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他人の不幸は蜜の味

ここ最近、PCが壊れたり、携帯が水没したり、様々な障害に見舞われています。
「他人の不幸は蜜の味」ですので、私の不幸をご紹介。(虚脱感)

ことの発端は普段使っているPCが故障したところから始まります。
3年程使っていた端末が故障。
ふたを開けてあれこれ調べてみるとどうやらハードディスクが壊れた様子。
ネジを外してハードディスクを引っこ抜くと、「SeaGate製」のハードディスクでした。
この会社はメーカー保証が5年間あるので、、、という話はこないだメールで書きましたね。
んでもって、新品のハードディスクが送り返されてきました。

すぐに直せば良いのですが、OSをインストールしたり、WindowsUpDateしたり、アンチウィルスをインストールしたり、各種アプリケーションを入れたり、使い易いように各種設定を直したり、、、と考えるだけで気が重くなり、そのままバックアップ用のオンボロパソコンを使い続けていました。
新品ハードディスクは放置です。

と、そんな時。
携帯電話をトイレにドボン。
完全に水没しました。
使用後のトイレだったら、見なかったことにして流してしまおうと思いましたが、使用前のトイレに落としてしまったので、引き上げてみる。
(購入1年しか経っておらず、もちろん保険は未加入。)

"ウン"は付いていなかったものの、なんだか点くべきランプが点灯せず、点灯すべきではないランプが点いている。
具体的には、充電していないのに充電中の赤ランプが点灯して、メールの着信を知らせるLEDは何をしても消灯したまま。

しかも、点灯している赤ランプはだんだん光が弱くなっていく。
電源を切らねば!と、トイレットペーパーで包んだ携帯を開けて電源ボタンを押す。
しかし、何故か電源が落ちない。
電源ボタンを押しても電源が落ちないのに、しばらく経ったら、全ての表示が消えてしまう。
その後は電源ボタンを押しても起動せず。。。

相前後して、例のバックアップPCが起動しない!
電源を入れても「OSが見つかりません」だと。
CDブートしてOSの復旧を試みるも「OSがインストールされていません」って。
そんなバカナ。

さすがに本番機とバックアップ機の両方が壊れると、帰らぬものとなるデータが多量に発生する。
さっさと、バックアップ機のデータを本番機に戻して、使っていれば良かったものの、そのまま使っていたことが致命傷となる。

全身、とほほに包まれ、その日は就寝。。。
この日からしばらくは携帯とパソコンの無い日々を送ることになったのでした。

*****************その後********************

完全に水没した携帯は電源が入らない状態になっていました。
この携帯を2昼夜、部屋干しし、その後、ドライヤーで10分間加熱。
室温に冷えたところで、充電コードを差し込むと!
充電中ランプが点灯!

つづいて電源ボタンをONに!
久しぶりに見る、いつもの携帯の待ち受け画面が登場!
復活の日、です。
カメラやらレコーダーだとか、すべての機能が復活しました。
(頭の中では何故か大音量で「第九」が流れていました!)

これで話が終われば幸せな話となるのですが、、、

例のバックアップ用のオンボロPCを使い続けて2週間。
突然、そのバックアップ用PCのハードディスクも故障した。
顔が青ざめる。
(浜松町の文化放送本社の壁に貼ってある大竹まことの顔のようになってしまった。って、わかんないか。真っ青なんだけど。)

流石に2台壊れてしまうと、データも帰らぬものに。。。

泣きながら、HDDを買いに行く。
いつもHDDを買う時は1万円を持って行く。
さて、どれ位の容量のHDDが買えるだろうか?

なんと、1TBのHDDが9800円。
1TBつったら、1000GBでっせ。そんなでっけーのが買えるのー?

HDDの故障にはコリゴリなので、5年保証のメーカーのものを選ぶ。
するとおなじみ「SeaGate」と韓国の「サムスン」が5年保証だそうな。
SeaGateは流石に1TBは1万円では買えないので、サムスン製を購入。
(これが間違いの始まりだったとは、この時は露知らず。)

帰宅後、HDDを取り換えて接続!
Cドライブを交換した為、WinXPのCDからブートする。
パワーONっ!
んあああ?
BIOS画面ではHDDを認識するが、Windowsのインストールで失敗する。

何故かフォーマットで失敗するのだ。
では、HDDを分割してやってみよう。
んーと、半分ずつだから4000MBずつ。。。ん?
4000MB?
400GBじゃないの?

