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スティーブジョブズって、何をした人なの?

アップルコンピュータのスティーブジョブズが亡くなった。
これだけ、各界から惜しまれる経営者も少ないだろう。

彼の功績って、何なんだろう?と考えてみた。

パソコン創世期に「アップル2」というパソコンを作った。
当時、パソコンという言葉はまだなく、マイコンと呼ばれていた時代だ。

アップル社の株式公開により、ジョブズは20代で2億ドルもの財産を手にする。
アップル社はその後も「Macintosh」という商標名でパソコンを作り続けていた。

一時期、お家騒動のような格好でアップル社を離れていたが、その時にジョブズはピクサーアニメーションスタジオを設立する。
業績が低迷していたアップル社に(97年)CEOとして復帰する。

その後はiPod・iPhone・iPadといった一連の製品群を軸に、アップル社の業務範囲を従来のパソコンからデジタル家電とメディア配信事業へと拡大させた立役者である。

後半、アップル社からの給与は年1ドルしか受取っておらず、その後ピクサーを買収したディズニーからの報酬も辞退していたそうな。

何が凄いの?って。
文字にすると伝わりづらいですね。

彼と彼の会社が生み出したテクノロジーで、最も特徴的で、かつ、革新的だったのが「ユーザーインターフェイス」だと僕は思う。
アーキテクチャがどうの、とか、テクノロジー的な部分をあれこれ言う人がいるけど、圧倒的な成果を挙げたのは「ユーザインターフェイス」の部分だろう。

要は「入出力」の部分ですね。

実際問題、ユーザーにとっては中のアーキテクチャだのテクノロジーなんてどうでもよい。
そんなもんにこだわるのは一部のオタクだけ。
エンドユーザが興味を持つのは、「どう出力されるのか?」と、「どうやって入力するのか?」だけだ。

内部の処理スピードがどうのとか、解像度がどうのとかというのは、その次の段階での話なのだ。
まず、使うためには入力して、出力される、という一連の流れが必要。

今でこそ、GUIは当たり前のものになったが、元々、マウスで画面上の一部分をクリックするという入力方式を考えたのはマイクロソフトではなくアップル社だ。
今のウィンドウズの原型はアップル社のテクノロジーを真似ている。

それまでは真っ黒の画面に向かってキーボードをカチャカチャ、コマンドを打ち込んで操作していた。
キーボードが打てるのはもちろん、コマンドという特殊な言語(みたいなもの)を知っている人のみが操作できた。
それが、画面のファイルをダブルクリックすることで実行できるようになった。

その後のi-Padやi-Phoneもユーザーインターフェースが圧倒的に革新的だった。
マウスのダブルクリックなんてできない、おばあちゃんでもi-Padで本を読んでページをめくることはできる。

ユーザインターフェイスって一言で言うと、単に入出力の方法みたいなレベルでとらわれることが多いけど、これは物凄く重要な部分。
これを変えるだけで、何千億円という市場が、突然発生したりするわけだから。
無から何千億という市場を作り出す、この魔法の杖が「ユーザインターフェイス」だ。

今なお進化途中であるパソコンの入出力、これを革新的にわかりやすく、簡単にすることで、一部のオタクのものだったマイコンを、一般家庭にも普及させた立役者がステーブジョブズなのですよ。

そんな人が亡くなった。
享年56歳。若すぎる死ですね。

話は変わるが、僕にとっては、ほんの一回りしか違わない人が亡くなったという事実で、色々考えてしまう。
これからは、自分の歳に近い人が亡くなるケースもますます増えていくのだろう。

誰だって、自分物語の主人公を演じている。
これまでの軌跡と今後の希望。

強い希望を抱くことで逆境に耐え、前のめりに生きてきたつもりだ。
でも、もう折り返し地点はとおに過ぎ、後半戦に差し掛かっている自分を再認識した出来事でした。

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エコなことしてますか?

我が家にREGZAがやってきました。
と、いっても液晶大画面TVがやってきた訳ではありません。
"見た目"的には、相変わらずのブラウン管テレビが鎮座しております。

居間のTVは地デジ対応のものに変更済みでしたが(前のTVが壊れた時に買っていただいた)食卓のTVはアナログのブラウン管TVを使っています。
下にテロップが出てうっとおしいのね。
「来年7月であなたのTVは映らなくなるよ!」って言う内容の表示が、たまーに、流れるのです。

エコポイントも今月一杯で半減してしまうというので、どうしようかと検討した結果、もっとも環境にやさしく、懐にもやさしい対応をする事になったのでご報告。(そんな報告いらねーってか?)

ところで、テレビって、いくつかの部品に分けられるのね。
まずは液晶とかプラズマの画面部分。これが見た目の大部分を占める。
デジタルチューナー部分。これは裏方だけど頭脳というか心臓部ですね。
ハードディスク。これによって録画容量が決まってしまう。最近の機種は外付けハードディスク対応のものがあるので、そういうものを選べば増設可能ですよねー。

さて、上記を踏まえて、今回購入したのはデジタルチューナーの単品。

これこそ、究極のエコだと思うのだが、エコポイント対象外です。
これまで使用していたアナログブラウン管TVとアンテナの間にデジタルチューナーを設置することで、地デジの画像をブラウン管に表示する事ができるようになる。

まだ使えるテレビを捨てるのは、もったいないでしょ?
リサイクルするから無駄にはならないって?

