階での話なのだ。
まず、使うためには入力して、出力される、という一連の流れが必要。

今でこそ、GUIは当たり前のものになったが、元々、マウスで画面上の一部分をクリックするという入力方式を考えたのはマイクロソフトではなくアップル社だ。
今のウィンドウズの原型はアップル社のテクノロジーを真似ている。

それまでは真っ黒の画面に向かってキーボードをカチャカチャ、コマンドを打ち込んで操作していた。
キーボードが打てるのはもちろん、コマンドという特殊な言語(みたいなもの)を知っている人のみが操作できた。
それが、画面のファイルをダブルクリックすることで実行できるようになった。

その後のi-Padやi-Phoneもユーザーインターフェースが圧倒的に革新的だった。
マウスのダブルクリックなんてできない、おばあちゃんでもi-Padで本を読んでページをめくることはできる。

ユーザインターフェイスって一言で言うと、単に入出力の方法みたいなレベルでとらわれることが多いけど、これは物凄く重要な部分。
これを変えるだけで、何千億円という市場が、突然発生したりするわけだから。
無から何千億という市場を作り出す、この魔法の杖が「ユーザインターフェイス」だ。

今なお進化途中であるパソコンの入出力、これを革新的にわかりやすく、簡単にすることで、一部のオタクのものだったマイコンを、一般家庭にも普及させた立役者がステーブジョブズなのですよ。

そんな人が亡くなった。
享年56歳。若すぎる死ですね。

話は変わるが、僕にとっては、ほんの一回りしか違わない人が亡くなったという事実で、色々考えてしまう。
これからは、自分の歳に近い人が亡くなるケースもますます増えていくのだろう。

誰だって、自分物語の主人公を演じている。
これまでの軌跡と今後の希望。

強い希望を抱くことで逆境に耐え、前のめりに生きてきたつもりだ。
でも、もう折り返し地点はとおに過ぎ、後半戦に差し掛かっている自分を再認識した出来事でした。

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日経新聞Web版に取り上げられましたー♪

最近、ダイビングネタばかりですが。。。

先週末に行ってきた、山中湖、河口湖の湖底清掃が日経新聞Web版に取り上げられました。
http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=8150885002
途中の古タイヤとラジカセを引き上げたのが僕です(笑)(黒赤のウェットに白のヘルメットでーす。)

財団法人日本釣振興会がスポンサーとなり、レジャー・スポーツダイビング産業協会が主催して行っている活動です。

年間30回程行われているこの活動は、湖だけでなく海や川でも行われており、その中でも今回の河口湖の湖底清掃は規模が最も大きいものでした。

芸能人ではウルトラマンコスモスの杉浦太陽さん(たとえが古い)と「釣りロマンを求めて」とかに出演しているらしい元グラビアアイドルの二人が来ていました。

特にオーラとかを感じることはなかったのですが、さすが、と思ったのはテンションの上げ方。
それまで、ボソボソとスタッフらと話をしていたのが、紹介されてマイクを持った途端に「おはよーございまーすッ!杉浦たいよーでーす!」って、いきなり凄いテンション。
「今日は一日、頑張りましょー!!」って盛り上げていました。

総勢160名はほとんどが大学生。
10校位の大学のダイビング部などが参加してくれている。
普段の湖底清掃作業ダイビングは我々だけだが、今回はイベントなのでにぎやかだ。

ファイル 127-1.jpg

一応、各大学対抗で一人当たり何kgを引き上げるか?みたいな競争だったりするのですが、結果は。。。

160名全体で560kgのごみを引き上げ、ソフトルアーは6000個。

僕らの作業ダイバーチームは平均年齢40歳以上(45歳の僕は若手)というこのチーム、12名で460kgのごみを引き上げた!
ははは。断トツだ!

ファイル 127-2.jpg

そりゃそーです。
映像ではわからないけど、実際の湖底は透明度20cm程度。

場所によっては自分のダイブコンピュータや腕時計が読めない位に濁っている。
(そんなに濁った場所では撮影にならないので透明度の高いところで撮影されている。)

大学生のダイビング部やダイビングサークルでは今年の新入部員はライセンス取立てだろうし、そんな彼彼女をサポートしつつ、先輩は潜る訳で。。。当然、淡水ダイビングなんて初めて!という子も多い。
そんな組み合わせで満足に視界ゼロの中で作業ができるわけもなく、148名で100kgを引き上げるのが精一杯。

でも、それでよいのです。
安全第一!無事故が絶対条件ですから。

ファイル 127-3.jpg

我々作業ダイバーは、いまさら視界ゼロにおののくこともなく、各自オウンリスクで安全に作業を進めるのみ。

それにね。
この湖底清掃作業って、病み付きになるんですよ。

こないだアイルランド沖に180億円の銀塊を積んだまま沈んだ船が発見されましたが、お宝発見みたいな感じなのね。
お宝と言ってもゴミなのですが、いかに大物を見つけるか?みたいな。

今回の大物はドラム缶とガードレールでした。
スワンが沈んでいる、という話があったので探したのですが、広い河口湖、視界ゼロでは偶然がないと見つかりません。

山中湖などでも同様ですが、湖底は泥です。
一度フィンキックで泥を巻き上げてしまうと、容易には回復しません。
海なら流れがあるので、しばらくじっとしていれば澄んできますが、湖は数時間以上回復しない。

ま、今回の河口湖は巻き上げる以前に濁っていましたが。

泥の中に手を入れても、抵抗がほとんどない。
だから、どこから水で、どこから泥なのか、明確な境目が無い場所も多い。
そんなところを、境界線に手を伸ばしつつ、上の方に上げたフィンであおり足でゆっくりと進む。
手にあたったソフトルアーをゴミとして回収する。
その繰り返し。

時折、大きなゴミにあたる訳です。

ただ、視界が全然見えないと、コンパスを頼りに進まないと、いつの間にか同じ場所をグルグル回っていたりする。
普通はコンパスで目標物を定めて、そこまで進んでまたコンパスを見るわけですが、目標物なんて見えないのだから、ずーっとコンパスを見ながら進まないとすぐに方向がずれてしまうのですね。

前日の山中湖では「ウナギの仕掛け」が台風で流されたという話を聞いていたので「よっしゃ!探すぞ!」と意気込んで、15名程で3セット発見して引き上げました。
漁師さんよろこんでましたー♪

人は本来、誰かの役に立つことを快感と感じるのでしょう。

それに加えて、狩猟本能も満足させてくれる、湖底海底清掃ダイビング!おもしろいぞ!

参加希望は下記へ!
http://www.blue-eco.jp/index.html

こちらが今回の清掃活動の主要スポンサーです。(日本釣振興会のさらに先のスポンサー)
ファイル 127-4.jpg
ソフトルアーの販売代金の一部で運営されているそうな。

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