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週3日しか働かないということ

連休初日が急なアクシデントによって予定が中止になったこともあり連休が暇になってしまった。
なもんで、ぽけらーっと、休日についてあれこれ考えました。

さて、「ワークシェアリング」という言葉はご存じかと思います。
これって実現できたら、、、などという声が多い割には、一向に話は前に進まないですねー。
実際問題、例えばの話、自分の会社が明日から勤務時間を半分にして、その分、従業員を2倍に増やすなんて言う事ができるのか?という話。

そりゃ、無理っしょ。
採用にかける費用は誰が負担するの?
誰が採用した人を教育するの?
勤務時間が半分になった人達の給料は本当に半分でいいの?
いろんな問題が山積み。

でもね、最初の一歩として打つべき手は、週休3日制を導入することなのかなー?と思います。
まずは政府が週休3日制を宣言して、例えば、2010年には週休4日制にする!と宣言する。

すると、どうなるか?

3日目の休日は、月曜を休みにするのか水曜日を休みにするのか?等、意見は分かれるところかもしれないけど、そんなのはどーでもよい。
休みにすることで、個人の労働時間の全体量は減る。
かつて、この国が週休2日制を導入した時のように。

でも、会社の中には、減らせない業務が山ほどある。
週休2日になった時、そういう業務はどうやって回してきたかというと、1人でやっていたのを1.2人とか1.4人とかで回してきたわけだ。

これが一番現実的で、手っ取り早いワークシェアリング。

学校などはどうなる?どうする?
会社は週休3日とか4日にするが、学校は週休2日のままか、むしろ週休1日に戻す。
仕事と学業は別なのだー。わはは。(子供の敵。)

ただし、学校の先生は今まで一人が週に5日間を担当していた訳だが、それが4日とか3日しか担当しなくなる。
すると、教師が足りなくなる。

ならば、雇えばよい。

3日と2日、2交代制の担任。
月~水までの担任と、木金の担任。
生徒は、よりたくさんの大人と接する機会ができるし、教師の負担も減る。
ワークシェアリングって、こーゆーのでしょ?

ところでこの国が週休1日制から2日制に移行した時、企業は効率化と経済の成長を元に、その1日分を吸収した。
よって、大きな賃金削減は行われなかった。

しかし、時代が違う。
週休3日、4日制を実施するとなると、当然、収入減につながる。
これは致し方ない。

総収入の30%カットなどが各企業で実施される。
しかし、同様に勤務時間も30%オフされることにより、双方の選択肢は増えることとなるだろう。

時短を強制する代わりに企業は従業員に対して、兼業の自由を認める。
(休みの日は好きに稼いでくださーい。)
空いた2日間とか3日間を使って、例えばさっきの例でいうところの教師という職業を選択しても良い。
大学で教職課程を修習して、教員免許を持っていながら、まったく別の業務についている人って多いだろう。

空いた2日間とか3日間を使って、農業法人に勤めても良い。
郊外の農地で畑を耕すサラリーマン。
1人月の給与は支払えないが、半人月の給与なら支払えるという零細規模の農家でも、労働需要が掘り起こされるかもしれない。
また逆に、フルタイムで農業をやりたいとは思わないが、週に2日間だけなら、そんな仕事も良いな、と思う若者もいるかもしれない。

同様に空いた2日間とか3日間を使って、漁業をやってみる?
フルタイムだと不漁続きだと喰えなくなる恐れがあって踏み切れないが、生活の最低保障部分は他の3日間で働いて、残った時間をタイムシェアリングすることで漁業を務める、とか。
人生を豊かにするために、第二の職業を選ぶこともできる。

もちろん、そんな片手間で一人前にはなれねーよ、という声もあるだろう。
でも、後継者がいない漁業を続けるのと、週の半分以下の時間でも、若い人が集まる漁業はどちらが良いのだろう?

転職してスキルチェンジしたいと思っている人は、まずは空き時間からスタートしてみればよい。
完全に転職する前に、その業界を内側から見ることができる。

空いた時間をお金に換えるのではなく、自分で消費しても良い。
働き過ぎと言われている日本人は、もっとたくさんの時間を趣味に費やしても良いのかもしれない。
(その場合は今の7割の収入で生活せねばならんけどね。)

生活をダウンサイジングして、高級ホテルではなく、キャンプの旅を楽しめばお金をかけずに贅沢な時間が使えるかもしれない。
仕事の合間に年に一回取れた5日間の休みでヨーロッパを駆け足で回るのと、1ヶ月間まとめて休んで日本一周オートキャンプの旅に出る、なんていうこともできるだろう。(金はなくとも時間がある)

夜景を眺めながらの高級ディナーの回数を減らしてダッチオーブンで作った焼きたてのパンを食べてみたらどうだろうか?
(金はなくても、手間かける。)

父親の生涯のうち、子供と一緒に過ごしてあげるべき年月は短い。
子供が父親を認識するのが、物心ついた1~2歳の頃からだろうか?
コミュニケーションが取れるようになるのは3歳頃からかな?
その後、子供の歳が思春期を過ぎると、双方に子離れ親離れが必要になる。
コミュニケーションが取れ始めて、子供が親離れするまでの期間は、わずか10年余りしかないことになる。

その10年間は今よりもっと家族に時間を割いても良いのかもしれない。
実際には働き盛りの頃と年齢が重複するので、その年代のフルタイム労働者としては、充分に時間を割くことは難しいかもしれない。

でも、週休4日制が施行されたなら、子供が小学生の頃の6年間程度は子供と過ごす時間を増やしてもよいと思う人が増えるかもしれない。
小学生の頃であれば、勉強も教えられるだろう。
(中学、高校は無理ですが。。。(笑))
子供も喜んで一緒に遊んでくれる。
(中学高校と進むと徐々に遊んでくれなくなるだろう。段々と小遣いが欲しい時しか、話しかけてこなくなるかもしれない。。。(笑))

さて、現実的に収入が7割になって暮らせるのだろうか?
というか、実際に全家庭の所得が7割になるのだろうか?

今現在も、所得格差は広がっている。
週休3日制、4日制の実施は、高賃金層には所得の圧縮を、低賃金層にはあまり影響を及ぼさないものだと思われる。
むしろ、低賃金層には職業機会を増やす政策になると考えている。

そう考えると、高賃金高消費家庭にとっては厳しい政策かもしれない。
低賃金低消費家庭にとっては、職業機会が増えるだけ得になるだろう。
高賃金ではない、言い方を変えると、労働者ではないいわゆる本当のお金持ち家庭にとっては、これまで同様、投資活動による収益機会は変わらないだろう。
生き方が多様化し、労働流動性も高まる分、ビジネスチャンスも増えるかもしれない。

しかし、一人当たりの労働時間が減る分だけ多くの従業員を雇わねばならないので、雇用人数が増える分だけ固定的なコストが増える。
逆に、雇用人数が増す分だけ、一人の人間に負うリスクは減るので、一概に悪いとはいえないかもしれない。

ということで「ワークシェアリングを実現するんだー」等と大上段で構えるのではなく、週休4日制を導入すれば、結果的にワークシェアリングは実現できると思うのでした。
(連休中にポケラーっと考えたこと、でした。机上の空論かな?)

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ブランドコピー Eメール URL 2020年02月23日(日)05時48分 編集・削除

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