あなた、騙されていますよ。。。

リサイクルって、表面を綺麗に磨いて中古で売り出すわけではないのは、ご存じの通りかと思います。
バラバラに分解して、動力かけて粉砕したり、薬剤や高熱で溶かしたりして、各素材を再度抽出して再利用する訳で、せっかくまだ使える機器も、鉱石とかと同じ扱いで、膨大なエネルギーをそそいでいかないと、
再生はできない。(レアアース素材は簡単には取り出せないのですよ。)

リサイクルの実際
http://www.aeha.or.jp/assessment/aeha/aeha_recycle.html

ここ数カ月で膨大な量の"まだ使える"冷蔵庫やテレビなどのエコポイント関連商品が捨てられた事でしょう。修理不要の完動品の機器たちが。

使える商品を捨てるのは、新しい製品を作るエネルギーと、古い製品をリサイクルするエネルギーの両面で、エネルギーの浪費×2倍です。
こんなアホなエコポイントを国が進めていて、景気対策にはなるけれども省エネルギーとか、二酸化炭素の排出削減には、全然つながらない。
地球温暖化に貢献して、東京湾をサンゴ礁の海にしよう!って、違うだろ?

んな訳で、我が家では、今考えられる最もエコな方法を取ってみました。

デジタルチューナーは数千円のものも売っていますが、録画ができないと困るーーーという一部の意見を尊重し、東芝REGZAのチューナーを採用。
予約録画する必要がなければ、デジタルチューナー自体は5千円位から各種販売されています。

さて、東芝REGZAのデジタルチューナー。
YAMADA電機で24,800円取寄せだったのですが、ドンキホーテでは17,800円ぽっきり!で、点数限定もなし!(広告の品ね)
なぜか、店頭には置いておらず、店員に奥から出してもらって購入した。

この価格は、価格コムの最安値よりも安いのだー。ドンキ恐るべし。。。
欲しい人がいたら買って送ってあげようか?送料かけても得かもね。
(店頭に出さないとは、広告に載せる金額を間違えたのかな?)

外付けハードディスクはパソコン用の安く売っている奴を繋げればOK!
今どきは2TByteの巨大容量でも1万円余り。
これで連ドラ予約をしまくっても簡単には足りなくならないだろう。

いずれ、今使っているブラウン管のテレビが壊れたら時はアナログチューナー内蔵の大画面液晶テレビを二束三文で買ってきて繋げれば、大画面のデジタルテレビに早変わり。
(地デジ未対応の大画面TVは、まだ使えてもゴミ扱い。かわいそうな ので、これを出力用の画面として使うのだ。)

デジタルテレビって、壊れやすい部分はハードディスクと液晶部分。
心臓部のチューナー部分なんつーのは、めったに壊れない訳で、各部品がバラバラに別れていると、修理も楽なのだー。

致命的にどっかがぶっ壊れても、その部分に相当する商品を買ってきてつなげばよいので、対応可能な範囲は大きい。
高額のメーカー修理代も不要ってことで、この方法はいち押しですよ!
超エコだー♪(自画自賛♪♪)

まだ地デジ未対応の方は、是非、ご検討を!
安易に国の方針に乗っからずに、本当のエコって、どんなことなのかを、考えよう!(エコポイントが貰えるって言っても、エコポイントの金額以上に今必要ないものに対して出費していたら、得にはならないと思う。)

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ワールドカップ必勝の秘策

サッカーのワールドカップでは、日本は崖っぷちですね。
背水の陣と言えば聞こえは良いが、既に自力だけでは決勝進出は不可能。
クロアチアvsオーストラリア戦は祈るしかありませんが、ブラジルvs日本戦は、絶対に負けない秘策があります。
(昨夜、風呂の中で思いついた必勝法です。)

秘策ですよ、秘策。
これを実行すれば、絶対に負けない!(きっぱり)

それはゴールキーパーの川口氏を交代することです!

それをすれば、ブラジル戦では絶対に負けない。
負けないどころか、大量得点で勝利を収める事も夢じゃない。

名キーパーの川口がいたからここまで来れたって?
そんなことはわかっています。
ここまで戦ってきた相手とブラジルは相手が違う。

じゃ、川口を誰に代えるかって?
それがミソですねー。

誰にって、ジーコですよ、ジーコ監督。
ジーコが年老いた体に鞭打ち、灼熱のワールドカップでゴールを守る。
そんなところに、消化試合のブラジルの選手がシュートを放てる訳がない。
シュートはことごとく、ゴールバーにあたり、得点にはならない。

そんな中、日本選手は全員がフォワードで攻めまくる。
3-0どころか、10-0も夢じゃない!
(ジーコが日本国籍を持っていないなんてつまらない事は言わないでね。)

