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一方的に助けてもらおうと思うなよ

Wed, 6 Jun 2001 23:54:58 +0900

日本政府のミサイル防衛構想に対するあいまいな姿勢が問題になってきているようです。
日本政府は今まで、射程3000km以内のミサイルを対象とする戦域ミサイル防衛構想(TMD)は専守防衛の範囲内で、射程3000kmを超えるNMDについては日本はかかわらないという姿勢でした。
ところが、アメリカ政府はTMDもNMDも区別せず、単に「ミサイル防衛構想」として表現し始めたことが事の発端です。

新構想の下では他国に飛来するミサイルを自衛隊が迎撃する事態も想定され、政府が「憲法上許されない」とする集団的自衛権の行使に抵触する恐れも出てくるらしいです。

でもこれっておかしな話ですよね。

同盟国を狙って発射されたミサイルを打ち落とす能力を持ちながらただ見ているのが正義なのでしょうか?

自分の隣人の家に火炎瓶を投げつけようとしている変質者を見て、自分はその火炎瓶を取り上げる腕力を持ちながら、家訓に触れるからとただ観ているのと同じです。
そんな家訓はクソ食らえと思うのは私だけでしょうか?

その上、自分の家がその変質者に攻撃されたときは、さっきまで攻撃されているのをただ見ていた自分がその隣人に助けを求めるのでしょうか?
どのつらさげて?

はてはて、おかしな国です。