記事一覧

耳掻き道4級(履歴書記載は3級~)

私、先日amazonnで耳掻き買いました。

私どうやら耳垢が溜まりやすい耳の構造のようなのですよねー。
空気中の日常生活ではあまり問題はないのですが、海に潜ったりすると耳垢が溜まっていると水を含んでしまい、耳から水が抜けづらくなったりするんです。
そのため、水から上がっても、しばらく耳が聞こえづらい。
ゴロゴロと水が入っているのがわかるのですが、なかなか抜けない。

数年前ダイビング後、片耳が数日経ってもよく聞こえないので、耳鼻科に行って診てもらったことがあります。
「あーあー、こりゃ聞こえないだろ。」と言いつつ、ピンセットでズルズルと巨大な耳垢を引っ張り出す。文字通り引っ張り出すという状態でらせん状に耳にへばりついた耳垢が先生の片手の脱脂綿一杯に取れる。
耳の中では「バリバリ」という音とともに、貼り付いていたものが剥がれる感覚があり、すぐに良く音が聞こえるようになった。

でもね、なかなか自分では取れないのよ。
人に取ってもらうにしても、耳鼻科の先生ほどは無理。
彼らは鼓膜まで見ながら取るわけだけど、素人がどんなにライト当てても鼓膜は見えない。

なんか、素人でもできることはないのだろうか?
便利な道具ってないの?
科学の進歩著しい21世紀においてどんな耳掻きがあるのか?と、ネットで検索すると、あるある。いろんなタイプがあります。

一般的なスプーン型はもとより、円盤型とかスパイラル型とか形も様々。
形だけでなく、スコープ付きとかライト付き、吸引式なんつーのもある。
素材だって、竹やプラスチックはもちろん、ステンレスから銀、チタンまで。天然素材ではツゲ、象牙、鼈甲、クジラの髭なんていうのもあるらしい。

はて?沢山ありすぎて選べない。。。

耳垢のタイプによって選ぶものを変えると良いらしい。
湿式か乾式かによっても違うし、粉タイプかこびりつきタイプか?等によっても選択肢は変わってくる。

粉タイプはやはり綿棒等が使いやすいだろうけど、こびりついている人だと綿棒では取れない。むしろ、奥に突っ込んでしまうことになり易い。
私のようなこびり付きタイプの場合はプラスチックや金属製等のしっかりとした素材の、円盤型とかスパイラル型で引っ張り出すのがよいらしい。

一番良くないのが間違って奥に詰めてしまうこと。
なので、スプーン型よりも360度引っ掻きだせる円盤型とかスパイラル型が使いやすそう。
周りに触らないように奥まで突っ込み、360度、こすりながら外に掻き出す。これで、奥に突っ込んでしまうことはないはず。

ということで「驚く程取れる」というキャッチコピーのプラスチック製のスパイラル型を選びました。
色は黒。耳垢が目立つでしょ?

耳掻きは、よっぽど耳の穴が大きな人でもできるだけ、細いタイプを選んだほうが良いらしい。
さっきも書いたが、奥に耳垢を押し込んでしまっては良くないからだ。
耳掻きを耳の穴の周りに触れない様にして奥まで入れるのには、細いタイプが使いやすい。
耳の穴が大きくても小さくても細い方が使いやすいわけだ。なるほど。

注文後、待つこと3日間。
「驚くほど取れる」耳掻きが配達された。
早速試してみる。
ホジホジ。ホジホジ。ホジホジ。

んーなんか、よくわからなーい。
結局いつもと同じくらいしか取れないような気がする。
そもそも、それしかないのかな?
もっと素人には取れない奥にあるのかな?

アキバのメイドさんが俺よりも上手とは思えないし、やっぱり耳鼻科に行くのが良いのかな?
インドに行った時に試す勇気がなかったのですが、耳掻き屋さんという人がいた。耳掻き道の師範だそうな。
見た目は完全にホームレスのおっさんで、頼むといくらだったけなぁ?
20パイサとか、50パイサとだったと思うけど、ホジホジしてくれる。
(1ルピー=100パイサで、1ルピーは約3.5円。)
2円とか1円とか支払って、鼓膜に穴あけられても、、、、ということで、ビビってやってもらいませんでした。

ただ、聞くところによると「神の如き手技で、恍惚とした時間の後、我に返ると多量の耳垢を取り出されている」との噂もある。さすが師範!
どなたか弟子入りして日本で開業してはどうだろうか?
是非、待っている!