ま、飲み屋ネタですかね。。。

東証とライブドア

ライブドアの粉飾決算を発端に東京証券取引所はえらい事になっていますね。
最も恥ずべきは東証のシステムのしょぼさ、です。
400万件を超える取引が発生した場合、システムのキャパシティーを超える為、取引を停止するとのこと。
インドの証券取引所では1000万件程度の取引ができるキャパがあるとのことで、それと比較しても能力は半分以下。

世界中の人から見たら東証なんていうのはいくつもある取引所の内の一つです。
大暴落などの緊急事態があった際に、自分の財産の保護を考えたら、システム的な問題で売買停止されるような市場に自分の財産を預けようとは思わないでしょう。
小泉首相にしても以前「2008年までに海外からの直接投資残高を現在の2倍の13兆円程度にふやす」等と言っていましたが、まったく逆の方向に進んでいますね。

東証にはどこまでその自覚があるのか?
恥ずかしいと思ったのは昨日、各証券会社へ出した「できるだけ取引をまとめて欲しい」との依頼。
これって、身近な例でいえば大規模スーパーで「レジの数が足りないので買い物は近所の人とまとめてしてね」というのと同じ事。
(あーはずかし。)

措置自体は仕方がないけど、記者会見などを見る限りでは、東証の社長?
(あのおでこに複雑なしわがあるおじいちゃん)は事の重大さを理解しているようには思えない。そこがもの凄く、不安感を煽ってしまう。

それはそうと、ライブドア。
粉飾決算疑惑が報じられて大暴落。
当のライブドアはともかく、IT関連の企業が軒並み売られた。

ライブドアって、IT関連とされていますが、実態はどうなのでしょう。
去年の12月のデータでは時価総額7512億円でした。
収益は100億近いとの公表。(粉飾かもしれませんが。)
言いたいはこの中身。

100億近い収益の内、その8割以上が買収した消費者金融と弥生会計で上げたものです。
インターネットのポータルサイトとしての収益は、収益全体のたったの3%程度でしかない。
これって、ジャンルで言ったら「貸金業」じゃないの?
(武富士とかアコムとかが会計ソフトを売っているのと同じじゃん。)

そういう意味では、IT関連として値を下げた他の企業にしてみると、とばっちりでしかないかも知れないですね。

昔はアダルトのポータルとして活躍していたライブドア。
もし、粉飾決算がそのとおりなら、万事休すかな。
(高い株価を維持する事で成り立っている企業なので、上場廃止されたら生き残るのは非常に困難。)

宮崎さんちのつとむ君

宮崎勤被告の死刑がようやく最高裁で確定したそうですね。
18年前の事件ですが、覚えている方も多いと思います。
当時は今ほど変態やキチガイが多くなかったので非常に衝撃的な事件だったと思います。

小学生の女の子を狙った猥褻目的の連続誘拐殺人事件。
4人の幼い命を奪った宮崎は殺害した後、遺体をばらばらに切り刻み、あちこちに捨てた。
(一部遺体は遺族に送りつけたものもある)
取調べの中では「殺害した子供の両手を食べた」とも供述した。

そんな宮崎の死刑判決がようやく確定したのでした。

遺族にとっては気の遠くなるほどの長い年月であったことは容易に想像でき、この国の司法のあり方についても、考えさせられる事件だと思います。
司法のあり方というものは、国の社会秩序に大きく影響を与える問題です。(特に刑事事件は治安維持に大きく影響します。)

今回、長い長い裁判の中で最も審議されたのは「責任能力の有無」についてでした。
何故?や、どうやって?等よりも、正常か異常かの判断の繰り返しを16年もの間、繰り返してきた。(んな、あほな。)

刑事事件の裁判において、最も重要なのは、何をしたのか?が重要であり、行った事に対して今どう考えているのか?が重要な事だと、私は思います。

この国の法律ではキチガイの犯罪行為を罰することができない。
精神異常者の犯罪行為を罰することができないのなら、国民全員を定期的に精神異常者ではないかのチェックを義務付けるべき?!で、ないと私は怖くてこの国に住んでいれられない。
たまたま宮崎勤や松本智津夫が隣に住んでいるかもしれませんから。

最終的に死刑判決が確定したが、たしか現在の法務大臣は就任の時に「私の任期中は死刑の執行のハンコは押しません」と言っていたような気がする。。。(私の記憶が確かならば。。。。。)

ま、死刑囚はいつ執行されるか?という恐怖と毎日戦っている訳でその恐怖が長引けば長いだけ罪に対する償いにもなるのかもしれませんが。(死刑囚には執行の日付を事前には教えないらしいです。
だから、朝、コツコツという足音が自分の扉の前で停まらないことを祈り毎日を過ごす、とかという話を聞いたことがあります。)

ただ、宮崎の場合は判決を聞いた後も「何かの間違いだ」とつぶやき空想の中で生きているようなので、上記のような恐怖とは、縁が無いようなので性質が悪い。
ということで、一日も早い刑の執行を望みます。

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