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日本人の構造改革

Wed, 22 Oct 2003 03:07:03

今朝、出勤途中に民主党のマニュフェストをもらいました。
マニュフェスト、もう読みましたか?

道路公団改革、郵政公社の民営化、年金改革、地方財政の自立、教育制度改革。
少しずつ日本社会のひずみを解消しようという動きが出てきています。
ところで、日本社会のいびつな仕組みというのはいつ頃できたのでしょうか?

私は徳川幕府の300年間が今の日本人の根っこを作ったのではないかと思っています。(それとアメリカの占領統治とその教育制度ね。)
江戸幕府は士農工商という制度をこの国に作り、あらゆる観点からこの制度をうまく運営するための組織を作った。

戦国時代までの日本人は明るかった。
割と南国気質も強くあっけらかんとしていた。(と伝えられている。)
それが徳川300年を境に国民の大多数は考えることをやめ、日々に埋没していく。
決められた士農工商という名のカーストの中で決められた場所で決められた仕事をして生きていく。

徳川幕府の根本的構想のひとつに「幕府の許可無き事は禁止」というのがあった。
(と私は思う。)
この国ではあらゆることは原則禁止なのだ。
街道を旅するには関所札が必要だし(それも武士と商人のみ)階級によって髪形まで決められていた。

だからだかどうだか、今でも日本の法律の考え方は世界に類を見ないものが多い。
何ヶ月か前に日本の民法の考えがおかしいという話をここに書いたが、道路交通法然り。
道路は走ってはいけないもの?から考えがスタートして許可を取った者は自動車などで走ってもよい。ただし制限速度の表示のとおりに。表示がなければ無制限?
もちろん違います。車種によってあらかじめ制限速度が決められており表示がなければ車種ごとの上限を守り通行する。

車検制度?車の整備くらい国家権力にあれこれ言われなくても自分の身は自分で守るべきでしょ?
許認可制度?弁当屋ひとつ開くのにどれだけの許可が要るでしょう?
診療所を一つ開くなんていったら分厚い本一冊分の許可申請が必要になる。

もっとわかりやすいところでいえば看板ひとつとってもそう。
華厳の滝などの景勝地でよく見かける「立ち入り禁止」の看板。
あれが「私有地のため立ち入り禁止」なのならわかるのだが、「そっから先に行くと危ないよ」という意味で書かれていたりする。
アメリカあたりだと「ここから先は自分の責任で・・・」と書かれていたりするのを見たことがあるしカンボジアならただ単に「地雷原」と書いてあったりするが。

人は生まれながらにして自由であるはず。
少なくとも民権国家に暮らす人はそうであるはず。

しかし、この国の国民はいつの頃からか、自らの行動を他人に指示してもらうことに慣れてしまった。
何かをはじめようとするとき、「それって、やっていいの?」なんて考えるのはもう辞めにしましょう。