良く見るとHDDは8GBしか認識できていない。
てっきり800GBしか認識していないと思っていたら、桁が違う。
わずか8GBしか、認識されていなかったのでした。
(たったDVD2枚すら入らない大きさじゃないかー。)

こーゆー時、IT業界で仕事をしていると心強い。
周りに詳しい人がたくさんいるのだ。(後にこれが仇となるが。。。)
彼ら曰く
「サムスン製のHDDは相性がある」「SATAのI/O速度があっていないと間違った容量でしか認識できないことがある」「SATAのI/O速度はBIOS画面で変更できる」「SATAのHDDもジャンパ設定がある」等など、皆様ありがたいアドバイスを投げかけてくれる。

僕のPCのBIOS画面ではSATAのI/O速度の変更画面なんてないんですが。。。
じゃ、BIOSのアップデートしてみたら?
って、簡単に言いますが、BIOSアップデートは失敗してしまうと二度とPCが起動できなくなる。
その場合、保証期間であっても有料修理になるので、よっぽどのことがない限りアップデートは不要です、というのがマザーボードメーカーのアナウンス。

んーーー、これはよっぽどのことだから、アップデートしてみるか。。。

あれこれ、あれこれ。
BIOSのアップデートだとか、HDDメーカーの英語サイトをエキサイト翻訳君に読んでもらいながらHDDのドライバを新しくしたり、HDDメーカー特製のソフトでI/O速度を変更するブートCDを焼いてみたり。。。
あれこれ、あれこれ。。。

結局、ダメみたい。
相性悪いのかな?性格の不一致ってやつなのかな?
(相性とか性格って、あーた、そんなアナログなー。)

半ば諦めつつ、販売店に持っていく。
性格の不一致だったら、USBか何かの外付けのケースを購入し、他のPCの外付けHDDとして使うしかないかな。。。
その場合、壊れたCドライブ用には新しいHDDを買わねばならないな。
などと考えながら。。。

「あ、これ初期不良ですね。新品と交換します。保証書を見してください。」
「あへあへ、保証書?買った時貰った書類は、これだけだけど。。。」
「商品の入っていた箱はありませんかねー?箱に保証書が印刷されていたのですがぁー。」
「んぐぅあーーー。箱なんて3秒で捨ててしまった。。。」

すったもんだの末、「今回だけですよー」と言いながら交換してくれた。
帰宅後、無事、HDDは交換でき、まっさらのPCが出来上がりました。
(さっさと販売店に持っていけばスグに直っていたのになー。皆様、貴重なアドバイスの数々をありがとう!大変、勉強になりました!)

しかし、まっさらなPCが出来上がっても、本当は嬉しくない。
ボタン一発でメールが読めて、クリック一つで、お気に入りのWebページに飛ばないと嫌なのだ。
ましてや、ネットバンクやら、いろんなサイトのパスワードなんて、自慢じゃないけど、覚えちゃいない。

1台目のPCが壊れた段階では、データはほぼ元通りにできる状態ではあったのだが、今回は2台目が壊れてしまい復旧できないデータが多数発生した。
ここ1年間のメールなどのデータは、すべて消失。
1年前のPCに入っていたデータの状態にはなんとか戻せそうな感じはする。(このPCで仕事もしていたので、仕事上のデータが消えたのは痛い。今は会社も事務所があるのだが、事務所には私のPCは置いていない。自宅のPCで業務を実施していたのだ。。。)

最悪なのは、ハードディスクを認識しない騒ぎの途中、仕事関係のバックアップが満載されていた、USBメモリ(512MByte)も誤って領域解放してしまっていた。
(これは完全にヒューマンエラーでした。ハードディスクをうまく認識できず再フォーマットを何度か実施する際、なんで小さなパーティションがいくつも発生しているのだろう?と勘違いして領域解放してしまったのでした。)
ファイナルデータというデータ復旧ソフトでは復旧できなかったのだが、データレスキューというソフトでは、いくつかのファイルが復旧できたのでした。

しかーーし、肝心な、インターネットバンクのIDとパスワードだとか、自分のホームページのFTPパスワードだとかがぎっしり詰まったパスワード管理ソフトのバックアップは復旧できず。。。とほほ。

さて、その日から、不明なパスワードやアカウントIDを探す、長く険しい旅が始まったのでした。(まだ、道半ばですが、すでに行き倒れそう。。。)

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